2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
全6件 (6件中 1-6件目)
1
![]()
【送料無料】三面記事小説【内容情報】(「BOOK」データベースより)「私は殺人を依頼しました。恋人の妻を殺してほしいと頼みました」誰もが滑り落ちるかもしれない、三面記事の向こうの世界。なぜ、姉夫婦の家はバリケードのようになってしまったのか?妻の殺害をネットで依頼した愛人の心の軌跡とは。直木賞作家が事件記事に触発されてうみだした、六つの短篇小説。【目次】(「BOOK」データベースより)愛の巣/ゆうべの花火/彼方の城/永遠の花園/赤い筆箱/光の川★★★実際に起きた三面記事を元に、角田さんが脚色した短編集。どの事件も「あぁ、そんあ事件あったよね」と思いがちなのに、角田さんが物語を描くと・・・事件の裏に潜んでた、人間心理の異常さに「ぞぞっ~」と背筋が寒くなりました。どの主人公達も、心が病んでいて、私には理解できない。(汗)そんな中。一作品だけは、私の心にズシンと響きましたね。最終話「光の川」なんですが。これは痴呆症を患った母親を中年の息子が殺害する話です。自分の仕事もままならず、母の介護に精を尽くす息子。国の機関は何も助成してくれず、息子の負担になるくらいならと母親は「もし、私が痴呆症になったら殺してくれ」と懇願します。なんで殺すしかなかったんだろう…。これはホント、切なかったです。全体的に心が暗くなってしまう話ばかりですが。ちょっとした三面記事から、これだけ想像力を膨らませ、物語を描く角田さんって、本当、すごいなぁと感心しました。
2012.01.26
コメント(2)
![]()
【エントリーで1/13(金)10:00~1/29(日)9:59までポイント10倍以上】【中古】afb 単行本(...[軍艦島]を舞台に描く、悪夢の世界!情報科学部学生で日本将棋連盟奨励会に属するプロ棋士の卵である塚田は闇の中で覚醒した。十七人の仲間とともに。場所も状況もわからぬうちに始まった闘い。人間が異形と化した駒、“敵駒として生き返る戦士”などの奇妙な戦術条件、昇格による強力化――闇の中、廃墟の島で続く、七番勝負と思われる戦いは将棋にも似ていた。現実世界との連関が見えぬまま、赤軍を率いる塚田は、五分で迎えた第五局を知略の応酬の末に失い、全駒が昇格する狂瀾のステージと化した第六局は、長期戦の末、引き分けとなった……。★★★物語冒頭から、いきなり異世界「ダーク・ゾーン」から始まります。主人公・塚田は勿論のこと、読者も何故、何処からこういう事態になったのか理解できぬまま「人間将棋」(駒に様々な名前があり、個性的な怪物で、将棋よりも、むしろ私は「チェスっぽい」と感じましたが)闘いが始まります。「人間が異形と化した駒」と説明されてますが。観るに耐え難い形相のグロテスクな怪物ばかり…。その怪物には様々な特性があり、主人公である「赤の王将」の指示で試合を続けていきます。敵に殺害された駒は「敵駒」として復活。これの繰り返しなので、何度も殺されては、何度も甦る…ゾンビ!?主人公の恋人・理紗も味方の駒として登場するんですが。「彼女の苦しみ、殺される姿は見るに耐え難い」と私情に走った挙句、主要駒である彼女を使おうとせず、試合に負ける主人公…。しかし。それも最初のうちで。試合が続くにしたがって、彼女を一駒として使うようになります。最終的試合には。それまでに無かった使い方をします。「冷酷!!」と思ったけど…勝ちに拘るとすれば、割り切って判断せざる得ないんでしょうね。この物語は。「ダーク・ゾーン」での「第八局」までの試合と。現実世界の主人公の回想「断章」が交互に描かれてます。「断章」は時代背景がバラバラなんですが。敵の青の王将・奥本、その他の人物が次々と出てきます。「あぁ~。この人物があのモンスターなのね!!」って感じで、謎解きっぽくなってます。主人公・塚田はこのダーク・ゾーンから無事、脱出できるのか?また、このダーク・ゾーンを作ったのは誰なのか?最後には、その答えにたどり着きますが…納得が行くと言うか何というか…それしかないよねって感じ。(苦笑)なので深く考えず「ダーク・ゾーン」での人間将棋の試合を、読者は素直に、楽しんで読むことをお勧めしたいです。
2012.01.24
コメント(0)
![]()
【送料無料】ハードラック価格:1,680円(税込、送料別)【内容情報】(「BOOK」データベースより)人生をやり直したかったのだ。ネットカフェ難民相沢仁は、闇の提示板で募った仲間と軽井沢の金持ちの屋敷に押し入った。だが物色中、仁は何者かに頭を殴られて昏倒。ようやく独り逃げた彼は報道で、屋敷が全焼し、三人の他殺体が発見されたと知る。家人には危害を加えないはずが、おれは仲間にはめられた。三人殺しでは死刑は確実。正体も知らぬ仲間を、仁は自力で見つけねばならなくなった…。★★★★今年、二冊目の図書館本。「重たいのはちょっと…」と散々、敬遠しておきながら読んじゃいました!薬丸さんの小説って、重たいテーマなんだけど時世を扱う作風が好きなんです。今回は、ネット難民・闇社会を描いてます。闇社会って。入り込んでしまったら、いったい何処まで落ちていくんだろう?そして、どれだけ広い社会なんだろう?主人公がどんどん闇社会に関わってしまう様が、綱渡り的で怖かったです。主人公・仁は嵌められて殺人犯に仕立て上げられてしまうんですが。自らの無実を証明するため、犯人探しを始めます。この辺りは「主人公=探偵」という事で、推理小説としても充分、楽しめます。仁の絶体絶命のピンチに助けてくれるのが…意外な人物だったり。しかし、その人物でさえ「敵か・味方か?」…周辺の誰もが、信じられない雰囲気が常に漂ってます。仁を嵌めた黒幕ですが。薬丸さんは毎回、どんでん返しの凄さが際立つ作家さんと思ってましたが。今回は…不発に終った感じ。黒幕が割りと呆気なく目星ついてしまい「嫌。これはほんの序の口で、もう一回、何らかのどんでん返しが…」と読み進めたけど、そのまま、スッーー…と終ってしまいました。なので。あまり、どんでん返しに拘らず、主人公の恐怖感を味わいながら犯人探しをするには適した小説だと思いました。
2012.01.12
コメント(2)
![]()
【送料無料】ホルモー六景【内容情報】(「BOOK」データベースより)このごろ都にはやるもの。恋文、凡ちゃん、二人静。四神見える学舎の、威信を賭けます若人ら、負けて雄叫びなるものかと、今日も京にて狂になり、励むは御存知、是れ「ホルモー」。負けたら御存知、其れ「ホルモー」。このごろ都にはやるもの。元カレ、合コン、古長持。祇園祭の宵山に、浴衣で駆けます若人ら、オニと戯れ空騒ぎ、友と戯れ阿呆踊り。四神見える王城の他に、今宵も干戈の響きあり。挑むは御存知、是れ「ホルモー」。負けたら御存知、其れ「ホルモー」。古今東西入り乱れ、神出鬼没の法螺試合、若者たちは恋歌い、魑魅魍魎は天翔る。京都の街に咲き誇る、百花繚乱恋模様。都大路に鳴り渡る、伝説復古の大号令。変幻自在の第二幕、その名も堂々『ホルモー六景』、ここに推参。お勧め度 ★★★今年、初めて図書館に行ってきました!!…というより、一体何ヶ月ぶりだったかな?久々に読書を始めるにあたって、読むのに難しくなさそうな本を選ぼうと考えた結果。ちょうどDVD『鴨川ホルモー』を観たばかりだったので、スピンオフである『ホルモー六景』を読むことにしました。これは、前作の主人公の所属する「京大青竜会」だけでなく、ホルモー部隊を持つ、様々な時代・各大学の短編集になってます。、各大学も、個性的で愉快なキャラクター達が描かれてます。ところで。「何故、ホルモーに中に同志社大学が入ってないんだろう?」とずっと思っていた私だったんですが、今回、同志社大にも「黄竜陣」なるホルモー隊が明治維新前まで実在していたことが判明!!「黄竜陣復活なるか!?」かなりドキドキして読みました。今回。バイト先で高校生から好意を抱かれる凡ちゃんの話。立命館白虎隊・珠美と高村の「長持、織田信長」が絡んだ話など、かなり恋愛色が色濃かったんですが…。(表紙は「ローマの休日」のパロディですし)あまりにも、綺麗にまとめあげてた感じが残念だったかなぁ…。京都の様々な町並みを頭に思い浮かべて読むと「あの物語の舞台だ」と感慨深いです!今度、京都に行ったときには見る目が変わっていそう。
2012.01.09
コメント(4)
![]()
お勧め度 ★★★★新年になりました。昨年は、大震災後、読書する気が無くなってしまいました。年末年始は仕事だったし、やっとここに来て時間ができた感じでしょうか。それでも、本を読むのちょっと辛いので、とりあえずドラマやDVDを見て過ごしてます。今回は、旧作無料レンタル券を使いこの作品をチョイス。万城目さん原作の『鴨川ホルモー』です!京都が舞台。京都大学をはじめ、京都三大祭や観光名所が散りばめられてて、その雰囲気を眺めるだけでも、なかなか面白いです。そして、そして…一緒に見てたダンナは「ホルモーって何のこと?」と疑問に思いながら、その摩訶不思議な世界観を見続けてましたね。原作を読んでる私は…思わず、噴出しながら見ましたよー。(笑)高村が鴨川ホルモー戦で「ホルモー」と絶叫するシーン。私は「おお!でるぞ、でるぞ…」と笑をこらえてましたが、ダンナは「え?・ここは笑って良いトコなの?」と対応に困ってました。この物語で、一番好きなのは…やっぱり楠木ちゃんですね。地味~な雰囲気ながらも存在感ばっちり!そして、ホルモーの素質はピカイチ★(笑)映画で演じた栗山さんの「ゲロンチョリー」が誰よりもカッコよくて・・・爆笑してしまいました。(美しい女優さんにこんなポーズさせるなんて…・笑)小説が映像がした場合、落胆する場合も多いんですが。ホルモーは、オニを実際に見ることができて良かったかも~。もっとキモイかと想像してましたが、可愛いキャラでした!私も、オニ達を連れ歩きたい!!(笑)物語としては、なんとも馬鹿馬鹿しいんですけどね。深く考えすぎず、楽な気持ちで見るのにはオススメですね、これは。新年、初笑にはちょうど良かったかも。「馬鹿だなぁ~」と言いながらも笑える、愉快な物語でした。しばらくは口癖が「ゲロンチョリー!!」になりそうです。(笑)
2012.01.07
コメント(2)
去年は福島県民にとって、散々な一年でした。それでも我が家は、避難地域に入ってないし、仕事も有るし。生活を続けていく上では「震災前と何も変わってない」のが救いです。私は。今年は運良く元旦に休みが取れたので、近くのショッピングセンターに足を運んで来ました。そこで、お菓子や洋酒、衣料品の福袋があったので思わず買ってしまいました。猫の福袋は中身がイマイチだったので、福袋は止めて。猫缶詰め放題1000円にチャレンジしました★だいたい500円くらいは得したかと思います。(^^;; なんだか、こうしてると、いっぱい浪費したようにも見えるけど。クリスマスに何も無かったし、年末、体調不良で有りながら、休む事無く頑張った自分への御褒美かなと思ってます。(^^;;
2012.01.01
コメント(0)
全6件 (6件中 1-6件目)
1
![]()
![]()
![]()