記事 かんべえの府姑息発言 選挙結果
<10月23日>(月)
○前回とほぼ同じ投票率、というのが出発点です。ただし18歳投票権のお蔭で、ちょっとだけ母数が増えていますね。その分 、
「若者に強い自民党」が前回に比べて100万票くらい上乗せしていることが読み取れます。
議席数は改選前と同じ284議席。全体で10議席減っていますから、これは実質的には大勝利と言えます。
○他方、公明党は700万票の大台を割りました。これは大いにショックを受けているはずです。議席も34から29に5議席減りました。自民党が応援で手抜きをしたのか、それとも組織が緩んでいるのか。党内は荒れるでしょうね。
○次に希望の党と立憲民主党は、なんと合わせて2000万票でした。民主党が2000万票以上を稼いだのは2009年以前のことで、2012年、14年は1000万にも届かなかったわけですから、党を分裂させたのは大成功と見ることもできます。 真面目な話、自公で2553万、希立共で2516万、ほぼイーブンじゃないか、ということに気付くわけです。
○まあ、実際にはこれから、①両院協議会で全会一致で合流を決めたはずの「希望の党」、②我こそは正統な後継者を自認する「立憲民主党」、③参院にそのまま残っている「民進党」、それに④無所属で勝ち上がってきた野田佳彦元総理など、の四つどもえの「跡目争い」(遺産相続)が始まるわけで、どんなに見苦しいことになるか、ちょっとワクワクしますね。
○希望と立民の2000万票はどこから奪ったか、というとひとつは維新の会が500万票も減らしています。これは希望の党に流れたんでしょうね。それから共産党も150万票くらい減らしています。これは立憲民主党への選挙協力の結果ですから、いわば「輸血」みたいなものですね。そうそう、前回はあった生活の党(現・自由党)の100万票も流入したことでしょう。
○当初の読みとしては、「2005年に小泉首相を支持し、2009年に民主党に入れて、2012年と14年は家で寝ていた」無党派層(おそらく1000万票くらいある)は、どっと小池支持に動くんじゃないかと思われました。しかし彼らは今回も家で寝ていたようです。いや、台風で選挙どころではなかった人も少なくなかったことでしょうけれども。期日前投票をフルに使ったとはいえ、投票率53.68%はやや残念な結果であったと思われます。
○てなことで、 やっぱり野党分裂の効果は大きかった。 自公で併せて313議席。3分の2ルールを使って衆院再可決もできてしまう。いや、参院も自公で6割の議席を持っているんだから、その必要もないんですけど。 それにしても昨今、「与党が勝って結果は現状維持」という選挙は世界的に見て希少です。すごいですなあ。
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