あめりの小部屋

とある産院での研修


その時の感想文です☆

今回の研修で○○さんの分娩を見学させていただきました。

看護学校の母性の実習では分娩を見学したことは一度もなく、今回が初めての分娩見学でした。

今回の分娩見学で感じたことに、まず産婦さんが進行に合わせて自分の好きな体位をとることができるのが、いかに素晴らしいのかという事があります。

看護学校の実習で見た分娩室の分娩台は仰臥位産のもので、冷たく、手も足も自由に動かせるものではなく、もちろん体位もずっと固定されるというものでした。

ずっと固定されたままでは、産婦さんは自分の楽な体位をとることもできずに自分らしいお産はできないのではないだろうか、とその時に思いました。

○○さんのお産では陣痛の波に合わせて自分自身で好きな体位をとりお産が進行していました。○○産院でのお産は「産まされた」というお産ではなく、「自分らしく産めた」と思えるようなお産なのだと思いました。

次に、助産師さんの声かけが産婦さんの気持ち(心)をとても落ち着かせていて、リラックスしたままお産が進行していけるように配慮されていると思いました。

陣痛が来ている時、産婦さんがしきりに何度も「いきみたいけどどうすればいいんですか?」

「今はいきんでいいんですか?」「どうしたらいいか分からない」とおっしゃっていました。

それに対して助産師さんや医師の皆さんが、優しい口調で常に接していたのがとても印象的でした。体位ももちろん好きな体位でよいし、声かけの一言一言も「大丈夫だよ」「自分のペースでいいですよ」「赤ちゃんとっても元気ですよ」など産婦さんの気持ちをとても大切にした声かけだと感じました。

呼吸法も体をさすりながら行ったり、その時期にあった誘導の仕方をしており、産婦さんもスムーズにその波にのれたのではないかと思いました。

また、児頭が発露した時や、産婦さんが「赤ちゃんは大丈夫かなぁ?」という言葉が出た時に、児頭を産婦さんに触れてもらうのがとてもいいなぁと思いました。児の頭に直接触れることでもう少しで生まれるんだ、もうすぐそこまで赤ちゃんはきているんだという実感を持てるのではないか、と感じました。このような事は大きな病院ではなかなかできないことではないだろうかと思います。

これもまた、助産師さんと産婦さんの信頼関係、産院への熱い期待と信頼があるからこそ、このような自分らしい、あったかい、自然なお産が出来るのだと分かりました。

そして、今回○○さんのお産を見学させていただいて、Y先生がおっしゃっているようにお産がスピリチュアルなものであるというのを少しだけ実感できたような気がします。○○さんが陣痛で「いたーい」「あー」などと大きな声を出していましたが、お部屋(分娩室)に入った瞬間にその○○さんの声をつたって、何か熱い熱気というかパワーを感じました。それは今までに感じたことのない、とても大きな大きな力でした。側についている、尚更、そのパワーを感じました。

そのパワーは1つの生命がまさに今、お母さんという生命から新しく生まれでようとするものだったのではないか、と思います。生命が生命を産む、というような感じがしました。

そして、陣痛で○○さんが頑張っている時に赤ちゃんに対して言った言葉がとても印象に残っています。それは「赤ちゃん、頑張って」という言葉です。○○さんと赤ちゃんが一緒になって頑張って、生まれでようとする気持ちがあったからこその言葉だったのではないかと思います。

○○さん自身も陣痛の痛みで大変なのに、赤ちゃんのことを思っている、と思うと本当に感動しました。本当に母は強し、だと思いました。

また、赤ちゃんが出生して元気な産声をあげ、○○さんの胸の上でカンガルーケアを行っているとき、○○さんが赤ちゃんに対して、何度も「ありがとう、ありがとう」と繰り返して言っていた事にも感動しました。生まれてくれて、ありがとうという言葉の重みを痛感しました。

まだ、入学したてで助産やお産のことについては分からないことが沢山ですが、今回見学させていただいた分娩から学べた多くの事を決して忘れず、心に、頭に焼きつけていきたいと思います。そしていつの日かそれを実践にうつせるようになりたいと思いました。


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