海豹のBLUEA SEA

海豹のBLUEA SEA


そんな立ち位置など
たいして興味はない
対になる棘たち
頼りなど はじめから
持ち合わせてはいない
穏やかさなどは きっと
味わうことはない

ah そうして重みを伏せても
交わうことはできぬ
愛すべき 連れ人

悲しみもつのはそう 僕の
残るわずかな強さ
君の幻見る
一人など怖くない
…そっとつぶやいた

昔、僕の母が言ってた
「ここには なにもない
探し物は 私達
なにも持っていない」

せめて底へ 沈まぬためにも
未知なる種をもった
君の後ろ姿…

壊れかけてた 夢を繋ぎ
今日を無事に終わろう
君を取り囲んで
唯一の糧にする
…そっとつぶやいた

君が幸せ掴むように
偽日になり 祈ろう
少しの念こぼし
その先に残るのは
呼吸のあとだけ…


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