JACK O’ LANTERN

3ヶ月




『最後の三ヶ月』

○oo○○oo○○oo○○oo○○oo○○oo○○oo○ 本文 ○oo○○oo○○oo○○oo○○oo○○oo○○oo○

私は真理子、この前私の命は後三ヶ月だと聞いた・・・

それから私はこの病室から抜け出すことも多々あった。

ある日、私はいつものように病室から抜け出した。

近くの公園の前を通りかかったとき、ふと公園の中を見ると母が知らない男と歩いているのが見えた。

その瞬間私は自分の目を疑った。

「お母さん!?今日は仕事があるはずなのにどうして!?」とこの言葉が私の頭の中に過ぎった。

私はお母さんの仕事仲間なら知らない人はいない。

でも、あの男だけは見た事だけではなく、聞いた事もなかった・・・

母は自分の仕事よりもあの男を選んだのだろうか・・・

それから私はあの公園で母があの男と一緒に歩いているのをよく見かけるようになった。

というより、むしろ何気に見張っているのだ。

それから私は二ヶ月の間、遠まわしにその男と母の間に距離を作ろうと精一杯努力した。

そしてついに私は母に全てを話した。

「あの男はお母さんにとって何なの?」と・・・・・

すると母は色んな事を話し始めた。

そして最後に一言、「あの人と再婚したい」と・・・

私は拳に力を入れて言った。

「いい加減にして!どうしてお母さんは私を無視してあの男を選ぶの!?」

「私が後一週間の命だから!?」

「不健康な娘より健康なあの男を選ぶって言うの!?」

「お母さんはあんな男が夫になって、私の父親になって幸せになれるとでも思ってるの!?」

「・・・・・・・・・・」

「本当に私の気持ちなんかこれっぽっちも考えてないんだからあなたは・・・。」

私の目から何か熱いものがこぼれ落ちた・・・・

そして、「もうこれで最後だね・・・・・」

「さようなら・・・・・・・・・」

私はナイフを隠し持っていた。

でも、手より先に身体の方が逝ってしまった・・・・・

その後、母はあの男に「あの子のためにも、もう二度と逢わない」と決断したらしい

そして一人で人生の最後を迎えたそうだ・・・・・・

○oo○○oo○○oo○oo○○oo○○oo○○oooo○○oo○○oo○○oo○○oo○oo○○oo○○oo○○oooo○○oo○


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: