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あおニャン @ Re[1]:「舟を編む」三浦しをん(02/29) かず1011さん 評判いいですよね、この作…
2006.01.22
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カテゴリ: 読書・東野圭吾

白夜行
太陽なんかなかった。
いつも夜。


被害者の息子・桐原亮司と、「容疑者」の娘・西本雪穂
二人の周囲に見え隠れする、幾つもの恐るべき犯罪。
息詰まる精緻な構成と、叙事詩的スケール。
心を失った人間の悲劇を描く、傑作ミステリー長篇。


ドラマ化され、現在放送中の作品です。
大ヒット作『セカチュー』の面々が今回、作成した
『白夜行』ですが。作品の内容は全然、違います!!
心して見ないと…心底、恐ろしくなりますよー。

亮司と雪穂の繋がりは、一向に表ざたにはなりませんが。
次々、事件が起きるたびに「これ以上、罪を重ねないで!」
と二人には懇願したくなっちゃいました。
それでいつ二人の事が第三者に嗅ぎ付けられるかとヒヤヒヤ。
(;-_-;)

*以下、ネタバレあり反転*
雪穂の裏の顔に最初から気づいてた。
篠塚一成さんには尊敬の意を表したいです!!

大学時代には、雪穂の引き立て役に過ぎなかった、
江利子に好意を抱くなんて… なんていいヤツ!!
江利子がプリティウーマンの用に、美人に変貌を遂げる
シーン。微笑ましくって好きでした。
まさか、その後、あんな事件が起きるとは。(T_T)
彼女には学生時代からの「雪穂のよき友達」として、
とても好感を持っていた私にとっては…残念でなりません。

最期に。
亮司は警察の手から逃げるように二階から飛び降りますが。
本人が飛び降りたとしても「二階から落ちたって死には
しないだろう」と思います。じゃ、逃亡を図るため?

…自分の持ってる鋏がささって…という話ですが。
これ、彼自身が自分を刺したのではないでしょうか?
彼と雪穂の繋がりも、既に警察は周知の事。
この場面で、亮司が捕まった場合…当然、雪穂もこのまま
無事には済みません。彼女を逃がす為、亮司自身が命を
絶ったのでしょうね。その気持ちを汲み取り…雪穂は
最期に彼を見ても「知らない人です」と立ち去ったの
でしょう。罪を重ねる内に、白夜に沈んでいった二人。
犯罪者でありながら、最後はかわいそうなラストでしたね。


お奨め度 ★★★★★









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Last updated  2006.01.22 23:49:26
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