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証し価格:630円(税込、送料別)【内容情報】(「BOOK」データベースより)過去に金のために卵子を売った木綿子と、不妊に悩みその卵子を買った絹恵。二人の「子供」である十六歳の恵哉が、一家四人惨殺事件の嫌疑をかけられ自殺した時に、彼女達は出会う。息子の無実を信じる木綿子は真犯人捜しに乗り出すが、絹恵は懐疑的だった…。犯人が現場に残した「VS」の謎が解けた時、二人は恵哉の心の叫びを知る。★★★ 親子 考えさせられる 目からウロコ矢口さんの文庫『証し』を読みました。ハードカバーでの発売時は『VS』だったそうです…。『VS』だと…イマイチ物語の内容掴み難いですよね!?タイトル『証し』の方が、私としては気に入ってます。二人の母親と殺人容疑で自害した息子の話。遺伝子上の母親である木綿子は、恵哉が「人殺しをするはずが無い!」と断言。警察じゃ役に立たないと、自ら探偵を雇い真犯人の捜査に乗り出します。しかし、この木綿子。今まで会った事も無い息子に異常なほどの執着心を抱いてます、ほんと(恐いくらい)尋常じゃない…。(^_^;)戸籍上、恵哉の母親である絹恵も、最初は「息子の無実を信じてる」木綿子に対し、好意的に思いつつも…不信感抱きますよね。亡き恵哉に対し以上に執着する木綿子。「亡くなった人間を取り合っても仕方が無いだろうー!?」と思うけど。その辺りが木綿子さんの異常さが際立つとこですね。当初。「殺人事件の真犯人探し」として本書を読み始めたんですが…。最後は。何だかうまい具合に作者に騙された感が否めませんでした。(ーー;)メインテーマとしては。「遺伝子上の母VS戸籍上の母親」の戦いの話でしたね…。同じテーマとしては『マドンナ・ヴェルデ』の方がスリリングな展開もあり、好きです。
2010.10.30
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昨日「人生初の縫合」体験した私。連日、外科外来に来るように言われ…。自分の車を持って無い私は、行きはダンナの車(通勤時ついでに送ってくれる)帰りは病院の最寄り駅までタクシーそして東北本線利用なんですが。なんと!その東北本線が「回送電車の故障、点検」の為上下線が不通に!!電車が遅れた事に遭遇した事はあったけど、不通の事態は初めての私…。しかし運良く(?)私が乗車駅に着いて間もなく、目的地行きの代行バスがきて待つ事無く、直ぐに乗ることが出来ました。JRの車掌さん、その関係者は代行バスの乗客に「お待たせして申し訳ありませんでした」と深々頭を下げていたけど。私は全然、待たされる事なく乗車できました。…これって「不幸中の幸い」ってやつなんでしょうか?(^_^;)
2010.10.26
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以前、虫刺されで化膿した箇所。近所の診療所から処方されたステロイド剤を塗り、抗生物質の飲み薬とで完治しかけていたのですが…。二、三日前から又痛みが…。しかも昨晩からはかなりの痛みで歩くのも困難。腫れも…膿がでてかなりヤバイ状態に。急遽、外科外来に駆け込みました。で、切って膿を出し、縫って帰宅。今まで外科にお世話になった事の無い私にとっては未知なる領域過ぎて恐かったです。(汗)しかし、化膿した足の痛みも相当のモノだったので「このまま放置は凄くヤバイ!!」と腹を決めました。膿を出す処置事態は。局部麻酔が効いてて、そんなに大きな痛みはなかったけど。局部麻酔を打つのが非常に痛かったです!!(T_T)悲鳴を上げるまではいかないけど、涙でてきたよぉ~。数日前、インフルエンザ予防接種受けたけど、あんなの可愛いものです!!(大げさな表現ですが…。)今までメスを入れたことの無い身体なので、縫う羽目になったのも初めてだし…。今後、不安ではあります。
2010.10.25
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かのこちゃんとマドレーヌ夫人価格:903円(税込、送料別)【内容情報】(「BOOK」データベースより)かのこちゃんは小学一年生の元気な女の子。マドレーヌ夫人は外国語を話す優雅な猫。その毎日は、思いがけない出来事の連続で、不思議や驚きに充ち満ちている。★★★ かっこいい 切ない 癒される今迄の、ハチャメチャ摩訶不思議な万城目ワールドとは違う作品でしたね。猫が人間の言葉を理解し、外国語(犬語)を話せる設定は凄いんだけど。ハチャメチャな事件なのは起きません!!小学一年生の「かのこちゃん」。お父さんは鹿と話したことがあり…鹿の「鹿の子模様」からの命名とは!お父さん=『鹿男あをによし』の主人公ですよね!?こんなに良いお父さんになってるとは…感無量~!かのこちゃん、小さいながらも活発そうな女の子で可愛いですね。飼い犬である玄三郎の犬小屋に、迷い込んできたアカトラ猫に「マドレーヌ」と名前を付けて飼っちゃうあたり、かのこちゃんの家の人間はかなりの動物好きですね~。(笑)しかし。「マドレーヌ夫人」というのが猫の名前というのに驚きましたが。他の猫の名前も、和三盆、ミケランジェロ(三毛猫)とか愉快♪猫の集会。かのこちゃんだけでなく、是非、私達読者も見て見たかった!!玄三郎とマドレーヌの、種族という垣根を越えた夫婦愛は素敵でした。かのこちゃんも「あの二匹は夫婦なんだから離したら可哀相」と見て感じたままの感想を言ってましたもんね。最後は「猫の恩返し」もあったし。ウルッとした終わり方でしたが、成長期の子供は今後もこういう悲しい事もあるんだなぁ。その都、かのこちゃんは強く、大きく、成長していくんだろうなと感じられる物語でした。
2010.10.23
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黒笑小説価格:580円(税込、送料別)【内容情報】(「BOOK」データベースより)作家の寒川は、文学賞の選考結果を編集者と待っていた。「賞をもらうために小説を書いているわけじゃない」と格好をつけながら、内心は賞が欲しくて欲しくてたまらない。一方、編集者は「受賞を信じている」と熱弁しながら、心の中で無理だなとつぶやく。そして遂に電話が鳴って―。文学賞をめぐる人間模様を皮肉たっぷりに描いた「もうひとつの助走」をはじめ、黒い笑いに満ちた傑作が満載の短編集。【目次】(「BOOK」データベースより)もうひとつの助走/線香花火/過去の人/選考会/巨乳妄想症候群/インポグラ/みえすぎ/モテモテ・スプレー/シンデレラ白夜行/ストーカー入門/臨界家族/笑わない男/奇跡の一枚★★★ 笑える 痛快 楽しい先日。『世にも奇妙な物語20周年スペシャル』で東野圭吾さんの「殺意取扱説明書」が玉木宏主演でドラマ化されてたんですが。他作品中、最も面白くないと感じてしまって…。(苦笑)映像化よりも「文章で読んだ方が面白かったんじゃないのかな?」と思ったので掲載されてる『毒笑小説』を読んでみたいと思ったのですが、私の通ってる図書館には置いてなかった。(^_^;)同じ「笑小説シリーズ」の一冊『黒笑小説』があったので読みました。短編集なのですが。灸英社の神田、推理小説家・寒川が出てくる作品が多いですね。「5回もノミネートされながらも大きな賞を逃してる」という寒川。直木賞をなかなか受賞されなかった東野さん御本人がモデル!?かと思ってしまいました。そう考えると出版社の人間模様が愚かでもあり笑えますよね。ただ。最後の話『選考会』で、寒川バッサリなのが凄い!一番気に入ったのは『臨界家族』でしたね。タイトルからは想像もつかないようなアットホームな(?)お話でした。お子様用の変身アニメグッズ。そういえば今も昔も人気高いですが、今のものはより本物志向ですよね!女の子向けアニメと言えば。セーラームーン(古っ!!)思い浮かべましたが。あれ見てると衣装も度々、変化。女の子キャラいっぱい居たし、武器だって…シリーズ中、いったい幾つ装備してたか…。あれらを買い与えてたお父さん、お母さんは出費大変だったでしょうね。東野作品としては。今現在の作品と比べてしまうと、イマイチ読み応えが無いと思うけど。ブラックユーモアが効いて面白くて。こういう作品も書いてたんだぁと逆に新鮮に思えました。
2010.10.19
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小さいおうち価格:1,660円(税込、送料別)【内容情報】(「BOOK」データベースより)昭和初期、ある一家の忘れがたい、秘めた恋の物語。赤い三角屋根の家で美しい奥様と過ごした女中奉公の日々を振り返るタキ。そして60年以上の時を超えて、語られなかった想いは現代によみがえる。★★★★ 懐かしい 泣ける 考えさせられる第143回直木賞受賞作の『小さなおうち』を読みました。舞台は昭和初期の東京。当時、平井家の住み込み女中だったタキがノートに「心覚えの記」というタイトルをつけ、当時の回想を綴ってます。戦中、戦後を舞台にしながらも、戦争についての悲惨な文章は最小限。その代わり。タキが女中として住み込みで働いていた平井家での楽しげな様子がその大半を占めてます。昭和初期の中流家庭の生活が垣間見れて中々、興味深いお話です。タキがお使えする時子奥様。お美しく明るくて、楽しい事が大好き。この方だったら一生傍にお使えしたいって、タキが思うのも分かります。日本に戦争がなかったら…その願いが叶ったかも知れませんね。二度の世界大戦がどんな悲惨な現状だったか。今を生きる私達だったら、その歴史を読み聞きして知ってますが。当時、日本国民には「日本優勢!」とした知らされて無かったよう。大人たちは戦争によって徐々に生活が苦しくなってても。恭一坊ちゃんのはしゃぎ様を見てると「日本の勝利しか考えられない」というのが、よーく分かります。広い世界を知らない日本国民の、なんと愚かしい事か…。(T_T)物語の軸となってる、時子奥様と板倉さんの恋。奥様は人妻ですから、世間が不必要な程、好奇の目を向けます。タキは「奥様付き」だから時子奥様の命令に絶対服従のはずですが。タキが奥様を思うが故に決断した、自己判断…凄いですね。戦争中は、裂かれてしまった恋人達が沢山居たでしょうから、(タキが自分を責めずとも)時子奥様と板倉さんの結末も必然的な感じがします。最終章は。後日談として。タキの甥の息子である健史が主人公として語ります。戦争でバラバラになってしまった人達、その想いを、タキに代わって、健史が繋ぐ事によって、この小説がグッと締まった感じがします。この最終章があるのと無いのでは大違いですね!とてもよかったです。
2010.10.14
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十字架価格:1,680円(税込、送料別)【内容情報】(「BOOK」データベースより)あいつの人生が終わり、僕たちの長い旅が始まった。中学二年でいじめを苦に自殺したあいつ。遺書には四人の同級生の名前が書かれていた─。背負った重荷をどう受け止めて生きればよいのだろう?悩み、迷い、傷つきながら手探りで進んだ二十年間の物語。★★★★★ 考えさせられる 親子 切ない虐めを扱った重たいテーマの『十字架』を読み終わりました。重松さんは何作品も虐めがテーマの作品を出版してますが。『十字架』は、虐めを苦に自殺したフジジュンの話から始ります。フジジュンの遺書にはクラスの虐めっ子の三島、根元の二名。親友として主人公・真田祐の名前。(但し単なる幼馴染に過ぎず親友と呼べる程の関係はなかった)また好意を寄せて居た別のクラスの女子・中川さんの名前が。当然、虐めっ子として書かれた二人は世間から冷たい目で見られます。が。未成年者だし、二人を法の元に裁くことは不可能。その後も、反省する事も無く、粗暴者として中学を卒業…。「親友」と記されてた主人公は、フジジュンの母親からは「今まで俊介と仲良くしてくれてありがとう」と感謝されながらも、父親と弟からは「本当に親友?だったら何故、虐めを止められなかった?」と冷たい視線で見られる羽目に。また。フジジュンの片想いの相手だった中川さんも被害者ー。周囲は好奇の目で見るし。フジジュン母からの好意を断れずに、フジジュン宅に通う様は「何もそこまでしなくても」と思いました。主人公と中川さんは、フジジュンによって一生背負い続けなくてはならない同じ『十字架』を背負わさせてしまったんですね…。(*_*;二人が大人になっても、思い起こしてしまうフジジュンの記憶。何だか、とてつもなく救いようの無い物語のようですが。結局、20年と言う時間がフジジュンの家族を癒し、主人公を『十字架』の呪縛から救ってくれましたね。ホッとされられる最後でよかったです。この小説は。小中学校くらいの子供が居る親御さんが読むのに是非、お薦めしたいです。
2010.10.08
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毎年、11月中旬に義弟夫妻に会いに、京都近郊に旅行に行く私達夫婦。今年は平城遷都1300年で賑わってる奈良へ行く事になりました。もっとも。平城京跡地でのイベントは終了してるので、通常の観光になりそうです。前回の奈良旅行で観れなかった法隆寺、唐招提寺、薬師寺が目的です。宿泊地は…頑張って奈良ホテルにしました!!当初は、3泊4日のつもりでしたが仕事の都合上2泊3日がやっと…。なので一日分浮いたという事で、思い切って奈良ホテルに!!11月に結婚式、法事と続けて大きな出費が重なるけど…。一年に一回の大型連休(2泊3日が?苦笑)なのでここの旅行出費は仕方が無いでしょう!うん。
2010.10.07
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【予約】 金色のコルダ 15価格:420円(税込、送料別)後夜祭後、香穂子は柚木とダンス、そこで!?一方、留学前に香穂子との日々を思い返す月森…2人でアヴェ・マリアの演奏をするうちに、ついに辿り着くひとつの想いは!?そんな月森の変化に土浦も!?特別編&8年後の星奏学園を描いた「コルダ3」にも注目。★★★★★ 切ない 胸キュン 青春コミック表紙がずっと「男子と香穂子のツーショット」だったので、「今回は土浦君かなぁ?…で、最後が月森君!?」と予測してたんですが。今回、ツーショットでは無かったですね。密かに楽しみにしていたので、ちょっとガッカリ…。でも、この三人の表紙は凄いお気に入りです。次巻はツーショットの表紙、復活でしょうか?ラブラブ前回の香穂子と月森君が見てみたい…火原先輩と柚木先輩のふたり。進路についてギクシャクしあってましたが…。柚木先輩も一緒に音楽の道へ進むことになってよかったですね~。火原先輩の前では隠しておいた「黒柚木」の部分ですが、実は、柚木の本性に少なからず気付いていた様子の火原先輩。明るいだけが録り得のようで居て、結構、敏感に感じてますよねー。香穂子が、月森君に特別な感情を抱いてるの気付いたのも早かったし。この二人は今後も「親友」なんだろうな。今回の見所は。無自覚だった月森君が、自分の想いに気付くとこですね。いやぁ~、月森君のアングルで見た香穂子ったら…もう!!いつもよりも可愛さ倍増してませんか!?月森君が留学間近と言う事で。このまま二人が想いを打ち明けない限り、そのまま別れてしまうそう。熱烈なヴァイオリン・ロマンスに期待してるんだけどナァ…。今回、最後の方に『コルダ3』が掲載されてます。8年後の星奏学園が舞台で、主人公も登場人物も、まったく違います。(後で教師になった火原、ヴァイオリニストになった衛藤が出てきますが)『コルダ3』に関しては、未だにララDXに掲載されるし。コミック化するならば通常のコルダに掲載せずに『コルダ3』だけで一冊にまとめてほしかったナァ…。こちらがPS『金色のコルダ3』のゲームソフト【ポイント最大10倍】【送料無料】【中古】PSPソフト 金色のコルダ3[通常版]価格:4,255円~(税込、送料込)
2010.10.06
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ガラスの仮面(45)価格:420円(税込、送料別)「紅天女」の稽古中、倒れた照明の下敷きになり、目に異常を感じ始めた姫川亜弓! 誰にも気づかれないよう今まで通りに振る舞うが、徐々に綻びが見えてきて…? 「紅天女」試演直前のアクシデントに亜弓が取った行動とは果たして…!? 亜弓の役者魂が、今、試される…!★★★ ここに来て、9月・10月と二ヶ月連続、コミック発売の『ガラスの仮面』。連載休止期間が何年も長かったので一気に発行されるのは嬉しいけど…。44巻。「マヤと真澄が偶然、月影先生の元で鉢合わせて…」の後、二人の恋の続きが気になって仕方が無かったのにーーー!!何の進展も無かったですね。(ガッカリ)それだけで無く、今回、マヤの見せ場無かったなぁー。全体的に。亜弓がメイン「試練の巻」でしたね。亜弓も凄いけど、母親である歌子さんも凄い!!娘が失明するかも知れないと言うのに…それを隠し、自らワンツーマンで娘に稽古をつけるなんて。(『巨人の星』の父子を思い起こしましたよ、私は)ところで。マヤと亜弓二人の内、どちらかというと私は「亜弓」派です。人は皆「天才」と言うけど。実は「努力の人」であり、ライバルであるマヤを助ける事はあっても、決して蹴落とそうとはしない、亜弓はカッコイイなと思います。なので。最後、たとえ負けるとしても頑張る亜弓が私は好きです。次回46巻は。少しはマヤの展開も描かれるのかな?姫川母娘でずっと引っ張られると…。「早く、紅天女の試練上演をー!」と叫ばずには居られません。
2010.10.03
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