Are You BUMPer?

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#2 ラフメイカー


「グスンッ・・・ヒック・・・・・」

























           「コンコンコン」












誰だよ・・・こんな時に。




               「どちら様?」
























「名乗る程大した名じゃないが、誰かがこう呼ぶ。"ラフ・メイカー"。アンタに笑顔を持ってきた。寒いから入れてくれ。」














「ラフ・メイカー?冗談じゃない!!そんなもん呼んだ覚えはない!構わず消えてくれ。そこに居られたら泣けないだろう!」




















                     「コンコンコン」

















あの野郎・・・・まだ居やがったのか。


 「消えてくれって言ったろ!?」














「そんな言葉を言われたのは、生まれてこの方初めてだ。非常に悲しくなってきた。どうしよう、泣きそうだ」












「ラフ・メイカー?冗談じゃない!アンタが泣いてちゃ仕様が無い。泣きたいのは俺の方だ!こんなもん呼んだ覚えはない!」



















しゃっくり混じりの泣き声が響く。
すっかり疲れた泣き声が響く。









     「今でもしっかり俺を、笑わせるつもりかラフ・メイカー?」













「それだけが生き甲斐なんだ・・・笑わせないと帰れない。」











もういいかな・・・部屋に入れてやろう。


しかしドアが開かない。溜まった涙の水圧か・・・



「そっちのドアを押してくれ。鍵なら既に開けたから。」









                「・・・・・・・・」







「ウンとかスンとか言ってくれ!どうした?おい!まさか!?」









おいおい・・・冗談じゃない。信じた瞬間に裏切りやがった。今更俺一人置いて、逃げやがった・・・

ラフ・メイカー?冗談じゃない!






                           「パリーン!!」









逆側の窓が割れた!?










鉄パイプ持った泣き顔の男が立っていた。






            「アンタに笑顔を持ってきた」











小さな鏡を取り出して、俺に突きつけてこう言った。







            「アンタの泣き顔笑えるぞ」























                   呆れたが


                         なるほど



                                   笑えた



















まんまですゃん!!!と突っ込まなぃで下さぃ↓笑
結構簡単にできてしまったw


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