「日韓併合」以外の道はあったのか
池田信夫
2018年02月11日13:54
カテゴリ法/政治
アゴラの記事の補足。
「日本は植民地支配でいいこともした」とか
「白人がアジアでやったことを日本もやっただけだ」
という話は、1910年の「日韓併合」までは正しい。
植民地支配は19世紀まで悪ではなく、強い国が弱い国を支配するのは当たり前だった。
「民族自決」などという原則もなかったので、日本の朝鮮支配は世界に認められた。
しかし第一次大戦で、植民地戦争が莫大な損害をもたらすことを認識したヨーロッパ諸国は、1928年の不戦条約で戦争を違法化した。
その時点の植民地を「権益」として認め、それを軍事的に変更する行動は「侵略」とされた。
これは列強の既得権を合法化するご都合主義だが、日本も不戦条約を批准したのだから、1931年の満州事変以降の戦争は明らかに国際法違反の侵略だった。
この考え方は、極めてロジカルでフェアだと思う
だが日本の朝鮮・満州支配には、戦略的な必然性があった。
1905年のポーツマス条約で日本の得た満州の権益は、国際連盟も認めた。
日清・日露戦争で日本が負けていたら、独立国として統治能力のなかった朝鮮は、ロシアの植民地になったおそれが強い。
そして第一次大戦後はソ連の植民地になり、今の北朝鮮のような社会主義国が朝鮮半島を支配したら、第二次大戦は朝鮮から起こったかもしれない。
この部分は私がたびたび主張している事と同じ事を述べている
さらに、私は、次のことも主張している
もし、日本が朝鮮を併合しなかった場合
ソ連が朝鮮半島を植民地にした事は間違いないのだから
戦後は北朝鮮領土のみならず
半島の南半分も、北朝鮮状態になっていたことは間違いない
したがって、韓国という国は存在していないはず
こういう事を述べている
植民地支配以外の道はあったのだろうか。
続きは2月12日(月)朝7時に配信する池田信夫ブログマガジンで。(まぐまぐに引っ越します)
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