2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
全32件 (32件中 1-32件目)
1
ネタがどんどん立ち上がって困る。しかも、寝かしておくと腐るからいただけない。以前、楽天のアクセスの半数はロボット検索関係だと書きましたが、どうも楽天のアカウントも結構ロボットがいるらしく、実質2/3くらいはただのロボットなんじゃないかという疑惑発生。一方、はてなの方のアクセス解析ではそういったロボットは全て排除されているように見えます。ということは1年ちょいで同じというか、より少ない内容ではてなに抜かれているようです。ロボット入れても負ける日がちょこちょこありますからね。さて、マンハッタンは断続的に雪が降っているため積もった雪がかなり溶けずに残っています。そんなわけで昨日、今日とセントラルパークでSledding.セントラルパークというか、マンハッタンは大きな岩盤の上に立っているのでセントラルパークは岩肌だらけ。つまり、丘が沢山あるわけです。そこに雪が積もるとスキーは出来ませんが、子供がそりをするにはちょうど良いスロープが出来るわけです。ネットで調べると、SleddingのBest placeはEastの72st streetから入ったところにあるPilgrim Hillと出てくるのですが、動画を検索するとヒトヒトヒト。その上、スノボをしている若者までいます。幼稚園児が行くには危険なので、家の近くから直で入れる丘をセレクト。それでも、結構な勾配があります。また、土曜日の昼だと全部で10組くらいとそんなに混んでいませんでした。もっと人が少ない方が良いかなと、礼拝で人がいない日曜日の午前中朝一番に行ったら一組しかいませんでした。距離にしたら30mくらいなのですが、大人でも十分楽しめます。ちーやんが3回乗ったら、次は大人と2人で乗るみたいな感じで遊びました。しかし、日曜日の朝、事件発生。こぶを乗り越えた直後、少し窪んだところに落ちてしまったのでしょう。乗っていたそりが見事に半分に断裂。まだ、3回しか遊んでいなかったのに…しょうがないので、そのまま帰宅してからトイザらスへ。さらにFAOに行くもそりは見つからず。こうなるのは分かっていたんですけどね。以前も試したから。実はマンハッタンではセントラルパークで子供がそりで沢山遊んでいるにもかかわらず、マンハッタン内ではそりを売っていないんですよ。大抵売り切れだと言われるだけ。事故を起こしたときの損害賠償が怖いのか、ネットで買うしかないわけです。幸いまだ雪は降るようなので、一つで22ドル、三つで35ドルというそりの三つの方をポチりました。こんな遊び日本に帰ったら出来ませんからね。スキーに行く手もあるけど、しんどい。
2011.01.31
コメント(0)
インターネット時代になって、一番影響を受けた商いはやはり情報そのものを売り買いしていたもの。つまり、コンテンツ産業です。本、音楽、映像作品ですね。今回は音楽について考えてみます。本来、音楽は生で聴くものです。それに録音という技術が生まれて、さらにそれらをコピーする技術が生まれることによって誕生したのが音楽産業です。ただレコードにしろ、CDにしろ、DVDにしろ、Blue-Rayにしろ、コンテンツに枠があったためにその容量に合わせて長さや音質・画質に制限がありました。ネットもそこまで伝送量が稼げるわけではないので、その制限自体はむしろもっときついくらいです。しかし、一番異なるのは長さや量を自由に切り貼りしてサイズを変えられるところです。今まで固体としてしか扱えなかったものが液体として扱えるようになったというのが一番の違いなわけです。固体が液体になるとどうなるか。まず一つは、Googleによる検索技術のおかげもあって、リーチが最適化出来ます。欲しい人に欲しい情報を届けられるようになる。ところが、まだ固体の流通が生き残っていることと、マネタイズの体制が確立していないため液体化されたにもかかわらず、固体の箱に入れられたままの状態というのが現状。これは以前指摘した問題。【コラム】Taylor Swiftと日本の音楽ビジネスについて液体化して量り売りが出来るようになったのに、量り売りをするシステムがない。さらに言うと、それを促販するシステムも整っていません。この点については後日また書きます。また、もう一つは中にスペース(中抜き)が一杯あった固体の積み上げから、液体化することによってスペースが無くなり、全体として売り上げが減りました。今までは無駄だと思えるコンテンツ(例えば、アルバムの捨て曲)があったとしても、箱売りだったのでそれを買うしかなかったわけだけど、液体化して好きな部分だけ買えるようになったため、CDの売り上げは落ちました。その代わり、著作権収入は増えています。とはいえ、トータルでのパイは大きく減っています。もう一つの問題はフリーコピーの問題です。ここで二つの立場が考えられて、一つは音楽は本来生で聞くべきものなので音質も悪いデジタル商品は宣伝と割り切ってしまえというアプローチです。ライブとマーチャンダイズで儲けていこうというのがこのアプローチ。AKBの握手券もまぁ、ちょっと形態を変えた生重視の売り方です。しかし、人や人気には寿命があるし、再現出来なかったり、公演の会場の大きさの問題から生で売れない音楽もあります。中堅どころや、売れないアーティストではチケット代も設定出来ない場合もあります。ここは結局、技術的な問題で、レコードやCDに価値を付けたのが失敗の元でした。本来、音楽の情報そのものに価値があるわけだから中古屋なんて商売はありえないはずだった。しかし、流通形態が固体であったためにものに価値がついてしまった。では、どうするべきだったのか。どうするべきなのか。一つは再生機を独占して、クラウドに持ってくるということ。AppleのiTunes戦略がこれに当たります。あとはPCで読み込み出来ないフォーマットにしてしまうというのがあるのですが、これは必ずいつかPCで読み取る技術が出てきてしまうし、最悪アナログ録音されてしまいます。その意味で、レコードやカセットのアナログ時代はあれで良かったわけです。ということは、逆転の発想で、コンパクトなアナログ信号にしてしまうという方法があります。イメージ的には爪楊枝サイズのレコードです。デジタル信号は入っていなくてアナログのみ。ただサイズ的にHDDやSSDには勝てないから無理ですね。とはいえ、これもフォーマット変換の一環ですから、ネット接続に認証を義務化することで出来る可能性もあります。結局、再生機、もしくは再生ソフトを配信側が独占する仕組みを作らないと駄目ということです。あとはデジタルデータに個人認証のシグナルを混ぜることでオフラインによる再生でも対応出来るようにする手もあります。CCCDの悪夢が蘇りますが、そこは逆にCDという固体を捨てることで対応出来ます。いずれにしろ、液体化して必要な情報を適正な価格で提供出来るようになったのにそれを活かすシステムを作れていないのが問題であり、大きなビジネスチャンスに日本のメーカーが食い込めていない状態ということです。全体的なパイが減っていることに関しては、以前なら確実にある程度売れるコンテンツを用意する必要があって、絞っていたラインナップを拡大することで対応出来ます。コンテンツの量を増やせばそれだけパイが上がるというわけです。但し、そういったコンテンツにも質は要求されるので、これから一番儲かるのは質を担保する役割の人達です。プロデューサーであったり、エンジニアの人達になります。また、そういったコンテンツを安く流通させる仕組みを作った人達も儲ける事が出来ます。AppleやAmazonが既にやっていることですが、GoogleもFACEBOOKもやろうと思えば出来るだけの資金は持っているし、実はそれ以外の企業もコンテンツ側を取り込めれば出来ます。自分の考えているビジネスモデルとは違うけど、別のアプローチから色々取り組んでいる人達がここで紹介されています。
2011.01.30
コメント(0)
インターネットが普及してきて、ようやくものを売ることは情報を売ることだということが実感出来、応用出来る時代になってきた。例えば、車を買うという行為は車というものを買っているのではなくて、車というものを無料で手に入れる情報を買っているというのが正確な理解の仕方である。それを一元的に理解しやすいようにするため、ものを買っているように感じる制度を作ってきただけなのである。もし、車のものの値段が決まっているのなら、交渉次第で値段が変わること、販売直後に売りに出された中古車が日本だと半額になること、国によって同じ車の値段が違うことの合理的な説明は難しい。もちろん、それは手数料だったり、販売促進の為の裁量権、輸送量などで説明されるものだけれど、実はそれらも情報の積み重ねに過ぎない。車だと複雑なので、大根を例に取ると、大根を売るということは、大根はどうやったら育てられるのか、どういう土地が良いのか、どういう季節に育て始めたらよいのか、肥料は何をやったらよいのか、普段の手入れはどうしたらよいのか、そういった情報を買っているに過ぎないわけ。では、何故、大根の情報を買うと、大根が付いてくるのか?それは情報の非対称性を維持して、同じ情報で何度もお金を取るためなんです。いわゆる決まった仕事が無かった時代なら、そういった情報だけで大根を育ててしまえば良いわけです。そうすれば、買い物は一回で済みます。しかし、大根を渡してしまうことで、作り方の情報を与えずに情報を売ることが出来ます。大根を売るという非常にシンプルな商いの中に実は今のインターネット企業がしている商いの方法がすっぽり当てはまります。iTunesでもモバゲーでも良いですが、システムをブラックボックス、もしくは企業側が握った状態でお金を取り続けるシステムです。ちょっとわかりにくいかもしれませんが、まず、ものは全て情報の塊に過ぎません。そして、インターネット時代になったことで、情報を切り売りすることが出来る時代になりました。よって、これからは情報をいかに上手に切り取ってお金に換えるかが勝負の時代になっており、扱うものが情報故に個人でもローリスクで勝負を仕掛けやすい時代にもなっています。恐らく起業家にとって足りないのはエンジニアリングですが、そういう情報すらも起業のきっかけになり得ます。その場合、以前記事で紹介したQuirky.comとKickstarter.comを足したようなサービスを事業化すればよいわけです。そのためにエンジニアが必要という卵が先か鶏が先かという問題はあるのですが…http://d.hatena.ne.jp/AMOKN/20110109ということで、この切り口でもう少し既存のビジネスを考えてみます。
2011.01.29
コメント(0)
SONYが気合いの入ったNGPを発表しましたね。カメラの解像度を上げるとか、メモリー容量を上げるとかのバージョンアップは出来ても、基本的な規格はいじることが出来ない。そういったハードを今後5,6年売り続けないといけないとすると、今回のスーパーハイスペックは頷けます。だって、iPhoneは毎年最新の部品を調達してバージョンアップするわけだから、出来そうなことはとりあえず全部装備しておかないと勝負になりません。逆に3Dを切ったのは正解でしょう。問題は価格と電池。価格は最初は高いかもしれませんが、ほぼ赤字価格で出してきて後々部品の値下げや安い部品でコストカットしていくのでしょう。残る問題は電池。まぁ、電池に関しては、別売りを持ち歩けば良いので、後は数個同時に充電できるオプションを用意すれば何とかなるんじゃないでしょうか。Techcrunchに下記のような意見がありました。“PSPgoやPS3の経験をほぼ生かす気がない、ようにしか見えないが・・・。価格も通信機能もUMD不搭載も子供無視になりそうだし。NGPが出た後も現行PSPが遊べなくなるわけではないというのはこれまでゲーム業界が繰り返してきた詭弁だと思うし、ほとんどの人はPSPのダウンロードソフトを買っていないから現行機から移行不能。UMD不搭載が決定したことで、現行PSPのユーザーのゲーム資産は終了のお知らせなんだが。あまり批判する意見を見かけないのが不思議、というか大人のみなさんは折り込み済みなのかな。”現行PSPのユーザーのゲーム資産といいますが、ほとんどの人は古いゲームをやり続けたり、やり直したりしません。常に興味があるのが最新のゲームだけです。よって、ゲーム資産は資産ではないでしょう。早めに売って、現金化するのが良いというだけの話です。また、ダウンロード版の良いところは、UMDだとカセットを無くしたり、盗まれたりしたら、取り戻せませんが、5回までダウンロード可能なのでそういうことが無いという点です。さらに兄弟で複数のUMDを買う必要もありません。また、友達5人で一つのゲームをシェアして買うことも可能です。すると、通信機能も活きてきます。そういう意味で本来子供に優しいシステムなのです。さらに大人に関しては、そんなシェアは通常しませんから普通に売れます。でも、結局は子供が買える値段かどうかで、最初は無理でしょう。やっぱり。次に子供が欲しがるソフトがあるかどうかですが、それも厳しいような気がします。その意味で、最初は大人をどれだけ取り込めるかが勝負です。ポイントは電池と電話機能。それとマンガがどれだけ読めるかにかかっています。一番大事なのはマンガかな。期間限定のレンタルマンガや、まとめ買いによる値引きをどれだけ導入出来るかが肝です。さらにiPadのSONY版を出して、それとの連携も重要。そこをまとめきったら日本では絶対勝てます。それが出来さえすれば、6万円でも安いんじゃないでしょうか。例えば、毎週のジャンプを同価格で読めるようにするとかがあったら強力です。
2011.01.28
コメント(0)
先日聞いた話。こちらの私立の小学校の学費はまぁ、300-400万するわけですよ。で、2人いると、タイトルのように800万。仮に6年間とすると、4800万円で日本の私立の医学部並。この後も私立に入れていると、中学、高校、大学と同じくらいかかり続けます。金融がバブリーだったり、医師の給与が日本の数倍なのも頷けますね。ちなみに上記の例の場合、それこそ十数校受験してようやく入学出来るようです。特に親のチェックが厳しい。仕事の内容とか、コミュニケーションとか、収入とか…で、マンハッタンにはまともな公立がないかというと、そうではありません。二つタイプがあって、一つは試験が本当に難しいパターン。ちーやんの行っている学校に内接しているマンハッタンで一番成績の良い公立の小学校は試験で上位1%に入らないと入学出来ません。ちーやんは上位9%だったので入れず。とはいえ、英語のreadingに関してはそこに行っている友達より進んでいて、一学年上の授業を受けているようです。もう一つは、地区的に良い学校。マンハッタンは幾つかのブロックに分けられていて、それぞれのブロックごとに公立の学校があります。しかし、例えば、ウォールストリートの近くや、アッパーイーストの家賃は半端では無いので自ずと金持ちしか来られない公立の学校が出来てきます。公立だから授業料は無料です。そこで、もう一つの戦略として、いっそのことそういう地区に引っ越してしまうという手があります。例えば、トライベッカだと、家賃50-60万ですが、それだったら私立に800万払うよりも安く済みます。トライベッカにはマンハッタンで一番良い高校があるので合理的なわけです。ちーやんはそこの選抜公立校に受かったんだけど、遠いので行くのを止めました。今住んでいるところからでもバス通学出来るんですけどね。で、アッパーイーストだと家賃80万という話でしたね。アッパーイーストは美術館も近いし、ミッドタウンのレストランにも行きやすいのですが、ビルばっかりで緑が少ないのが欠点です。いずれも、将来的にアイビーリーグの大学に入れたいという親の願いから何でしょう。
2011.01.27
コメント(0)
昔、よくエホバの商人のおばさん達が家にやってきていた。また、最近は葬儀屋さんが右肩上がりの成長産業らしい。まぁ、老人が増えているので当たり前と言えば当たり前。葬儀と言えば、創価学会が安くすることで有名。あれも宗教。友人のおばさんもキリスト教にずっぽりはまっていた。宗教論に関しては、それはそれで別にいつか考えたいと思いますが、とりあえず受け手の問題を取り上げてみます。で、今まではなんでそんなに年を取ってから宗教にはまるのか、さっぱり分からなかったのですが、今の年齢に達してなるほどと思えたわけです。ほとんどのおばさんが、ちょうど子供も学校に行きだして子育てから解放されたちょっと後にはまっているんです。結局、再就職も無理だし、あってもスーパーのレジ打ちくらい、あとは内職。子供もそれほど自分のことを必要としなくなっている。そういう時、私の人生何だったんだろうという虚無感に襲われるんでしょうね。私の人生、このまま終わってしまっても良いんだろうか?と。かといって、今の自分を評価してくれる会社なんて存在しない。でも、宗教は参加してくれるだけで褒めてくれます。さらに信者を増やしたり、お布施をしたりすると、より一層褒めてくれて、場合によってはより高い地位をくれたりします。これって、ビジネスモデルとして考えると、本当凄い。以前から書いているけど、価値のないものにいかにお金を出させるかと、価値のないものに価値あるものを得たとして充実感を与えられるかがビジネスにしろ、行政の効率化にも必須の仕組み。それをストレートに実践している。宗教だからうさんくさく見えるけれど、ビジネスだと結構凄い。中では誰も損していると思っていないんだから。結局、打ち込めて、かつ十分な評価をしてくれる仕組みがないのが問題なんでしょう。その割にその年代での自殺率では男性の方が2倍近くあるわけだから男性の方がもっと厳しい現実に絶望しているんでしょうか。まぁ、ストレス感受性の違いもありますけどね。うちの母は、大学卒業後にすぐお見合い結婚し、アメリカに行き、子育てに入り、30代中盤でテニスを始めて、おばさんテニスとはいえ、県の代表くらいにはなり、50代から歴史の研究を始めて、本を10冊以上執筆出版し、今はカメラに凝っていて、県選で入選を続けている。これくらいやることがあって、それなりに成功していれば騙されることはないんだろうが、そんな人は稀なんだろう。そんな母が先日、「最近、背中の痛みがひどかったのに、薬を飲んだらすぐに治ったのよ。この薬、凄いのよ。」「何て薬?」「ホメオパシーって、言うんだけど」ブフォ( ;゜;ж;゜;);`;:;`ちょwwwwwwwwwwwwwwwww、しっかり、騙されとるそういや、パイウォーターにもはまっていたもんね。でも、確かに効果があったんだよね。まぁ、健康によいかどうかはおいておいて、現代科学で説明できない何らかの効果があってもおかしくはないんだけど。
2011.01.26
コメント(2)
よく研究のプレス発表で締めの言葉として「これこれのことを世界で初めて発見しました。」なんてことが書いてあることがあります。何も知らない一般の人に「へぇ~凄い!」と思わせるために使っているのでしょうが、世界で初めて発見したことを最後に強調しないといけないような研究は実は大した研究ではないと言っているも同然なので、一般の人は眉に唾を付けて読んだ方が良いです。というのは、そもそも研究自体が世界で誰もやっていないことをやる仕事だからです。だから、どんなにインパクトファクターが低い雑誌に載った銅鉄実験(銅でこうだったから、鉄でもこうなったといったものまね実験のことを指します)でも、「これこれのことを世界で初めて発見しました。」で締めることは可能です。つまり、「我々は研究者なので、研究をしています。」みたいなトートロジーなわけです。世界で初めてやったことが本当にインパクトがある場合は、みんなが競争して取り組んでいるけど、誰も成功していなかったことに成功した場合か、逆に出来たら凄いんだけど、誰も予想していなかった、できていなかったことに成功した場合です。前者は数学の定理の証明とかで、後者はiPS細胞みたいな研究です。よって、そういう場合は大抵タイトルに世界初、世界で初めてが付きます。タイトルに世界初が付かずに締めが「これこれのことを世界で初めて発見しました。」の場合は、要するに他に強調したいことや強調出来ることがないということも同然です。逆に言うと、プレスを担当している人は、最後を「これこれのことを世界で初めて発見しました。」にならないように努力するべきです。あとよくあるのは、「これこれの病気の治療法の開発に役立つことが期待される」というやつです。これも、その病気の人にかなりの期待を持たせる文言ですが、ほとんどの場合、創薬や新しい検査の前々々段階くらいが関の山です。本当に実用化の目処が立っているなら、そのことも併記されているはずです。実用化の時期が書かれていないものは、当てにならないととらえた方が無難です。逆に言うと、実用化の目処が立っていなくても、どのように応用すれば、どう役立つのかまでちゃんと説明するのが、責任あるプレス発表と言えます。研究の発表を見るときはこの2点に注目しておけば、それが本当に凄い発見なのかどうかがわかることが多いです。逆にプレスの人はこの2点に注意して書きましょう。
2011.01.25
コメント(0)
議論することの意味は何だろうか?相手に正しいと思っている考え方を持って貰えるようにできるだけ説得することだろうか?実は全ての意見は、ポジショントークに過ぎません。(ポジショントークは和製英語なので海外では通じないそうです。)例え、一見利害関係がない事柄であっても、巡り巡って自分に不利なことをあえて言うことはほとんどありません。一見不利そうなことを主張していても必ず別のバックアップがあってそちらが破綻しても自分は困らない場合だけでしょう。ある事柄Aに対して、賛成の人達が多ければ議論は賛成側に揺れ、反対側の人が多ければ反対の方に意見は集約していきます。大抵は混ぜ混ぜですから、結局数の多い方に引っ張られがちです。正確には主張の力強さの集積の差で決まります。では、議論は何のためにするのか?大勢が賛成派か反対派かを見極めるためにするのか?また、議論することで相手の意見を変えることが出来るでしょうか?そういう目的もあるわけですが、一番大事なことは他人のポジションを理解することです。そして、できるだけ攻め込ませることです。物事は必ずぐるっと回って同じ所にやってきます。その時、反対論を極めると賛成側に回り込んでしまうポイントがあります。逆に賛成論を極めると反対側に回り込んでしまうポイントが出てきます。そこに落とし込めるのが一番。だから、まだ準備が十分でないなら、あえて攻め込ませるだけでも構いません。悔しいことを言われても、我慢します。十分相手を引きつけてから、最後に相手が通ってきた橋を切り落としてしまえば良いんです。その時、相手はあなたの主張と同じ事を言わざるを得ない状況になっています。関連エントリー【コラム】「その通りだと思います。」
2011.01.24
コメント(0)
モンペのニュースが後を絶たない最近ですが、モンスターペアレント自身は自分のことを普通の人だと思っていて、実際、普通の人のことが多いんだそうです。実例はwikiを見てください。結局、価値観が多様化していて、昔から変わらず画一化した学校のルールとの軋轢が出ているというのが実情だと思います。アメリカではいわゆるPTAの会議が毎週とはいわないまでも2週間に1回くらい開かれています。もちろん、親は誰でも参加出来ます。そこでは先生もいますが、親同士で学校の方針を決めるくらいの勢いで議論が交わされるわけです。ただでさえ、色んな国から子供が来ているので、教育に関する考えの違いをすり合わせるという意味も強いのでしょう。しかし、日本ではご存じのように事なかれ主義があって、我慢したり、思うことがあっても言い出さなかったり、議論したかと思うと、人格攻撃まで発展してただのケンカになってしまいがちです。とてもじゃないけど、アメリカみたいに議論を繰り返して共通認識を作り上げていこうなんてことは無理でしょう。面白いのは、モンペの主張があんまりだという報道がなされてみんながそれに納得しているところです。訴えている親自身はそんなことはみじんも感じていないにもかかわらずデス。そして、良くある訴えは上の方に報告しておまえ(先生)を辞めさせてやるといった脅しです。大抵の親は教育委員会を念頭に置いているでしょう。そこで提案なのですが、いっその事、そういった訴えは全部教育委員会で受けることにしたらどうでしょうか。その際、二つほど工夫をします。一つは訴える本人に冷静になって貰う意味も込めて、公開することを前提に訴えをコンパクトにしたタイトルと内容を説明したものをネット経由で受けます。その際、個人名や学校名の情報は受けますが、公開する際は秘匿します。二つ目はそういった訴えを受け付ける際に他の人の訴えを最低3つは評価しないと受けられないようにします。ランダムに選んだ3つの訴えに対して、賛成か反対か、解決するにはどうしたらよいのかも書いて貰います。各親にはパスワードを与えて、匿名のアカウント付きで親なら誰でも同様のことが出来るようにします。さらに各コメント、提案に対して賛成反対のいわゆる「いいね!」ボタンみたいなものを付けます。これは二つ設置して親の意見と、一般の人の意見を反映出来るようにします。一般の人もアカウントを作れば、コメントを付けられるようにしても良いかもしれません。一行コメントを付けられる賛成反対ボタンを付けられるようにすることで、荒らしや本当におかしい人のコメントを区別しやすくします。さらに出来るかどうかわかりませんが、そういった各種意見に対するみんなの評価をアカウントから確認出来るようにすると良いでしょう。悔しいと思えば、もっと説得力のあるコメントを付けないといけなくなるわけです。こうすることで、親vs先生という構造が、親vs他の親や一般の人にすり替え出来ます。訴える方はより説得力のある内容にしないと受け入れて貰えないし、逆に学校側が改善すべき問題が実際にあったらそれを改善する力としては強くなるでしょう。特にいじめのよる自殺の学校側の対応はあんまりなものがあるので、改善の期待が出来ます。いじめの解決法は以前二つあげているので、対策としては別に取らないといけないのですが…【コラム】いじめの解決法【コラム】システムとしてのいじめの解決法教育委員会はそういった親や一般の議論を考慮した上で対応を考えるとすればよいのです。
2011.01.23
コメント(0)
今更というか、PTAに入ってしまった。初回5000円、後は年間4000円なのですが、DVDが配られるだけでも元が取れるかなと。https://shop.amuse.co.jp/PerfumeFC/FCnewkai/seisan1.asp以前も書いたけど、需要はちゃんとあるわけで、例え未完成品でもあればあるだけ購入してくれるファン層というのは必ず存在します。それを握手券などで埋めていくのがAKB48だけど、あれはあれで握手が一番安く提供出来るサービスであり、需要に一番マッチしたものということなんでしょう。さて、PTAの方ですが、elf51さんのところで知っていたとはいえ、日記におけるかしゆかの貢献度が半端ないです。のっちのこれくらいでいいかというB型タイプの更新頻度に比べて、お金を払って貰っているんだからとA型タイプ的に律儀に日記を更新しております。一方のあ~ちゃんの日記にはびびりました。全く予想の斜め上をいく内容。全部ビデオ。最初の頃は普通に隙間だらけの日記を書いていたので途中から本人の意向か周りの推薦かわかりませんが、路線変更したようです。まぁ、生のしゃべりが聞けるし、時々かしゆかやのっちも出るので商品価値はそっちの方が高いということでしょう。メタルも含めてフォローしているアーティストが多すぎるので、ファンクラブまで入っていたらきりが無いと思って今まで全く考慮していませんでしたが、メタルの方が停滞期に入ったというか、好きなバンドがちょうど全部次のアルバム作りをしていてライブもなく、CDもリリースされないことや邦楽も似たような状況で供給が減ってきていたのでちょっと深くフォローするかと相成ったわけです。とはいえ、傳田真央や榎本くるみレベルになると、あまりにもファンベースが小さすぎるためかファンクラブそのものが存在しません。そう考えると、本当に好きなアーティストを5つくらいに絞ってファンクラブに入ると決めるのもありかなと思ったりしました。まぁ、サービス内容次第ですが…今日はJane Monheitのライブだったんだけど、ネットでチケットが買えなかったので行けず。明日もあるけど、ちーやんの子守をしないといけないので無理か。早い時間があったら2人で行ってもよいけど。
2011.01.22
コメント(0)
ネタは全部思い出したのですが、今は書くべき時じゃないように感じるのでいつかまたそれは書きおこしたいと思います。さて、今回のネタは最後に思いついたネタ度が高いものです。よって、最初に書こうかと思っていましたが、最後に書くことにします。大学で10年以上論文を発表していない教授がいる。そういう人は辞めるべきだという意見が一部にあります。実際、がんセンターではそういう部長さんを全部クビにしたことで訴訟が起こっているそうです。不当解雇だと訴訟を起こすと裁判所が裁判中給与を払うことを命令するらしいので、働かずに給与を得ることが出来、その間に再就職先を探せばよいので訴えるのは非常に合理的な行動です。一方、アメリカと違い、再就職先がほとんど準備されていない日本ではクビになる=ニート、ホームレスも同然です。そこで、左巻きの人を力も作用して、犯罪でも犯さない限りクビにならないシステムが出来ています。また、大学では降格人事もないことになっているので、ポジションをスライドさせることで何とか左遷に似たことをしていたりします。アカハラやセクハラを起こすような教授はそれだけ積極性があるので、そういうクビの対象になるような人ではなく、ずっと居座ったりしているのも問題になったりします。黒い噂は拡がりやすいので、上の大学に栄転ということも起こりにくいというのもあります。さて、そういった問題を一挙に解決するのが、今回の全く新しいテニュアトラックシステムです。まず、教授の仕事を内容毎にブロック化します。また、それぞれのブロックの仕事に応募出来るのは、学内審査を通過した指導教官全員が対象になります。つまり、助教以上全てです。よって、ある程度一定の業績がないとその資格は得られなくなります。今までみたいに教室の古株でとりあえず席を埋めるなんて非効率なことは出来ません。教育教育に関しては、2年生の生化学、生理学、3年生の薬理学、学生実験などとブロック化し、それぞれに応募してもらった後、応募者の授業の進め方など抱負をまとめたサイトを構築し、次に授業を受ける学生にどの人の授業を受けたいか投票して貰い、上位二人が選出されます。上位二人はじゃんけんでもくじでも良いので、かわりばんこに講義の内容を折半して選びます。5年後なり、3年後にどちらの先生の授業が良かったか、学生にアンケートを採り、人気のあった方に継続の権利が与えられます。公平を期すため、アンケート内容は担当した先生にも一部作ってもらうようにします。よって、基本的にもう一つのブロックが競争の対象になります。これで、どんな内容でも良いのですが、わかりやすく面白い授業をする先生が残るようになります。研究指導入学してきた大学院生、修士の学生、上級生、ポスドク全員を集めて、自分の与えたい研究テーマについてプレゼンします。最初はテーマのタイトルだけを配布して、より詳しく知りたければ、直接会うなり、より詳しい資料を配るなりします。学生は、その中でやりたい研究テーマに投票し、複数いた場合はその中から指導教官が学生を選びます。雇う余裕があるならポスドクを引き抜くことも出来ます。さらに学生は3人の指導教官を毎年選出することが出来ます。こちらも、人気の先生は学生を選ぶことが出来ます。また、これは毎年開催されるのでテーマを変更したり、追加したり出来ます。追加の場合は現在の指導教官の許可が必要です。ここで、誰も学生が付かなかった先生は研究指導のブロックを取ることは出来ません。もし、お金に余裕があるようならポスドクを雇うことで、ブロックを取ることは出来ます。論文執筆コレスポは研究指導の先生が取りますが、論文執筆だけに特化したブロックも作ります。学生は指導教官としてこの枠の人から人を選ぶことも出来ます。こちらも5年間での生産性により、半分入れ替えとします。大学運営寄付集め、学生の生活指導、各種運営委員会、学生実験の手伝いなどいわゆる本当の雑用担当です。で、これらの内、2ブロックを取ることでフルタイムの給与が貰える事とします。研究だけに専念したい人は研究指導と論文執筆を取ることになります。尚、応募だけなら全てのブロックに出来ます。そのうち、当選した好きなブロックを2つ取れば良いだけです。当確した先生が辞退すれば、下から格上げになり、全く人気のない先生も場合によってはポジションを得ることが出来ます。1ブロックだと、給与は半分になります。その代わり、取ったブロック数に関係なく副業を認めます。転職の準備にもなるし、副業をしてでも学生の人気を維持出来るならそれもありでしょう。大学の給与はこれからもどんどん下がっていくでしょうから、副業で各自が補えるようにすれば才能のある人も大学に残ってくれるかもしれません。以上、全く新しいテニュアトラックシステムでした。お分かりのようにテニュアを取って全く安泰という状態には基本的になりません。常に生産性が求められます。研究予算を取っていなければ、それに見合ったテーマも与えられません。アカハラ先生には誰もつかなくなるから、態度を改めないとそのうちクビになります。
2011.01.21
コメント(0)
最近、あるPIの先生が、最近の子は怒ってばかりでは駄目で、褒めないといけないらしい。できるかどうかわからないが、やってみようなんてことを書いていた。部下にどう接するかは管理職になったらどうしてもぶつかる問題。特にアカデミアの世界は、密室になりやすく、アカデミックハラスメントが多く存在する。アカハラで自殺する学生さんも沢山いるけれど、ほとんど闇に葬られているのが実情だ。それは死んだ学生がもう生きていないから本人の弁は聞けないし、親元を離れている学生さんだと、失恋を苦に死んだのか、アカハラで死んだのか、いじめで死んだのか、さっぱりわからない。友達も先生も原因につながるヒントは決して与えてくれない。日本のPIにありがちなのは「なんでこんなこともできないんだ」と、「自分が学生の頃だったら絶対こんな失敗はしない」と怒ったりするわけですが、その時にイメージされる自分の学生時代はある程度経験も積んで出来るようになったときの自分であり、怒っている相手の学生はまだぺぇぺぇの学生だったりすることも多々あります。そもそも、優秀だったから自分がPIになれたわけで、そんな人より出来が悪いのは当たり前です。また、逆に学生やポスドクの方が、PIより優秀な場合も怒り出したりすることがあります。この辺は以前書いた人が怒る理由が根底にあります。さて、PIとポスドク・学生、上司と部下の関係について再度確認してみましょう。実際に仕事をするのは部下で、それをとりまとめるのが上司になります。とりまとめたものが評価されて、予算を貰えたり、利益が発生します。すると、その次のステップとしてその上司が昇進したり、給料が上がったり、もっと大きな予算が貰えたりします。その時にそれらのボーナスに対して部下の名前は一切入りません。一方、部下はその時にした仕事を次の仕事や職を探すときに評価して貰いますが、必ずしもその時の上司と同じ立場になれるわけではありません。分担した仕事は一部でしかないというのも理由です。アカデミアの場合だと、およそ10%位の人しかPIにはなれません。つまり、部下がした仕事の100%=上司の仕事として評価される=上司の給与、社会保障、社会的身分全てを向上させることに役立ちます。部下がした仕事は無駄なく、上司のためになります。一方、部下にとっては将来的に10人の内1人しか、念願の昇進はできません。つまり、部下がした仕事の10%=部下が昇進することに役立つ、でしかないわけです。しかも、日本の院生だったら、授業料まで払っていて、なんら生活保障は貰えないし、ポスドクも将来的な社会保障はほとんどありません。会社なら平社員の給与なんてしれているでしょう。部下が頑張れば頑張るほど、相加相乗的に自分のためになる上司。どんなに頑張っても、報われるのは10人に1人の部下。これはどんな世界でも決して変わることのない構造です。部下を育てているんだから、厳しくしないといけない、否、褒めて育てるんだ、と色々意見はあるだろうけど、それはケースバイケースだと思うんです。厳しくした方が伸びる部下もいるし、褒めた方が伸びる部下もいる、両方混ぜた方が良い部下もいます。それでも、絶対に変わらない事実があります。上司にとって、部下が頑張ることは全部自分のためになるということです。ということは、こういう言い方もできます。上司は部下に対して100%感謝しても、それは100%意味のある行為です。一方、部下は、100%感謝しても、10%しか報われません。(人間形成のお礼とかは除きます、逆も成り立ちますから。)つまり、上司が部下に対していくら感謝してもそれは絶対無駄にならないということです。アメリカはメールの最後に必ずThanksをつけるし、実際、そういう文化なので、実際にあって仕事を成果を見せれば、必ず最後に感謝の言葉が出てきます。言葉にあ・うんの呼吸や以心伝心があまりない(実際はかなりある部分もあるんですが)アメリカだからこそ表面的にやるべきことはシンプルに表現するようになっているわけです。一方、自分の場合、日本にいた時のボスで、「ありがとう」を言ってくれていたのは、最初のMentorだけですね。話が終わった後、こちらがドアを閉める直前必ず大きな声で「ありがとーー」と言ってくれていました。その当時は、仕事に慣れるので一杯一杯で、ちょっと変わった人だなとしか思っていなかったけど、あれは本当は凄いことだったんだなと最近ようやくわかりました。そして、そんな日本人のボスに出会えたことを本当に感謝しています。彼は私にとって、最高の師匠であり、友人でもあるんです。あなたの上司・PIは部下に対して「ありがとう」を言っていますか?
2011.01.20
コメント(0)
三つ目のネタを思いついたのだけど、最初の二つのうち一つが忘却の彼方に行ってしまったので予定通り二つ。PIの仕事は学生を育てることなんだけど、別に特別な指導をする必要は無い。とはいえ、理想のPI像はあってそれは後日まとめるとして、どんなにCNSなどの業績が出ていても学生が60人もいるラボで、年間2、3報のうち1報がサイエンスではラボに入った学生はたまったものではない。そんなときに役立つのが、M indexだ。聞いたことないって?だって、私が考えたものだから。実はMentor indexを略しただけ。これは指導教官としてどれだけの仕事が出来るヒトかを計る指標です。サイエンスの世界では論文が出てなんぼ。利益で図れるビジネスの世界では、どこまでがその人の貢献かを計るのは意外と難しい。しかし、サイエンスの世界はシンプル。pubmedで調べればすぐに業績がわかります。基本的に必要な情報は、助教などラボで指導する立場の人数、修士と院生+ポスドクの数(学部学生はテクニシャンと同じとみなす)、そして業績。業績はreviewを含むpeer reviewを受けたもので、ラボヘッドがコレスポもしくはラストオーサーである英文の論文数。あと追加でインパクトファクターやH indexを絡めてもよいけど、指導教官としての資質をみるのにH indexは不要なのであとはインパクトファクターくらいだろうか。それぞれできれば年度ごとの情報が欲しいところだけど中の人じゃないとわからないこともあるだろうし、とりあえず、人数は計測時ということにします。2010年なら2011年1月にいた人数ということ。さて、indexは単純に学生が4年間に1報出せれば、1になるのがわかりやすいでしょう。要するに卒業するまでに1報書けるラボかどうかということです。これが、2や3なら尚良しということです。分野によって生産性が違うというのなら、分野ごとに情報をまとめればその分野の中での生産性も一目瞭然。本当は、10年間とか、5年間の業績で出したいところだけど調べるのが面倒なので近接3年分でどうでしょうか。ラボを運営して10年以上経ち、入ってくる人数も発表される論文もある程度一定になっているならほぼ安定した数字が出るだろうし、5年目でちょうど軌道に乗ってきたというところなら数も出始めているだろう。逆にラボが立ち上がったばかりだとそれはそれで学生もいないのでそんなに不利な数字も出ないはず。さて、計算法です。2010年のM index = 4/3 x (2010+2009+2008のラストオーサーの論文) / スタッフとポスドクと修士と院生の総数(分母にラボヘッドはカウントしません。スタッフとは、准教授、助教、助手のことです。特任も含みます。)まぁ、3年というのを明示的に示すために「2010年のM index (3y) = 」と表記してもよいかもしれません。論文の総和をインパクトファクターの総和とすることで、M index-IF (3y)としても良いですが、計算が面倒なのが欠点。さらにラボにおける助教と準教授の独立度を計るI(Independent) index = M index / (助教と準教授の総数 + 1)なんてのもあります。教授以外のスタッフが論文作成に積極的に関わっていれば、I indexは高めに出るはずです。逆にスタッフが実質的にポスドクと同じような働きをしていると、低めに出ます。+1はラボヘッドの分で、スタッフがいないラボがあるので加えています。Reviewを加えているのは、学生に書かせることもあるし、もし、論文にするだけのデータが出ていれば、reviewを書く時間がそれに当てられていただろうという理由からです。ちなみに私がいたラボはM indexが、現在のラボが、3.25 (Neuroscience)以前いたラボが、1.44 (Cancer research)、2.33 (Physiology)といった感じ。I indexは同じ順序で、3.25, 0.48, 0.78といった感じだ。(見事に実情が数字に現れております。)是非、はてブか、Twitterで自分のラボや知っているラボのM indexやI indexを計算して報告して欲しい。ここのはてなのコメント欄なら匿名性も上げられるので、ラボヘッドの実名で報告してくれても構わない。3人くらいまとめて報告してくれれば、どこの中の人かは特定出来ないだろう。4/3をかけるのを忘れないようにして下さい。はてブやtwitterやコメントは下記のサイトからアクセスして下さい。http://d.hatena.ne.jp/AMOKN/20110119
2011.01.19
コメント(0)
今回はいつにもまして、ゴールも主張もないままに書き始めています。研究者のキャリアアップを簡単にまとめてみよう。日本の助教や准教授はポスドクとテニュアの間くらいの仕事をしています。大ボスの自分のスタイルはすでにオールドファッションなので拘ってはいけないが、メインの技術にしておかないと指導も出来ない。面白いことに4つの立場全部が自分のサイエンスを追究したいという願いを持っている。これが不幸の始まり。学生はテーマを選べないことが多いので、自分の興味とのミスマッチからモチベーションを下げることもあるが、やっているうちにポジティブデータが出てやる気になることもあるし、一仕事まとめた後で、やりたい仕事に取りかかれることもある。その場合、立場的にはポスドクに近いので横にスライドした感じだろうか。一番幸せなのはポスドクという立場、全力で研究だけに打ち込めます。但し、社会保障などがないに等しいという意味で一番やばい立場でもある。実験のアイデアが一番出るのは、やはり実際に手を動かしているときであり、一番充実感を得られるのは自分で立てた計画で、自分の手で実験をして、かつ予想外の結果が得られたときだろう。テニュアはポスドクから昇進したばかりで実験の勘も忘れておらず、この時点での計画は予備実験の結果も含めてかなり成功率が高い。そして、恐らく初めて自分で計画した実験を自分の手でしなくなるときでもある。この時から研究に対する見方の変化を求められてくるのだけれど、それよりも大量に提示される雑用に追われて頭の切り替えは上手く行かないヒトも多いのではないか。恐らく、アカハラや尊敬されないボスが大量に生まれているのはこの時点で、違う仕事に転職したのだというスイッチが自分の中で出来ないからだろう。大ボスになると、色々問題を抱えながらも何とかテニュアを切り抜けた状態である。この場合、余生を気楽に過ごしたい派、さらに学部長、総長などキャリアをアップしたい派、学会の中でのプレゼンスを上げていきたい派などに分かれてくるけれど、一番大事な本来の仕事である人を育てることに注力する人はあまりいない。あくまで自分の仕事が上手くいけば、それを手伝った部下も学生も上手くいくだろうという戦略が取られることが多い。ポスドクからアカポスに就いた、就けたと聞くと、良かったですね、と言う人は多いけれど、本当にそれは良いことなんだろうか、それは実は転職したというのと同じ意味なのに…。そう考えると、本当の転職組である金融日誌やニューロサイエンスとマーケティングの間のアクセスが伸びているのは興味深い。要するに、成功している人はそのスイッチが上手くできたヒトであり、そのことがわかっているからアメリカでは30代前半で独立することが出来る(独立の平均年齢は42歳くらいらしいけれどそれでも日本よりは早い)。PIになるということは、自分で実験せずに研究をするということであり、そのための戦略は実は自分で実験する場合と全く異なるということ。そのことがわかれば、PIになることは一つの選択肢に過ぎないと気付くはずである。うん、やっぱり、何も出てこなかったね。実は別ネタが二つあって、その前振りとしては悪くないのでそのままアップだ。
2011.01.18
コメント(0)
昨日の問題のほとんどは自宅では再現されなかった。職場のデスクと隣のデスクでは起こるのだけど、別の建物や自宅では起こらず。それでも、ウイルスバスターの設定画面に行けないのは相変わらず。代わりに「webページへのナビゲーションは取り消されました」と表示されていた。そこで、色々調べてマイクロソフトの対応策7つから最後のものをチョイスして、IEの設定をリセットすると元に戻った。ということで、自宅ではほぼ元通りになったのだけど、職場では相変わらずgmailすら見られない。あとはケーブルやLANの端子などが怪しいわけだけど、とりあえずケーブルを自宅の物と取り替えて様子を見てみるつもり。
2011.01.17
コメント(0)
困ったことに一部のサイトにアクセス出来なくなってしまった。最初はGmail. Google waveといったGoogleのサービスだったんだけど、そのうち、アマゾンも駄目になり、Thunderbirdによるメールも日本のサーバーのものは読めなくなっている。てっきり、パスワードが必要なサイトが全部駄目かと思いきや、楽天やはてな、smugmugなどは大丈夫。で、普通のサイトでも行けないところがたまにある。ファイヤウォールの問題かと思って、ウイルスバスターをいじっていたら、今度はウイルスバスターの設定画面にも行けなくなる始末。他のパソコンからは行けて、他のLANサービスでもつながらないのでこのPC自身の問題なのだろう。データストックして、初期化かな。それでも駄目だったら泣きだ…でも、普通のネットはつながるところが多いのでやる気が起きない。たぶん、ファイヤウォールの問題なので、もう少しいじってミルです。
2011.01.16
コメント(0)
マンハッタンのアパートメントはどれも築100年くらいありそうなぼろい建物ばかり。それを改築、改装してごまかしごまかしやっている。岩の上に立っているようなもので地盤も固く、地震の心配もないのが建て替え不要の状態を維持している理由だ。そんなわけで、アパートメントの中は色々不調を訴える。先日おかしくなったのは、ガスコンロ。前から一つが着火しなかったのだが、別の一つが消えなくなってしまった。スイッチをどう回しても火の勢いは全く変化しない。日本のガスコンロのように吹きこぼれによる消火機能もない。鍋で蓋をして、酸素供給を止めてもちょっと火の勢いが弱くなるだけで消えることはない。この状態で外出するわけにもいかず、アパートの管理人に来て貰うように一階の故障台帳に書き込みにいったわけです。故障台帳というのはドアマンの後ろにおいてある冊子でこれに不具合のある箇所を書いておくと、住み込みのスーパーやハンディーマント呼ばれる人達が勝手に部屋に入って昼間のうちに修理してくれるという仕組み。今回は事態が事態だけに自宅待機して、修理に来てくるのを待っていました。すると、午前10時くらいに来て、ガスの元栓を閉めた後、スイッチ部分を新品に交換することで対応してくれました。日本みたいに業者の人が来るのではなく、基本的にアパート専属の人が修理するのがマンハッタン式なわけです。さて、うちのアパートメントは125戸あるわけですが、その修理台帳をみてみると、ほぼ毎日数件の修理依頼がありました。面白いことに9割以上が風呂場が詰まったと書いているわけです。はて、ここに2年以上住んでいるけど、風呂が詰まった事なんて一回もないけどなぁと思ったわけですが、すぐに合点がいきました。あぁ、なるほど、こういうことねと。つまり、バスが詰まる=トイレが詰まるなわけです。ということはですね。自分がいない間にハンディーマンに自分たちのうんこを見られるということですよね。しかも、そのうんこが流れるように処理してくれるわけです。超恥ずかしくないですか?自分のうんこが汚いと思わなくなった自分でも人に見られるのはとても恥ずかしく感じます。まして、女の人なら尚更でしょう。マンハッタンではホリデーチップとして、サンクスギビングからクリスマスの間にドアマンとスーパー、ハンディーマンにチップをあげる習慣があるのですが、宅急便を預かってくれたり、タクシーを呼んでくれたり、ドアを開けてくれたりといろいろしてくれるドアマンと違い、スーパーとハンディーマンには倍以上のチップをあげるのが習わしになっているわけです。ちゃんとしたアパートメントならほとんど世話になることのない彼らに何でそんなにチップを払わないといけないのかと思っていたら、そういう事情があることもあるということだったわけです。うんこの世話をしてもらったならそりゃドアマンより多めに払うでしょうw
2011.01.15
コメント(0)
最近、ソーシャルソーシャルとうるさいですが、正直微妙というのが個人的な意見。ネットが便利なのは間違いないですし、かつてブログを巡回していた能動的な行動が、twitterの勝手に向こうからやってくる受動的な行動に変わってきたというのはあるかもしれません。RSSやはてブを上手に使っていた人もいたんでしょうけど、自分の場合、全く使わず。そもそも巡回するサイトが両手で足りる程度だから普通にブックマークで事足りていたりします。Generalなインフォメーションとしてはtwitterはとても便利なのですが、もう少し狭いコミュニティーの情報のやり取りとしては少しオープンすぎるというのもありますよね。また、140字の字数制限もちょっとうざったい。その点、Google Buzzには字数制限ないみたいだし、便利そうだけどびっくりするくらい普及していない。最近、どこのブログも、Facebook, mixi, twitter プラスアルファのボタンを配置するようになったけど、ボタンがあるにもかかわらず未だにBuzzのボタンを設置しているブログを見たことがない。一方、そこそこユーザーがいたにもかかわらず、いきなり開発中止になったのが、Google wave。限定版の頃から使っていた身としてはあの中止には本当にびっくりしました。Beta版>一般公開>一年もしないうちに中止。一方のBuzzはいきなりGmailの受信トレイの真下に入り口設置です。この政治力の違いは何だったのでしょうかね。Waveの開発がオーストラリアでしていたという話もあるので、本社との距離の違いもあったのでしょう。Buzz, waveと並べて、ユーザーの多い方を残しますなんて競争をあおっても良かったし。Gmailをwaveに取り込ませられるオプションをつけても良かったのに何故かそれもしませんでした。まぁ、マネタイズという意味ではサーバー負荷が半端では無かったというもあるのかもしれません。で、スタンドアローンを配る方向に変えたのでしょう。とはいえ、waveを使っていたearly adaptorは結構いたわけです。比率はどれくらいかわかりませんが、今でも使っている人はそこそこいるはずです。開発中止を受けて、ビジネスユーザーは止めたかもしれませんが、個人で使う分には問題ありません。そのGoogle waveは昨年末からあるアナウンスをしました。一つは過去の書き込みを最大10 waveずつ保存する機能の案内。サードパーティー製のはあったのですが、内容がお粗末。その点、本家のは半端無く便利かつ早いです。もう一つはGoogle documentsに組み込まれるという案内。この変化で使い勝手どれだけ変わるか分かりませんが、とりあえず完全に使えなくなるわけではないようです。Waveなり、buzzを使い始めて、しかも、全体的には失敗だったということが明らかになっても、それでも使い続けているearly adaptorな人はかなりのGoogle好きなことには間違いないわけです。どんなに経済的に負担があっても、最も切ってはいけないユーザーと言っても良いかもしれません。ただ上手な発展のさせ方を見つけられなかったので、開発キットを配ってユーザーに続きを託したのでしょう。ということで、Google waveは無くならないということを信じて、これをclosedのツールとして本格的に使ってみようかなと思った次第です。すでに大学時代の友人とは使っているんですが、まさにすぐ横にいる感覚というのはwaveでしか得られない体験です。これをもう少し広めの知人や友人達と使ってみたらどうなるか試してみようかと思っています。感覚的にはスタバでたまたま知人と会って、立ち話をする感じでしょうか。
2011.01.14
コメント(0)
外国人にトイレの神様を紹介しようと思ってカバーを探して見つけた動画を紹介。今まで中国語の字幕バージョンはあったんだけどね。歌詞の訳はこれ。英語の半分カバーはこれ。日本語とまぜまぜです。でも、途中で歌うのを辞めて英語と日本語で解説を始めています。で、この人も歌が上手いんだけど、普通のカバーで面白い人を見つけた。再生数から言って、全然メジャーじゃないんだけど、歌詞の中の語りかけるような部分はこっちの方がオリジナルより上手に歌えています。この人は 独自のYoutubeチャンネルを作っていて、千と千尋の神隠しのカバーなんて素人離れしております。コメントとかも英語で書いてあって、ワールドワイドにアピールすることを狙っているようだけど、再生数から考えるとニコニコ動画に行った方が再生数も二桁から三桁増えるくらいの実力はあると思う。顔出しありなら尚更だ。あぁ、勿体ない。
2011.01.13
コメント(0)
もし、FACEBOOKがmixiを買収したら、Are You Interested?も使えるようになるということなんだろう。なんか、以前書いたことの焼き直しになりそうだけど、このテーマで書いていってみよう。Are You Interested?はFACEBOOKで最大手、一人勝ちのアプリで、内容はもろ出会い系。しかも、顔写真付き。ロケーション機能はこれから付くとのことだけど、そんなことしたら尚更ローカルで特定されやすくなる。とはいえ、アメリカにいると、日本でいうような出会い系の悪いイメージ、売春とか、DQN、ビッチビッチにべったりという感じはあまりしない。気が合えば、付き合えば良いんじゃないという軽い気持ちのマッチングサービスにすぎない。残念なのは、人の出会いは写真じゃ決められないという事実だ。男でも女でも、外見上好みの相手でもそうでなくても、心惹かれる相手というのは、初見で全く予想していなかった相手だったりするからだ。見た目も好みで、性格も予想通り、かつ自分のことを好きでいてくれるって、基本的に2次元にしかいない。(虹に感情はないけど…)というか、仮に本当にそんな人がいたとして、本当にそんな人に惹かれるだろうか。心安かった人達って、大抵「あぁ、こういう人だったんだ」という気付きからあとはどんどんと深く付き合える人達ではないだろうか。ということで、友達にしろ、恋人にしろ、会わずに決めるのはなかなか難しい。見た目で絶対NGの人もいるという場合もあるだろうが、人の魅力は見た目の性格の組み合わせなので意外と良いという場合もあるし、そのギャップにはまるとなかなか抜けられない場合もある。ということで、一番大事なのは短期間実際に会うことであり、付き合うとか付き合わないとかの判断をすることなしに2,3回会うことが最低条件のような気がします。以前、提案した仕組みに近いかもしれませんが、こんなのどうでしょう。まず、アプリでも、パスワード付きのウェブサービスでも良いのですが、月々1000円で入れる会員制の会を立ち上げます。毎週複数の飲食店で男女半々の食事会を開きます。これはお酒が入った方がしゃべりやすいという理由からです。飲食店は定期的に利用するということで何らかの割引サービスを受けられるようにします。そのサービスで得られる利益は運営でなく、利用者にそのまんま利用して貰います。出会いが目的なので、必ずしも美味しい店が優先されるわけでなく、一番優先するのは話しやすい店の中の騒音度だったり、椅子の配置だったりします。人数は6-8人。どの食事会に参加するかは運営側が割り振ります。但し、その時、会員の希望を反映出来るようにします。そのためにまず、プロフィールで自分にタグを付けます。同様に一度一緒に食事をすると、相手を評価することが出来て、一つは同じようにタグを付けられます。「オタク」、「アパレル関連」、「ワイン詳しい」、「お酒飲めない」、「DQN」などネガティブな物や職種も含めて好きなだけ印象をタグ付け出来ます。DQN、やりちんなどのタグがつけられることで、単にsex目的のDQN、ビッチはそれなりに認識されるようになります。もう一つは、もう一度会っても良いか、会いたくないかのタグ付けです。これらは後から変更可能としておきます。また、一回会っただけでの他人の評価は当てになりませんから、基本的に重み付けは10%程度の処理として、自己申告のプロフィールの方を重用します。また、こういったタグは他の人には全く見られない仕様にしておきます。あくまで運営側が自動的に情報を利用出来るようにするだけです。但し、全体的にどんなタグが存在するかは見られるようにします。で、行きたい食事会として、タグ一覧から、好きなタグ、嫌いなタグを選びます。必ずしもその希望通りとはいきませんが、何となくそんな感じの人選でグループがつくられます。また、一度あったことをがある人を何人いた方が良いかの希望もとります。特にこの設定に関しては厳密度も問います。絶対、二人は知り合いがいて欲しいとか、いればよいけど、いなくても良いみたいな感じです。ちなみに月に1000円なので、スモールビジネスにしかなりませんが、もう少し手を加えると、もう少し大きくできるような気もします。
2011.01.12
コメント(0)
今日は日本からお客さんが来ていて、昼はランチに寿司屋に行って来た。本当は別の寿司屋を考えていたんだけど、店を見つけきれず、いつもELIに行くときに見かけるKonomi Sushiへ。まず、昼飯時なのに先客が一人。その後も食べ終わって出るまでに来たお客は一組だけ。値段が高いから客が来ないのかなと思ってメニューを見るも、ランチはどれも10ドル以下。この近辺はELI以外どこも安くてランチは5ドルからあるような場所だからそのような値段設定なんでしょう。アメリカンな寿司のようでいて、寿司でない物が出てくるのではと、ちょっと味の方は不安だったのですが、意外や意外。普通に美味しかったです。ちらし寿司を頼んだのですが、寿司のネタに出来るくらいの大きさの切り身が4つに。貝が二つ。エビも二つ乗っていて、良くこれを9.5ドルで出せるなぁと感心。しかも、サラダも付いてきます。逆にメニューを見ても、個々の寿司ネタの値段は表記されていなくて、基本的に全部コンボ形式。その日のネタに合わせて適当にアレンジするのでしょう。寿司を食べたいという懐の寂しい外国人を連れてくるのには良いかもしれません。
2011.01.11
コメント(0)
以前の二つに続いて別のお話をご紹介。といっても、初回は2005年なので、知っている人もいるかもしれませんが…私は先週知りましたよ(^^;;4.5畳の恋人1章の1話からどうぞ。基本的に一つ一つは短いし、会話形式なので読みやすいです。中程でえぇ~な展開になって、最後は…ということでどうぞ。ちなみに前の二つはこれです。寝不足になります。どちらも元気が出たような気がします。【コラム】お勧めスレッド~うちの母ちゃん凄いぞ 【コラム】お勧めスレッド~外資系企業に勤めてたけど今日クビになった楽天の検索がまたへぼくなったのか、見つからなかったのでリンク先ははてなです。
2011.01.10
コメント(0)
2010年に快進撃した10のビジネスモデル 「2010年に快進撃した10のビジネスモデル」を解説しているサイトが見当たらなかったので、一般化して書いてみます。とはいえ、あまりにも一般化しすぎると要点が見えにくくなるのでそのまま残してあるところが大部分です。適当に自分のアイデアを当てはめて考えてみて下さい。今更同じサービスを立ち上げてもしょうがないのですが、英語のサービスを日本語化するだけでものになるものもあるかもしれません。10位 PatientsLikeMe.com似たような病状の患者同士をネット上で引き合わせて、コミュニケーションを取る場を創る。ポイントは病状がプライバシーに当たること。トレードオフとしてそういう秘密のプロフィールを共有している人同士の場を与える。データを集めて、製薬会社に売りつけることで利益を上げる。9位 Flattrネット上のフリーのコンテンツにお金を寄付する仕組みです。web上のコンテンツにFlattrボタンを付けて貰います。Flattrにペイパルなどで月々払う金額を決めておきます。その月にFlattrボタンを押したコンテンツにそのお金が等分配されます。Flattrボタンがある程度普及しないとどうしようもないシステムですが、月々払う金額が都度払いではなく設定制なのが良いですね。8位 Grouponまとまった客が集まることで、大幅値引きをお店に要求。売り上げの半分を貰う。7位 Spotify.com広告費を貰うことで、フリーで音楽配信。さらに課金制の広告をカットする音楽配信サービスも追加。基本的にニコニコ動画がしていること。また、巨大なサーバーが必要なので個人には無理かな?選択肢の多いサービスやものなら出来る可能性もあるけど。6位 PayWithaTweet.comコンテンツや無料アプリケーションをtweetやFaceBookでコメントすることを条件にダウンロードさせるボタンを付けるサービス。ソーシャルネットワークの中をそのコンテンツに興味がある人を限定的に選択して、コメントが拡がっていくのがメリット。でも、どこで稼ぐの???コンテンツを売っている人はその商品に対してコメントしないなら、課金するようにすれば良いんだけど…この会社はボタンの設置料で稼ぐしかないような気がします。ただ広告の在り方としては最も効率が良さそう。但し、その前提条件として同じ興味を持っている人同士がソーシャルでつながっている必要があります。また、無料で配布して良いと呼べる程度のものにしか使えないのも欠点でしょうか。発展系として、コメントすれば値引きして貰えるというシステムだけど、楽天が似たようなことを既にやっています。5位 HumbleBundle.comちょっとわかりにくいシステム。まず、ゲームを買うときにそのゲームを買うための値段を自由に設定出来る。さらに支払ったお金をHumbleBundle、チャリティー、非営利団体などにどれだけ割り振るかも決められる。ここからは推測も含みますが、ある一定期間に設定された金額からその後の支払金額が割り出され、事前に平均以上の支払いをしていた人には追加で別のパッケージが配られる仕組みがあるようです。4位 Free with in-app salesフリーでゲームやアプリをダウンロード後、気に入ったら後から支払いする。その時の支払いシステムとして独自通貨をまとめて買って貰う。で、追加の機能やゲーム内アイテムをそこから支払って貰う。牧場系とか、要するにモバゲー、グリーですね。3位 Quirky.com99ドル払って、最初のアイデアを登録。アイデアを実現出来る会社がさらにそのアイデアを発展させて製品化。売ったお金を山分け。利益の30%が最初にアイデアを出した人、別の30%が製品化を手伝った人に働きによって山分け。40%はQuirkyが取ることになる。また、プリセールを募って、ある一定数以上売れそうなら生産に取りかかるという仕組みもある。アイデアはあっても製品化出来ないくらいなら30%でも良いから手にしたいという良案をサルベージする仕組みなんでしょう。でも、最初のアイデアが単にパクられるだけという危険性をどう排除しているんだろうか。2位 Airbnb.comこっちではよくあるんだけど、別荘とか、住んでいる家とかを自分たちが家にいないときに他人にレンタルしたりします。そのマッチングサービスで6-12%の手数料を取るみたいです。不動産に関しては日本では需要はなさそうだけど、永住する家とか、物とか車なら出来るかもしれません。1位 Kickstarter.com起業家に投資家を紹介する仕組み。投資家は小額から多額まで色々、儲けを分けて貰える仕組みでKickstarterは投資額の5%を手数料として貰う。事業内容によって欲しい金額の多寡があるのでそれに対応したマッチングサービスですね。普通の人も気軽に投資家になれるのが素晴らしいアイデアだと思います。結局、1)どんなサービスが欲しいか?2)誰がお金を払うのか?また、どうやって払うのか?3)どれだけの数の商材を用意出来て、利益率はどれくらいか?の順序で考えていくと、いろいろ思いつけるようです。早速、これはというサービスを思いつきましたが、実現するためにはエンジニアの人のサポートが必要そうです。
2011.01.09
コメント(0)
メガバンクで先陣切って始まる 「バブル入社組」の定年問題|Close Up|ダイヤモンド・オンライン 金融日記:客観的な成果で評価されることから逃げまわる日本の高学歴エリートMyNewsJapan編集長、渡邉正裕氏による「ソリティア社員が国を滅ぼす」 大企業にいる「働かない人々」の実態 - モジログ 池田信夫 blog : 雇用規制から雇用創造へ - ライブドアブログ 上記の複数の記事を読んでふと思ったこと。まず構造としてアカデミアでもビジネスの世界でも下記のような対立軸があります。同期入社における管理職として残れた人 vs 窓際族として関連会社に片道切符で飛ばされた人教授としてアカポスに残れた人 vs 業績が出なくてポスドクとして働いている人正社員として働いている人 vs 非正規社員として働いている人左側の人の意見はあまりネットには出てきません。そんなことをしても、落ちることはあっても上がることはないからです。今までなら十分な退職金と福利厚生、社会保障費を貰えていました。下手に自分たちと右側の人達との差を明らかにするような言動を取るとやぶ蛇だからというのが一番の理由でしょう。しかし、それもあんまり当てにならない時代になりつつあります。沈みつつある船でいす取りゲームをして折角取ったいすから離れられなくて船と共に沈んでいく感じでしょうか。それでも、定年間近ならまだ勝ち逃げ出来そうですが…一方、ネットにある意見のほとんどは左側の人に対する右側の人のルサンチマンから来る意見です。何故そんなことになるかというと、そもそも左側の人のポジションがその仕事に適正があるあるから手に入ったわけではないという構造的な問題があるからです。本社の管理職に就いた人は、若いときに減点項目が無く、強い派閥に入れて、ボスに気に入られて、ほんの少しの高い業績があったからなれただけで、同社をさらなる発展に導く革新的な経営判断が出来る資質があったからではありません。教授になった人も、教授として次々にNature, Scienceを出せるようにラボをより生産的に運営出来る資質があったからなれたわけではありません。ビックラボ、著名なPIの元でたまたま良い論文を出せたからなれたに過ぎないわけです。正社員だって、新卒の時に所属大学名をシグナリングとして利用してなれただけで、入社した会社に革命的な新製品や新サービスをもたらす資質があったからなれたわけではありません。しかも、いずれにも共通するのは、本来の目的を達成しようが出来なかろうが、クビにはならないことです。アメリカでは本来の目的を達成出来なければ、アカデミアの世界でもビジネスの世界でもクビになります。最初に挙げた記事を読んだ右側の人達は、早く解雇規制が撤廃されて、同一労働同一賃金になればよいのにと言うわけですが、そこで待っているのは過酷な競争社会です。結果的に、捏造、詐欺、架空請求などブラックなことが横行し、自殺も増える可能性もあります。逆に言うと、右側の人達にとって、今の状況はかえって好都合とも考えられます。左側の人達は、犯罪でも起こさない限りクビにはならないし、いわゆる「上がり」な訳ですから挑戦的なことをする必要もありません。目立つと叩かれる可能性があるので、かえって手を抜くくらいの勢いです。つまり、左側の人達はみんなかなりぬるい状態で仕事をしているわけです。例え、右側の人が、競争社会になるにしろ、ならないにしろ、左側に行ったとしても結局は左側のいすの数が増えない限り状況は全く変わりません。競争社会になると余計に厳しいでしょう。そこで、考えるべき方向性としては、今のままの状況で左側の人を出し抜くスキームをいかに考えて立ち上げるかです。誰かにして貰おうとか、誰かに雇って貰おうとか、政府にして貰おうとか、考えているうちは何も出てきません。起業なんかしなくても出来る方法はあるし、起業なんていつのまにかそうせざるを得なくなってやってしまっていたくらいの方が良いです。下記は起業の話ですが、まさに例としては適切でしょう。これ読めば分かりますが、そうせざるを得ないことを繰り返しているだけです。別にもの凄い経営判断をしているわけではありません。最初につくったスキームが自律的に走り出しただけなんです。しかも、今の時代、そんなスキームはかなりのローリスクでできます。大事なのはこんなサービスが欲しいと思えることに取り組むことです。本を送るとスキャンして電子書籍化してくれる「BOOKSCAN」の裏側を見せてもらいました - GIGAZINE
2011.01.08
コメント(0)
さて、去年見つけた逸材がLily.西野カナと同系統の会いたい系ですが、そんな歌詞もほとんど気にならない歌声を持っています。帰国子女とか、英語がしゃべれるとか、ハーフとか、ダンスが上手いとか売りがないのでレーベルが売り文句として使っているのが下記。“1/fのゆらぎ成分に立証された女神の声ともいうべき、透明感のある癒しの歌声、人々の琴線に触れる歌声は、音響研究の専門家も絶賛の声を上げる。歌声に加え、キュートで親近感溢れるルックス、友達感溢れるキャラクターは、新世代歌姫として今後の活躍を十分に予感させる。“意訳すると、声域が特別広いというわけでもないし、特徴的な声をしているわけでもないけど、歌は普通に上手いよ。特別美人でもないけど、器量が悪いわけでもないどこにでもいそうなルックス。歌の上手い友達感覚で応援出来るよ。と、あまりにも売りにするところがない。そんな彼女を売り込むためにレーベルが取った作戦。まず、アーティスト名 Lily.たぶんピリオドが他の名前との違いとして認識されるように付けているんだろうけど、lilyで検索してもほとんど関連するサイトは引っかかってきません。もう少し、普通じゃない名前を付けるべきだったんじゃないでしょうかね。次にファーストシングル気づいてよ... I Love You(動画)会いたい系ド直球。歌詞にも会いたい、会いたいとうるさいです。しかも、彼女の唯一の売りである歌声にコンプレスをかけて、歌声の特徴を殺しています。いったい何がしたかったのか…とりあえず、西野カナクローンとして2匹目のドジョウの需要に応えようとしたんでしょう。まぁ、ファーストシングルはよほど大きなタイアップでもない限り無視されることが多いのでこれはこれで悪くはないのかもしれません。セカンドシングル遠く離れた場所で feat. C (動画)ちょっと本気出してきたシングルです。男性ボーカルのラップとの共演。でも、今度はボーカルにリバーブのかけ過ぎ。この娘がどれだけ本当に歌えるか逆に疑わしくなります。とはいえ、そんなことには普通気付きませんから、悪くない方向転換です。ここで、もうちょっとこの声を聞きたいという需要に応えてアルバムを発売してきます。LOVE / Lily.【21%OFF】[CD] Lily./LOVE Lily.(初回盤/CD+DVD)価格:2,765円(税込、送料別)本当に売る気があるのかというタイトル。いったいこの娘を将来どういう方向で育てたいのか、さっぱり読み取れません。確かに覚えやすいタイトルだけど、使い捨て感たっぷりです。それでいて無駄に充実した楽曲群。捨て曲がないんですよ。凄く魅力的な声なんだけど、はっきりと表現出来る飛び抜けたものがない。あえて分析すると、やや低域をベースにした声域で、上の伸びはあまりありません。その代わり普通の帯域での声の深みが結構ある。結局、彼女の売りはそこなんです。少しウェットで深いといっても深すぎず、浅瀬の波のように行ったり来たりします。上に伸びるときの方がウエット感は強いので総じて一番声に出す帯域に魅力が凝集されている感じでしょうか。歌唱スキルはそんなにあるわけでなく、カラオケレベルですが、声の魅力が十分補っています。同系統の他の歌手にはこの深みがほとんどないんですよね。彼女がこれからどこに行くのかわかりませんが、今後もフォローしていきたいと思います。
2011.01.07
コメント(0)
昨年度の邦楽のマイファイバリットディスクディスクは一昨年と同じで特に変化なし。で、その記事を探すも見当たらない。去年じゃなくて、一昨年みたいなんだけど見つからないので再度書いておくと、傳田真央榎本くるみPerfume次点で、宇多田ヒカル、矢野まき、古内東子、MEG、池田綾子くらいか。傳田真央は2月末に福岡に来るらしい。2度目かどうかわからないけど、行きたいけど行けるのか悩ましいところ。一時帰国するには微妙に早すぎるんだよね。まぁ、あと2年くらいは順調に活動してくれそうな気もするので、帰国してから東京に出て行くのもやぶさかではないが…福岡でちーやんを連れて行けるのがベストなんだよね。榎本くるみは昨年の後半はほとんど活動してない。これはちょっとやばい兆候。レーベルがレーベルだけに本来ならある程度ちゃんと活動をサポートしてくれるはずなのに…BENNIE Kの悪夢再来か…この二人は潜在的なファンになり得る人にリーチ出来ていないのが痛いところ。傳田真央の最新作のアマゾンのレビューは5つで結構微妙な感じ。榎本くるみも同様に5つ。傳田真央は歌唱力が売りで、榎本くるみは歌詞かな。本当に力強く底辺からしっかり支えてくれる愛に満ちあふれております。陰と陽の境目にいるけれど、陽に踏みとどまっている感じ。一方、陰でのじめじめ感で売れたのが鬼束ちひろ。彼女は暗くて自己破壊的な世界観が最初に注目されたわけだけど、レーベルをドロップオフする直前のSignやBeautiful fighterはかなり明るい方向性で幸せ感に満ちている。恐らくその頃は彼氏と上手くいっていたのだろう。その後、別れがあって自暴自棄になり、レーベルとの関係も悪化してメンヘラ一直線となってしまった。Perfumeは随分大人らしくなってきた。整形美48もモー娘。もエース級ならダンスのレベル自体はたぶん同じようなものだろうし、彼女たちは歌まで歌っているわけだけど、魅せる求心力は圧倒的にPerfumeの方が上に感じるはファンだからだろうか。だろうね。うん。モー娘。の失敗は髪を茶髪にして、たばこ酒を許してしまったところでしょうね。恋人や結婚出産は良いけど、そこのラインさえ守っていれば、もう少し底堅い人気を維持出来たのではないでしょうかね。まぁ、売れたきっかけのゴマキが最初から茶髪だったからどうしようもないのかもしれないけど。9期組が全員黒髪なのでもしかしたら盛り返すかも。宇多田ヒカルはたまに普通歌詞に使わないような日本語を使うのが独特だけど、あれは狙っているんじゃなくて、彼女の中では一生懸命日本語で伝わるように言葉を選んでいるだよね。というのを独り言が英語のちーやんの日本語を聞いてしみじみ思った。ベストチューンは榎本くるみのエメラルドです。NOTEBOOK2というセカンドアルバムにはいています。あいにくエメラルドはネットに落ちていないので、似た方向性の冒険彗星をここでは再度ご紹介。ゲームのネタバレがあるので、ゲームをしたい人は見ないでください。常に片目が隠れているヒロインというのも意外と良いですね。アニメはもう見ないけど。http://www.youtube.com/watch?v=5Z5j3eMlSx8あとサンタさんはいないんです。という曲も印象的でした。子供には聞かせられませんが…アルバム買ってあげてください>NOTEBOOK2~冒険ノート中~送料無料!!【CD】NOTEBOOK2~冒険ノート中~/榎本くるみ エノモト クルミ【smtb-TD】【saitama...価格:3,000円(税込、送料込)
2011.01.06
コメント(0)
このブログの記事は基本的に2500字を目安に書いています。というのは、他のブログを読んでいて、短すぎるのは物足りない。一方、2ページ、3ページとめくったり、延々スクロールしないといけない記事も読む気が起こらなくなる。そんなわけで、一回だけちょっとスクロールする程度の量ということで2500字を目処にしている。とはいえ、最近は10000字近く行く記事もあったりするのですが、それはそれで昔は前編後編と分けていたものをどうしてもひとつにまとめたかったという理由からだったりします。さて、本来なら1)テーマ策定2)情報収集3)データ解析して趣旨の確定(テーマ策定のときにだいたい自分の主張は決まっていますが、データとのつじつまあわせが必要)4)全体の流れを考えて5)箇条書きを利用しながら、できるだけ起承転結になるように組み立てて6)書きあげる7)最後に校正して終わりという書き方をしないといけないのでしょうが、自分の場合、まず、ネタを思いつく>その時点でメモ、大体の場合タイトルになる言葉の一部となるそれに関する主張となるコアのコンセプトを一文だけメモこれ以上話を広げないのが注意点。例えば、年末に挙げた【コラム】大学運営費交付金は必要なのか?というコラムは実は全然別の趣旨だった。ところが、書く前日の夜、布団の中でコンセプトをひろげて話をいろいろと考えてしまったわけ。自分の場合、これをしてしまうとアウト。結論というか、全体の締めまで含めて決まってしまった文を書くのはきついしだるい。ということで、いつもいきなり書いている。大抵は最初にテーマを挙げて、それに関する最初の気づきを書く。その後はフリーライティング。書きながら調べる。当然、当初目指していた主張とかみ合わない事実やデータも出てくる。そういう時は書いている途中から路線変更。そして、ブログを書いていて一番楽しいのは書き上げる直前の流れ。その部分はあらかじめ全く考えていない部分であるため、自分でも予想のつかない締めの主張が出てきたりする。で、案外引用されるのはそういうときに出てきたフレーズだったりする。そこまで書き上げて最後に考えるのがタイトル。昔は最初に考えていたんだけど、最後に予想外の流れになることが多いので最近はタイトルを最後に決めることが多い。まっ、何にしろ、自分が読みたいブログを書いているというのが本音です。で、何が読みたいのかというと、自分が何を考えていたかです。とにかくすぐ忘れちゃうし、考えも変わってしまうもので。主張が長期間首尾一貫している人が凄いなと日々思います。
2011.01.05
コメント(0)
正月早々景気の良い話が上がっていた。本当かどうかは置いておいて、現実的にどういう仕事になるか考えてみよう。年収2億(税金1億)だから利益が2億で商材の調達費は別途かかるわけだけど、とりあえずここでは売り上げ2億として考える。単価を10万、1万、1000円で考えると、その数は2千個、2万個、20万個になります。これを365日で割ると、5.4個、54個、547個になります。実際の注文数は、1/3から3倍くらいで揺れるでしょうから、一日の注文数はそれぞれ1.8-16.4個、18-164個、182-1643個になります。1000円だとマンガくらいでしょうか、1万円でフィギュア、TENGA、洋服、10万円だと絵画、高級ブランドなどの価格になります。10万円するものが、毎日5個も6個も売れるとしたら、ファッション関係でしょうが、どれが売れ線かはわかりませんし、在庫を抱えるリスクが高すぎます。そうなんですよね。実は、商材の種類が多ければ多いほど、売れない在庫の問題が出てくるのです。よって、この手の商売を個人でするならピンポイントで商材を絞り込んだ方が良いです。また、在庫を抱える場所と、それが売れないリスクは出来るだけ回避した方が良いでしょう。また、単価1000円だと最大一日1600個近い注文が来ることになります。これを4人で分担してやったとしても、一日一人400個です。パッキングを3分でやったとしても20時間必要です。よって、一番効率がよい商材は1万円前後の物となります。一日に処理する数は18-164個ですから、確かに4人いれば十分そうです。問題は売れない在庫を出来るだけ抱え込まないように、また、売れる物はそれだけ在庫を持っていないといけません。最低1週間分くらいは持っておきたいでしょうから、1週間分の在庫を持っておくためには378万円分の在庫を持っていないといけないということです。これを6畳間の半分に積み上げるとすると、10cm, 20cm, 30cmの立方体としてそれぞれ、高さ40cm, 3m, 10mとなります。いくら毎日売れるからといっても、378万円分の在庫をかかえるのはちょっと怖いですよね。しかも、件の場合、実際は利益が2億です。転売の場合利益率は10-20%程度。300万円分の在庫でも、3000万から6000万分の商材となります。って、絶対無理じゃん。では、利益率10%か20%、年収2億で再度計算してみましょう。この場合、売り上げは10億になります。10%なら20億です。商材の値段を1万円に固定すると、一日に売れる数はそれぞれ540個と270個です。売れる数のぶれから考えると、180-1640個、90-820個です。これを4人で処理します。注文のぶれは作業量を毎日平均化することで対応するとしてパッケージングに3分かかるとすると、27時間と13.5時間。3分間のパッケージングでもありえないのにこれは尚更不可能な数字です。1週間分の在庫を6畳間の半分に積み上げた場合の高さですが、10cm, 20cm, 30cmの立方体としてそれぞれ、10%で3.7m, 30m, 102m, 20%で1.9m, 15m, 51mとなります。しかし、実際、個人で輸入代行業をする場合、脱サラでやるにしても、副業としてやるとしても、年収1000万もあれば御の字でしょう(税金社会保障費がそのうち20%くらいかかります)。その場合の数字も計算しておきましょう。利益率は10%としておきます。商材も実際は1万円から5000円くらいでしょうが、1万円と1000円の場合を考えます。その場合、売り上げは年間1億です。一日に売れる数はそれぞれ2.7個と27個です。売れる数のぶれから考えると、1-8.2個、9-82個です。人を雇う余裕はなくなるので、嫁さんと二人でパッケージングしましょう。一つ10分として、1000円の場合は一日45分から6.5時間と比較的現実的な数字が出てきます。1週間分の在庫は約20万円です。1000円の単価の物で1週間分の在庫を6畳間の半分に積み上げた場合の高さですが、10cm, 20cm, 30cmの立方体としてそれぞれ20cm, 1.5m, 5.1mとなります。小さいサイズならまぁ、無理でもない量です。しかし、その他にも幾つか問題があります。まず、アマゾンで売っているものは使えません。アマゾンはどこもデザインが一緒なので字が読めなくてもボタンの意味は分かるし、Google translateで翻訳出来るし、クレジットカードも使えるからです。また、海外発送も対応しています。売り物の大きさは倉庫を借りないのなら、現実的には20cmの立方体サイズが限界です。在庫を抱えないためにもできるだけバリエーションの少ないものが望ましいです。洋服ならワンサイズの1点売りくらいの割り切りが必要です。ブランド品のバッグなんかが利益率は高いのですが、売れないリスクが高いので売れない場合の損切りの経路を確保する必要があります。そう考えると、情報商材って、本当ローリスクですよね。
2011.01.04
コメント(0)
年越しエクサ大会、見事に98位ですよw 主催者様、審判団の皆様お疲れ様、ありがとうございました。 移動の作り込みで力尽きて、勝ち方まで気が回らなかったのが敗因ですw 同じコンセプトではパスさんの廃棄物1号 が遙かに良いことを今更ながら確認。 とはいえ、無駄に色々機能を搭載しているので列記。 開幕時の敵の向きによって、左か右の集合先を変更。 レーダー2連立ち上げを順次することで120秒常にレーダー2連状態を維持。 但し、レーダーのエネルギー消費量があまりにもバネェ状態だったのでエントリー直前に一つに減らす。 レーダー2連を立ち上げている機体が敵の位置を知らせて、その位置に攻撃。 ホームとアウェイで向きが逆になるため計算が面倒でした。 するがさんの計算式により、200m以上にも対応。 しかし、主射の砲塔の位置補正などを一切入れていないため、一切当たらないorz調整する時間なし 対空はソニックがなければ角でアバランチ、クラーケンをばらまくことで突撃タイプは角に閉じ込めることが出来ることがある 最終的にカノンx3をカノン、ショット、拡散弾に分けたけど、効果は未検証。カノンx3の方が良かったみたい。 最後の25秒は不明チップで弾をばらまくことで対処。 竹田騎馬軍のみを仮想敵にして調整していたにもかかわらず、1回戦で当たるも全敗orz 今後のメタ読み用メモ 突撃ケイローン 逃げでエネルギーが切れた後にボコるのが一番確実。ゲイザー一機で十分。 空に逃げて同士討ち>トライならあり。 電撃で返り討ち>対スパンで無効化される ミサイル攻め>妨害、ソニックで無効化される ロケット+ミサイルで敵の攻撃が当たる前に瞬殺>ホイリーなら可能、但し、2機は必要、できれば3機 機雷をまいて主射で蒸し焼きタイプ 軽量機が多いのでカノンか、同じく機雷地雷まきが有効 ショットパルスアングリフ 突撃ケイローンはやはり苦手みたい カノンアラクネー 熱攻め月影 逃げマリア 飛行トライ 攻め飛行 霧逃げ飛行 このままラスティに拘るのも考えましたが、 パスさんの廃棄物1号の完成度が高いので次は別のチームをこつこつ作っていくです。
2011.01.03
コメント(0)
お金を稼ぐということは、いかに価値のないものに、もしくは実際の価値以上の値段をつけられるか。そのスキーム作りの勝負と言っても過言ではありません。最近、その収益率で話題になっている3社。グリー、モバゲー、グルーポングリー、モバゲーはケータイしか情報源のない情弱な人達をターゲットにし、さらに儲けたお金でテレビの宣伝をうって、残りの人達をすくい上げようとしたわけだけど、子供が顧客になれる仕組みのままだったのが失敗の元でした。情弱な人にピンポイントで情報を届けるのが、この手の商売の基本ですが、売り物になるものの価値の情報の取り扱いも大事です。この場合、3000円ぽっきりと言われてレストランに入ったら30万円請求されたということをしてしまったわけです。30万円請求したことが悪いのではなくて、最初の3000円ぽっきりの情報の取り扱い方がビジネスの善悪を決める元となります。また、あれは子供はゲーム内容に制限のある定額、もしくは無料の部分でしか遊べない仕様にすべきでした。一方でソーシャルの部分にもっと手を入れて、グリー、モバゲーから足抜け出来ないようにすれば良かったのです。つまり、グリー、モバゲーで知り合ったり、連絡しあっているオンやオフの友達とはグリー、モバゲーを介してしか連絡が取れないようにしておくだけで良かったのに…かようにいかに価値のないものに、もしくは実際の価値以上の値段をつけられるかにおいて、最も重要なのは商材の情報コントロールです。商品ができるだけ価値があるように、駄目なところを隠しつつ、価値があるように見せるのが大事。その意味で、グリー、モバゲーはソーシャルとして新たな社会のネットワークの基盤作りに貢献するという綺麗事の価値をもっと前面に押し出すべきだったんです。やはり、その情報のコントロールに失敗したのが、グルーポン。グルーポンのおせちが問題になっているけれど、グルーポンが扱っている商品は他にも一杯ある。実際、New Yorkから始まったので一時期入っていましたが、やはりどれも要らないものばかりだった。結局、物だと売れ残っている物。食事だと赤字で損するところに値段を付けているだけだから安かろう悪かろうに過ぎないわけです。レストランの場合、店には儲けがでなくて、食材や作った食事を捨てる代わりにその分客が来て無駄にならない。とにかく、一度店に来て貰えれば次につなげられるかもしれないし、あとは追加の注文で利益を上げられるかどうかでしょう。レストランをしていれば、必ず余る食材、捨てなければいけない作り置きの料理はでてくるはずです。それを活かすという発想までは良いビジネスだったのですが、問題なのはグルーポンが一番儲かるスキームにしてしまったところでしょう。よって、後からその儲けを少なくしたクローンが一杯立ち上がってきます。グルーポンは最初の知名度の高さを活かして先行逃げ切りしたいところですが、そのためにも商品の品質管理が最も重要。立ち上げ当初は一日一品だったので大丈夫でしたが、急に会社が大きくなりすぎて今回のおせちのように粗悪なものを掴んでしまったのでしょう。グルーポンは何一つ負担をしていないだけに、売り上げの半分を取る以上はその情報の質がお客さんから問われているわけです。値段が安いこと、お得なことが情報の質と勘違いしてしまったためのミスでしょう。グルーポン系で最終的に勝ち残れるのは、クーポンサービスで全く儲けを貰わないところです。その他にマネタイズやビジネスがあって、そのおまけ、客寄せとして使うところが店側の支出も少なくて済むので生き残れます。これらの例として最もスリム化されたものがオレオレ詐欺になります。ピンポイントで情弱な人をターゲットにし、売っているのは全く価値のない情報です。情報の質があたかも高くみえるようにあれやこれやの演技をして客を騙します。まさに情報のコントロールだけに意識を集中した結果があれです。良いビジネスか、悪いビジネスかの違いはその情報の質次第となります。オレオレ詐欺の情報の質を上げれば、立派なビジネスになります。ビジネスマンとして高い倫理観を持ち続けたいならこういった情報の質を上げる努力を常に保つことであり、それが長く商売をする秘訣でしょう。また、価値のないものに、もしくは実際の価値以上の値段をつけると同時に二段構えでビジネスを展開するのが、一番固くて安定するやり方です。身近な例として挙げると、比較的時間の取れる定職に就きながらITを活かしたバイトや副業をするというのが、ローリスクハイリターンへの第一歩でしょう。まだ、マネタイズはしていませんが、こんな例もあります。>パン.チラ時計美人時計と違うところは、表の会社がコラボや広告を打ってこないであろうところ。それでいて完全に裏でもないのが面白い。写真の元ネタが著作権無視していそうだけど。それでも1週間で20万アクセスは凄いですよね。マネタイズはどうするかというと、結局、バナー広告だろうけど、集まるのは残念ながらアダルト系だけでしょう。これをアダルト系バナー広告以外でマネタイズ出来たら凄いんだけどね。あと写真ももう少し控えめなものにして、ピンクでなく青を基調としたサイトにすると面白そう。本当は、スカートがめくれる前、めくれた後くらいで写真が変わっていくのが面白いんでしょうけどね。というか、自室やアダルト系店舗以外では時計として使えないwでも、パン.チラ時計と聞いて、ワクテクする男の子の気持ちを読んだネーミングは素晴らしいと思います。AV時計というのもすでにあるらしいけど、ワクワク感が全然ないし、写真もひどいものばかり。パン.チラ時計の写真もどうかとは思うけど、スキームとしては面白い。パン.チラ時計と聞いて、期待するのはあんな写真じゃないでしょう。まとめると、価値のないものに、もしくは実際の価値以上の値段をつけられるかがお金をがっぽり稼ぐためには必須。しかし、良心を持たないようなことはしたくないというのであれば、日々商材の情報の質を上げる努力をすること。さらに別のビジネスと組み合わせることで、倫理的にもより良いビジネスにすることができます。別のビジネスと組み合わせるというのも色んな方法があると思うんだけど、それも工夫次第でしょう。何か凄く上手くいっていて、かつワクテク感のありそうな仕事ってだいたいこのパターンですよね。お店を出すといった単発の仕事がよく失敗しているのはそこが出来ていないからでしょう。組み合わせるのは別にビジネスじゃなくても良いんです。
2011.01.03
コメント(0)
今日はニュージャージーにある日本食スーパーのミツワに初めて行くことに。ポートオーソリティーの51番からバスが出ているのですが、バスと行ってもシャトルバスみたいなサイズで最大20人くらいしか乗れない。おかげで最後に来た家族は満席で乗られませんでした。バスは30分置きに来るようですが、51番は元々別のバスのためのバス停みたいで、実際は52番くらいにバスが止まります。そのため、慣れている人はすでに52番の方に並んでおりました。影になっていて乗るときまでその事実に気付かず。運賃は大人3ドル、子供2ドルでしたが、ちーやんは膝の上に乗せて乗ったらただでした。だいたい30分ほどで到着。大きさは日本の普通のスーパーとほぼ同じくらい。品揃えはやや劣りますが、日本の小さめのスーパーよりはずっとましです。ただ値段がマンハッタンの中の日本食グロッサリーと比べてもやや割高なのが欠点かな。それでも、品揃えは良いのでついつい色々買ってしまい1万円近くになりました。客層は近くにコリアンタウンがあるので半分くらいは韓国人でしたが、全部アジア人なのでいかにも日本に来たという感じ。実は前々日に寿司屋に行ったのですが、こう日本的なところに続いて来ると、日本にいるときの警戒心を全く抱かなくて良い状態になるので何か変な気分でした。売っているものは全て何故それが売られているのか、それがどんな味か予測が付くというのも変な感覚でした。こっちの店のジャンクフードなんて食べ慣れていないから、全く食べ物として見ることはできませんが、日本のお菓子は一応一回くらいはどれも口にしたことがあるので好き嫌いはともかく食べ物として認識出来るんですよね。ただ正月に来たのは失敗でした。あまりに人が多くて、ランチに山頭火のラーメンを食べたのですが、お金を払ってラーメンが出てくるまで1時間待ち。さらに座る場所が無くて10分ほどうろうろしていたので麺ものびのび。味の方はやはり一風堂の方が美味しかったですね。まぁ、値段が倍近く違うのですが…本屋で小学1年生と楽しい幼稚園、それに一人暮らし用にタジン鍋料理本を買って帰宅。今年は元旦と2日が土日にかぶったので、アメリカでも年末年始は休みの状態ですが、みんな3日からかなり気合いを入れて仕事を始めるのでこっちはやや滅入ります。
2011.01.02
コメント(0)
あけましておめでとうございます。といっても、まだ大晦日なんですが…今日もつらつらと書いていくデス。ライブレポというか、ライブ記録は二つまだ書いてないです。一つのサポートバンドはほとんど忘れてしまっておりますorz昨日とセットで日記の内容を考えていたのですが、昨日は酔っぱらっていたのですっかりその内容を忘れたでござる。その他にも今日面白いと思えるスキームを思いついていたのですが、メモしていなかったため、何についてかすら忘れてしまっているでござる。最近あった一番ショックなこと。PerfumeのライブDVD限定版を予約していたのですが、決済をしていなかったため売り切れていたでござる。その時点でHMVにあるのを確認していたのですが、割引していなかったのでおさえていなかったら、いつの間にかネット上の販売は全て完売していたでござる。2月発売のDVDなのに…頼むから増産してくれ。これとは別件だけど、いっその事PTAに入ろうかと思案中。去年は音楽面での収穫はほとんどなかったのですが、一人だけ見つけたのでそのうち報告。メタルは買ったCDの枚数が少ないこともあって、これといって目新しいバンドはなし。傳田真央が2月末に福岡に来るらしい。春に一時帰国する予定なのですが、微妙に早いんですよね。困った。アメリカのメジャーアーティストのライブは凄いということを実感した去年なのですが、おさえましたよ>BON JOVIマジソンスクエアガーデン2days両方とも。高かった。これも一年だけファンクラブに入った方が安かったのではないかと今気付いた。もう一度、観たいバンドはDEATH ANGEL, IN FLAMES, KILLSWITCH ENGAGEかな。今日の池田信夫氏が出ていたUstreamは面白かった。というか、高橋洋一氏って、あんなに面白い人だったんだと感心。http://www.ustream.tv/channel/gendai-biz今年を一言で表現すると、「創」かな。こんなサービスが欲しいと思っていたものを創ろうかと思っています。まぁ、大コケするかもしれませんがw
2011.01.01
コメント(0)
全32件 (32件中 1-32件目)
1