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音楽レビューでなくてすいません。次回から、元に戻ります・笑ちょっと、どうにも気になったので、時事ネタなんぞを・・・。今年のミス・ユニバースの話題です。おいら、このイベントに関しては、毎年毎年、常に後追いで、開催された後の結果で初めて、活躍された方を知ると言う状態なので、エラそうな事は、何も言えない状況ではあります。でも、今年の日本代表の方は、(宮坂絵美里さんとおっしゃるそうですが)麻生総理を表敬訪問した際のニュースで、たまたまですが、知る事となりました。非常に、聡明な印象、そして、爽やかな美しさを感じる女性だなと言う印象でした。知花さんや、森さんのお二人は、最近の代表だったこともあり、知っておりましたが、その方々とも比肩しうる感じだなと思いましたね。(おいらが、ジャケット以外で女性の写真を貼るなんざ、ブログ始まって以来ですわ・笑)で、このミスユニバースのコンテストの中で、民族衣装をベースにしたカテゴリーがあるそうなんですが、そこで着られると言う衣装のデザインが物議を醸している・・・と、これまたニュースサイトで見たものですから、どんなもんかいな?と見てきました。大抵の事には、驚かないと自負していたおいらですが、今回は、さすがにビビりましたわ・笑。一応、音楽サイトを銘打っているので、ここに載せるのもどうかいな?と思ってもみたのですが、ニュースサイトにリンクして時期が来たら消えるのもなんだなと思い、引用してみました。もう、このね、載せるのを「はばかる」とか、おいらが考えた時点で、アカンでしょ?笑宮坂さんの美しさはどこへ行きましたかね?苦笑おいらも、一応、エセとは言いつつ、デザインで飯食ってる人間なんで、多少は、様々なデザインについて興味もあるし、好き嫌いもありますわね。で、デザインも音楽もそうですが、人の好みに左右されるんで、良いも悪いも実は「決め難い」と言う事も、重々承知しているのですが、これはマズすぎるでしょ?wおいらのやってるグラフィックデザインと、服飾デザインとでは、かなり違うので、言ってはイケないと思いつつ言ってしまいますが、このデザイナーは「力量が無い」と言わざるを得ないですかね。「大胆」という名のアレンジを踏み越えてしまった感があります。パリ・コレでもミラ・コレでも、下着だとか、下着無しのシースルーだとか、ありますよ。確かにありますけれども、それは、本来の女性が持つ肌の美しさやラインの美しさを追求した結果、人々の共感を得られるギリギリの所でデザインがされているなと、作品を見て感じ取れるのです。ですが、今回のこの日本代表の衣装については、「エロティシズム」と「エロ」とをはき違えているとしか思えないのですわ。和洋折衷のデザインって、おいらもする事がありますが、簡単そうで本当に難しいのです。一つ間違うと、和と洋がバラバラにそれぞれを主張し始めてバランスが崩壊します。上半身が着物で、下半身がガーターベルト・・・ってコンセプトそのものが・・・笑もっと言ってしまえば、「民族衣装」がコンセプトであるならば、「洋」を混在させる必要があったのかと・・・、とことん「和」で勝負すると言う訳には行かなかったのでしょうか?どんなジャンルのデザイナーもそうなんですが、デザイナーが行き詰まった時、良く使う手に「奇をてらう」と言うのが、あります。一度、主題から離れて、全く別次元からアプローチする事によって、人々の印象に訴えかける方法とでも言うのでしょうかね。一瞬、「これって何?」と思わせておいて、後からじっくり観察したり、キャッチコピーを見たりして主題との関連性を喚起させる事になる訳なんですが、この衣装デザインに関しては、「奇をてらい過ぎ」の典型です。写真からでしかわかりませんが、なるほど、帯にしても着物にしても素材は、超一流のモノなのではないか?と、お見受けできます。でも、パーツは良くても、トータルで見た時に、上品さの欠片も無い様にしか、どう見ても見えないのです。日本の伝統を着物で、日本人の美しさや奥ゆかしさを宮坂さんで表現するのであれば、進化やアレンジは大いに結構ですが、そこに「節度」や「品格」はあるべきだろうと思います。ミス・ユニバースの日本代表として出場されるとなると、巨大なプロジェクトが組まれていると思いますが、そこに関係された方々は、このデザインで何も問題が無かったのでしょうかね?ちょっと不思議です。宮坂さん自体には、何の罪も無いのですが、彼女のブログも、そしてデザイナーのブログも炎上しているのを見れば、如何に多くの方が、不快感を持ってこのデザインを受け取っているかが分かります。おいらも、何度見ても、好意的な部分を引っ張り出そうとしても、全体像で、こればっかりは、「芸術」としての評価をする事が出来ないでいます。恐らく世界中の方が、興味を持ってご覧になるのでしょうが、日本の代表として、この衣装で出場されるのは、日本女性の為にも、お止めになった方がよろしいかと思いますよ・苦笑。日本人の端くれとしても、デザイナーの端くれとしても、何とかして欲しい次第であります。
2009年07月27日
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夏モノ紹介と言うことで、久々に角松さんのアルバムをレビューしていたところ、突然PCの電源が落ちて、それまで書いていた9000文字近くがおじゃんになったkado兄イです・爆何で、今日に限って途中保存しておかなかったんでしょ?(泣もう、あまりのショックに書き直す気力が無いので、気楽に書ける閑話休題で勘弁してくらはい。と言うことで、角松さんはおいといて、突然ですが、おいら、ヘヴィメタルなるジャンルが大好きですと何度かこのサイトで自白している訳なんですが、その音楽の良さを自らの体を張って表現されている方をご紹介します。(←ここまで大仰に紹介する程の事でも無い)今日はもう、電源落ちショックで萎え萎えなので、他人の力をお借りします・笑んで、おいらも「自らの体を張って~」なんて書くから、ただの薄毛エロ親父に成り下がる訳で、自演していると書けば良い訳ですw今日ご紹介するのは、ネット通称「メタル姫」、ハンドルネームを「へたれ」さんとしているアマチュアのギタリストです。この「へたれ」さんですが、2年ほど前から、ようつべやニコ動で大人気の方なんですが、みなさんご存じですかね?"メタル布教活動として○○○を弾いてみた"というタイトルで、80年代を席捲した超メジャーバンドの名曲をカヴァーして動画に撮り、それをアップしているという、メタル信者からすると畏れ多い諸行を続けている方なんです・笑。その動画の再生数たるや、50万回、60万回は当たり前。ちょっと人気のある曲だと100万回越え、そしてその演奏に対するコメント数も軽く1000~6000を越えると言うプロも真っ青の視聴率なのですが、その理由は後でご説明するとして・・・。おいら、恐らく自分より二周り程、年下であろう、このヘタレさんのメタル教に入信している信者です・笑。信者と言っても、別に知り合いでもございませんし、正体も知りませんし、なーんも分からないので、ただ、ただその演奏を楽しませてもらっている一方的なファンというだけです。が、若い頃から数々のライブに行き倒し、山の様なLPを聴き倒して来たおいら(自画自賛)が聴いても、そのギターサウンド・テクニックはアマチュアとしては、見事と言う他ないんですわ。もしかしたら、ちょっとしたプロの代役とかもこなせるんでは無いですかね?そのくらい、良い音を出すギタリストなんですが、あの異常な程の再生数は何故かと言いますと、このギタリストが男性か女性かでいつも論争を呼ぶからなんです・笑。あとで、その動画をご覧になると分かるのですが、いわゆるゴスロリと言われるファッションで、ミニスカートにニーソックス、そのおみ足を全開で演奏しているんですね。もう、見た目は女性そのものなんですが、そのテクニックや、手の大きさから「男に決まってるだろ」いや「女だ」とワイワイやってる訳です。もう、音楽もさることながら、そのヤンヤヤンヤを見るのがまた楽しい訳です。仕事の合間の息抜きにはもってこいの小ネタです・笑。そのコメントの一部を抜粋すると(←完全に他力本願)>俺もギターを弾いているので早く上手くなってメタル姫のように弾きたいです >まぁこれ観て、スゴイと思わなければ嘘だわな と言った好意的なモノから>実にうまくコピっておる!が、パンツが見えないのが何より残念でしょうがない>あまり美しく白い太ももちゃんをアップにしないで下さい。指とどっちを見ればいいやらと言った、おいら的エロ系のモノあり。笑 >上半身は男で、下半身が女だなと言ったオカルト系>骨格からみた膝の曲がり方は絶対に女性のそれと言った医学系>結婚してくださいっっっ!!!と言った求愛系まで、毎回見る度に吹き出しそうなコメントが多くて、おいらもホンマに気分転換させてもらってます。特に海外からのコメントが多いのですが、海外の方は完全に女性が弾いていると思ってますね・笑。さ、そんでは、まず、彼女(彼?)の演奏を聴いてみましょうか?ここらから、ちょっと真面目に行きますが、一曲目はオジー・オズボーンのCRAZY TRAINです。25歳と言う若さで急逝してしまった天才ギタリスト、ランディ・ローズの名を世界に知らしめた名曲なんですが、このヘタレさんのテイクだと、後々に加入したザック・ワイルドのテイクに影響を受けたんだろうなあと言う弾き方をしています。それより何より、30年前に出されたこの名曲を堪能してください(こっちが本題だ・笑)それでは、行ってみよう!♪♪CRAZY TRAIN by Hetareいやあ、完コピとは、こういう事を言いますね・笑。後ろで鳴っているランディの音にかなり肉薄するコピーっぷりです。このギタリストが良いのは、正確なピッキングはもちろんですが、リズム感が抜群に良いですね。それとPH(ピッキングハーモニクス)と言われる音の出し方が本当に見事です。良くこれだけ、倍音が綺麗に出るもやなあと思います。で、どーでも良い事ですが、この映像、確かにそのおみ足にも目が行くのですが(笑)、おいら的には、彼女?の動画にいつも登場する、あの銘菓ひよ子のデッカイぬいぐるみに釘付けな訳ですwww。あの鎮座するお姿に、おっさんとしては、郷愁を感じずにはいられないのであります・笑。ご覧になったみなさんは、男性だと思います?女性だと思います?そこで、もっとわからなくなる映像をもう一つ(全身画像が・・・)これもオジーの名曲で、Mr.Crowleyと言うバラードなんですが、ハードなギターリフは、これを聴いた当時のギター小僧たちがこぞってコピーにいそしんだ名曲です。♪♪Mr.Crowley by Hetareいやあ、いいですね、ひよこ。じゃなくて、Mr.Crowleyです。こういったクラシカルなテーマを取り入れた楽曲が当時非常に流行ったんですが、良い曲です。といくら説明した所で、どうしてもヘタレさんの太モモにやられて、「これは男なのか女なのか?」で頭の中がグルグルしてしまいますかね?笑。このキャラクターの前では、何を言っても無駄ですな。やっぱり、いつかこの曲達がが収められたアルバムをキチンと紹介しようっと・笑。おいらとしては、こういったある種バーチャルな世界での中の事ですので、そのサウンドさえ良ければ男でも女でもどちらでも良いですし、世界中探せば、女性でも、この位弾ける人だっていますわな。本人のキャラクター作りが女の子なので、女の子でいいんじゃないでしょうか・笑。(一応、本人は男だとブログで表明していますが、釣りとの見方も多数あり。真偽不明ですw)男か女かも大事なのかも知れませんが、やはりこれだけ弾きこなす、その努力に拍手を送りたいところなんです。ちょっとやそっとの練習では、こうは行きませんから。おいらアマチュアバンドの演奏を見に行ったりするのも大好きなのですが、このネット時代、多くの頑張っているアマチュアさんをこういった動画で見られると言うのは、なかなか時間の取れない自分にとってはありがたいし楽しい事です。以前ご紹介したジャーニーのアーネル・ピネダの様に、アマチュア時代の動画がメンバーの目に止まってバンド加入するなんていうミラクルな事が起きる時代ですから、今や何が起こっても不思議では無いのですが、このヘタレさんが、いつかプロとして我々の目の前に、そのお姿を公開する日も、そう遠くないかもしれません。今度、自主制作でCDを出すらしいので、カヴァー集になるのか、オリジナルなのかわかりませんが、購入して応援でもしてみようかと思ってます・笑。リアルな音作りに拘って、頑張ってほしいですね。そして、こういった動画からでも、ヘヴィメタルとカテゴライズされる音楽に興味を持ってくださる方が増えるのは、素晴らしいことだと思いますし、もっと言うなら、僕が25年以上前から聴いている同じ曲をこうやって一生懸命練習している若者がいると言う事に感動すら覚えてしまいます。恐らく彼女(?)が弾いている曲が出された当時は、彼女自身が生まれていなかったでしょうしね。親子ほど歳が離れていて、まったく赤の他人のおいらとヘタレさんが、こうやってネットと言う最新のテクノロジーを通じて共有出来る事があると言うのも面白いものです。おみ足もキャラも大事ですが(笑)、やはり音楽が肝心です。で、男?女? 笑
2009年07月18日
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いよいよ夏本番が近くなって来ましたよね~。最近は、打ち合わせで関東圏をウロウロする事が多いのですが、おっさん的に体力の消耗が禿しく、もといっ、激しくて困っております。もう、会社に戻るとぐったりんこで、デザインを考えるとこまで、たどり着けない有様です・笑。でも、夏って嫌いじゃないんです(マゾ)。どこへ行ける訳でも無いのですが、何か意味もなく楽しい気分になってしまうんですね。さらに、そんな時のお供が音楽なのでありまして、色んなタイプの音楽を聴いては、どっかの海に合いそうだとか、どっかの高原にでも行った様な気分になって一人で妄想の世界に浸かっております。(末期)そんな訳で、今回から、数回は夏に合いそうなアルバムを紹介して行こうかと思っております。何本書けるか分かりませんが、最低でも今回を入れて2~3枚くらいはご紹介したいと思っております。今回は、1989年に出された、堀井勝美プロジェクトの「FRONTAND REAR」です。堀井勝美氏に関しては、おいら全くと言って良い程、その活動やどんな方なのかとか知らないんです。アルバムが12~13枚ほど出されている事と、作曲家・プロデューサーだと言う事。後は、TV、映画、アニメなどのテーマを多く書いてらっしゃるという事くらいです。ただ、もう、どんな方か分からなくても、そこに展開されている音楽が、おいらの趣味にドンピシャだと言うことだけで充分っ!てな思いでおります。謎がある方が、かえっていいや!位の気持ちで聴いているアーティストでありんす。もともと20年ほど前に角松さんつながりと言うか、青木さんが参加していると言う事で、「オーシャン・ドライブ」を聴いたのがきっかけで、このプロジェクトを知ってはいたのですが、そのアルバムしか知らなかったので、数年ほど前から、夏が近づいてくると、中古店やオークションなんかで、1枚づつちまちまとアルバム集めてたのですけれども、昨年までで・OCEAN DRIVE・FRONT AND REAR・Summer's・SKY CRUISIN'・LOVERS・Sunday Brunchの6枚のアルバムをゲットすることに成功しております・笑。本当は、初期の2枚、「HOT IS COOL」と「AVENUE OF ENTERTAINMENT」というアルバムを探しているのですが、なかなか無いのと、あっても7000円~9000円くらいの値段が付いてるんです(泣笑)。まあ、おいらもイイ歳した大人なんで、買えない訳では無いのですが、まあ、気長に探して、それなりの値段で見つけてキャーキャー喜んでみようかと思ってます。そんな楽しみしかないアタシをどうぞ笑ってやってくださいwwで、堀井さんのアルバムを聴く上で欠かせない、もう一つのお楽しみが、イラストレーター鈴木英人氏が描くジャケットを眺めながら、そのサウンドを聴く事ですね。これも恐らくで申し訳ありませんが、見た限り、堀井プロジェクトのアルバムのほぼ全てのジャケットを鈴木氏が手がけていると思います。もう、誰もが一度は目にしたことのあるイラストレーターさんだと思いますが、長きに渡って音楽情報誌「FM STATION」の表紙を担当されていた方です。達郎さんの「FOR YOU」のジャケはあまりにも有名ですよね。良くFM STATIONに英人さんのイラストの付録がありましてね。カセットケースに入れるタイプのものが多かったのですが、それを切り出してカセットケースに入れて、さらに英字のカッティングシートを買って来て、タイトルをコシコシ転写しては、一人悦に入っていた訳です・笑。今、笑いましたが、同じ事した人いません?そんな暗い青春時代を過ごされた方、是非、お友達になりましょう・笑て、そんなこたあ、どーでも良くてですね、「FRONTAND REAR」です。前フリがいつものごとく長かったですが、その夏向きのサウンドを聴いてみましょうか?角松さんの2大フュージョン作品をお好きな方なら200%お好きなハズです。01.SPARKLING WATER02.MEGALOCITY NIGHTWALK03.AN EMPTY SUITCASE04.ONWAY TRAVELLER05.MAGIC CHAIR OF A FORTUNE TELLER06.FUNKY SIDEKICK07.SEASIDE CASINO08.WHAT'S NEW,MR.JOLLY JOKER09.ASTRAL WONDERLAND10.HUMM.....,ALONE AT LAST--------------------------------------Drum/岡本郭男、石川雅春BASS/鳴瀬喜博、青木智仁Guiter/是方博邦、梶原順A.Guiter/ラリー・コリエルKEYBOARD/難波弘之、向谷実、野力奏一、倉田信雄、林有三、堀井勝美SAX/土岐英史、本田雅人はっきり言ってムフフなミュージシャンばかりです。ただし、悲しいかな、おいらのヘタれな耳では、どの曲で、誰が演奏しているのかが、良く分からないというのが辛いのであります。こんだけの人が居るのに、誰が弾いてるのか区別が付かないのでは、「誰だって良いんじゃん?」と突っ込まれそうです。しかし、めげずに曲の雰囲気だけでも短くお伝えしたいと・・・01.SPARKLING WATERオープニングを飾るにふさわしい、爽快なナンバー。主旋の伸びのあるギターサウンドが何とも夏の海を思わせるような爽やかな曲です。恐らく順さんではなくて、エッジの効き方が是方さんのギターではなかろうかと・・・恥02.MEGALOCITY NIGHTWALKちょっと不安げなオープニングから、シリアスなサックスのサウンドが夜の街を思わせるジャズテイストの一曲。03.AN EMPTY SUITCASE大変メロディアスなバラードで、優しいサックスの音色が穏やかな気分にさせてくれます。ちょっと「わたせせいぞう」さんのイラストに合いそうな曲です。04.ONWAY TRAVELLER前曲から一転して、ファンキーなロックテイストのドライブサウンドが展開される一曲。恐らくベースは青木さんでは?と思っている曲なんですが、とにかくベースラインのかっこいい曲です。05.MAGIC CHAIR OF A FORTUNE TELLER哀愁を帯びたハーモニカの音色が、ちょっと夕暮れ時に合いそうなバラード。静かな旋律なのですが、タイトなドラムサウンドがさらに哀愁を誘います。06.FUNKY SIDEKICKタイトルの通り、ファンキーで流れるようなメロディラインを持つ軽快なサウンドです。海岸線のドライブには持って来いの一曲です。海行きたい~ってなりますよ。07.SEASIDE CASINO打ち込みのドラムサウンドとサックスが緊張感を醸し出す、スピーディーなナンバー。何てたって、シーサイド・「カジノ」ですから、そんな雰囲気が出てるのですが、楽曲からは負けた感が漂ってます・笑。08.WHAT'S NEW,MR.JOLLY JOKER明るいサックスの音色が映える軽快なナンバーです。ちょっと初期のスクエアにも通ずる、楽しんで聴けるサウンドですよ。09.ASTRAL WONDERLANDシンセホーンが全開のこれぞ「夏っ!」ってなサウンドです。透明感のあるサックス、エッジの効いたギターカッティング、ファンキーなドラムとこの当時のフュージョンサウンドの王道を行くようなメロディラインです。10.HUMM.....,ALONE AT LASTバラードなんですが、ちょっとミディアムテンポにしたJAZZ色の強いサウンドです。午後の海辺のパラソルの下で、カクテルなんざ飲みたくなるような雰囲気の曲です。いやあ、ダメダメですな、文章が・笑。解説になりゃしませんわ。どこに向谷さんがいるのか、どこでラリー・コリエルなのか聞き分けられない自分が悔しい・笑。どなたか、この曲のドラムは誰だと、このギターは梶原順だぞと教えて頂ける方、募集中です。どうかおいらをスッキリさせてくださいw。でも、どの曲が誰だとか気にせずとも気楽に楽しめる、リゾートサウンドがこのアルバムでは展開されていて、本当に夏気分になれますよ。理屈抜きです、ハイ。80年代は、フュージョンというジャンルも非常に隆盛で、そして素晴らしいグループが多く、良いアルバムが数多く作られていましたよね。ナベサダさんをはじめ、高中、スクエア、カシオペア、MALTAとかこの時期大活躍でしたし、カンガルーとかネイティヴサンとか、あ、本田俊之やら天野清継などなど。JAZZ色も強かったりで、とてもクロスオーバーなサウンドが多くて、今の日本のフュージョンサウンドの土台を固めた、そして楽しい時期でしたね。そんな良い時代も想い出しつつ、夏の思い出なんかも甦りつつ、本日ご紹介の「FRONT AND REAR」と言うことで宜しいでしょうか?笑どこかで、見かけられたら、是非レスキュー、レスキューをお願いいたします、ハイ。※追記このアルバムについて、音楽仲間のしげぞうさんもレビューされているんですね。彼の方が、よーく堀井氏の事をご存知なので、是非是非しげぞうさんのサイトへGO!です。
2009年07月12日
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今日は80年代のアーティストを紹介するカテゴリー、80's MUSICのコーナーでござんす。ムフフ、結構、カテゴリーを順繰りに頑張っておりますのお・・・(また自画自賛)。皆さんにも馴染みがある方だと良いのですが・・・。突然ですが、皆さんがイギリスのミュージシャンで知ってる人、または、好きなバンドを挙げなさいと言われたら、どこらへんに行きます?笑やっぱり何と言っても、ビートルズからですか?それともクイーンですか?ポリスですか?いやいやバンドだったらストーンズだろ?いやツェッペリンでしょ?おっと忘れたらいけないのがクラプトンじゃない?ロッド・スチュワートだって、デヴィッド・ボウイだって居るし・・・ってなります? 笑。本当にキラ星のごとくメジャーなアーティストがイギリスにも多くいますよねえ。下手したら、意識しないと、イギリスもアメリカも分からんくらいメジャーな方が沢山いますよね?他にも、フィル・コリンズ、パープル、イエス、エルトン、ワム、ピンク・フロイド、クリムゾン、デュラン、ボーイ・ジョージ、コステロ、etc...最近でも、オアシス、ジャミロクワイ、レディオヘッド、ブラーなど本当にキリが無いです。で、こういうお約束みたいな質問を日本ですると、なかなか登場して下さらない方が、今日ご紹介するスティーヴ・ウィンウッドなんです。やっぱり上記のお歴々の方々と比較してはいけませんかね?wただねえ、イギリス本国やアメリカでの評価は、それらの方々と比肩しうる方なのですが、どうも、日本だと、あと一歩という感じの知名度なのでは無いか?と日頃より、忸怩たる思いを抱いているkado兄ィでございます・笑おいらも、皆さんと同じで上記のアーティストのアルバムには、割と耳を通している方なんですが、その中で比較してもスティーヴ・ウィンウッドの作りだす楽曲やサウンドと言うのは、お歴々に勝るとも劣らない素晴らしいものだと思っております。15歳からプロとして活動している人で、今年でミュージシャン歴45~46年の大ベテランですね。今でもアリーナクラスを軽~く満タンに出来る位、第一線で活躍しているアーティストです。その彼が、大ブレイクしたのが86年にヒットした「Higher Love」というシングルで、このアルバムのオープニングを飾っているんです。当時、ディスコでもかかるぐらいでしたから耳にされている方も多いのではないでしょうか?フロアでかかっても踊りにくいったらありゃしねえってな曲なんですが・・笑彼の最大の特徴は、何と言ってもその「声」にあると思ってます。とても張りのある高音で、ソウルフルな歌声は非常に個性的です。音源だけ聴くと、ちょっと黒人アーティストの声にも聞こえます。かのミック・ジャガーが「あの声は許せねえ」と言って嫉妬したそうです(笑)。おいらストーンズも割と聞きますが、確かにミックの声を美声と思ったことは、生まれてこのかた、一度もありません(笑)。恐らく世界中のファンでも、ミックの声が耳に心地良い、「癒し系」と感じる方は稀有でしょうww。ただ、彼には誰もが、たどり着けない「格好良さ」を持ってますから、それで、おアイコにしておきましょうね。そう言った意味で、スティーブの声は、正に歌手になるべく贈られた天からのプレゼントの一つかもしれませんね。と言うわけで、彼の名前を一躍、世界レベルにまで引き上げたアルバムを聞いてみましょうか?01.Higher Love 02.Take It as It Comes 03.Freedom Overspill04.Back in the High Life Again05.The Finer Things 06.Wake Me up on Judgement Day07.Split Decision08.My Love's Leavin'------------------------------------------------------------------------Drum:John Robinson,Jimmy Bralower,Micky Curry,Steve Ferrone,Guiter:Joe Walsh,Nile Rodgers,Ira Siegel,Paul Pesco,Eddie MartinezSynth:Phillip Saisse,Robby Kilgore,Rob MounseyHorn:Randy Brecker,Bob Mintzer,Tom MaloneBacking Vo:Chaka Khan,James Ingram,Dan Hartmanもう、全部の参加アーティスト書くの大変なんで、主だった方だけで勘弁してくらはい(泣笑)。もう、ドラマーもホーンもバックヴォーカルもこれでもかっ!って位のメンツ揃いで、クラクラしてきます。01.Higher Love スティーヴ・ウィンウッドが生涯初のビルボートチャートNo.1を獲得した楽曲です。ジョン・ロビンソンのダンサンブルでタイトなドラムからスティーブのAメロ、フィリップ・セスのシンセ・ベースが絶妙に絡んで、嫌が上にもワクワクしてしまうサウンドです。PVにも登場するチャカ・カーンのシャープでリズミックなコーラスが最高のアクセントになっています。02.Take It as It Comesランディ・ブレッカー、ボブ・ミンツァーと言ったベテランホーン隊が大活躍のファンキーなロックチューン。本作の中で、おいらが最も好きな楽曲です。この曲でドラムのミッキー・カリーを知ったのですが、躍動感がありながら正確無比と言った感じの素晴らしい音を出すドラマーです。物凄く効いてますよ。03.Freedom Overspillそれとなくブルース色を感じるロックチューン。スティーヴ・ウィンウッド自身が弾くハモンドオルガンが、そのブルース的な味わいを見事に引き出しています。04.Back in the High Life Againアルバム最初のバラード曲。ケルト民謡のテイストを織り交ぜた感のある、とても味わい深い一曲です。これまたスティーヴ・ウィンウッドが弾くマンドリンの音色がさらに民謡風なアクセントとして非常に効果的です。良いメロディですよ。05.The Finer Things朝焼けを思わせる様な幻想的なシンセ音からスタート。メロディックなAメロで耳を惹きつけますが、突如レゲエチックなサビへと転換。このギャップが面白い一曲です。ここでのジェイムス・イングラムの控えめなコーラスがまた何とも言えず良いです。06.Wake Me up on Judgement Dayこの曲は、インド音楽を取り入れた様なスピリチュアルな旋律ですが、そこを、まさにスティーヴ・ウィンウッド節とも言うべきポップスに仕立て上げられているところが、サスガ。印象に残る曲です。07.Split Decisionイーグルスのギタリスト、ジョー・ウォルシュとの共作。このアルバムの中では、一番ハードなファンクロックに仕上がっています。ジョーの歪んだギターと、スティーヴのハモンドオルガンの柔らかい音色とのマッチングが秀逸です。08.My Love's Leavin'最終曲は、とてもハートフルなサウンドのバラード。シンセサイザーを駆使したアレンジで打ち込み中心ながら、透明感をもった沁みる曲です。この一曲だけ、シンセサイザーストリングスのアレンジを名プロデューサーのアリフ・マーディンが担当しています。ステレオサウンドを意識したアレンジが透明感と奥行きを出すのに成功したGJです。全8曲しかないアルバムで、「もう終わり?」という位、あっという間に終わってしまうのですが、それだけ密度の濃い、捨て曲無しのアルバムと言って良いと思います。このアルバムの前々作、「Arc Of A Diver」がヒット。その流れを狙った前作の「Talking Back To The Night」が低迷(おいらは好きなアルバムですが)。そこで、開き直ったスティーヴ・ウィンウッドは、ニューヨークに移住し、プロデュースワークもラス・タイトルマンと共同。一人で、何でもこなしてしまう楽器演奏も名うてのセッションミュージシャンに任せて・・・と心機一転を図って作った本作が起死回生の大ヒット。正に「チャレンジして良かったァ~」の一作では無いでしょうか?笑80年代という、音楽の全盛時代に、冒頭に挙げた大スター達が居並ぶ中、派手さは無いけれども、ハモンドオルガンを主体としたポップかつ、独特なスタイルで自分の居場所を確立していったスティーヴ・ウィンウッドという類い稀な才能を持つアーティスト。未聴の方がいらっしゃったら是非是非聴いてみてくださいな。損はさせませんぜ・笑。※追伸2~3日前から、ちょびちょび書いていたこのエントリーなんですが、ラストの曲のレビュー部分で、シンセサイザーアレンジをアリフ・マーディンが担当していると書きました。もともと、紹介するつもりは無かったのですが、kazさんのサイトMusicAvenuで、物凄く詳細にアリフの事が書かれておりますので、急遽一文加えて書いてみました。アリフ・マーディンと言う、名プロデューサーに関しては、是非、Kazさんのコチラのエントリーをご覧頂ければと思います。P.S kazさん、また勝手にすいません。_| ̄|○
2009年07月10日
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今日は、JAZZ/FUSIONのカテゴリーでございます。最近、何とか更新が出来ているんですが、カテゴリーだけ一生懸命増やしておいて、手付かずだったので、作ったカテゴリーを少しでも充実させたく、順繰りに頑張って行こうかと思っておりますので、お時間のある方は、お付き合いくださいませ。本日のご案内は、Ramsey Lewis(ラムゼイ・ルイス)です。来月8月の終わりに、来日公演をブルーノート東京で行うので、何とか行けないものかと、現在、思案中のにーさんです。実は13年ほど前に来日された際のライブには、運良く行けましたもので、たった一度ではありますが、そのお姿と、実際の演奏に触れる事が出来たアーティストです。その時の感動が忘れられないもんですから、出来るならもう一度ライブに足を運びたいと思っております。実際のご本人は、とても華奢でスマートな、正に"DANDY"を絵に描いた様な方でして、その静かな佇まいと相まって大変にジェントルマンな印象を受けましたね。さて、その主役のピアニストですが、ラムゼイ・ルイスと言えばSUN GODDES(サンガッデス)、SUN GODDESと言えばラムゼイ・ルイスと言える位(とおいらが勝手に言っているww)、スムースジャズ界における草分け的なサウンドを創出した方の一人ですが、かのEarthWind & Fireも録音している名曲です。このラムゼイ・ルイスは、非常にEarth Wind & Fireとの縁が深い方でして・・・、ラムゼイがデビューした初期はトリオで活動していたのですが、10年ほど活動した後に、メンバーチェンジがありまして、脱退したドラマーの代わりに抜擢されたのが、Earth Wind & Fireの名ヴォーカリストである、モーリス・ホワイトだったのですね。モーリス・ホワイトは元々はジャスドラマーだったんですわ。余談になりますが、モーリスが良くマラカスを持って歌っていたり、カリンバを演奏している映像をご覧になった事があると思いますが、元々がパーカッショニスト&ドラマーだったので、楽々こなせると言う訳ですね。そして、Earth Wind & Fireでの、あのファンキーな歌声と抜群のリズム感は、彼のジャズドラマーとしての経験が多いに生かされているんだなと改めて分かります。話がそれました。ラムゼイ・ルイスです。調べてみるとデビューしたのが1956年ということですから、今年で音楽活動54年目って事になるんですかね?気が遠くなりそうでんな・笑。御年75歳って事で、大・大ベテランでございます。出してるアルバムも70作近くあって、どんな順番だか、どれがホンマのオリジナルだか、正確には把握出来ましぇん(泣)。ですから、本日ご紹介するアルバム「Sky Island」も恐らく(笑) 63作目?位だと思います。すいません、正確な事がおわかりの方がいらっしゃいましたら、どうかご教授ください。1993年に制作された作品なので、彼の活動歴から考えるとかなり最近の作品ですが、それでも16年前のアルバムですww。このアルバムは、一言で言うと、「Urban Mellow Jazz」といった趣の作品でございます。シルキータッチと称される、その繊細で柔らかなピアノの音色は、本当に心地良いもので、初めて聴かれたとしても「こういう音楽、嫌い!」という方の割合が非常に少ないサウンドでは無いかと勝手に妄想しております。それでは、このSky Islandを聞いていきましょう。プロデュースは、ラムゼイ・ルイス本人とそのチーム、そして件のモーリス・ホワイトが参加しています。01. Julia 02. Apres Vous 03. Who Are You? 04. Suavecito 05. Tonight 06. Sky Islands 07. A song for Jan 08. Medley: Wade in the Water/Hang on Sloopy/The in Crowd 09. Love Will Find a Way 10. Come Back to Me 11. Tonight [Instrumental] -----------------------------------Pf,Ramsey LewisGt,Henry JohnsonKey,Michael LoganBs,Chuck WebbDs,Steve CobbPer,Tonny CarpenterSax,Art Porter-----------------------------------01. Julia あのビートルズの名盤、通称:ホワイトアルバムに収録されたジョン・レノン作の名曲のカヴァー版。原曲自体が、もともと優しい雰囲気の曲なのですが、ラムゼイはそれをさらに優しさ溢れるサウンドに仕立て上げていて、何とも心地良い曲です。あの曲がこうなりますかっ!って感じで楽しめますよ。02. Apres Vous前曲から一転して、タイトなリズムをもったファンクサウンドです。Steve Cobbのドラムが格好良すぎます。これ、ライブで非常に盛り上がった曲です。03. Who Are You? Art Porterの哀愁を帯びた甘いサックスの音色にメロメロになってしまうWho Are You? 04. Suavecito Michael Loganの軽快なキーボードリズムにラムゼイの軽やかな生ピアノが絶妙に絡む、とっても明るい曲です。晴れた日のドライブなんかに最高です。05. Tonight前フリに書かせてもらった、アーバンメロウという言葉がぴったりのTonight。本作の中でおいらが最も好きな曲です。一時期、大流行したJazzy B 率いるSoul II Soulを彷彿とさせる様なグラウンドビートに乗って、ラムゼイの落ち着いたピアノサウンドとEve Corneliasのソウルフルな歌声が何とも言えない洒落た雰囲気を醸し出す名曲です。06. Sky Islandsエレクトリックホーンをフューチャーした、ヘヴィなファンクサウンド。CobbのドラムとChuck Webbのベースが冴え渡ります。07. A song for Janちょっとマイナー気味のコードで進行するバラード。ボブ・ジェームスなんかもやりそうな綺麗なメロに哀愁感漂う曲です。夕暮れ時に合いそうな一曲です。08. Medley: Wade in the Water/Hang on Sloopy/The in Crowdここで、ちょっと趣向を変えて、過去1950年代~1960年代にラムゼイ・ルイスが発表したアルバムの中からチョイスした曲をメドレーにして演奏しております。って、エラそうに紹介しておりますが、おいら原曲のアレンジを聞いたことがありません・笑。いつか、元のアルバムも揃えたいのですが、何せ、アータ、70枚ですからそうそう集まるもんじゃあござんせん。B-BOPあり、ブギ・ウギ風のリズムありと楽しいサウンドが5分程の演奏時間に一杯詰まっております。09. Love Will Find a Way大ヒットしたライオネル・リッチーの80年代の名盤[Can't Slow Down]に収録された曲のカヴァー。05.TonightでVoを取ったEve Corneliasが再び登場。タイトなリズムに乗って、張りのあるヴォーカルを聞かせてくれます。オリジナルに比べてあっさりした味付けのアレンジですが、ライオネルの濃いィィィヴォーカルに慣れた方でも別物的に聴けるのではないでしょうか?10. Come Back to Me これまた80年代後半に出されたジャネット・ジャクソンのモンスターアルバム「RhythmNation」に収録されていたバラード。原曲は切なさ満載のメロディで、歌詞も泣き泣きですが、そこをラムゼイはやや軽めのサロンミュージック風に仕上げていて、「こういうのもアリだね」と思わせるアレンジです。後半はキッチリとドラマティックに締めてくれます。11. Tonight [Instrumental] 05のヴォーカル無しバージョン。良いメロディを持つ曲は、歌詞があっても無くても、耳に残ります。ヴォーカルバージョンとの違いを楽しむのもまた一興でして、ラムゼイ・ルイスが、見事にピアノで「唄って」います。全体を通して、ラムゼイ・ルイスというアーティストの作曲力、アレンジ力をまざまざと見せつけられるホンマに良い作品だと思います。ジャズ有り、ファンク有り、ソウル有り、そしてカヴァー曲たっぷりと様々なタイプの曲を上手い順番で配列していて、聴く者を飽きさせません。かと言って、難しい事は何もなく、ながらであっても十分に部屋の雰囲気を変えてくれますし、耳に優しいサウンドですよ。是非、みなさんに一度は、聞いて欲しいアルバムです。中古でも、結構、アチコチで見かけますんで、一度探してレスキュー、レスキューしてみてくらはい。ライブ行きてェ~~
2009年07月04日
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最近ちょっと、頑張って更新してますよね?(自画自賛・笑)今日は、CLUB/DANCE/DISCOのカテゴリーです。ご案内するのは、ROBERT MILESのDREAMLANDです。恐らく、お嫌いな方はどう頑張ってもお嫌いな音楽では無いかと思われます。アセアセ...おいら、それほど、クラブ系テクノ系の音楽を聴く訳では無いのですが、仕事中、特にデザイン案を考えている時にとても重宝しています。んでもって、決まったデザインを実際に、作業に移している時は、ハードロックやへヴィメタルを聴いている事が多いのであります。おいら、人格的にどっか破たんしているかも知れませんな・笑。クラブ系の音楽というのは、様々なジャンルがあり、とてもとてもここで説明するのは非常に難しいのですが、特に同じフレーズを繰り返す、いわゆる「ループミュージック」・・・トランス系に魅力を感じています。考えようによっちゃあ、同じことの繰り返しですから、単調でつまらない音楽として、とらえられがちですが、探せば、そうでも無い音楽も結構あります。トランスという言葉には、催眠、幻覚と言った意味もありますから、やや後ろ向きに考えてしまいそうですが、人間、「繰り返す」事による効果の善し悪しがある訳ですな。練習や努力を繰り返せば、自分の実になりますし、悪いと思う事を繰り返せば中毒になります。繰り返しとハサミは使いようです。うん?笑これは、おいらの勝手な感覚ですが、こういったループミュージックを聴いていると何となく集中出来る様になるんですね。もしかしたら、良い意味で、自然と催眠状態になるのかも知れませんね。「おいらには出来る!」みたいな・笑 (←自己暗示)ですから、クライアントに頼まれたデザイン案を考えている時には、こういったトランスミュージックが良いのかも知れません。で、イザ内容が決まったらノリノリで作業をしたいが為に、ハードなロックなのかも知れません・笑。出来れば、意味があると思いたい・・・・wwwさ、また、長い前フリでございますが、ロバート・マイルスです。先に、トランスとは言いましたが、彼の出現により「ドリーム・ハウス」と言うジャンルも生み出した男です。(おいら的にはどう考えてもトランスですが・・・笑)非常に謎の多い人物ですが、元々ピアニストだったということは良く知られています。本人曰く、幼少期より、非常に親の言うことを良く聞く、素直で真面目な少年だったそうなのですが、唯一、その親に反発したのが、ピアノの練習だったそうです。嫌いで嫌いで仕方がなかったそうなのですが、そんな彼が、今、その嫌いだったピアノを駆使したサウンドによって、人々を虜にするとは考えてもいなかったのでは無いでしょうか?恐らく、後に聴いて頂く音源を聴けば、誰もが一度は耳にした事がある音楽だと思います。テレビ番組のエンディングや、せっぱつまったシーン(笑)、回想のシーンなど、ありとあらゆるところで使われています。曲の本当のところは反戦だったり、差別への慟哭だったりと色々意味がある様なのですが、テレビに使われる時は、おうおうにしてそんなもんですw逆に言えば、それだけ、誰の耳にも馴染む音楽とも言えますね。それでは、アルバムの内容を見ていきましょう。13年近く前のアルバムですが、今でも十分に新鮮な音です。01. One and One [Radio Version] 02. Children [Eat Me Edit] 03. Children [Dream Version] 04. Fable [Message Version]05. Fantasya06. Landscape 07. In My Dreams 08. Princess of Light 09. Fable [Dream Version] 10. In the Dawn 11. Children [Original Version] 12. Red Zone 01. One and One [Radio Version] 印象的で哀愁感漂う美しいピアノのイントロにドラムンベース調の低音がお腹に響く佳曲です。彼にしては珍しくAメロから最後まで女性ヴォーカルのマリア・ネイラーをフューチャーしています。彼女のアンニュイで幼い感じの声が曲の雰囲気と見事にはまってます。とにかくメロディが素晴らしいです。02. Children [Eat Me Edit] 03. Children [Dream Version] 11. Children [Original Version] 間違いなく彼の代表曲です。日本はおろか、世界中で大ヒットを記録したシングル。恐らくですが、当時、曲だけは印象に残っているけど、誰が演奏してるか分からず、なかなかロバート・マイルスにたどり着けなかった方が多かったと思います・笑。長く続いたユーゴスラビア紛争の最中に撮られた写真を見てインスパイアされたという曲で、美しくも悲しい旋律が全編を覆っています。が、一度聴いたら絶対に忘れられない主旋律でもあり、そのメロディセンスは見事と言う他ありません。 04. Fable [Message Version]09. Fable [Dream Version] 何かに急き立てられている様な焦燥感を感じる曲。ですが、やはりそのピアノの奏でる美しいメロディが、何とも言えず心に染みわたる曲です。BPMも速めでいかにもトランス的なリズムなのですが、そこにゆったりと間を取ったメロディなので、焦燥感がありつつ聞き入ることが出来ますよ。05. Fantasyaヘヴィでキャッチーなリズムイントロから幻想的なピアノのメロディが繰り出される曲です。ヴォーカルのマリアのアカペラが透明感を醸し出しています。06. Landscape これまた不安げなメロディの曲(不安か悲しいのばっかじゃん・笑)ドラマで、恋愛中のカップルにトラブルが起きた時にかかりそう・再笑でも、イイ曲ですよ~。07. In My Dreamsヘヴィなドラムンベースから、哀愁たっぷりのメロディが響きます。この曲も06と一緒で、絶対にドラマに使われていそうな曲です。08. Princess of Lightようやく希望が持てそうな曲が登場します(笑)。タイトル通り、光が見えて来そうなキャッチーなリズムに、行進曲風のメロディが心地良い、格好いい曲ですよん♪10. In the Dawn一言で言えば、ヴァンゲリスが大ヒットさせた、あのブレードランナーのテーマをパク・・・もとい、オマージュした作品と言っても過言ではないでしょう。非常に近未来感と奥行きのある透明感が絶妙な音空間を作り出しています。12. Red Zone シンセサイザーを使って、オルガン曲の様に音の厚みを増していくオープニング。このままの感じで行ったら感動的か?と期待するのですが、そのあとは残念ながらドスドスのドラムンベース調に移行して、これと言った印象的なリフが出現しないまま終わってしまいます。アルバムのラストにしては、ちょっと弱いかな。と、最後の最後だけ、あまり好きでない曲調で終わってしまいますが、全体的には哀愁感、寂寥感が漂い、退廃的なイメージもあるのですが、その洗練されたメロディラインのおかげで、重くならずに聴けるトランス的、ヒーリング的アルバムです。ロバート・マイルスのコンポーザーとしての力量が存分に発揮されている良作だと思いますわ。冒頭にもお伝えしましたが、主旋律に関しては、その部分をこれでもかっ!とばかりにリピートしますので、飽きの来てしまう方も多々いらっしゃるかと思いますが、旋律の美しさでかなり緩和されますので、トランス系ミュージックの入門編としては最適ではないかと思います。何か集中して作業したりお仕事したりされる方には、オススメですよん♪
2009年07月01日
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