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「さぁシュートだ! えいっ!」。
伊丹市のフットサルコートでは、発達障害の子供たちが人工芝の上で、
額に汗をにじませながら懸命にボールを追いかけていた。
関西を中心に
障害児向け療育センターを運営する「ココステージ」(大阪府箕面市)が今月、
発達障害の子供専用のフットサルコートとして開設。
子供が地域のスポーツクラブから入部を断られ、
学校の体育の授業にもついていけない
-などと悩む保護者から「専用施設で運動できる機会を」との要望を受け、
建設された。
通常(縦約40メートル、横約20メートル)より狭い縦22メートル、
横18メートルのコートとし、
子供たちがボールに触れる機会が増えるよう工夫。
管理者に女子のプロフットサル選手として活躍した奥村愛さん(32)を迎え、
子供の症状や性格などに合わせた練習メニューを作成し、
コミュニケーション能力や機能の向上も狙う。
スクール(週5日)には県内から10人の子供が通っているが、
県外からの申し込みも多数来ているという。
同県宝塚市から通う小学5年の男児(10)は
「友達みんなで体を動かすのは楽しい」
と笑顔をみせる。
* * *
発達障害の子供が運動できる施設は近年増えてきている。
理学療法士による専門的なスポーツ指導を受けることができるのは
徳島市の「修ちゃん塾」。
広さ約20平方メートルの教室では塾長の佐古修司さん(35)の指導のもと、
筋力が未発達な部分を重点的に鍛えるトレーニングを実施。
4歳から高校1年生までの13人が通っている。
個別のマンツーマン指導を行っている
「チットチャット・スポーツ塾」(大阪市中央区)では、
40分間のトレーニングに専属スタッフが付きっきりで、
その日の体調や様子に合わせたメニューを考案しながら指導。
障害者へのスポーツ指導に15年以上携わるスタッフもおり、
1~2年の予約待ちが出るほどという。
発達障害に詳しい東北大大学院の野口和人教授(教育学)は
「学校教育の現場でも発達障害の子供への理解が不十分な部分がある」
と指摘した上で、
「自ら人間関係を築くことが難しい発達障害の子供らにとって、
スポーツは仲間と出会い、人生を豊かにする貴重な場になる」
と強調している。
◇
発達障害 他人との意思疎通や交流が難しい自閉症スペクトラム障害(ASD)▽落ち着きがない注意欠陥・多動性障害(ADHD)▽読み書きや計算が苦手な学習障害(LD)-などの総称。生まれながらの脳の機能障害が原因とされ、乳幼児期から学童期にかけて症状が明らかになる。厚生労働省の平成28年の推計では、発達障害と診断された18歳未満は全国に約21万人いるとされる。
■「発達障害の子供専用フットサルコート」(兵庫県伊丹市野間北)
問い合わせは同施設(電)072・782・8702
■「修ちゃん塾」(徳島市幸町)
問い合わせは佐古修司さん(電)090・8976・7027
■「チットチャット・スポーツ塾」(大阪府内に4施設)
問い合わせは同塾(電)06・6764・7282
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