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2004.06.26

「アイズ　ワイド　シャット」注目すべきはいやらしさじゃない。

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テーマ：最近観た映画。(41040)

カテゴリ：映画

キューブリックの遺作。

キューブリックの映画って、フルメタルジャケット？くらいしかみてなかったりして、どんな作品作るのかあんまりいわれてるほど強いイメージがなかった。

夫婦がとった映画だったので、生々しい印象を強くもってたんだけど、この映画、意外に面白かった。

表現したい内容の芯はすごっく深い。
R18指定だけど、エロスはあっても、いやらしさはない。っていうかなんて表現すればいいのかな。
見た目の芸術性は高いなと思うのと精神的な部分の表現が強いのかな。

しみじみ、この二人よく受けたなと思う。
それは、夫婦でありながらSEXシーンがあるからでなくて、夫婦関係が確立してなきゃかなりきっつい内容だと思う。

前半の流れは、演技っぷりがほれぼれしちゃうし、寝言で笑うシーンとかなんか巧い。そして綺麗。

ストーリーは、かなりディープな内容に展開していくんだけど、トムは、医者っぽさがちょっと弱いと思うのと、爽やか感が強すぎるかな～っていうのがかなり惜しい。
だけど、この映画は、やっぱり、夫婦でやることに多大な意味があったんじゃないかなと思う。

ちなみにこのディープな部分。かなり奇怪で「え～、こうくるか」と思わず思ったけどこの手の展開は嫌いじゃなし。（
ケンラッセルとか嫌いじゃ無いので。（ってちょっと違うけど）

でもね、奇怪といいつつ、前に友人の会社の同僚と飲みにいって、はじめて会った人がいきなりものすごいカミングアウト。それが「秘密倶楽部」。え？何それって思ったけれど、かなり近いんじゃないかしら。（きゃっ。あの方どうしてるのかしら。びっくりしたよ。一部上場企業のかなり固い会社なんだけど、いろんな人がいますわね。でもかなり有名人が会員らしい。。ほんとかな。）

kucchiさんがいうように、何度かみなおすとまたこの映画に関する理解が深まるかもしれない。
なんだか、微妙な部分のようで、はまったらかなり満足度が高くなるのではないかと思わせる映画でした。

そうそう、あの音楽がこの映画の音楽だって知らなかった。
あの音楽とは、、、え～っと、深夜に哲学者とか思想家とかをわかりやすく紹介してた番組。
全自動シアターだったかな白井晃が案内人だったと思う。

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