海豹のBLUEA SEA

海豹のBLUEA SEA

Triangle


どんなに目を凝らすけど見えないものばかりだ

例えば遠い空に誰かが祈っていたり
例えば身を潜めて君が怯えてたり

すべてに満ち足りた明日の日を
求め彷徨う亡者の影
破壊でしか見出せない
未来の世界を愛せないよ

僕の目が君の手が僕らの声が
それぞれ異なっているように
自由でこそ生命だから

僕の肌君の母僕らの愛は
青く浮かぶちっぽけな星に
舞い降りた奇跡

無口な祖父の思いが父へと時を跨ぎ
一途に登り続けたひどく過酷な道

わずかな苦しみも知らぬまま
後に生まれ生きる僕ら
受け継ごうその想い
声の限り伝えるんだ

大国の英雄や戦火の少女
それぞれ重さの同じ
尊ぶべき命だから

精悍な顔つきで構えた銃は
ほかでもなく僕等の心に
突きつけられている

深く深く刻まれた
あの傷のように

僕の目が君の手が僕らの声が
それぞれ異なっているように
自由でこそ生命だから

僕の肌君の母僕らの愛は
青く浮かぶちっぽけな惑星に
舞い降りた奇跡

大国の悲しみも見果てぬ母も
それぞれ重さの同じ
尊ぶべき命だから
精悍な顔つきで構えた銃は
ほかでもなく僕等の心に
突きつけられている

そう、
怯える君の手で


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