プロコーチのコーチング日記

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コーチングを子育て使ってみよう


はっきり言って私は生善説の信者です。生まれつき悪い人はいない。別の言い方をすれば先天性ではなく、後天性悪人という意味になりますか。

実は子供はあなたを選んで生まれてきたんです。あなたはあなたの子供に選ばれたんです。あなたに会いたがって来たんです。
そう考えると今の親子関係はとても荘厳に聞こえてきますね。
じゃあどう考えればいいのか? うーんそうですね。

例えばこういうことありませんか。
子供が落ち着きがないと行って年中怒っている親、これは子供と親の時間の流れが違います。子供の1分は親の3分です。
だから常に、そう常に落ち着きなさいとか静かにしなさいなんて怒られるはめになります。

またこういった子供は好奇心が旺盛で、常になんでだろう?どうしてだろう?が渦巻いている。
こういったことに答えていくのは大変骨が折れますが、受け入れられてちゃんと答えてくれれば、私は将来凄い研究者になるのではないかと思う次第です。
大人は分からないなら分からないで一緒に調べようという姿勢がとても大切だと思います。
子供から教わることもあるんです。教えるのは大人ばかりではありません。誰だって完璧な人は居ません。

また逆にに子供がのんびりしているとかいう家庭では親の1分は子供の3分になっています。
時間の流れがちがうのだ。こういうことを認識して会話に挑めばぐずぐずして!とかさっさとしなさい!
 とか なまくら!とは言わないですむ。子供にとって親は絶対的な存在であり、親が子供に言ったことは子供は受け入れてその通りに実現させていく。

親がバカだねという絶対的な存在である親が言うのだからくやしいけれど、本当の事なんだ。
自分はバカなんだと認識して受け入れていきます。
これってある意味怖いことですね。その時は親はまったく意識していないんです。

誰も自分の子供がバカになって欲しいなんて思っていませんが、不思議と口にしている。
でも口にすればするほど実現してしまうんですね。
これは教育心理学ではピグマリオン効果といって本当に効果があります。 
子供は親が自分におまえはバカだといっているからバカになっていったに、成績をみて怒り出すことがあると、子供は混乱していきます。
こんな複雑なやり方はもうやめてシンプルに行きましょう。
良くできるたね。頭がいいね。といえばピグマリオン効果により、子供は本当にそのようになっていくわけですね。 でも心より伝えて下さいね。

その為に必要なことは3つたった3つです。
子供に対して
 ・期待する、
 ・責任を持てるようにする、
 ・フィードバックする
以上3つです。 どう? 簡単でしょ。
あなたは人から期待しているよと言われるとどうですか。 なんか嬉しくないですか?
あなたはそれを子供にするのです。そもそもあなたが子供に怒るのはなぜですか? 

何が怒らせているのでしょうか? あなたの期待と子供の結果がずれているからでしょう。 
だったら怒る少し前からそのことを伝えてはどうでしょう。 期待していたということをそのまま伝えましょう。怒るのではなくて。
子供は怒っても良い結果は生みません。良い結果を導く為にはあなたが期待しているということを伝えることです。
これで子供はそれだけで嬉しくなります。 絶対的な存在の人から言われるのだから。

責任を持って貰うということはその成績について困るのは自分だということを認識して貰うことです。
責任を持っていない子供はあのときお母さんがいってくれなかったらとか、お母さんが、お父さんが・・・
・とにかく自分以外の人の責任で話をします。 自分は悪くないというのが基本です。この部分、
自分は悪いと認めない限り、修正しようという気はおこりません。なぜなら自分は悪くないのだから。
朝起こしてくれなかったお母さんのせいなどと。

責任を持たせるというのは起こった結果について自分で考えて自分で処理する能力とも言えるでしょう。
朝起きれない→お母さんが起こしてくれない→お母さんが悪い
これではなく、
遅刻した→朝起きれない→夜更かしをした というように起こった結果に対してどうして起きれないのかと
自問自答し自ら答えを出すことに意義があります。
しかしここまで頭で分かっていても子供に責任を持たせると言うことは大変困難を伴うことがわかります。
それは親の立場の問題でしょう。親が子供を怒る90%は子供のためにというより親の体裁のためです。 
学校の眼、近所の目など。この社会的体裁を気にしすぎているとどうしても子供が遅刻するのはいけないことだからと朝起こしてしまうんです。
まずこの部分が我慢できるのかという点です。しかし明らかに朝起きるという行為は子供の仕事ですからどうぞ子供から仕事を取り上げないで下さい。

責任を持たせるというのは子供の仕事を取り上げないということになります。子供に仕事があるのか?
 と言われそうですが、少なくとも子供のしごとはとは自分自身のことは自分ですると言うことでしょう。
親の仕事は子供を養育すると言うことです。衣食住ですね。私の経験ではこれからは自分で起きてねとリクエストしてみました。
自分で起きるから目覚まし時計を買ってくれというので自分で選ばせてかってあげました。
本当に朝起きてくるのか不安でしたが、何回か遅刻した上、ようやく間に合うように起きるようになりました。
そうなると夜、自分がどれだけ睡眠が必要なのか逆算して勝手に寝るようになったんです。
さすがにこれには私もビックリしました。責任を持たせるというのは自律を促進するんですね。

最後のキーワードフィードバックするのは少し説明が必要ですね。フィードバックは客観的のあことを伝えること。
例えば黒服を着ていますねというように誰が見てもそうだと言うことです。子供が朝自分で起きてきた時になんと声をかけるのか。
自分で起きてきたね。とか。よく一人で起きてきたね。とか声をかけてあげると子供は達成感を手に入れてとても嬉しくなります。
またお母さんやお父さんに認められたと思うからです。 こういった声をかけると言うことはある意味難しいです。
というのは子供のことをしっかり見ていないと伝えることができないからです。
よく見てあげて、それを伝えるというのは、存在そのものを認めるということです。
以上期待、責任、フィードバックについて説明しました。

この3つがあなたの子供を成長させ自律させていくのです。子供の自律と聞くと本当にすばらしいですが反面子供にかまうことが少なくなってきます。
特にお母さんはそのことについて寂しさを覚えることもありますね。しかしその寂しさは乗り越える必要のある寂しさです。
寂しく感じるのは別人格の子供があなたの生活の一部に取り込まれているからです。考えてみてください。

あなたと子供は別人格なんです。そう、全くの別人なんです。そういったことを認めて受け入れる必要があります。
どうかその寂しさを克服してください。


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