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2013/12/29
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カテゴリ: 今日のシメイ
数日後、子明はふらふらと歩きながら考えていた。
「なぜ文官たちはあんなにも反対するのか?
 それにしてもあの張昭殿が降伏を進めるのが解せない・・・」
「ほう、そこを疑問に持つとはさすがだな」
子明の独り言に別の声が混じってくる。
後ろを振り返ると、
「しゅ、周瑜様!」
「その答えを導くには孫権様の性格が関わっている」
「性格、ですか?」

 決断力が鈍るところがある」
「決断力・・・」
「議論が白熱すれば、勢いをもって決戦に挑むことができる」
「でも、降伏論の勢いが増したら・・・?」
その疑問の答えも周瑜は用意していた。
「孫権様と張昭殿の関係は知ってるな?」
「それは主従関係ですよね・・・?あ、もう一つあった。教育係か」
子明は昔を思い出し、
「孫権様は苦手だと言っていた」
「今や、苦手どころか嫌いになってるがな。
 だから、張昭殿の意見とは反対する思考が働く」

「張昭殿の説教は年季が増してるからな」
「あれよりも・・・」
周瑜は本来の目的に話を進める。
「諸葛亮はどんな奴だった?」
「どんな?・・・諸葛瑾殿にあまり似てなかったですね。

「そうか、お前は同盟についてどう思う?」
そう聞かれた子明は、必要なら仕方がない、と答えると、
周瑜は同調した上で、この同盟の利点と欠点を述べていく。
民から人気がある劉備と同盟を組むことで、民の信頼は集まるかもしれないが、
今後、劉備が力を持てば邪魔になる可能性がある。
「それなら、同盟をしなければよいのでは?」
「そうは言っても、同盟は魯粛の意向だからな」
「魯粛・・・」
「お前は知らないだろうが、魯粛は曹操と天下を二分しようと提言した男だ。
 これからは前線が激しくなる、私一人で立ち回れる範囲ではないからな。
 魯粛には任せられる能力がある」
周瑜は向きを変え、
「これから孫権様のところに行く。お前も来るか?
 どうせ召集かかるんだし」

「周瑜、戻ってきたか。呂蒙、お前も来たか」
子明が一礼すると、孫権は
「悪いんだが、明日もまた来てくれるか?」
「明日、ですか」
「あぁ、それで甘寧と凌統、あと蒋欽を連れて来てくれ」
「甘寧と凌統、ですか」
「頼むぞ」
その後、一同が集まり、周瑜と諸葛亮が対面する。
「お初にお目にかかります、諸葛亮です」
「どうも、周瑜です」
挨拶はそこそこに議論に入る。
「兵力差など恐れるに足りません。策を用いれば勝つことは可能です」
「では、その策とは?」
「ここで不用意に話すわけにはいきません」
「話せぬ、とは・・・。それでは、賛成できません」
そこへ諸葛亮が話を変える。
「では、曹操を退かせる策を教えましょう」
その言葉に孫権が声をあげる。
「まさか、そのような策があるというのか?」
「えぇ、いたって簡単な方法です」
その場の空気は一気に静まり返った。





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Last updated  2013/12/29 12:19:59 AM
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