卵詰まり

迷い鳥のインコの舞ちゃんが我が家に来て5年くらいまでは
雄だと思ってました。

ある冬の朝、舞ちゃんが凄く具合が悪そうだったので病院に連れていったら先生も「この子は雄ね。」と言ったのでやっぱりと思っていたら、
なんと卵を抱えていて卵づまりになっていたんです。

先生が「雌だったのね。」と言ったので、おいおい獣医さん!と思い
不安になりつつ、このままでは危険だということで先生が舞ちゃんのお腹を
ゆっくりやさし~く押して卵を取り出そうとしたのですが、

なんとお腹の中で卵が割れちゃった!
先生も焦ってたけど私の方がもっと焦ってるのに、
割れちゃった卵は無理に取り出そうとすると命が危ないので
自然に出てくるのを待ちましょうという事になり、
ますます不安な気持ちになりながら連れて帰りました。

暖かくしてあげると卵が出やすくなるというので、
ほっかいろを鳥かごの底に置いてその上にタオルを乗せて
舞ちゃんをそーっと乗せてあげたら暖かいらしくずーっとそこにいました。

ところが次の日になっても割れた卵は出てきません。
餌も殆ど食べなくなってしまい、ますます具合が悪くなって
もう心配で心配で家事もせず舞ちゃんのそばから離れませんでした。

そして次の日、とうとう真っ赤な肛門が出てきて目もくぼんでしまい、
もうだめなんだと思ってワーワー泣いてたら舞ちゃんがよたよたと私の方に寄ってきて辛そうな顔をしながらも私を見上げるので、
またワーワー泣いてしまいました。

割れた卵をお腹に抱えたまま今にも死にそうな舞ちゃんの前で
ただ泣くばかりの私でしたが、ハッ!と我に返りすぐに病院に連れていき、舞ちゃんのお尻を見せたら肛門は半分くらい中に戻り、
その真ん中から白い物が・・・!
卵の殻が1ミリぐらい顔を出してたんです。

しかし割れた卵でお腹の中を傷つけたら、
体力のない舞ちゃんは死んでしまうというので
とりあえず診察室のストーブの前でハンカチにくるんで10分くらい・・・

すると卵の殻が5ミリくらい出てきたので
先生がピンセットでゆっくりゆっくり取り出したら、
ラッキーなことに卵が縦に割れて出やすい形になってたんです。

うれしくて泣いてしまいましたが、
先生も卵を割ってしまった責任を感じていたらしく
もの凄い喜びようでした。

その後は自宅療養?ですっかり元気になり、
2年位卵を産み続けましたが詰まることはなくなりました。


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