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幼児教育科 保育者論にて、発達障害児支援を学びました。5月15日(水)保育者論の授業にて、発達障害児支援を学びました。次週、児童発達支援センターに訪問し、療育活動を観察するにあたって、療育で展開される理論と実践をレクチャーしたあと後、ボディソックスを体験したり、ソフトブロックを使った遊びを組み立てました。前庭覚と固有覚を意識して、足裏の感覚刺激を促す遊びをチームに分かれて組み立て、相互に評価しあいました。終了後は、玩具を消毒するなど基本的な保育スキルも学びました。[清泉女学院短期大学]奇しくも私の母校の系列校です。今ではしっかりと発達障害児支援の項目があるんですね。将来の保育に明るい兆しを感じますね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2024.04.30
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鉄道運賃の半額割引き、条件キツくないですか? 精神障害者にもようやく制度整うけど恩恵は限定的JR旅客6社が、2025年4月から精神障害者の運賃割引制度を始める。東京メトロや京成電鉄などの大手私鉄9社も、今年から来年にかけて相次いで開始する。導入済みの事業者と合わせて、JRグループや大手私鉄16社の全てで実施されることになり、先行していた身体障害者、知的障害者の水準にようやく並ぶ。ただ、日常生活で利用するには厳しい条件がなお残る。精神障害 統合失調症や双極性障害、てんかん、薬物やアルコールなどの依存症、高次脳機能障害、発達障害などを指す。2023年版の厚生労働白書によると、推計で全国に614万8000人おり、身体障害の436万人、知的障害の109万4000人を上回っている。◆身体、知的障害者の割引制度は30年以上前に開始JRが今年4月に発表した割引制度では、精神障害の重さや一緒に乗る介助者の有無、乗る距離などに応じて、普通券や定期券などを半額にする。いずれも30年以上前に割引を始めた身体、知的の障害者と同様の設定にした。 対象者は、障害が最も重い精神障害者保健福祉手帳1級の人が「1種」、2級と3級の人は「2種」に分けられ、1種や12歳未満の2種の人が介助する人と一緒に乗ると、2人とも割り引かれる。一方、1種も2種も1人で乗る場合は、片道の営業距離が100キロを超えない限り割引は適用されない。 距離の条件は、JRの前身の国鉄が身体障害者の運賃を軽減する際に設定。知的障害者に続き、精神障害者の割引でも反映された。障害の等級や距離に関係なく普通券を半額にする京成電鉄などの一部を除き、大手私鉄各社はJRと同じような条件にしている。 首都圏に多くの路線を持つJR東日本の担当者は、割引制度の導入について「共生社会の実現に向けた『共助』という観点を踏まえた」と説明。一方で、公共性のある割引は本来、国の社会福祉政策で行われるべきだとの見解も示す。事業コストの増加や他の利用客の負担増にもつながるとして、制度の拡充には慎重だ。◆運賃の負担重く、外出にハードル「ちょうど昨日、100円均一のお店に電車で買い物に行こうとしたけど、運賃が何倍も高くつくことに気付いてやめました」。中学校時代から拒食症やうつ症状などと向き合ってきた相良真央(さがらまお)さん(40)は、取材にこう苦笑した。 相良さんは宮崎県出身で、精神障害者保健福祉手帳は2級。2016年の熊本地震で被災した熊本県で、同じような境遇にある仲間の居場所づくりに奔走した後に上京し、現在は一般社団法人「精神障害当事者会ポルケ」(東京都大田区)の理事を務めている。 都内では鉄道を使う機会が増えた分、運賃の高さに頭を悩ませてきた。月収は障害年金の7万円ほど。家賃を支払った後の残りを切り詰めて暮らさざるを得ず、数百円の運賃でも負担感は大きい。相良さんは精神障害者の割引制度について「自宅にこもっていると鬱々(うつうつ)としてしまいがち。外出しやすくなるのは歓迎したい」と受け止める。◆宇都宮駅や熱海駅まで行かないと… だが、JRの割引制度では、1人での乗車は営業距離が100キロを超えないと半額にならない。東京駅で乗車する場合、宇都宮駅(栃木県)や熱海駅(静岡県)まで行く必要がある。近場での日常の買い物などには向かない。障害者手帳1級より圧倒的に数が多い2、3級の人への恩恵は限定的と言えそうだ。 精神障害者の運賃割引制度を導入するように訴えてきた全国精神保健福祉会連合会(通称・みんなねっと)の小幡恭弘事務局長は「悲願はかなったが、まだスタートラインに立ったばかりだ」と強調。一般的に障害者の収入は低いため、障害の種別にかかわらず、距離の条件を撤廃することなどを鉄道会社に求めていく考えを示した。同様の要望は、日本身体障害者団体連合会なども掲げている。[東京新聞]誰もが外出しやすい社会であって欲しいものですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2024.04.29
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知的障害がある入所者から250万円詐取、13年も「経済的虐待」続ける…茨城の施設に行政処分 施設に入所する障害者を虐待したとして、茨城県は17日、同県東海村の障害者支援施設「第二幸の実園」に対し、障害者総合支援法に基づく指定を8月18日から3か月間停止する行政処分を発表した。施設は期間中、運営資金として行政からの「自立支援給付費」が受給できなくなる。同施設には、重度の知的障害者ら約50人が入所。発表によると、職員が入所者に暴行を加えてけがをさせたほか、指定の時間外に農作業をさせる身体的虐待を行っていた。また、職員が入所者からの預かり金計約250万円をだまし取ったり、一緒に行った旅行費用の一部計約18万円を入所者に負担させたりしていたことも判明。こうした経済的虐待は、2008年から約13年間続いていたという。[読売オンライン]よくも13年間も知られずに続いたものだと監督責任も問われますね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2024.04.28
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コクヨ、発達障害の中高生支援へ実証試験 GPS機器活用コクヨは共働き世帯の家族のコミュニケーションを促すための製品を発達障害のある中学生や高校生の自立支援に活用する実証実験を始めたと発表した。親が子供の通学を見守るための全地球測位システム(GPS)機器を使い、支援施設にひとりで通所できるよう手助けする。大阪市内の支援施設に通う中高生の家庭に、コクヨの製品を無料で貸与する。貸与するのはコクヨが2023年に発売した(あらゆるモノがネットにつながる)IoT商品の「Hello!Family.(ハローファミリー)」シリーズの3製品。親が子供の通学を見守るGPS機器のほか子供の宿題管理ができる据え置き型の端末など計14台を無料で貸し出す。発達障害のある中高生がひとりで支援施設に通う訓練に使うほか、宿題管理ができる端末でやるべきことを忘れない習慣を身に付ける練習をする。実証実験は6月中に終える見通しで、7月中に検証結果を公表する予定だ。[日本経済新聞]コクヨは共働き世帯で家族のコミュニケーションを促す製品を発達障害のある子供の自立支援に活用する無料貸し出しで実証実験、GPS機器も進化していますね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2024.04.27
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軽度の知的障害ある生徒に専門的職業教育 2年後に3か所開校軽度の知的障害のある生徒に専門的な職業教育を行う「高等特別支援学校」が、2年後の2026年度に県内の3か所に開校することになりました。「高等特別支援学校」は、軽度の知的障害がある生徒が特別支援学校の中等部や中学校を卒業したあと、将来的に企業や役所に就職することを目指して通う学校です。県は宮崎市など4か所に設置する方針で、このうち都城市と延岡市、日南市では、既存の県立高校の空き教室を活用して開校する予定です。県教育委員会によりますと、この3校について、教室の内装を変えたり、カリキュラムを整えたりするメドがたったことから、2026年度に開校する方針を決めたということです。また宮崎市には、みやざき中央支援学校の敷地内に新たに校舎を建設し、2027年度の開校を目指すことにしています。高等特別支援学校では、生徒たちが農業や商品開発、福祉について実践的に学べるよう、農家や企業などに出向いて実習を受ける機会を多く設けることにしています。障害の軽い生徒も重い生徒も一緒に学ぶ特別支援学校の高等部とは違い、障害の軽い生徒を集めることで、専門的な職業教育を行うことができるということです。県教育委員会は「知的障害の生徒が増え、特別支援教育のニーズも高まっている。個々の生徒に合った教育の充実を目指したい」しています。NHK NEWS WEB [宮崎 NEWS WEB] 将来的なことを考えて、宮崎に移り住む方が増えそうですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2024.04.26
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救急隊は「けいれんじゃない。大丈夫」と搬送せず、でも3歳の息子は重度の知的障害に 信じたのに…今も苦しむ家族、救急現場で求められる対応とは?茨城県つくば市で昨年4月、高熱を出して震え続ける当時3歳の男児について、駆け付けた救急隊がけいれんではなく緊急性は低いと判断し、搬送を見送った。男児はその後、けいれんで発症する急性脳症と診断され、重度の知的障害を負った。家族は「搬送していたら、結果は違ったのではないか」と、今も苦しんでいる。市は第三者委員会を開き、当時の対応を検証中だ。 乳幼児は自分で体調の異変を説明しきれない。専門家は救急現場での判断の難しさを指摘し、訓練を積む必要性を訴えている。 ▽41度の発熱、がたがたと震え呼びかけに返答しない 2023年4月16日午前0時半すぎ、父親は隣で眠っていた当時3歳の健ちゃん(仮名)が「うー」とうなり、がたがたと震えているのに気付いた。顔色も唇も青白く、呼びかけても返答がない。熱を測ると41度あった。 前日の15日は風邪気味のため小児科を受診。夜8時ごろに38度に上がったが、元気なまま寝付いた。数時間後の急変だった。これまでも高熱を出したことはあるが、明らかに様子が違う。すぐに119番した。「熱があり、けいれんもしています」。通報の経験はなかったが、迷っている暇などなかった。10分もしないうちにサイレンの音が聞こえてきた。到着を待ちきれず、震え続ける健ちゃんを布団でくるんで抱き上げ、玄関外の軒下で母親と待った。救急車から降りた隊員は、父親が抱えたままの状態で健ちゃんにライトを照らし、瞳孔や酸素飽和度を確認。そして、こう話したという。「けいれんじゃない。寒さから来る震えなので、大丈夫です」。 外は暗く、街灯もない。「明るい救急車の中で確認しなくて状態が分かるのだろうか」。両親は疑問を感じたが、「救急隊が言うのだからそうなのか」と少し安心する気持ちもあった。「自分で連れていけますか?」という問いかけにうなずかざるを得ず、救急車は去っていった。 ▽人工呼吸器を付け集中治療室に…医師は「亡くなる可能性もあります」 すぐに自家用車で約20分かけて市内の救急病院に向かった。待合室で30分近く待つ間、健ちゃんの熱はさらに上がった。目の焦点が合わず、震えも強くなったように感じた。「薬をもらえれば落ち着いて帰れるはず」。両親は健ちゃんを抱きしめながら、救急隊の言葉を信じていた。 診察室で医師は、健ちゃんを一目見るなり奥の処置室に運んだ。人工呼吸器を付けられ、慌ただしく集中治療室(ICU)に。「急性脳症の疑いがある。亡くなる可能性もあります」。医師の言葉に両親はぼうぜんとした。 健ちゃんは一命を取り留めたものの、けいれん重積型急性脳症と診断され、重い知的障害が残った。一家の生活は激変した。保育所に通い始め、語彙が増えて喜んでいたところだったが、退園せざるを得なかった。現在は4歳になったが「パパ、ママ」と言うことも、呼びかけに返事をすることもなくなり、意思疎通に苦労する。健ちゃんをサポートするため、母親は正社員として働くのを諦めた。不意の動きで怪我をしたり、家族に噛みついたりしないように自宅でも絶えず見守る必要がある。「体は大きいのに0歳になっちゃった感じ。一日一日が必死で精いっぱい」と母親はつぶやく。 ▽意識レベルの低下を「眠っている」と誤って評価されるケースも日本小児救急医学会の井上信明理事(54)は、今回の事案について「救急隊員は、子どもが呼びかけや、体に刺激を加え痛みに反応するかといった意識レベルの確認は必ず行うはずだ。ただし、子どもの場合は意識レベルの低下を『眠っている』と誤って評価されるケースがある。つくば市の救急隊員がどのような評価をしたのかが焦点となる」と指摘した。 つくば市消防本部は「観察の結果、緊急性が低く、家族からの同意が得られたと判断し、搬送を見送った」と対応に問題はないとしたが、過失がなかったか調べるため2024年3月、弁護士2人、医師1人による検証委員会を開いた。 家族はあの夜の場面を何度も思い出す。「『大丈夫』との言葉を信じ、同意せざるを得なかった。判断ミスと認めてほしい。搬送していたら脳のダメージを少しでも軽くできたのではないか」。全容の解明を願っている。 ▽搬送に消極的な姿勢に不信感、でも動揺する母は隊員に言い返せず「あわや」という事例もある。昨年6月末、千葉県船橋市で1歳の結ちゃん(仮名)の顔色が悪く、呼吸も早いことに、母親が気付いた。結ちゃんは0歳のときに呼吸の状態が悪くなり、入院したことがある。数日前に風邪の症状で小児科を受診し、薬はもらっていたが、不安が募った。自宅にあるパルスオキシメーターで酸素飽和度を測るとかなり低い値が出た。熱はないが、名前を呼びかけても目を閉じる。異常を感じ、すぐに救急車を呼んだ。 救急隊は結ちゃんの呼吸状態などを確認。酸素飽和度も測定し、正常の範囲内と判断した。母親は自らの測定結果や、普段と様子が違うことを訴えた。しかし「病院に行っても帰される。自宅で休ませた方がいい」と搬送に消極的な姿勢に不信感を覚えたという。 母親は看護師で医療の知識があったが「こちらの話はまともに取り合ってくれなかった。娘が心配で動揺している時に矢継ぎ早にたたみかけられ、言い返せなかった」と振り返る。 ▽「なんで救急車を呼ばなかったんですか」に言葉を失う救急車をやむなく見送った後も、結ちゃんの苦しそうな様子は続いた。小児科に電話するも予約は既にどこもいっぱい。手を尽くし、ようやく救急外来の予約を取り付けた。外来で酸素飽和度を測定した看護師は顔色を変え、すぐに通された診察室。「お母さん、なんで救急車呼ばなかったんですか」。医師に強く問いかけられ、母親は言葉を失った。 結ちゃんはその後、気管支ぜんそく発作などで6日間入院した。現在は全快している。船橋市消防局は「症状が軽いと判断し、早急に処置が必要な状態と思わなかった。結果としては医療機関に搬送すべきだった。判断に不足があった」と認め、家族に謝罪した。 母親は「あのまま家で様子を見ていたらと思うとぞっとする。取り返しのつかない事態にならないよう再発防止に努めてほしい」と訴えている。 ▽消防庁「原則は全て搬送するのが現状」 総務省消防庁が定める救急業務実施基準によると、傷病者の死亡が明らかな場合や、本人や家族が搬送を拒んだ場合は「搬送しない」としている。また、2013年度以降には傷病者の状態に応じて適切な搬送先を選ぶため、救急現場で緊急度を判定する指針が策定された。判定手順などを各地の消防本部向けにまとめた2020年の手引書では、緊急性が低いと判断した場合は自力での受診を勧め、同意の上で不搬送とすることも対応例として示している。 ただ、消防庁が2023年に全国の消防本部に行ったアンケート調査では、救急現場での緊急度判定は医療機関を選ぶために実施した事例が最も多く、不搬送を決める目的で活用したという消防本部は少なかった。搬送を見送らない理由として各消防本部からは「説明に時間がかかり、現場滞在時間の短縮につながらない」「同意を得るのが困難」などが挙げられており、消防庁は「原則は全て搬送するというのが現状」と話す。 ▽乳幼児搬送の77%は入院の必要ない軽症…重症事案の経験少なく 小児救急医として多くの診療に携わった井上理事は、幼い子どもならではの救急現場での判断の難しさを指摘する。自らの症状を説明するのが難しく、両親の説明やデータから状態を確認する必要がある。だが、例えば血圧や酸素飽和度を測定する際、子どものサイズに合わせた器具が救急車に整備されているとは限らない。 消防庁によると、2022年に急病で搬送された乳幼児のうち、76・8%は病院で入院の必要がない軽症と診断されている。井上理事は「高齢者と比べると救急隊員及び救急救命士が幼い子どもの重症事案を経験したり、学んだりする機会が少ない。みんな不安を感じながら対応しているはずだ」と話す。 現場で経験を重ねる機会や教育体制が十分でないことを危惧し、日本臨床救急医学会の小児救急委員会は、救急隊が評価と処置をトレーニングできるコースを2015年から毎年、対面やオンラインで実施している。座学や人形を用いたシミュレーションが行われ、委員会によると、これまでにのべ500人以上が参加。「定期的に受けたい」と高評価という。 井上理事はこう強調する。「適切なトリアージをするには異常に気付くための訓練が必要になる。こういったコースのように隊員や救命士が能力を高める機会を増やしてほしい」47 NEWS[YAHOOニュース]救急車を呼んだ時点でそのまま搬送を切望するべきでしたね。子どもは急激に悪化するケースがあること、強く訴えてもいい例ですね。隊員や救命士には、我が子に対応する如く、万が一の場合を考えて欲しいものです。☄にほんブログ村にほんブログ村
2024.04.25
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新庄の女子高校生グループが発達障害への理解を深める絵本を制作「ガラクタやまのひこうきさん」 山形新庄市の高校生ボランティアサークルが、発達障害への理解を深める絵本を制作している。絵本に登場するのはさまざまな障害がある動物たち。互いに認め合い困難に立ち向かうストーリー。(絵本朗読)「幼稚園の裏庭で面白いものを見つけたんだ! みんなで行ってみようよ」絵本を制作しているのは、2022年に結成された新庄市の高校生ボランティア団体「たんぽぽくらぶ」。所属メンバーは6人。7月の製本に向けて、絵を塗る作業は大詰めを迎えた。リーダーは、新庄北高3年の渡辺水晶(みずき)さん。発達障害のある11歳の弟がいる。(たんぽぽくらぶ代表・渡辺水晶さん)「障害についてもっと勉強したい気持ちと、社会全体でもまだ偏見や差別があると思ったので、障害について理解を広げられれば優しい社会になると思って活動を始めた」同じ思いを胸に活動を始めた6人。養護学校の先生に障害についての基礎知識を教わり、不自由な日常を理解するため体験学習も実施。絵本についてはプロの指導を仰ぎ、物語の構成や技法を学んだ。(絵本朗読)「みんなで『ひこうきさん』を直そうよ」絵本のタイトルは「ガラクタやまのひこうきさん」。さまざまな障害がある動物たちが登場し、多動性障害の「ウサギ」や自閉症の「ワニ」が、心と体に深い傷を負ったうつ症状の飛行機「ひこうきさん」を修理して南の島を目指す物語。困難に立ち向かいながら、互いに認め合うことの大切さを学んでいくストーリーになっている。(渡辺水晶さん)「小さい子に読んでほしい。個性を大事にして『いろんな子がいていいよね』という考えが持てれば、みんなのことを受け入れられる優しい社会に近づく」資金集めにはクラウドファンディングを活用し、目標をはるかに超える75万円の資金が集まった。(渡辺水晶さん)「同じ考えの人がたくさんいるとわかった。より一層この活動に力を入れようと気が引き締まった。頑張ろうと」誰もが生きやすい社会へ。たんぽぽくらぶの絵本「ガラクタやまのひこうきさん」は、1冊32ページで約150冊の出版を目指し、この夏に完成する。「終わった! 見て」「おめでとう」さくらんぼテレビ[FNN プライムオンライン]高校生ながら、細かい部分まで配慮しての絵本、150冊とは言わずに、全国的に広げて欲しいですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2024.04.24
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「好き」に障壁なし。米・公共交通で自閉症の子どもたちがアナウンスを担当「こんにちは。僕はエリオット、11歳です」「私の名前はアリーヤ。電車やバスが大好きです」まだ幼い声が駅のプラットフォームに響き渡る。4月、アメリカ・ワシントン。「電車に乗り降りする際は、ホームと車両の隙間に気を付けてください」「エスカレーターでは子どもの手をしっかり握ってください」日常的に耳にする内容のアナウンスをしているのは、自閉症の子どもたちだ。これは、4月の自閉症受容(啓発)月間に合わせてワシントン首都圏交通局・メトロで開催された「Autism Transit Project(自閉症交通機関プロジェクト)」で行われた取り組みである。メトロは、25人の自閉症の子どもたちを招待し、乗車アナウンスや安全のアナウンスを収録。録音されたアナウンスは公共交通機関システム全体で4月いっぱい放送されることとなった。VOAの取材動画には、乗り物が大好きな子どもたちが録音をしたり、駅で実際のアナウンスを聞いて「自分の声だ!」と喜んだりする様子が収められている。同動画の中で、参加者の1人であるラファエルの母はこう語る。ラファエルにとって、電車への愛を他の人たちと共有できるのはわくわくすることでした。彼にとって電車はただの移動手段ではありません。計画を立てたり、電車のタイミングを探ったり、型を予想したりするのを楽しんでいるのです。彼は最新の電車の型への興味を、別の男の子と分かちあっていました。この取り組みは、2023年の実施に続く2回目の試みとなる。2023年の実施時、メトロの理事長を務めるポール・C・スメドバーグ氏は「自閉症は障害ではなく、情報を処理し、世界を体験する方法が異なるのだということに注意することが重要です」と述べていた(※)。自閉症は、高機能自閉症、アスペルガー症候群とともに、「自閉スペクトラム症(ASD)」と呼ばれる。自閉スペクトラム症の人々は、相手の気持ちを読み取ることや会話が難しく、コミュニケーションが困難である、特定のものや行動へのこだわりが強い、興味に偏りがある、感覚の過敏さまたは鈍麻さがある、といった特徴を持つと言われている。そうした様々な特性があるために、「障害があるなら、あれをするのは難しいよね」「あなたはちょっと変わっているから、これはできないよね」……そんなふうに決めつけられることも少なくはない。だが、障害は本当にその人の人生を制限してしまうのだろうか?自閉症についての講演を行う作家のケリー・マグロ氏は、自身のWEBサイトに「自閉症は僕を定義することはできない。僕が自閉症を定義するのだ」と綴っている。プロジェクトに参加した子どもたちは、自信に満ち溢れ「自分自身を誇りに思う」と話していた。彼らの「好き」や前向きなエネルギーを止めることは、誰にもできないのだ。本当の障害は、違いを障壁だと考える私たちの心にあるのかもしれない。※ Autism awareness project connects kids and the trains they love(Washington Post)[IDEAS FOR GOOD]メトロの理事長の粋な計らい、素晴らしいですね。これが日本でも行われたら、と同じ自閉症月間を振り返り、感じて仕舞いますね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2024.04.23
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障害者差別解消の窓口、半年で相談1163件 法施行で内閣府が設置4月1日の改正障害者差別解消法施行に伴い設置された内閣府の相談窓口「つなぐ窓口」に約半年間で障害者や事業者などから計1163件の相談が寄せられたことが、内閣府の集計で判明した。改正法で新たに事業者に対して合理的配慮義務が課せられたが、差別に関する画一的な基準は示されておらず、障害者、事業者双方とも対応を模索している状況が浮かんだ。内閣府は2023年10月16日に窓口を設置した。差別を巡るトラブルなどを解決するため、一元的に相談を受け付け、内容に応じて自治体や各省庁などの担当窓口に取り次ぐようにした。設置は試行で期間は25年3月までとされており、メールと電話で対応している。内閣府は3月31日までの約半年間の相談件数を集計し、今月10日に資料をホームページに公表した。1163件の相談者別の内訳は、支援者や家族を含む障害者側817件、事業者209件、その他137件。月ごとの相談件数は増加傾向にあり、23年11月は158件だったが、3月は336件と2倍以上に増えた。 障害者差別解消法は、行政機関や事業者に対して、障害を理由とする「不当な差別的取り扱い」を禁止する。障害者の活動が制限される社会的な障壁があった場合、本人から申し出があれば、負担が重すぎない範囲で個々のニーズに応じる合理的配慮を講じるよう求めている。[毎日新聞]バリアフリーを謳う日本社会でも、実際に差別はなかなか無くならないのが実情なんでしょうね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2024.04.22
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「親が諦めないで」 自閉症児の子育て体験、一冊に 公認心理師の今川さん 「ことばが遅い自閉症児のおうち療育」と題する書籍を公認心理師の今川ホルンさん(40)が出版した。10日、川崎日航ホテル(川崎市川崎区)で出版記念イベントが開催され、今川さんが著作に込めた思いを語った。障害のある子どもとの接し方について、今川さんの実体験を基に綴(つづ)られている。 今川さんの長女は、3歳の時に自閉症、4歳の時に知的障害と診断された。長女は、他の子と比べなかなか言葉が出ず、かんしゃくを起こすことから子育てに悩み、苦しんだ。 「娘は障害者だから仕方ない」と考え、何事も諦めてしまうことさえあった。 小学生になった長女は、毎朝登校し、その後に今川さんが出勤の準備を始める。登校の準備に時間がかかる長女に、「あんたがぐずると私も遅くなって迷惑。早くして」といら立ちをぶつけることが増えていったという。 「~しなければならない」という考えで頭がいっぱいで周囲からは「笑わないお母さん」と印象付けられるほどだった。 長女が小学2年生の時に、新型コロナウイルス感染症の影響で一斉休校になった。今川さんもこのころ第3子の出産で育児休暇を取り、親子が一緒にいる時間が増えた。 時間にゆとりができ、長女の話に耳を傾ける余裕が生まれた。登校をせかす必要もなくなり、いら立つことも少なくなった。 徐々に互いに会話ができるようになると、少しずつ長女の行動が変化していった。自ら食事のために椅子に座ったり、先生の名前を呼べるようになったりし始めた。 今川さんは、長女の良いところを見つけては、肯定的に捉え、話しかけるように心がけた。「自閉症は障害ではない。脳の多様性だ」と考え、今でも変わりなくそう思っている。[カナロコ]脳を育てれば会話力がみるみる伸びる! ことばが遅い自閉症児のおうち療育 [ 今川ホルン ]親が変われば、子どもも変わりますね。障がい名はただ医学的な区分に過ぎず、余裕を持って我が子と向き合うことなんでしょうね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2024.04.21
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知的障害者同士の結婚。「互いに傷つく。本人たちのため」と反対した知人たちを、2人は子煩悩ぶりで驚かせる希望する皆が、結婚や子育てをできる社会へ-。障害のある人たちが子どもを産み、育てるにはハードルが高いのが現状だ。 カズさんとマミさんは、2人とも軽度の知的障害がある。長男のコウちゃん(3)はかけがえのない「宝物」。鹿児島市の麦の芽福祉会が運営する入居施設で、周囲の助けを借りながら日々を過ごしている。 保育園から自宅に戻ると、マミさんは園のかばんに入った荷物を手際良く片付けながら声をかける。「はい、ないないして」。コウちゃんは後を追い、駆け回る。カズさんは「あちこち触るようになって、危ない時は止めるんです」と優しく見つめた。 コウちゃんは8カ月で、「ママ」と言葉を発した。1歳になるとテレビを見ながら、まねして歌ったり踊ったりするように。できることは少しずつ増えている。わが子の成長を語る2人は笑顔が絶えない。 ここまで曲折を経てきた。カズさんは友人間のトラブルに巻き込まれがちで、非行に至ることもあった。マミさんは、周囲と意思疎通がうまくいかないときにパニックを起こした。「社会の障害への理解や支援が足りないがために起こる問題だった」。麦の芽福祉会の川瀬加代子さん(62)は、長年2人を見守る。 2人は12年ほど前に麦の芽で出会い、交際を始めた。「いずれ互いに傷つく。本人たちのため」と親や知人など周りの人たちのほとんどが結婚に反対していた。マミさんは「結婚はできないんだね、と思っていた」。それでも麦の芽の施設で同居を始めた。ともに朝早く起き、弁当を作り、就労継続支援事業所へ仕事に行く。掃除や洗濯の家事もこなした。力を合わせて生活する姿に、次第に2人を応援する人が増えた。6年の交際の末、2015年に結婚した。 5年後、コウちゃんが生まれた。金銭を巡り自身の母とトラブルになっていたカズさんは、ある日、母親の元に出向いた。「大事な家族ができた。昔の僕じゃない。信じてほしい」。面と向かって訴え、和解した。妊娠と出産を経たマミさんも、次第にパニック発作が起こらなくなった。2人の子煩悩ぶりは周囲を驚かせている。 不安は尽きない。保育園のこと、体調のこと、悩んだら職場の先輩や施設のスタッフに相談する。コウちゃんは麦の芽の系列保育園に通う。組織が一体となって関わり、支える。カズさんとマミさんは「結婚して、家族になれた。みんながコウちゃんをかわいがってくれて、うれしい」と感謝する。 麦の芽の中でも、障害がある人同士の結婚は珍しい。カズさんとマミさんはみんなの憧れの存在だ。川瀬さんは「誰もが当たり前に、好きと言えて、一緒に暮らせる。結婚したい人もしたくない人も、自分の選択が尊重されるようになるといい」と話す。(連載「みんなの子育て 鹿児島で支え合う」より)[西日本新聞]何とも微笑ましい光景ですね。回りの支えにより、当たり前の暮らしができる、いついつまでもお幸せに。☄にほんブログ村にほんブログ村
2024.04.20
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知的障害者施設で入所者ら虐待 職員が口などテープでふさぐ 和歌山和歌山県上富田町の社会福祉法人「和歌山県福祉事業団」は9日、運営する知的障害者らの支援施設で、30代の女性職員が少なくとも8人の入所者や通所者にたたくなどの虐待行為をしていたと発表した。県は10日に障害者総合支援法に基づく監査を実施するという。同事業団によると、虐待行為が確認されたのは同町内の「南紀あけぼの園」。女性職員は1月1日夜、大声を上げた入所者の目や口を養生テープでふさいでスマートフォンのカメラで撮影し、画像を他の職員に送った。 同僚からの報告で2月27日に園長が把握。関係する自治体に通報し、事業団が全職員に聞き取りを進めたところ、女性職員が昨年7月ごろから複数の入所者の顔や頭をたたいたり、部屋に押し込めたりしていたことなども判明した。自治体が認定した8人への虐待のほかにも、3件について調査しているという。 事業団は女性職員を10日付で懲戒解雇にし、園長や報告を怠った職員らも減給などの処分にする。被害者の家族らには謝罪し、けが人は確認されていないとしている。記者会見を開いた事業団の日置美次理事長は「被害にあった利用者、ご家族に心より深くおわび申し上げます」と謝罪した。朝日新聞(動画あり)[Microsoft Start]職員による虐待事案について説明する和歌山県福祉事業団の日置美次理事長(右から2人目)ら=2024年5月9日、和歌山県上富田町、勝部真一撮影ほぼ10カ月にも及んでの虐待、今まで確認されずに放置されていたとはびっくりですね。けが人が出なかったことが救いだとしても、心のヘアは必須ですね。578万アクセス達成しております。いつもご訪問にコメント感謝です。☄にほんブログ村にほんブログ村
2024.04.19
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佐々木常夫さん死去 元東レ取締役 元東レ取締役で、家族の介護などをテーマにした著書で知られる佐々木常夫(ささき・つねお)さんが4月28日午前5時37分、尿管がんのため東京都内の病院で死去した。79歳。秋田市出身。葬儀・告別式は近親者のみで行う。喪主は長女福山美穂子(ふくやま・みほこ)さん。 1969年、東大卒業後、東洋レーヨン(現東レ)に入社し、取締役などを歴任。2003年、東レ経営研究所社長に就任した。 会社員としての自身の生活と家族の介護を巡る体験をまとめた「ビッグツリー」をはじめ、リーダーシップや、仕事と家庭の両立に関する多くの著書を残した。KYODO[livedoor News]ビジネスマンが家族を守るとき (ポケット・シリーズ) [ 佐々木常夫 ]【中古】 ビッグツリー 自閉症の子、うつ病の妻を守り抜いて/佐々木常夫【著】愛情溢れる介護に対する体験談などこのブログでも紹介させて頂きました。謹んでご冥福をお祈りいたします。☄にほんブログ村にほんブログ村
2024.04.18
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発達障害の悩みに寄り添う 小児薬物療法認定薬剤師・関陽介さん(福島県会津若松市・いぶき薬局) LINEで服薬助言福島県会津若松市のいぶき薬局の薬剤師関陽介さん(43)は、小児薬物療法認定薬剤師の資格を持ち、発達障害を抱える子どもやその家族に寄り添った服薬指導をしている。「困った時に、まず初めに相談できる身近な存在になりたい」と意気込む。 小児薬物療法認定薬剤師は日本小児臨床薬理学会と日本薬剤師研修センターが2012(平成24)年度に創設した資格。従来の薬剤師の知識に加え、小児薬物療法分野の能力や適性を確認する。日本薬剤師研修センターによると、2024年3月末時点で全国では990人、県内では19人が資格を有している。 関さんによると、近年は発達障害の疑いがある子どもが増える一方、専門医が足りず初診まで数カ月かかる事例もあるという。診察後に薬物療法を始めるが、服用方法や副作用に不安を感じ、適切な治療が継続できないケースも見られた。 関さんら小児薬物療法認定薬剤師は発達障害や多動症、てんかんなどの知識を基に、電話やLINE(ライン)を活用した服薬指導や助言を行っている。いぶき薬局では医療サービス業カケハシ(東京都)の「ポケットムスビ」を活用し、LINEで症状などを確認している。トラブルの報告や悩みが寄せられると、薬剤師が電話やメッセージで対処法を助言する。 注意欠陥多動性障害(ADHD)のある女児の事例では、母親から「薬の服用中に、じっとしていられないことがある」と報告を受けた。副作用として多動の出現があるとし、服用の時間の変更などを提案し改善につなげた。 「点ではなく線で関わることを意識している。地域の薬剤師として患者さんや家族の悩みを解決していく」と言葉に力を込めた。(会津版)[福島民報]患者や家族の身近な存在になりたいと話す関さん実際に学校現場でも、服薬中であったとは知らされずに思わぬ多動現象に戸惑ったケースもあります。服薬する場合は学校にも是非告知されて安全面においても見守り態勢を促すことも大事ですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2024.04.17
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解散したロックバンド元メンバー 長男の発達障がいを告白「この世を去るまでに1人でも多く味方を増やす」 2018年に解散したロックバンド「チャットモンチー」の福岡晃子(41)が5日、自身のインスタグラムを更新。2020年に出産した長男についてつづった。 4月に初の随筆集「おかえり」を発売した福岡は「昨日の『おかえり』刊行記念大阪公演にて、本の中で登場する我が子、豆太の発達障害についてはじめて自分の言葉で触れさせていただきました」(原文のまま)と投稿。 「わたし自身、まだまだ迷うことばかりだし、自慢できるような子育ては何一つできてません。唯一できることと言ったら、この世を去るまでに1人でも多く豆太の味方を増やすことかなと(勝手に)思っています。それが、この本の「豆太」の章を書いた大きな理由でした」と、自著で息子について紹介した理由を明かした。福岡は「本を読んで、温かい声をかけてくれて、すごく嬉しいです。あぁ、書いて良かったんだなと、やっとホッとしました」といい「結局なにが正解なのかはわからないけど、豆太が大きくなって、いつかこの本を読める時がきたら、本の感想を聞いてみたい。『おい!勝手に書きやがってふざけんなよ!』っていわれたらどうしよ笑 それはそれで、めっちゃ成長したなぁって、一緒に笑おうな」と、息子の成長を待ちわびた。スポニチ[livedoor News]我が子のことを色々な思いで発信される方、増えましたね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2024.04.16
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パラ競泳、山口が大会新で優勝パラ競泳のジャパンパラ大会第2日は4日、横浜国際プールで行われ、パリ・パラリンピック出場が内定している日本代表勢は、男子100メートル平泳ぎ(知的障害)で東京パラ金メダリストの山口尚秀(四国ガス)が大会新記録となる1分3秒61で制した。 同100メートル自由形(運動機能障害S5)は日向楓(中大)が1分18秒11で優勝。予選で田中映伍(東洋大)が出した日本記録を1秒43更新した。 女子100メートル自由形では視覚障害S11の石浦智美(伊藤忠丸紅鉄鋼)、視覚障害S12の辻内彩野(三菱商事)が、いずれも予選で日本新をマークした。[カナロコ]素晴らしい功績ですね。更なる活躍を祈るばかりですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2024.04.15
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元日本代表選手のラグビーアカデミーが発達障害の選手を受け入れて感じたリアル…「予想外だった」チームメイトの“意外な反応”とは? 茨城県内にラグビー元日本代表の選手らが子どもたちに教えるアカデミーがある。平日放課後を中心に活動する「Elite Rugby Academy」(ERA)だ。日本開催で盛り上がった2019年のラグビーW杯の人気を背景に、県内でラグビー文化を根付かせるべく設立されたのだが、実はいま同アカデミーには「自閉スペクトラム症」を抱えた選手が在籍している。そこにはどんな背景があったのだろうか。 2023年11月の金曜19時。水戸駅至近の練習グラウンド。 茨城、福島から平日にラグビーをしたい子ども達が集まり、夜間照明の下で練習をはじめた。ヘッドコーチは特別支援学校での勤務経験あり アカデミーのヘッドコーチは、特別支援学校での勤務経験がある日立第一高校の廣瀬慎也教諭だ。 この日、練習に体験参加する予定だったのは、自閉スペクトラム症とADHDの診断を受けている正田信也さん。廣瀬ヘッドコーチは事前に受け入れ体制を整えていた。 「一般的に自閉スペクトラム症の場合は『見通しを立てて行動することが苦手』ということは理解していたので、事前にご両親とやりとりをしつつ、本人にはこちらから説明して『分かる? 』『どうしたい? 』と訊いていく体制は取ろう、と話していました」 あとは実際に会ってみなければ分からない。 廣瀬ヘッドコーチは体験参加の日、初めて信也さんと言葉を交わした。「受け答えが想像以上にできていたので『あまり心配しなくていいかな』と思いました。困っている時にだけ声を掛けることにして、あとは『他の子ども達がどういうアプローチをするのか』を見守ることにしました」 その子ども達の反応が、予想外だった。 「とにかく身長が大きいので(※信也さんは193センチ、127キロ)、子ども達は『すごい子がきた! 』とワクワク感が勝っていたようです(笑)。『何のスポーツしてたの? 』とか『どこの学校なの? 』と訊いてました。障がいがあることは子ども達には二の次だったのかな。子ども達の反応は、我々の想像を超えていました」(廣瀬ヘッドコーチ) アカデミーが体験参加を積極的に受け入れてきたことも奏功した。子ども達は知らない子の練習参加に慣れており、誰でも歓迎するチーム文化ができていた。 楽しむことを重視したスキル特化型の練習スタイルもよかった。 大会出場がないアカデミーは、勝利の追求と無縁だ。グラウンドにあるのはこの瞬間をエンジョイすることに紐付いたコーチ陣の声掛けと、プレーに熱中する子ども達の熱気だ。 12月1日に2度目の体験参加を終えた信也さん。アカデミーの空気感は「いつもの生活と比べると別の世界」(信也さん)だったが、練習後、両親に言った。 また行きたい。会員になりたい。 「体験は2回行って、すごく緊張したんですけど、ガチガチしてなくて、すごく良いなと思いました。もっとハードかなと思っていた。でもコーチが優しく教えてくれます」 正式にアカデミー生となり、その後1回、2回、3回と参加を重ねた。本人の気分が乗らず練習参加が1時間遅れた時もあったが、コーチたちは温かく迎え入れてくれた。「このチームは子ども達が楽しそうにしています」 毎回練習を見守ってきた父・直紀さん。いま練習を眺める心持ちは穏やかだ。 「このチームは子ども達が楽しそうにしていますよね。失敗をして怒られるということもありません。特性があることを良い意味で気にしていない感じもします。 信也は特性があるので、みんなと同じペースで『この練習をしましょう』『一緒に走りましょう』が苦手です。このチームのように、他の子と合わせなくても許容してもらえるのであれば非常に参加しやすいと思います」 信也さんの参加によって、チームはポジティブに変化したという。 君島代表が「クラブとして前進しました」と話せば、廣瀬ヘッドコーチは「良いことしかありませんでした」と語った。「信也は以前より自分の意思を伝えられるようになりましたし、他の子ども達にとっても、すごく良い刺激です。学びの方が大きいですね」(廣瀬ヘッドコーチ) なにより当の信也さん本人が自身の成長を実感している。 「1回言われただけでは分からない時があるんですが、分からない時も『分からないです』と言えるようになってきました。勇気がつきました」「ラグビーは誰でもできるスポーツだということを伝えたい」 本稿のためのインタビューの最後、信也さんに“言っておきたいこと”を訊ねた。 信也さんが視線を落とし、うーん、と考え込んだ。ふと視線を上げ、言った。 「ラグビーは、誰でもできるスポーツだということを伝えたいです」 信也さんは2024年春、特別支援学校の高等部に入学した。 日本は中学校にラグビー部が少なく競技人口のボトルネックになっているが、高校になるとラグビー部は増える。しかし信也さんが通う特別支援学校にラグビー部はない。 アカデミーは信也さんの両親に「本人が希望するならば」と、中等部卒業後の継続参加を提案した。アカデミーの募集対象は小学4年から中学生だが、もともと環境不足に困っている子どもを助けるために発足したクラブだ。 息子に適した卒業後のプレー環境が見当たらず、悪戦苦闘していた両親にとっては、感動的な申し出だった。いつも「困っています」と訴える側だった。困っていますと訴える前に、感じ取り、手を差し伸べてくれたことが嬉しかった。 本人の希望は決まっている。「これからもラグビーは続けていきたいです。頭を使いながら、体を動かすので、もっと上手になりたいという気持ちがあります」 大丈夫。もっと上手になりたい。スポーツがやりたい――そんなかけがえのない思いを大切にしてくれる大人は、この世界にはたくさんいる。Number Web[YAHOOジャパン]長男も自閉症ながら高専でラグビー部に参加させて頂き、著しく成長しました。受け入れてくれる器さえあれば、スポーツに障害などのバリアはないですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2024.04.14
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不登校、発達障害の子の保護者が集う「函館アカシヤ」 支え合う例会は30年以上 不登校や発達障害の子どもがいる保護者の会「函館アカシヤ」(土谷結花代表)が30年以上活動を続けている。月1回の例会には毎回20人ほどが集まって互いの話に耳を傾け、経験や思いを伝え合ってきた。年度初めの4月や連休が明ける5月は、学校へ行くのを渋る子どもが増える時期でもある。メンバーは「不登校の子を持つ親だからこそ、わかり合えることがある。モヤモヤする気持ちを、話しに来ませんか」と呼び掛ける。...この記事の続きをお読みいただくには、購読申し込み、または無料会員登録が必要です[北海道新聞]会員登録記事ですが、これだけでも内容が明確ですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2024.04.13
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「貴重な経験、とても楽しい」 空港の最前線で働く軽度知的障害の25歳 職場の多様化へ周囲の支え日本の空の玄関口・成田空港の現場最前線とも言える駐機場(ランプ)で、軽度知的障害と聴覚障害がある7人の従業員が働いている。日本航空の特例子会社「JALサンライト」(東京都品川区)が障害のある人の業務の幅を広げてやりがいを感じてもらおうと、2023年1月から始めた試みだ。同社によると、従来、これらの障害者が航空関連で従事する仕事は社内向け業務などの「裏方」が中心で、安全面の厳しい制限がある駐機場で働く事例は少ないという。現場に密着すると、「貴重な経験でとても楽しい」と話す社員の姿があった。「どうやったら入るだろう?」 軽度知的障害と発達障害がある千葉県四街道市出身の谷奥大晴さん(25)は成田空港の駐機場で、手荷物をどう積み込めば良いか思案していた。谷奥さんが1年以上前から従事しているのは、運航を地上で支えるために行う「ランプハンドリング業務」の一種で、旅客から預けられた手荷物を出発前の航空機に搭載するコンテナに積み込むことが主な役割だ。 旅客のキャリーバッグやリュックなどを傷つけないように丁寧かつ、フライトに遅れが生じないように素早く作業していく。「大きさや形が異なる手荷物をパズルのピースを埋めるように試行錯誤している時が楽しい」。 送り先を間違えないよう、手荷物のタグとチェックシートを照合する作業も手慣れた様子で行う。 週5日間、実家から電車で30~40分かけて成田空港に通う。シフト制の8時間勤務で、早番の日は午後2時半すぎ、遅番では同10時半に仕事を終える。JAL傘下の格安航空会社(LCC)スプリング・ジャパン(成田市)の国内・国際線を担当し、1日に最大で出発4便の積み込みと到着5便の積み降ろしを行っている。6年間「縁の下」で運航支える谷奥さんが2つの障害の診断を受けたのは小学生の時。 「勉強が追いつけなくなり、不登校気味になったことで受診した」と振り返る。いずれも軽度であるため日常生活や人付き合いに支障は感じていないが、難しい言葉や表現を言われると解釈が難しい時があると自覚している。 17年、市川市の特別支援学校を卒業した後、18歳でJALサンライトに入社した。「高校3年生の時に(同社の)インターンに参加して、清掃やシュレッダーで書類を切断する業務に楽しく取り組めたので、ここで働きたいと思った」。同社には障害者200人以上のほとんどが正社員として雇用されている。軽度知的と聴覚の障害者がその半数以上を占める。JAL本社に加え、成田空港と羽田空港で勤務し、パイロットや客室乗務員の制服管理やスケジュール表作成、海外支店への資料郵送などを担い、航空機を運航する社員たちを間接的な業務で支えている。 谷奥さんは1年目から成田に配属され、清掃や資料郵送などの事務仕事のほか、客室乗務員や地上係員らが利用する社員向けのカフェ「SKY CAFE Kilatto」のスタッフとして働いた。牛乳をスチームにしてカフェラテを作るなど本格的な商品を提供した。23年1月にランプハンドリング業務に移るまで、約6年間「縁の下」から航空機運航を支えた。障害者と共に「収益上げる」 「日本の航空業界を引っ張る会社として、障害の有無や性別、国籍に関係なくあらゆる人が活躍できる優しい職場環境を目指したい」。JALグループでランプハンドリングを担う「JALグランドサービス(JGS)」の担当者は語る。 他方で、JALサンライト側にも、障害がある人でも「稼げる仕事」に就けるようにするという狙いがあった。「株式会社なので、収益を上げることもミッション。社員たちが給与以上のアウトプットが可能になる業務を担当できるよう養成していきたい」。 両社の理念と狙いが合致し、グループ初の試みとして谷奥さんら障害のある7人をJGSに出向させることになった。 7人が実際に駐機場に立つ前に、どの業務ならば担当できるか現場で作業を見学してもらい、本人たちの意向を確認。現在担うコンテナへの手荷物出し入れ業務が、手順が比較的シンプルで適任だと判断した。 一方、業務内容を限定したとしても、安全が最優先となる駐機場に立つには、専門用語が多いマニュアルを理解する必要がある。そこで知的障害がある谷奥さんたち向けに、難しい文章表現を絵に描いて分かりやすく伝える工夫をしたという。聴覚障害者には、スマートフォンのアプリを使用して現場で指示を伝えている。ジョブサポーターが支援「最初はうまくできるか不安だった」。 こう話す谷奥さんも2カ月もたつと仕事が板に付いてきた。障害者たちが現場の最前線で働くことができるのは、常に帯同して見守る現場経験豊富な「ジョブサポーター」の存在が大きい。 JGSを定年退職した熟練技術を持つ元社員を再雇用し、障害のある従業員のそばで業務を見守る。手伝うだけに終始せず、アドバイスや判断材料を与えて自主性を重んじる。谷奥さんは「前に『1千個以上積めばうまくなる』と言われたが、本当にそうだった」と振り返る。 谷奥さんを支えるのはジョブサポーターだけではない。業務に苦戦する姿を見れば、「こうすればうまく入るよ」と健常者の先輩たちが声を掛ける。休憩時間や業務の合間には同僚が航空機の仕組みについて話すことも多く、谷奥さんは「元々、航空機に興味はなかったけれど、好きになってきた」。 「航空機を間近に見られる場所で働くのは貴重な経験でとても楽しい。空港は普通なら経験できないことが多い。自分を成長させるためにも、業務の幅を広げていろんな経験をしたい」。谷奥さんは目を輝かせる。※この記事は千葉日報とYahoo!ニュースによる共同連携企画です千葉日報[YAHOOジャパン]経験豊富な先輩たちの助言や見守りにより、おのおのの障がいに見合った仕事に楽しく従事できる、何よりですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2024.04.12
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障害者支援施設で契約解除 県の知的障害者福祉協会「職員派遣できる施設ない」 高松市の依頼に回答 高松市にある知的障害者の入所施設が職員の大量退職を理由に利用者9人の契約を解除した問題です。市は、香川県知的障害者福祉協会に施設への職員派遣を依頼しましたが、「職員を派遣できる施設はない」と回答があったことが分かりました。 高松市三谷町にある知的障害者の入所施設「ウインドヒル」は、2023年9月までは自閉症と診断された重度の知的障害者を中心に47人が利用していましたが、2023年の6月から7月にかけて職員全体の約3割に当たる11人が退職。施設は「利用者の安全を確保できない」として定員を36人に変更し、2023年9月、利用者9人を指名して契約を解除しました。 契約を解除された利用者と保護者は利用の継続と補償を求めて高松地裁に「仮処分」を申し立てましたが、24年3月27日、却下されました。 高松地裁は、決定の中で「一日も早く、責務を有する福祉行政において、迅速な対応が図られることを切に願う」としました。これを受けて、運営法人を指導監督する高松市の大西秀人市長は、香川県知的障害者福祉協会に対し、4月4日、施設への職員の派遣を依頼したと明らかにしました。 しかし、11日に、協会から「他の施設の職員に余裕がなく、職員を派遣できる施設はなかった」と回答があったということです。 高松市障がい福祉課は「県内の介護人材が不足しているというのを改めて認識した。今は、新規開設を予定しているグループホームに契約解除された利用者が受け入れてもらえるよう働きかけている。保護者に対しては、引き続き情報提供に努める」とコメントしています。[KSB]裁判所に仮処分を申し立てた利用者の保護者ら 高松地裁 2024年2月市長を始め、市の福祉課さえ県内の介護人材不足を認識できていなかったとは、何ともお粗末ですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2024.04.11
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勘違いの「アットホーム感」は通所型施設にとっての劇毒であるB型事業所など通所型の障害者施設では、往々にして「アットホーム」を勘違いしたような言葉や行動が表出しがちです。「第二のおうち」「就労より居場所」を目標にしている施設も多いでしょうが、実際に居場所となっているかどうかを判断するのは入所者の方であることを忘れないようにしたいものですね。勘違いのアットホーム感、言い換えれば「里親気取り」が常態化していると、職員と利用者が本来対等な大人同士であるという当たり前のことを忘れてしまいます。その結果、不適切なアプローチへの歯止めが利かなかった事案へと容易に繋がります。施設への送迎車の中で、支援員と運転手が性的な内容の会話をした挙句、女性の利用者に性的な質問を投げかけた事例が実際にあります。これはれっきとした性的虐待にあたり、利用者はしばらく施設に通えなくなったそうです。支援員は「仲良くなるために卑猥な質問をした」と証言しました。猥談で盛り上がるというのは、それほど「アットホーム」であることを意味します。「アットホーム」な環境に浸かっているあまり、利用者の前で卑猥な言葉を発するのに抵抗が無くなったのでしょう。当然、性的虐待にあたるかもしれないという観点も欠落しています。誤ったアットホーム感の浸透した施設では、彼我の侵されざる領域を意識し認識することが出来なくなります。その結果、猥談や陰口で盛り上がったり、利用者に嫌味を言ったり、イジり行為をしたりといった素人未満の行動を日常的にやらかすようになります。そういった虐待の温床へと落ちぶれないためには何を意識すればいいのでしょうか。ひとつ確かなのは、「利用者への子ども扱いをやめる」ことです。特に成人の知的障害者に対し「名字被りなどの理由もなしに下の名前、酷いとあだ名で呼ぶ」「赤ちゃん言葉や幼児言葉で接する」などの行為をしている職員は、アットホームを盛大に勘違いしています。成人の知的障害者への子ども扱いは「分かりやすいコミュニケーション」と「低年齢向けのアプローチ」を混同しており、業界に入りたての新人がよく犯すミスなのだそうです。つまり、初歩的なミスがいつまでも直っていないことになります。問題を起こさない訳が無いですよね。繰り返しになりますが、「居場所」を目指したいのであれば、それをジャッジするのは利用者の側であることを忘れないようにしてください。そもそも施設とは、職員にとっては「職場」ですし、利用者にとっては「施設」ないし「作業場」です。決して「家庭」にはなれません。[障害者.com]それぞれの立つ位置をきちんと見極めることが大事ですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2024.04.10
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「いらいらがたまり殴った」知的障害の男性を何度も暴行 大阪・岸和田の施設職員3人逮捕大阪府岸和田市の障害者支援施設「岸和田光生療護園」で重度の知的障害がある入所者の男性(50)に繰り返し暴行したとして大阪府警は25日、暴力行為法違反(常習的暴行)の疑いで、介護士の白間慎吾容疑者(26)ら施設職員の男3人を逮捕した。府警によると男性にけがはなかったが、3月4日に施設内で病死。持病がなかったことから不審に思った遺族が施設に相談し、防犯カメラの映像から暴行が発覚した。府警が詳しい経緯を調べている。ほかに逮捕されたのは、いずれもベトナム国籍で介護施設職員のドン・ドゥック・カイン容疑者(28)と、ダン・タイン・ズオン容疑者(24)。白間容疑者は「何度注意しても聞いてくれないし、いらいらがたまり殴ったり蹴ったりした」、カイン容疑者は「忙しいときに暴れたのでいらいらしてたたいた」などと供述している。ズオン容疑者は「心当たりがない」と容疑を否認しているという。3人の逮捕容疑は2月、それぞれ施設2階の共有スペースで、男性の頭を殴ったり、下半身を足蹴りしたりするなど繰り返し暴行をしたとしている。白間容疑者は2月21日~25日の間に、男性の背中を足蹴りするなど計12回暴行を加えていた。男性には身体障害もあった。施設のホームページによると、入居定員は99人で重度の障害のある人の利用が多いという。[産経新聞]重度の障害のある人の利用の多い施設、若い職員を雇いながら施設長の目が行き届いてない様子が気になりますね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2024.04.09
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東京都発達障害者支援センター、多摩地域で無料相談を実施東京都発達障害者支援センター(TOSCA)は2024年5月から7月、都内在住または在勤の大人と子供、その家族を対象に、月1回の出張相談を八王子駅南口総合事務所にて実施すると発表した。相談料無料。事前予約制。申込みは、5月1日午前9時から。[Resemom]相談料無料は有難いですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2024.04.08
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発達障害児者 就労支援へ編著書 県内の作業療法士ら 23人が助言岡山県内のハローワーク職員や作業療法士らが編著書「発達障害児者の“働く”を支える」を出版した。当事者や保護者に希望を持って人生の選択をしてもらい、就職先とのミスマッチが起こらないように23人がそれぞれの立場からアドバイスしている。 ハローワーク岡山で障害者雇用に取り組む企業を支援する宇野京子さんは「働くことに不安を感じている人でも自分らしく働く権利がある」とし、悩みに応じた相談窓口が分かるチャート図を掲載。障害者の困り事への対応「合理的配慮」で離職を回避した事例も紹介している。 県作業療法士会の河本聡志理事は「助けを求める」「約束を守る」といった仕事を進める上で必要な「ソフトスキル」の育成について幼児、児童期に焦点を当てて助言した。この他、当事者や保護者、教員らが経験を踏まえた思いなどを記している。 編著者である宇野さんは「筆者たちの願いは、その人に合った働き方を選ぶことで心身共に健康な生き方を探してもらうこと。苦しいときこそキャリアを意識し、諦めずに進むための参考にしてほしい」と話している。A5判218ページ。2200円(税別、クリエイツかもがわ)。県内の主要書店や通販サイトで販売している。[山陽新聞デジタル]発達障害児者の“働く”を支える 保護者・専門家によるライフ・キャリア支援 / 松為信雄 【本】経験豊富なアドバイスを含んだ編著書、参考になるところが多そうですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2024.04.07
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4/30全国書店にて発売、自閉症児の癇癪・問題行動・ことばの遅れを解決『脳を育てれば会話力がみるみる伸びる! ことばが遅い自閉症児のおうち療育』発達障害グレーゾーンの子のための子育てメソッドを伝える株式会社 パステルコミュニケーション(東京都豊島区、代表取締役:吉野加容子)の講師で公認心理師の今川ホルンが、このたび、『ことばが遅い自閉症児のおうち療育』をパステル出版より発売いたします。全国の書店で4月30日発売決定いたしましたのでご報告します。[CREA]脳を育てれば会話力がみるみる伸びる! ことばが遅い自閉症児のおうち療育 [ 今川ホルン ]実際に自閉症のお子さんをお持ちのお母様の著書、日々の療育のヒントが得られそうですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2024.04.06
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特性に合う就労支援を 発達障害啓発 記念講演会に150人 和歌山 /和歌山自閉スペクトラム症(ASD)などの障害を抱える子どもの就労支援について理解を深めてもらおうと、県と県教委、NPO法人県自閉症協会が14日、和歌山市北出島1の県勤労福祉会館で世界自閉症啓発デー(2日)と発達障害啓発週間(2~8日)に合わせた記念講演会を開いた。教育関係者や発達障害の当事者ら150人が集まり、耳を傾けていた。知的障害や精神疾患を持つ人らへの就労支援に詳しい早稲田大教育・総合科学学術院の梅永雄二教授(教育心理学)が登壇し「ASDの理解とキャリア支援~自分らしく豊かな生活を送るために~」と題して講演した。(この記事は有料記事です)[毎日新聞]この時期に合わせた講演会、有意義な時間でしたね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2024.04.05
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築地市場跡地の再開発、事業者は三井不動産など 東京都が公表東京都は19日、築地市場跡地(東京都中央区)で計画する再開発の事業予定者に、三井不動産を代表とする企業グループを選んだと発表した。事業者の提案概要によると、約5万人収容の屋根付きスタジアムや高級ホテルなどが建てられる。今年度末に都と事業者で基本協定を締結し、2025年度に着工予定で、38年度までの全面開業をめざす。 築地市場跡地は約19ヘクタールの都有地で、市場移転後に空き地になった。銀座から徒歩圏内にある東京都心の大規模再開発として注目されてきた。 都が有識者の審査会で選んだ再開発事業者は、三井不動産、トヨタ不動産、読売新聞グループを中心とする計11社のグループ。社屋が隣接する朝日新聞社も協力企業として加わっている。総事業費は約9千億円。 三井不動産など事業者側の提案内容は、最大約5万人収容の屋根付きスタジアム▽「ライフサイエンス」の研究開発拠点▽国際会議を想定したホールや高級ホテル▽日本の食文化の発信施設――など九つのエリアの整備。東京都が計画する地下鉄新線の新駅や「空飛ぶクルマ」の実用化を見据えたポート、舟運施設などを備えた次世代型交通拠点の機能も持たせる。 築地市場を巡っては、移転先の豊洲の土壌汚染対策を見直すとして、16年に小池百合子都知事が移転を延期。跡地の再開発について「食のテーマパーク」とする方針がいったん示された後、19年に国際会議場などを備える構想が打ち出された。 市場跡地は約70年間、事業者に一般定期借地権で貸し付ける。都は年101億円の収入を見込む。朝日デジタル[YAHOOニュース]101億円の収入を見込む事業、しっかりとしたバリアフリーの施設を期待したいですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2024.04.04
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LEGOが店舗に“感覚過敏”対策セットを設置。自閉症の子の買い物ストレスを軽減子どもたちは、遊びを通して成長する。しかし、自閉症などの障害のある子どもたちは、おもちゃを買いに行く際に苦労することがあるそうだ。例えば、自閉症のあるリアムは不規則な大きな音が生じる場所では、音に圧倒され不機嫌になってしまうと彼のお母さんがおもちゃブランドでおなじみのLEGOによる動画の中で語っている。このような聴覚過敏や視覚過敏をはじめ、感覚過敏のある人は、公共スペースでも心地よく過ごせるように刺激を調整する必要性(Sensory Needs/センソリー・ニーズ)があることも多い。このようなニーズの認知度は低いかもしれないが、LEGOはこのセンソリー・ニーズに着目した新たな取り組みを始める。2024年4月より、米国とカナダのすべてのレゴ・ストアで、無料で貸し出し可能な“感覚バッグ”が常備され、感覚過敏の人も過ごしやすい場所を目指すというのだ。感覚バッグには、環境騒音を低減するノイズ低減ヘッドフォンや、コミュニケーションをとるのが苦手な人でも、指差しで感情を伝えることができるビジュアルキューカード、照明を穏やかに見せるためのストロボ低減メガネなどのアイテムが入っている。また、VIPストラップを首からかけることで、感覚調整が必要なことが従業員からもわかるように工夫されている。このツールキットを提供するのが、連携団体であるKultureCityだ。同団体は、聴覚過敏や視覚過敏などの感覚過敏をはじめとした目に見えない障害を持つ人たちが公共空間においてより快適に過ごせるインクルーシブな空間をつくるために活動している。感覚過敏の人でも快適に過ごすことができる場所にはKultureCity® Sensory Inclusive™認証を付与している。レゴ・ストアは、4月の世界自閉症啓発月間を記念し、“脳の多様性”を祝い、応援する取り組みとして同団体との連携を発表。2024年4月より米国とカナダのすべてのレゴ・ストアがこのKultureCity® Sensory Inclusive™認証を取得予定だ。デンマークにあるレゴ・ハウスはすでに認証を獲得しており、今年後半にはさらに多くの国の店舗へ広げていくという。この取り組みに対し、自閉症のある子どもたちやその親などにはとてもポジティブが反応が見られ、11歳のイザベラはプレスリリース内で次のようにコメントしている。「人混みや騒がしい場所にいると、緊張してしまいます。(ノイズ低減)ヘッドフォンは、大きな音を打ち消してくれるので、本当に助かります。ストレスが少し軽減されるんです。近くに人がいて、緊張しているときは、フィジェットを取り出して遊んで気持ちを落ち着かせます。より歓迎されているように感じられるので、レゴ・ストアに(ノイズ低減)ヘッドフォンとフィジェットがあるのが嬉しいです」この取り組みのほかにも、同社が発行するマガジンの内容をわかりやすくするために、ニューロダイバーシティに重点を置いたコンサルティングなどを行うイギリスの団体Special Networksと連携し、誰にでもわかりやすい言葉選びや、レイアウト変更など、多様性の推進に力をいれている。またレゴ財団の「Play for All」アクセラレータープログラムは、多様な脳を持つ子どもたちやその家族のためのおもちゃ、製品、サービスの開発を中心とする5つの団体に合計1,100万ドル以上の助成金を交付した。その他、LEGOの公式YouTubeでは、自閉症のクリエイターを取材した動画シリーズ“Love the Way You Think”も公開している。日本在住の自閉症アーティストGaku氏の動画もあり、注目だ。世界的に知られているブランドだからこそ、今後も先進的な取り組みを行うことでおもちゃ業界や小売業界をけん引していくことに期待したい。[IDEAS FOR GOOD]国内でもこういう動きが広がり、多くの自閉症の子ども達が外出しやすい社会になるといいですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2024.04.03
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寺脇研が選ぶ「今週のイチ推し!」東大卒なのに仕事ができない発達障害の不条理と葛藤最近、発達障害という言葉を聞くことが多くなった。子どもの頃はわからなくても大人になってから「生きづらさ」から障害が見つかることが多いらしい。 本書も社会で「生きづらさ」を抱えた発達障害の実例が多く登場する。実は著者自身が発達障害なのだ。大学を卒業し、就職したが、発達障害のため、うまくいかない。その結果、ライターの仕事を得て、なんとか自立できた。これはラッキーな部類だと言う。 そもそも発達障害とは、主にADHD(注意欠如・多動症)、ASD(自閉スペクトラム症)、LD(学習障害)を指しての総称だ。 本書に登場するのは著者のような高学歴で発達障害がある人たちだ。発達障害は、学歴に関係なく生きづらいのだが、特に高学歴ゆえに、多くの問題を抱えている。 例えば「東京大学を出ているのに客からの電話1本も取れないのか」とバカにされ、単純作業にまわされるという具合だ。客から電話を取る行為は、発達障害には非常に困難なのだ。内容を聞き、把握し、それを誰に伝えるべきかを判断し、電話の相手に伝えるというマルチタスクができないからだ。 東京大学大学院卒のIさんは、感情のコントロールに苦労し、コンサルタント会社を首になる。Iさんは、別の会社に再就職するが、仕事の段取りやコミュニケーションが不得手でミスを繰り返す。コロナでリモート勤務になってようやく落ち着く。 ふさわしい仕事を見つけた人もいる。慶応大学卒のMZさんは、就活で挫折し、うつ病になりフリーターとなる。エリートの同級生たちからは「ニート」と蔑さげすまれる。映画館のバイトで日々を過ごしていたが、映画学校に通い、脚本を学んだことで人生に道が拓ける。 彼女は売れっ子の脚本家となったのだ。すると、同級生の見る目が変わった。彼女はバカにした彼らに「ざまぁ」というねじ曲がった気持ちを抱いた。 本書には、自身も発達障害である大学准教授の横道誠氏の見解が掲載されている。 横道氏は「自分の周りにいる研究者は、多かれ少なかれ発達障害の特性がある人が多い」と感じるらしい。大学は、ある意味で社会から隔絶しているため、発達障害にとっての「ユートピア」になっているのだ。しかし、横道氏は最近の大学は「合理性」を追求するのに急で、社会と同じになりつつあるのが問題である、と指摘する。 本書は、精神科医の見解や発達障害を支援する取り組みなども詳しく採り上げられており、発達障害やその関係者の福音にもなりうるのではないだろうか。【「ルポ 高学歴発達障害」姫野桂・著/924円(ちくま新書)】江上剛(えがみ・ごう)54年、兵庫県生まれ。早稲田大学卒。旧第一勧業銀行(現みずほ銀行)を経て02年に「非情銀行」でデビュー。10年、日本振興銀行の経営破綻に際して代表執行役社長として混乱の収拾にあたる。「翼、ふたたび」など著書多数。[auWeb ポータル NEWS]ルポ 高学歴発達障害 (ちくま新書 1756) [ 姫野 桂 ]何より発達障害ご自身からの発信、参考になりますね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2024.04.02
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ハズキルーペ会長が新理事長「武蔵野東学園」 知的障害者向けグループホーム事業“廃止強行”を東京都福祉局に止められていた!自閉症児と健常児が共に学ぶ「混合教育」で知られ、2つの幼稚園と小中学校、高等専修学校を運営している学校法人武蔵野東学園(東京都武蔵野市)。 同学園は「友愛寮」という名前の知的障害者向けのグループホームを運営しているが、今年4月6日、入所者の保護者に対し、突如「事業の廃止」が通達された。これに対し、東京都福祉局が「全利用者の移行先が見つからない限り、グループホームの廃止届は受け取れない」と学園側に通達を出していたことが「週刊文春」の取材でわかった。・・・[文春オンライン]福祉に関しては運営に国から助成金を貰い、税金を使っているので、一時の安易な通達は容認されませんね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2024.04.01
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