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大奥(6)価格:650円(税込、送料別)爛熟の元禄の世を支えた五代将軍・綱吉。民からの悪名高き女将軍が、思わぬ穏やかな晩年の中に見つけた一時の夢…。そして、否応なく流れる世の趨勢とは…!? ★★★★★ 切ない 浸れる 名作五巻で、幼少の吉宗との対面を果たした老女・綱吉。あのシーンで綱吉の時代が終幕。六巻は次代将軍の物語になると思ってました。しかし。まだまだ綱吉の物語は終わらないんですね!!煌びやかな元禄時代から一転、江戸は大変な財政難で犬公方と揶揄され、民から恨まれる綱吉。若かりし日の愛くるしい姿とは一転、老いた姿の…何と物悲しい事。同じ老女と言っても、腹心である柳沢吉保の方が凛としてて。「いい年のとり方をしてるなぁー」と思いました。そして、そして、表紙にもなった右衛門佐!!六巻の表紙、誰になるのか楽しみにしてました。右衛門佐か吉保と予想してましたが、若き日の姿を想像してたので。まさか年老いた姿とは…思わずビックリです★でも。今回、漫画を読んで居て…右衛門佐が一番、幸せだったのは、年老いた「表紙の姿」の一瞬だったのかなぁと。そう考えると。表紙の「年老いた右衛門佐」も素敵だなって思えました。時代が、五代将軍→六代将軍→七代将軍と目まぐるしく変わるこの六巻。随所に、将軍を取り巻く人々の「悲しさ」が滲み出てると思います。
2010.08.29
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タイトルまんまですが。フルーツが沢山のってる郡山市にある「ル・ヴェルジェ」のタルト食べたくって…。できれば葡萄が沢山のってるヤツ…。でも、葡萄って。巨峰とか、ロザリオビアンコとか、非常に高いんですよね。当然、タルトも他の果物のモノよりも高い!!私が立ち寄った駅構内の店舗では、最も高いのがそれでした。(^_^;)母親が「旬のものを」というので桃タルトを。あとは夏らしくトロピカルフルーツタルトを購入。1ピース577円也~。ダンナと二種類を半分個しました。写真があんまり良くないけど…。桃は変色もせず、綺麗な色でした。果実が固めなのは仕方が無いよね。トロピカルフルーツタルトは、サッパリとした味わいの果物がベース。いろんな味が楽しめてよかったです。
2010.08.27
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つばさものがたり価格:1,575円(税込、送料別)【内容情報】(「BOOK」データベースより)君川小麦、26歳、パティシエール。家族と“天使”の助けもあって、ケーキ屋を開店。大ヒット作『犯人に告ぐ』『クローズド・ノート』に続く新たな代表作誕生!どうしても泣けてしまう、光あふれる家族小説。★★★★ 感動 泣ける 親子表紙が全てを物語ってます。温かみの漂う素敵な作品でした。今回はミステリーと無関係な話なのですが、温かみの有る作品でよかったです。少なくとも。雫井さんの代表作と言われる『クローズド・ノート』よりも、こちらの方が(私は)数段上の作品だと思います。余談・雫井さんの作品で一番好きなのは『火の粉』ですけどね。26歳と言う、余命少ない女性・小麦が主人公です。もう、この地点で「ウルッ」と泣けてくる終わり方が約束されてるようなモンです。周囲の人間が「癌の治療に専念してくれ!」と小麦に強要したりせず、小麦のやりたい事(=母親と一緒にケーキ店を営む)に賛同してくれて良かったと思います。兄嫁である道恵さん。「義妹が開くケーキ店を手伝う」という軽い感覚で働き出すけど、小麦は「自分に何かあったら変わりに道恵さんが…」と考えてて、二人のケーキ店に対する思いの違いがギクシャク…。確かに。小麦はケーキ店を開くのが夢だったけど、道恵さんの想いは!?極普通の主婦として生きてきたのに、小麦亡き後に「ケーキ店を頼みます」と言われた方は、たまりませんよ!!そのあたりは、小麦も気付いたみたいなので良かったですが。小麦が余命短いと知ってしまった後、どんな顔で付き合えばいいか迷った挙句…ある日、突然、ズバッと自ら決断した道恵さん。カッコイイと思います。そして。忘れてならないのが、小麦の甥に当たる叶夢くん。まだ五歳の幼稚園児。引っ込み思案で、ブツブツ独り言を言う「風変わりな子」。そんな叶夢くんを父親・代二郎はどう接していいか苦難します。叶夢くんの妙な行動ですが。後に「レイ」という天使候補の男の子が見えていて、いつも一緒に居る事が判明。レイは、夢に向かって頑張ってる小麦のオーラが大好き。(一方、代二郎のオーラは「くさい」と不評・笑)「レイ」は天使と妖精のハーフで。天使に成るための試験として、10メートル空を飛ぶ事がまず必須。翼の小さなレイは、他の天使候補よりも空の飛ぶのは苦難の技…。そんなレイに声援を送る叶夢くん。他の人には決して見えていないレイの存在を、代二郎や小麦が全面否定しなかったのが良かったです。叶夢くんとの関係も良い雰囲気のものになったし。(#^.^#)実は。最後、私は泣きませんでした!!この物語は病魔に冒された主人公の「闘病記」ではなく、夢を最後まで諦めなかった女性の生き様を描いた作品だから、悲しいと言う感情よりも「よく頑張ったね!」という想いが強く残ったからです。
2010.08.26
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あんじゅう価格:1,890円(税込、送料別)【内容情報】(「BOOK」データベースより)さあ、おはなしを続けましょう。三島屋の行儀見習い、おちかのもとにやってくるお客さまは、みんな胸の内に「不思議」をしまっているのです。ほっこり温かく、ちょっと奇妙で、ぞおっと怖い、百物語のはじまり、はじまり。【目次】(「BOOK」データベースより)変わり百物語/逃げ水/薮から千本/暗獣/吼える仏/変調百物語事続★★★ 切ない 恐い 仲間三島屋変調百物語『おそろし』の続編です。前作の千代紙をあしらった可愛らしい装丁はまた違い。今回の『あんじゅう』は、全頁に挿絵つきです!凝ってますね…。おそろし価格:1,785円(税込、送料別)『逃げ水』は。ありとあらゆる「水」を枯らしてしまう男の子の話。白子様という(姿が可愛らしい幼女)山神様が、平太という丁稚奉公の男の子に憑いて…という話。一見、恐い話と思いがちなんだけど。白子様の気持ちを考えてあげると恐いだけでなかったです。『薮から千本』は。不吉とされる双子の女の子の話。忌み嫌われる双子、片方の「お梅」は叔母夫婦に養女に出されて育つ。しかし、「お花」が死んだ事により「お梅」を再び本家に戻そうと話が進んだ途端に、亡き姑の祟りが始まったと言う話。ゾッとする話だったんですが。「売り物の針を使って」という件から、これは亡霊の仕業ではなく生きている人間の仕業と聞いて、ゾッとしてきました。「お梅」の身体に発する疱疹の件も…。こうなってくると死んだ人よりも、むしろ生身の人間の方が恐いですね。表題作『あんじゅう』は『暗獣』と現すんですね。ウィキペディアで調べたけど何にも表記されてませんでした。(^_^;)宮部さんの完全なる俗語なんでしょうか?最初、トトロに出てくる「まっくろくろすけ」の事かと勘違い。どうやら似て非なる者のようです。本来、物の怪というと恐がって近づかないものなんでしょうが。加登屋夫妻は物の怪が「幼い子供」と認知し、可愛がります。二人の一匹で過ごす温かな家庭に、やがて「別れ」が…このお話は、じ~んとくるお話でした。『吼える仏』は。今回、一番、恐ろしいなぁと思える作品でした。自分達の里を守るべく、ある夫婦(妻は身篭ってた)を犠牲にしてしまった話。妻子を失ってしまった夫が仏心を悟り、木仏を作り出す話なんですが…。恐いよね…恐いよね…笑い出す木仏なんて。(T_T)今回。「三島屋変調百物語シリーズ」にレギュラーが増えたのでますます物語りが広がっていくそうでワクワクしました。
2010.08.22
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久々に、釈迦堂川の花火大会に行ってきました。この花火大会は福島県中地区ではかなり大きな大会で、周辺道路は「通行止め」。白河~郡山間は臨時電車も出る。観客約30万人という大変な人出です。土曜日なのに。ホームセンター勤務のダンナが「休み」。この日、運良く私の勤務シフトが早かったので母、ダンナと共に電車で観に行ってきました。毎年、この花火大会は「寒い」と評判だったんですが。今年はお盆を過ぎても「猛暑厳しい」という事もあり、夜になっても寒さは感じませんでした。一枚、余計に羽織るものを持って行きましたが・・・必要なかったです。駅から近い、須賀川橋の下の河川敷で座りながら観覧しました。ダンナは「河川敷だと花火を観るのに電柱が邪魔」と橋の上で立ったまま観てました。確かに、橋の上の方が視界を邪魔するものが一切無く綺麗です。母は。須賀川まで来なくても、それまで住んでた郡山の家周辺からでも「釈迦堂川花火大会」の打ち上げ花火が観えてたので、須賀川の会場に来たのは実は初めて。実際、会場で見上げる花火の大きさには驚いてましたネ★音も大きいし。会場の盛り上がりは実際に行かないと実感出来ませんから。帰宅も。思ったよりもスムーズに電車で戻ってこれて良かったです。ちなみに。須賀川駅のコンビニには「ウルトラマングッズ」が!!円谷英二さんが地元なので、大きな扱いなんです~。
2010.08.21
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ゆんでめて価格:1,470円(税込、送料別)【内容情報】(「BOOK」データベースより)身体は弱いが知恵に溢れる若だんなの、史上最大の後悔。屏風のぞきが行方不明! 左(ゆんで)右(めて)に分かれた道で、右(めて)を選んだ若だんな。後悔ばかりが先に立つ。ズレてはいるけど頼りになる妖たちも、今度ばかりは、助けられない?「しゃばけ」シリーズ第九弾。【目次】(「BOOK」データベースより)ゆんでめて/こいやこい/花の下にて合戦したる/雨の日の客/始まりの日★★★『ゆんでめて』は、行方不明になってしまった屏風のぞきを若だんなが探し求める話し。妖に取り付かれた女の子を知り「もしや、屏風のぞきが憑いた?」と奔走する若だんな。仲良しだった妖の最期が何とも悲しげな終わり方の作品です。『こいやこい』は、去年の話。若だんなの友人である七之助(『ちんぶんかん』で若だんなが、三途の川で知り合った冬吉の兄)の縁談が持ち上がった話。幼馴染の千里と縁談が決まりそうだが、当の千里が七之助に江戸に行くので「私を見つけて欲しい」と文を送ってきた。やって来たのは5人の娘達で誰が本当の「千里なのか?」若だんなが知恵を働かせる話。若だんなの恋(片想い?)も描かれてて、ジンワリとした話です。『花の下にて合戦したる』は二年前の話。妖達と若だんな(と、その友人達)の花見の話。若だんなの幼馴染、菓子修行中の栄吉も一緒です♪狸と狐の「化け合戦」に、ツワモノが参加!!一体、何者??ワイワイがやがやした楽しいお話です。『雨の日の客』は、三年前の話。記憶を失った女性・おねの話。彼女は大きく、とても強くカッコイイ!!その実態は人間ではなく、妖だと言い放つ若だんな。彼女は何者?なぜ秘宝と言われる珠を持っているのか?長雨との関連は??『始まりの日』は。四年前の話。冒頭の『ゆんでめて』の分岐点にタイムトリップした話。そういえば。この作品群は、徐々に過去に戻っていく時系列になってました。「この作品の掲載順は逆じゃないの?」と読み進んでて不審に思ってましたが。なるほど!!意図的だったんですね!!左(ゆんで)右(めて)に分かれた道で、今度はちゃんとした正しい道を選択した若だんな。本来、進むべきだった明日へと続く結果になってます。しかし。過去をやり直した為に、若だんなの「これから」も変わります。よって、前の作品は「無かった」事に!?若だんなの恋バナも、花見も、おねとの出会いも、無かった事に!!?それはそれで、ショックを受けた私でした。
2010.08.18
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スーパーの仕事。何時もはお盆は公休禁止なのですが、今年は母方の祖父の新盆にあたるので、特別に休みが取れました。もっとも14日、一日だけですが…。(^_^;)祖父の家(今は、祖父と同居してた叔父夫婦が家長)に親戚筋の方々が、続々と来客。私はというと…孫達の中じゃ一番年長者なので、叔父・叔母達とさほど年の差が無いんですよね。ゆえに幼少時から「おばちゃん、おじちゃん」と呼んだ事が無く未だに呼称が「おねえちゃん、あんちゃん」です。なので裏方である台所に居ました。来客のもてなし係です、ハイ。ま、裏手に居た方が気楽ではありましたよ~。親戚と言っても、祖父の関係者。誰が誰だかサッパリ…。私が知らなくても、向こうは知ってるみたいでしたけどね。(^_^;)
2010.08.14
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夜行観覧車価格:1,575円(税込、送料別)【内容情報】(「BOOK」データベースより)父親が被害者で母親が加害者─。高級住宅地に住むエリート一家で起きたセンセーショナルな事件。遺されたこどもたちは、どのように生きていくのか。その家族と、向かいに住む家族の視点から、事件の動機と真相が明らかになる。『告白』の著者が描く、衝撃の「家族」小説。★★★★ 考えさせられる 恐い 親子湊かなえさんの新刊『夜行観覧車』読了。今朝の新聞下段に、文庫『告白』と共に、この本のPR広告が載ってました。まだまだ、注目されてる本なんだなぁと改めて実感しました。湊さんの作品、相変わらず各登場人物の「語り口調」です。それで、相変わらずダーク!!人って、表向きは「いいひと」を演じていても、人に見えてこない心の中では何を思い、何を抱え込んでるのか…屈折した感情が爆発した際の「恐さ」を感じました。高級住宅街に住む、父親がエリート医師の一家・高橋家。父親は子供たちには「自由に」がモットーだったけど、母親は教育熱心。長男にも当然、父同様医師になる事を強要。長男は自分の限界を感じ…。極一般家庭でありながら憧れの高級住宅地に住む遠藤家。一戸建てに夢を抱き続け、高級住宅地のわずかな土地を購入。母親は娘を近くの成績優秀で有名な私立女子中への受験を強要。その後、私立女子中受験には失敗。公立中学へ通うことになった娘は、母親を恨むようになる。この対照的な二つの家族でどんな悲劇が待ち受けているのか!気になって、気になって、どんどん読み進められました。キーマンは、高級住宅地の古参・ラメポこと小島さん。悪く言えば「でしゃばりオバサン」なんだけど、こういう人が近くに住んでたら…最近問題になってある「幼児虐待事件」や「消えた老人事件」も防げるのかも知れません。(でも、四六時中、見張られてるのは嫌ですけどね・汗)湊さんの作品はどれも読了後感じが悪いんですが。『夜行観覧車』は、そうでも無かったですよ。そういう意味で、この作品が一番好みでした。
2010.08.08
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恋だの愛だの(1)価格:420円(税込、送料別)転校続きの中学時代とは違い、椿君と共に宝ノ谷高校へと入学したかのこ。今迄の傍観者ライフを捨て、新しい自分を始めようと決意するが、なぜだか文化部三国志を勝ち抜く「軍師」として新聞部に入る事に…!?「笑うかのこ様」高校生編がスタート!★★★★★ 友情 痛快 胸キュンLALAで連載中だった『笑うかのこ様・全三巻』好きだったんですよ!で、最終回を迎えた時にはショックだったんですが直ぐに「高校生編がスタート!」と記されてて…続編、楽しみにしてました。中学時代の話は、一話完結だったんですが。高校編は、長期戦になりそう!一巻は、主な「宝ノ谷高校登場人物紹介」と言ったところでした。宝ノ谷高校は進学校との事ですが。中々の曲者揃いで面白いですね。文化部三国志!!今後、どんな展開が待ち受けるか楽しみ~♪そして、忘れていけないのが椿君との恋の行方ですが…。かのこは全然、その気は無いんですね~。椿君が積極的にアピールしつつも、一方的な思いのようです。あこまで鈍感な、かのこって…。(苦笑)桃ちゃんは。学力の問題があって、かのこと同じ高校へは入学できず。でも放課後など、何かと、かのこに会いに来てくれます。天然系で、可愛い桃ちゃん♪かのこは「桃ちゃんの友人に相応しい人になろう!」と頑張ります。そんな二人の仲にヤキモチを焼く椿君。(笑)誰にもとられたく無い一心で、独占しようとする椿君に「かのちゃんを狭い世界に閉じこめようとしないでっ!」と一喝しちゃった、桃ちゃん!自分だって、かのこを誰にもとられたく無いのにネェ。守ってあげたくなるような見た目と違って、桃ちゃんの真の強さに、椿君、惨敗…ですね。(^_^;)この状態のまま。かのこに悶々する椿君も捨てがたいです!!続きがますます気になります~。辻田りり子先生公式ブログ
2010.08.05
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こんなの、はじめて?価格:1,470円(税込、送料別)いつまでも、初体験。「右肩下がり時代のシュウカツ」「『婚活』に違和感、に違和感」「JAL凋落」「容姿格差から永ちゃん、森光子まで」今すぐ読みたい全54編を収録。 【目次】(「BOOK」データベースより)デコ電で現実逃避/右肩下がり時代のシュウカツ/じゃがポックルと生キャラメル/浅田真央の輝く場所/そんなに「勇気」は必要なのか/歌舞伎座を建て替えるのであれば/写真修整の効能と副作用/アムロちゃんの復活/ブルートレインと清原/ジェームズ・ボンドは金髪か?〔ほか〕★★★★酒井さんの「週刊現代」連載エッセイ集、第五弾です。同世代と言う事で、毎回、酒井さんのエッセイ楽しませていただいてます。酒井さんと言えば、流行語となった「負け犬」の生みの親ですが。今回も、造語を書いておられます。「ボツイチ」…離婚したシングルを「バツイチ」と呼ぶのに対し死別してシングルに戻った事の揶揄。漢字ならば「没一」。このボツイチ。エッセイの中では酒井さん御自身のお母様の事が描かれてます。「夫が居れば『危ないから辞めろ』と言われかねない登山を、一人身だからこそ、自由に楽しめる」という内容です。確かに!世の中、若者は就職難ほか、苦境に立たされ自分に余裕が無い。だけど「お年寄りには優しい日本」。定年退職後は、自由なお金があるし。ボツイチ後の人生って、何だか楽しげに思えなくもないです。そうそう。「二十代の花嫁、四十代の花嫁」も興味深かった!実は。40歳間近のイトコの結婚が決まったのですが。お嫁さんは30代後半らしい…。という事は、酒井さんのエッセイにまさにピッタリあてはまる!花嫁さん自身がどんなに若い格好ししても。招待客である友人達が既婚者が多く、子供の学校行事等に利用する「露出度の低い綺麗めスーツ」で出席じゃ…本来、華々しくあるべきの友人席。妙に落ち着いた主婦たちばかりって…。(苦笑)週刊誌連載エッセイと言う事で、芸能人ネタも多かったです。のりピーと酒井順子さんが、一字違いの為勘違いされててしまった話とか。草なぎくんの「帰ってくるのか、ヨッパライ?」を読んだ時、あぁ。そういえばスマップのアルバムの中でソロ曲が入るんだけど、確か『帰って来たヨッパライ』のカバーだそう。ジョークがきいてるなぁと思ったけど、酒井さんのエッセイが頭を過ぎります。
2010.08.04
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小暮写眞館価格:1,995円(税込、送料別)【内容情報】(「BOOK」データベースより)もう会えないなんて言うなよ。あなたは思い出す。どれだけ小説を求めていたか。ようこそ、小暮写眞館へ。3年ぶり現代エンターテインメント。【目次】(「BOOK」データベースより)小暮写眞館/世界の縁側/カモメの名前/鉄路の春★★★★ 青春 親子 友情宮部さんの大長編作『小暮写眞館』を読みました。凄い分厚くって、他のハードカバー本二冊分はあります!だったら上下巻にすればいいんでしょうが…一冊にまとめ上げる事が「重要な意味」を持ってるのかなと。主人公の花菱英一(花ちゃん)が高校一年。古い元写眞館の家に、一家が引っ越してきたところから始ります。建物の補強工事はしたけど、写眞館としての名残のあるモノをそのままにして生活を始めた花ちゃんの両親。「小暮写眞館が再び営業を始めた」と勘違いされた事から心霊写真を持ち込まれたところから物語ははじまります。なので「ホラー作品!?」と思いがちなんですが…。最初の心霊写真の謎を解明し、結果「小暮写眞館」が噂になり花ちゃんの元には摩訶不思議な写真が持ち込まれるように。でも。写真の鑑定だけに話が偏ってなくて、花ちゃんの周辺の個性的な面々にもスポットが当てられてて、中々、楽しい趣の作品に仕上がってます。青春小説と言った方があってるかも!!全四話なんですが。季節がどんどん変わり、花ちゃんも受験生に成長。弟のピカちゃんは「小暮写眞館」に幽霊として現れると言う元店主・泰次郎さんに会いたいと切に願いだし…。花菱家との孤立など。最終話は精神的に辛い話になってます。そういえば…最終話は摩訶不思議な写真の話ではなく。切ない初恋の終わりに関わる素敵な写真の話で締めてます。表紙の菜の花畑、桜の咲く駅舎…じーんと来ちゃいました。
2010.08.01
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