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この本、すぐに読めちゃったんだけど、ひゃあ、はんらには難しいです。こういう本は、文系の人、文学的な人じゃないと読みこなせないかも。最後に、訳者が補足を書いています。「翻訳を終えても、読者の手に届いてからでなければ、その本がどういう本なのか本当にはわからない。『すべての、白いものたちの』は、装置であり回廊であり、読むというよりその中を歩く本であり、通過する本なのだと思う。その意味でこの本は、きわめて詩に似ているけれども、小説である。読む人自身が完成させる小説なのである。」キタキタキターはんらが理系に進んだのは、数学が得意だったこと以上に、文学の世界のこの曖昧さが苦手だったから。数学は、1+1=2であり、答えが、答える人によって違ってくるということはない。でも文学の世界は、読む人によって解釈が違ってもOKなのだ。そういう漠然としたものが、はんらは苦手なのだ。だからこの本の中の109ページ。「『輝き』人間はなぜ、銀や金、ダイヤモンドのような、きらきらする鉱物を貴いと感じるのだろう? 一説には、水のきらめきが古代の人々にとって生命を意味したからだという。輝く水はきれいな水だ。飲める水---生命を与えてくれる水だけが透明なのだ。<中略> 生命であり、美であったはずだ。」こういう、「へ~」と思えるような雑学っぽい部分は、はんらは好きだ。「母国語」に関する内容もいくつか出て来た。97ページ。「『白く笑う』白く笑う、という表現は(おそらく)彼女の母国語だけにあるものだ。途方に暮れたように、寂しげに、こわれやすい清らかさをたたえて笑む顔。または、そのような笑み。」「白く笑う」なんて韓国語は初めて聞いた。そんな韓国語、あったっけ?ネットで調べても出て来ないし。詩人が使ったとしても、一般には使われてない言葉だと思う。こういう部分も、理系人間には、モヤモヤ~っとする。翻訳について。例えば、28ページ。「この世とあの世のあわいで音もなく揺らめいている、あの巨(おお)きな水の動きを?」あわいで・・・「間で」じゃなくて「あわいで」「大きな」でも「巨大な」でもなく「巨(おお)きな」・・・(実際には「おお」は括弧じゃなくてルビが付けられている)原書では何と表現されているんだろう?と、とても興味が湧いた。いつか、韓国語版と比べてみたいかも。例えば、73ページ。「犬(ケ)は犬(ケ)でも吠えない犬は?このなぞなぞの答えは、何のことはない、霧(アンゲ)だ。」語呂合わせやダジャレなどは翻訳をする上で、単純に難しいことのひとつだと思うけれど、この語呂合わせ?にはルビが振られていた。1回読んだだけでは、「よくわかんねー」が、正直な感想。とても感覚的な、感傷的な、そんな本。美しいものが好きな人は好きかも?
2024/11/08
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先日、ノーベル文学賞を受賞した、韓国人作家、ハン・ガン女史。「菜食主義者」の日本語訳は、韓国のネットには24400ウォン(2700円)で出ていた。高いわ(←クリック)という日記を書いたが、その後、同作家の「すべての、白いものたちの」という本が、ネットのアラジンで安く売られているのを発見。本代が送料込みで、11480ウォン(1270円)だったので即買い。ところが~その後、日本でも韓国でもハン・ガン作家の本が売れに売れたのでしょう。「ご注文いただいた本の発送が遅れています」というメッセージが、アラジンから連日のように届いていた。もうこれは入手が不可能なんでは?と、半分、諦めていたんだけど、注文して3週間目に届いた。2023年2月20日 初版発行2024年10月25日 5刷発行刷りたてホヤホヤ!
2024/11/04
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なんと、今年のノーベル文学賞は、韓国人作家の韓江(ハン・ガン)さん~「菜食主義者」という本が有名で、日本語訳も出ている。菜食主義者(新しい韓国の文学シリーズ)ハン・ガン著 きむふな訳(←クリック)内容紹介ごく平凡な女だったはずの妻・ヨンヘが、ある日突然、肉食を拒否し、日に日にやせ細っていく姿を見つめる夫(「菜食主義者」)、妻の妹・ヨンヘを芸術的・性的対象として狂おしいほど求め、あるイメージの虜となってゆく姉の夫(「蒙古斑」)、変わり果てた妹、家を去った夫、幼い息子……脆くも崩れ始めた日常の中で、もがきながら進もうとする姉・インへ(「木の花火」)-3人の目を通して語られる連作小説集。うーん、好きなジャンルではないです~でも、カズオ・イシグロの本はとーっても良かったし、一度、読んでみる?あ、でも、大江健三郎の「万延元年のフットボール」は途中で挫折したんだった。。。汗;「菜食主義者」の原書は、ネットで13500ウォン(1490円)で売ってる。いや、図書館に行けばタダで借りられるでしょ。でも原書で読むのはやだな。日本語訳は、24400ウォン(2690円)でネットで買える。高いわ。本に詳しいお友達から、ハン・ガン作家さんの「光州民主化運動」や「済州島4・3事件」などについて書かれた本を紹介してもらった。それも韓国語版では読む自信はないなぁ。
2024/10/11
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今年1年間に読んだ本(マンガ・雑誌除く)は、32冊。全部、日本語の本。はんらは、仕事以外には韓国語の本は読まない。今年読んだ本の個人的なランキング。1. 桜風堂ものがたり 村山早紀書店員さんのお話。子供の頃、中高大学生の頃、町の本屋さんが好きだった私には、めっちゃ面白い本だった。町の本屋さんにブラっと行きたくなる本。温かく、優しい本。1. 羊と鋼の森 宮下奈都こっちは、ピアノの調教師として成長していくお話。ピアノの調教師の世界なんて全く知らなかったので、とても興味深くて面白かった。それで、同率1位にした。自分には才能がないんじゃないか?この仕事は向いてないんじゃないか?と悩みながら、周りの人たちとの交流の中で、「この道で間違っていないのかもしれない。時間がかかってもまわり道になっても、この道を行けばいい。何もないと思っていた森で、なんでもないと思っていた風景の中に、すべてのものがあったのだと思う。隠されていたのでさえなく、ただ見つけられなかっただけだ。」と悟るあたりが胸を打つ。3. おれのおばさん 佐川光晴児童養護施設で暮らす、たくましい少年少女たちのお話。中高校生の課題図書になりそうな、爽やかで元気の出る物語。4. 銀翼のイカロス 池井戸潤半沢直樹シリーズ。相変わらず、面白い。ちょっとワンパターンではあるけど、どんどんスケールも大きくなっていくので、ちゃんと面白い。5. 恩讐の鎮魂歌 中山七里シリーズものでこれが3作目らしい。1作目、2作目を読んでなくてもおもしろかった。1作目、2作目も読んでみたいな~6. 噂 荻原浩推理小説なんだけど、推理の部分より、意図的に噂を広めて口コミによる情報操作でセールスプロモーションするのがおもしろかった。7. 元彼の遺言状 新川帆立2021年の「このミステリーがすごい!」大賞受賞作。主人公の女性弁護士が魅力的。8. 流星の絆 東野圭吾すごく分厚い本だけど(617ページ)、読みやすかった。犯人は、、、えー?って感じだった。9. シロクマのことだけは考えるな! 植木理恵心理学者の本。わかりやすくておもしろかった。10. 使命と魂のリミット 東野圭吾おもしろかったし、胸が熱くなるシーンもあったけれど最後の方はちょっとイライラした。今日はクリスマス。韓国は祝日です。皆さん、メリークリスマス!!!
2023/12/25
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はんらはド田舎で育ったので、図書館は学校の図書館しかなく、本屋も小さい町の本屋しかなかった。本好きなはんらだったけれど、当時、読みたい本はたくさんあっても環境的に読める本は少なかった。今もそうだけど。母の兄が近所で小さな店をやっていて、本や雑誌も少し売っていた。そこで売っていた絵本を1冊、もらったことがある。それはお気に入りの絵本になった。ずっと家に置いてあったと思うんだけど、とっくに捨てられただろう。えーっと。おじいさんとおとうさんとボクがいて。。。遠足に行くのに、ペンキ屋さんのカバンとお弁当のカバンが入れ替わっちゃって。。。何ていう本だったっけー?と思ったら、今は、便利なサイトがあるんですねぇ。Webcat Plus「おじいさん おとうさん ペンキや えんそく」というキーワードを入れたら、一番最初に「三人のシュタニスラウス : はらぺこのえんそく ヴェーラ・フェラーミークラ 作 ; 中村浩三 訳」と出てきた。そうそうそうそう~!そういうタイトルの本だったよ。[目次]はちが かぜを ひいちゃ かわいそう! / 12きょうは ペンキやさんが くる! / 23あんずの木の 下で ひるごはん / 28こんやは にわで ねなくちゃならん / 34小さいシュタニスラウスが ふたり いた! / 41かべに いたずらがきが できる / 55ペンキやさんよ!ペンキやさんよ! / 66やぎゅうと ろばと みつばちを つれて えんそくに / 71よくやったぞ!やぎゅう / 81小さいシュタニスラウス大かつやく / 91おなかが ぐうぐう / 99どうぶつたち ペンキつぼにかえる / 106本の情報これを見たら、もう一度、この懐かしい本を手に入れたくなり、日本の商品をお取り寄せする代行業者さんに問い合わせて、取り寄せてもらうことにした。「はらぺこのえんそく」以外にも三人のシュタニスラウスの絵本があるそうで、その本も一緒に注文した。どちらも古い本なので、中古本になるとのこと。注文したのが8月27日。届いたのは9月6日。早い!「はらぺこのえんそく」は、定価が1400円+税の本だけど、送料込みで22000ウォン(2430円)、「かみ舟のふしぎな旅」は、送料込みで9000ウォン(990円)だった。どちらも中古本とはいえきれいな状態で、手に入れられて、嬉しい!この本(←クリック)も欲しーな。たけーな!@@
2023/09/09
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今年読んだ本は、漫画や雑誌を除くと25冊。その中でのランキング。1. 明日の大人たち 有川浩児童養護施設の生活、職員たちのプロ意識、などなど、知らない世界が知れてとても興味深い本だった。最後の方でタイトルの「明日の大人たち」の意味がわかる。 2. キスより優しい殺人 小池真理子短編集。どの話もひねりが効いてて、怖いけど面白かった。3. 東京すみっこごはん 成田名璃子 ホッと温かい気持ちになれる。おいしいものは人を幸せにする。でも反対に、出来合いのものや手間暇かけたものを食べていない家が荒れている部分は、ちょっと辛辣にも感じた。働くママさんは手間暇かけたくてもかけられないですよねぇ。シリーズものなので、機会があれば続編も読んでみたい。4. 震度0 横山秀夫出世したくて自分のことしか見えない/考えない警察の人たち(しかも幹部たち)のドロドロ/バタバタ劇で、なかなか面白かった。 5. 悪意 東野圭吾最初の方でもう犯人はわかってしまう。その後は動機の解明なんだけど、被害者が悪人かと思ってると、その後、二転三転。加害者と被害者の学生時代を知る人たちの証言もいろいろ食い違う。それぞれの立場からの見え方が全く違う。後味は悪いけど、面白い。 6. 星降り山荘の殺人 倉知淳ミステリーの謎解きもそうだけど、文章そのものが面白いと思った。7. いのちのハードル「1リットルの涙」母の手記 木藤潮香1リットルの涙の亜也さんのお母さんの手記。亜也さんもご家族の皆さんも素晴らしいです。ところで今、職場なんですが(仕事しろー)なんと、寒波のためか、職場のシステム暖房が故障。あちこち故障が多いのか、最短で修理に来れるのが、来年の1月4日なんだとか。@@それまではこの寒い中、暖房無しで仕事ですー(っつか、楽天日記書いてないで仕事しろーー)しかも、電気の容量上、個々人で電気ストーブなどを使うのはやめてください、とのこと。寒いぞ!
2022/12/26
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左から、1. 農民と世の中のために山を作った人「大梶七兵衛」2. 運河を作って水害を防いだ76歳の青年「清原太兵衛」3. 42年間、鑿(のみ)を持って川の流れを変えた人「周藤弥兵衛」どの方も地元ではとても有名な偉人たちだろうと思われるが、日本でも全国的に著名な方たちというわけではないと思う。この方たちの偉人伝(漫画)が、韓国で韓国語で発刊されている。3人とも、今の島根県(当時は出雲の国?)の人たちのようだ。日本の地元には銅像が建ってるような方々ですよ~という説明ページ。日本の漫画を翻訳したものなんでしょうかね。よしくん(日本語力、弱し)に日本の偉人さんのことを知ってもらいたくてかなり以前に購入したけれど、1回、チラーっと読んだだけで終わった。
2022/05/08
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今年読んだ本(日本語の本。はんらは韓国語の本は読みません)は、漫画や雑誌を除くと、35冊。その中で個人的に良かったと思う本のランキングだけど、外国に住んでいるので日本語の本が手に入りにくく、その辺で手に入ったものを読んでるため、最新の本、話題作などはあまりない。日本語の本を手に入れる方法として、はんらが一番よく利用してるのは、ほんのむら(←クリック)在韓の日本人が、日本語の中古本の売り買いをやってくれてる。ありがたい~安い本だと1900ウォン(182円)くらいから~。まとめて買えば送料無料。読み終わったら、また引き取ってもらえる(委託販売も可能)ので、大抵の本はまた引き取ってもらったりしてる。この場合は、送料無料。天安市の図書館はあまり日本語の本が置いてない上にバスで往復するとバス代が3000ウォン、借りに行って、後日返しに行くと6000ウォンかかることになるのでほとんど利用していない。1. しゃぼん玉 乃南アサ親の愛に恵まれず、その場しのぎの犯罪を繰り返すしか生きる術を知らなかった青年が、ひょっとしたことで出会った老婆や村人との暮らしの中で立ち直って行く話。「人は、いつまでならやり直しが出来る?」と尋ねる翔人が切ない。そんな都合よく行くはずないのかもしれないけれど、青年が更生して行くお話で、最後が希望的で温かくて気持ちのいい話だった。2. 舟を編む 三浦しをん辞書を作る人たちの小説。辞書ができるまでに15年もかかることにも驚いたけど、そういう仕事に生涯をかけて取り組む人たちの人生、仲間意識が温かくも力強い。「言葉は、言葉を生みだす心は、権威や権力とはまったく無縁な自由なものなのです。また、そうであらねばならない。自由な航海をするすべてのひとのために編まれた舟。」という松本先生の言葉が深い。3. 海賊とよばれた男 上下巻 百田尚樹出光興産創業者の出光佐三をモデルとした国岡鐵造の一生。「石油」の観点から世界情勢や戦争に進んでいく日本を憂えているのが目新しくおもしろかった。取り巻く人たち(父親、日田重太郎氏、社員たち、奥さん)もすごい人が多い。日本が誇る偉人の生涯。4. ふがいない僕は空を見た 窪美澄R-18文学賞大賞、山本周五郎賞、W受賞作。登場人物たちが家庭に問題があったりしてその傷からかかなり人間性にも欠陥があったりするので1話~3話くらいまではなじめない物語だった。でも4話、5話は生命のこと、人間が成長していくこと、人たちの悪意など、いろいろ考えさせられてちょっと感動した。好き嫌いが分かれる作品かも。5. ブルーもしくはブルー 山本文緒今年亡くなられた直木賞作家、山本文緒さんの本は何冊か読んだ。直木賞受賞作の「プラナリア」、吉川英治文学新人賞受賞作の「恋愛中毒」はじめ、「群青の夜の羽毛布」「みんないってしまう」「ファースト・プライオリティー」など。全部、主人公の女が変わり者で、共感できないのであまり面白いと思えなかった。その中で、それでもファンタジーっぽくてそれなりに面白かったのがこの本。この本のテーマは「隣の芝生は青い」かな・・・?でも、出て来る男たちが暴力夫とか不倫夫とか、ろくでもない男ばかりだった。6. 罪の声 塩田武士第7回山田風太郎賞受賞昭和最大の未解決事件「グリコ・森永事件」をモチーフに描かれたミステリー小説。前半はつまらなくて読み進めるのに苦労した。後半、一気に面白くなったけど、生島聡一郎くん一家は可哀想すぎるでしょ。最後、すごく切なかった。7. バケモノの子 細田守感動的なストーリーだけどやはりこれは映像で観た方が良さそう。
2021/12/28
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やっと翻訳が一息ついたので、一気に、最後まで読んだ。これ(←クリック)いや~、やっぱり良かった良かった。少年ジャンプの世界!^^人気があるからとずるずる続けず、23巻でスパッと終わらせたのも好感度、大。1話ごとに「こぼれ話」や「しくじり話」なんかが挿入されてるのも面白かったし、一番最後の「その後」も良かった。さて、せっかくだから、もう一度、最初からゆっくり読み返してみようかな。また鬼滅の世界にすっぽりハマり込んだので、ネイルも市松模様に。さすがに、緑と黒にはできなかったけど。。。^^;
2021/05/01
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衝動買いじゃないよ。この日記を書いた日から、きっちり2週間、迷ってみた。^^その間にお友達から、クーポンとかいろいろ教えてもらって、最終的には全巻、送料込みで11万1290ウォン(約10900円)、つまり1巻当たり、平均4839ウォン(約470円)で購入。日本で買うのとそう変わらないじゃん!?!到着~発送までに1ヶ月かかるってことだったけど、ホントに1ヶ月以上かかった。その間にはんらの熱も多少、冷めた。爆。おまけにはんらは今、とっても忙しい。(その割りに、毎日ブログ更新しているが・・・)読めるのは、4月半ば以降かなぁ~読み始めたら、またハマるかも~~?コメント欄でネタバレ厳禁ですぞ!
2021/04/04
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はんらは先日、韓国の映画館で話題の「鬼滅の刃」を観た。それと前後して、ユーチューブでアニメの1話~26話まで観た。日記に書いたように、少女時代に少年ジャンプの愛読者だったはんらは、なんか琴線に触れるものがあった。これは続きを見なければ!!!と思ったんだけど、いくらユーチューブを探しても、続きがない。なんで無いの?と思ったら、漫画は最終巻まで出てるのに、アニメは映画の前までしか放映されてなかったのねーそして、放映予定も未定!?!(@@)オーマイガッ!2022年くらいから始まるかも?って記事も見たけど、そんな遠い未来なんて、はんらは待てませんよ!年を取ったから、せっかちなの。ということは、漫画を手に入れるしか?yes24という本の購入サイトで探したら、日本語版が1巻5000ウォンちょっと(送料込み)で買えるのを発見。全巻買えるのもわかった。ちなみに韓国語版も出てるよん。韓国語版は1冊4500ウォン。アラジンでも売ってるけど、yes24のほうが安い。これで、はんらの選択肢は、1番~ 1巻~23巻までの漫画全巻を買う!(合計12万4950ウォン、約11800円)2番~ 映画の後ろ、8巻から23巻までの漫画を買う!(合計8万8900ウォン、約8380円)3番~ 2022年のアニメ放送を待つ。4番~ それ以外の方法を探す。(なんだろー)のうちのどれかだ!とりあえず、全巻、yes24のカートに入れちゃったのでポチればいいだけ。断捨離してるのに、1回しか読まないかもしれないのに、生首がゴロゴロしちゃう漫画なのに、こんなお金出して買うのって間違ってる?でも送料込みで1冊5000ウォンちょっとだから、バスに乗って図書館に往復してもバス代が3000ウォン、宅配送料が2500~3300ウォンくらいなのを思うとそんな高くないよねー何だか、欲望のままにポチリそうな予感がしてる。1巻、4巻、7巻、8巻、10巻、12巻、22巻、23巻以外は在庫があるらしく、ポチった翌日、到着予定。上の8巻は日本からのお取り寄せになるのか、1ヶ月以内の発送となっている。(ちゃんと来るのか?!?)でももしポチらなかったら、そのまま熱が冷めて終了するのかも~~~
2021/02/10
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今年は上半期はたくさん本を読んでたんだけど、下半期は何かと忙しくなって、結局この1年で読めた本は、雑誌や漫画を除くと19冊だった。その中で勝手に順位をつけると、1. ロスジェネの逆襲 池井戸潤 期待を裏切らない半沢直樹シリーズ、第3弾。出向先でも仕事に対する姿勢が崩れない。痛快でおもしろい!2. 理由 宮部みゆき直木賞受賞作で面白かったんだけど、出てくる男たちがしょーもない男たちばかりなのはちょっと・・・ 3. ユートピア 湊かなえ 山本周五郎賞受賞作。登場人物の心理描写が強烈。みんな「自分が正しい」と思うので、他人の価値観を心の中で思いっきりケナす。例えば、ちょっと高級なお土産を持って行く。もらったほうは食べてみて「高くても安物と同じ味だねー!」などと夫婦で話し、くれた人に簡単にお礼を言ってスルー。あげたほうは「高級品はやっぱり全然違っておいしかったわ!って言えないあの人は礼儀知らず」と思っている。現実にあるあるなんだろうけど、シビア。4. 『ホモ・デウス』テクノロジーとサピエンスの未来 ユヴァル・ノア・ハラリ 感想は、こちら。5. マリと子犬の物語 藤田杏一実話から生まれた映画をノベライズしたストーリー。感動したし、前向きになれる。6. 小説 離婚裁判 モラル・ハラスメントからの脱出 庄司雅彦 弁護士の書いた裁判もの。前半の、優秀で自信にあふれた女性が徐々に自信を失って性格が変わっていく部分のほうがおもしろくて、後半の裁判の部分は、イマイチに思えた。そんな決定的な証拠品があるなら、最初から勝てるのが明らかな裁判だったでしょ。7. モンスター 百田尚樹長編だけど、あっという間に読めた。面白かったけど、ツッコミどころも満載。心理学の玉井教授のお話が面白かったな。「美人か不美人かという審美眼は4歳から7歳までの間に作られる。(中略)子供に美人と不美人の二種類のイラストを見せ、どちらが美人か答えさせるテストで4歳児の正解率は6割半ばという。」「他人を見る時に無意識に賢そうな人とか優しそうな人と勝手に思っていたのが、全部、単に顔の形から来る錯覚だった。」「人は魅力的な容姿の持ち主を見ると、知能が高く望ましい性格で立派な人と無意識に思いこむ。これは『光背効果』=『ハロー・イフェクト』のゆがんだ結果。」「〇〇は私の怒った顔を見たことがないと言うが、ボトックスを打てばボツリヌス菌のせいでその部分の筋肉組織が弱って口元を歪めたりすることができないだけなのだ。」「美人は得、不美人は不幸」という救いようのないテーマだけど、崎村さんや実のお姉さんなど、いい人が2人出てきただけが良かった。エピローグではまた救われない話になってるけど。8. 株価暴落 池井戸潤ミステリー的な内容が入ってて、ちょっといつもの文体と違うイメージ。主人公の白水銀行の板東はニセ半沢みたいで、立場も性格も半沢に似てるのにパワーは70%、みたいな感じ。と思ったら、半沢シリーズより前の作品だった。
2020/12/29
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NHK朝ドラ「エール」でヒロインの音ちゃんが、オペラ「椿姫」の主役をゲットしたもののちょうど妊娠してしまい・・・というくだりに入っている。オペラって、実は見たことがない(と思う)。でもフィギュアスケートの音楽によくオペラ音楽が使われてるので、どんな内容なのか知りたいと思い、里中満智子先生の「マンガ名作オペラ」をずっと前に購入して持っている。全8巻のはずなんだけど、7巻目の「サロメ」だけ抜けてる。「エール」を見て、もう一度、椿姫ってどんな内容だったっけな~?と思って読み返した。19世紀半ばの上流社会のお話。何だかよくわからないんだけどねー。^^;さて、トゥワイスの新曲が出たもんだから、またまたよしくんのベッドの上には4台のスマホが並んでいる。理由は、こちら。https://www.youtube.com/watch?v=mH0_XpSHkZoテレビの音楽番組の時間になったらテレビに張り付いてるしね~2,3週間はこんな感じ?ミナちゃんも戻って来られて、良かったね!
2020/06/05
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第一回小学館文庫小説賞受賞作。 医学ジャーナリストが描く、迫真の医療サスペンス。今のこの時、タイトルに惹かれて読んでみた。「あれれ?」という感想。^^;最後のほうの女主人公と宏くんママの会話はちょっとジーンとしたけど。。。「感染」というタイトルはちょっと違わないか?大ヒットした作品らしいけど、、、「感染」に続く医療ミステリー第2弾という「転生」というのも読んでみた。賞を受賞したのは「感染」のほうらしいが、「転生」のほうが良かった。「感染」よりは感情移入できる。更に第3弾の「繁殖」も読んだ。ええっ?そんな結末でいいの??正しくない・・・という気持ちになった。でも実際社会って、いろんなことがごまかされて一般市民は何も知らずに生きていくのだろう。なんか、モヤモヤ。暇なので、映画もいっぱい見てるけど、小説もいっぱい読めている。今は、カミュの「ペスト」だとか小松左京の「復活の日」のような本がよく売れてるんだそうですね。
2020/05/02
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上・下巻があり、難解な(はんらにとっては)本だった。『サピエンス全史』という本がありその続編だとのことだが、外国暮らしでその本は手に入らず、この本だけ読んだ。AIの時代を迎えて、人間は働く場所をコンピュータに奪われてしまうだろうということは前から語られているけれど、その時代はどういう時代で、我々はどのように生きなければならないのか、という内容だ。はんらやノギさんはもうほぼリタイアする世代だけれど、コーちゃん、よしくん世代はまさにそんな時代を生きていくんだよね。世の中は発展したけれど、じゃ、石器時代の人間と現代の人間と比べて、現代の人間が本当に幸せでいい暮らしをしているのか?という問いかけもある。原生林の中でキャンプし、釣りをしたりキノコを探したりしていた生活は、今では贅沢なレジャーになっているとも言えるではないか。どのような基準や観点から見るかによって評価は全く違ったものとなる。人間は飢餓、戦争、疫病を克服しようと歩んできたが、今や、食べ過ぎて成人病で命を落とし、疫病で死ぬ人より自殺で死ぬ人のほうが多い。所得が多い先進国のほうが自殺が多く幸福度が低い。さて、問題です。上の文章はいつ書いたものでしょうか?実は、2019年の6月!難解な本だったので上巻を読んだ時点でリタイア。そのままになっていた。コロナのせいで(おかげで?)暇になり、久しぶりに下巻を開いてみたところ、地球温暖化や北京の空気汚染などの内容から始まっていて、何だかこの時に読むべき本、という気がして一気に読んだ。以下、備忘録。昔は善悪の判断は「聖書」であったのに、人間至上主義によって人間は、善悪の価値観を失ってしまった。有神論では倫理も政治も教育も聖書の中にその答えがあったが、人間至上主義では、倫理も政治も教育も「最も重要なのは自分がどう考えるか?」全ては自分自身の選択次第となり、人によってそれは違う。人間は「神は死んだ」と言い、その神の位置に人間が立ったが、21世紀にはもう人間の大部分は無用化しコンピューターアルゴリズムがその神の立場に立つ。人間の仕事が高度に専門化し過ぎたために人間の仕事がアルゴリズムに代替しやすくなってしまったのだ。アルゴリズムが私の体や脳をモニターしていれば、アルゴリズムは私以上に私のことがわかる。遺伝子検査で、自分が将来、どんな病気にかかるのかもわかる時代となった。アルゴリズムは私以上に私のことを知っているから私がどんな職業に就き、誰と結婚したら幸せになれるのか、私以上に正確にアドバイスしてくれるだろう。人間よりはるかに膨大な情報処理ができるアルゴリズムが人間の限界を超える。それがデータ至上主義。そしてこの本は最後には「人間はデータフローの一部でしかなくなる、この流れのままでいいのか?」と問題提起している。そして、「考察することによって人間の選択が変わり、未来がこの流れから外れたならば、考察した甲斐があったというものだ。」というふうに、未来を変えないか?と提案している。難解な本だったけど、なるほどー!と思う部分も多かった。確かに、何かを食べに行く時には必ずネットで高評価のお店を探してそのお店に行き、行ったあとは必ずSNSにそのお店の情報を発信する今の若者世代は、今の高齢者世代とは全く違う世の中を生きているんだなと感じるわ。分かり合えないのも無理はない。はんらもこうして楽天日記を書くことで、データ処理システムにデータを提供しているのだね。。。これでやっとこの本を借してくれたP奥さんにお返しできるわ!でもコロナのせいで会いに行けないのだった。。。ため息~1年近くも借りっぱなしのアリエッティ(違)だよ・・・読み終わった時にちょうど合わせて、この筆者の「コロナ考察」がネット上に出てきた。こちら。「ユリバーサル・ベーシック・インカム」(最低所得保証)は実現するのに問題が山積みだと思うけれど、はんらが年老いたらやっぱりロボットにお世話してもらうことになるんだろな~ということは現実味を帯びてきた気がする。
2020/04/13
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異国暮らしで、なかなか日本語の本が手に入らない。近所に住む日本人のお友達が日本語の本を1箱くれて、その中に「ビリギャル」の本があった。噂には聞いてたけど、読むのははじめて。どうもありがとう!!!巻末付録の「坪田式人材育成のためのテクニック」はなかなか参考になる内容が多いと思った。そして、ビリギャルを読んだ直後に、別の在韓お友達から、「小学館の日本の歴史全巻がネットで無料公開されている」ということを聞いた。ビリギャルがこの本(漫画)を読んで勉強したんだよね。坪田先生が、歴史が苦手な人が歴史を手っ取り早く勉強するのに一番おすすめなのが、この小学館の歴史漫画だと書いていた。なんてグッドタイミング。しかも、コロナで暇だし。で、歴史漫画を読み始めたところ。こちら。このまま暇だったら、4月12日までにゆっくり読めるわ。と思ったけど、理系で歴史は苦手分野だっただけに、やはり、読んでも頭に入ってこない。汗;出版社ごとにコロナで自宅待機の青少年の為に無料公開をしているサイトがいろいろあるらしく、もちろん、商戦兼ねてるんだろうけれど、ありがたい配慮ですね。
2020/03/20
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今年読んだ本(雑誌、漫画を除く)は、21冊。その中で順位をつけると、1. 夏の庭 湯本香樹実 新潮文庫思春期に差し掛かった男の子と3人とおじいさんの心温まるお話。よくありそうなストーリーだとも思ったけれど、それでも一気読みしてしまった。2. 四日間の奇跡 朝倉卓弥 宝島社文庫第1回(2002年度)「このミステリーがすごい!」大賞金賞受賞作。ファンタジー。障がい、怪我、病気、不妊、老い、死、真面目に誠実に生きていても、そのような理不尽なことに直面させられる。特に、あったものを失った時、健康や家族や才能などを失った時には心の中には喪失感、妬みや恨みなどの醜い感情が沸き起こる、何かを失ったとしても、今の自分には価値がありそして自分が望んでいるものは「全て与えられていた」というようなことに気づいていく登場人物たちの声に心が揺さぶられる、とてもいいお話だった。3. ハルさん 藤野恵美 創元推理文庫シングルパパが娘を育てながら、困ったことがあるたびに亡くなった奥さんが現れて解決してくれるお話で、温かい夫婦の関係も、愛情深く娘を育てる父の姿もとても良かった。が、一番ビックリしたのは「あとがき」かも。DVの父親と、半分壊れてしまった母親の家庭で育った作者がよくこんな温かいお話が書けたな、と。。。そして幸福な子供時代を描いたことで作者の心境に変化があり、子育てをすることはないだろうと思っていたのに、この作品を書いた後で、息子を持って育てているという。。。「あとがき」まで温かくステキな本だった。4. 閉鎖病棟 帚木 蓬生 新潮文庫山本周五郎賞受賞作。ちょっと切ないけれど温かいお話。5. 82年生まれ、キム・ジヨン チョ・ナムジュ著 斎藤真理子訳 筑摩書房感想は、こちら。6. シャイロックの子供たち 池井戸潤 文春文庫池井戸潤は好きだし、この本は、一見短編集だけど実際は全部つながった長編というすごい構成なんだけど。。。半沢直樹シリーズのように爽快ではなく、ちょっと暗くて重い本だった。ラストもよくわからなかった。果たして殺されてなくて生きてるの?殺人犯(?)はどーなったの??そこらへんは想像にお任せ、というのがこの本の魅力なのか?それもよくわからなかった。7. 医者の世話にならない生きかた 渥美和彦 ダイヤモンド社ノウハウ本はあまり読まないし、あまり好きじゃないけど、超長生きしている医師である筆者の人生観のようなものは読み応えがあった。<番外編>大家さんと僕 これから 矢部太郎 新潮社いつも漫画はランキングに入れてないんだけど、これは特別に。1作目の手塚治虫文化賞受賞作の「大家さんと僕」は読んでないんだけど、続編のこの本もとてもおもしろく、かつ感動的な本だった。
2019/12/29
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奈良少年刑務所詩集。寮美千子・編奈良少年刑務所の更正教育「社会性涵養プログラム」から生まれた作品を中心に57編を編んだもの。在韓チングからお借りしました。この本は末尾の筆者の書いた「詩の力 場の力」、更に、文庫本あとがきまで読んで、いろいろ考えさせられた。詩を読むと、実に、普通。こんな普通な詩を書ける子たちが、殺人や強盗などで収監されている子供たちだとは、一体、罪を犯す子と犯さない子はどこが違うのだろう???と、ますますわからなくなる。厳しい環境で生きてきた子が多いとはいっても、厳しい環境で育たざるを得なかった子供たちなんてたくさんいるだろうし、真っ当な大人になって社会で真面目に働いて暮らしてる人がほとんどでしょうに。ホンのちょっとした偶然が重なり合って、重大な罪を犯してしまうのだろうか。。。この詩集の中で一番、心に残った部分。すきな色ぼくのすきな色は青色ですつぎにすきな色は赤色です<解説>何も書くことがなかったら、好きな色について書いてください。そう課題をだして、Bくんが提出した作品がこれでした。あまりにも直球。いったい、どんな言葉をかけたらいいのか、ととまどっていると、受講生が2人、ハイッと手を挙げました。「ぼくはBくんの好きな色を、1つだけじゃなくて2つ聞けてよかったです」「ぼくも同じです。Bくんの好きな色を、2つも教えてもらってうれしかったです」それを聞いて、思わず熱いものがこみあげてきました。世間のどんな大人が、どんな先生が、こんなやさしい言葉を、Bくんにかけてあげることができるでしょうか。「Bくんは、ほんま赤と青が好きなんやなあって、よく伝わってきました」仲間の言葉のすべてが、Bくんへの大きな励ましです。普段、あまり表情のないBくんの顔がふわっとほころび、笑顔が咲きました。こんなやさしい、こんな素朴な子たちが、どんな罪を犯したのだろう。なぜ、犯罪者になったのだろう。そう思わずにはいられませんでした。全体的にこういう感じ。ホント、一体どうして、取り返しのつかない犯罪を犯してしまったのでしょう。。。
2019/09/03
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韓国で100万部を超えるベストセラーとなった本。話題作だったけど、韓国語の本を読む気にはなれずにいたのだが、日本語訳の本をお友達がプレゼントしてくれて、やっと読むことができた。読みながら、何だか辛くなってしばらくほったらかしになってた。そうじゃなかったら、あっという間に読める本。韓国が少子化になるわけだ。自殺率が高いわけだ。という気持ちになった。日本でもひそかに話題になっているようだ。アマゾンのレビュー。確かに、日本の女性だからといって、生きやすい社会だとは思えない。でもはんらは息子2人のお母さんだからか「いやいや、男も大変だよ。特に韓国の兵役は不利そのもの。。。」という気持ちも強いんだけど。この先、今の子供たちが大人になっていく頃には、世の中はまた大きく変わっていくのだろう。未来は多くの人たちがもっと幸せに生きられる世の中になっているんだろうか。いろいろ考えさせられたけど、韓国でベストセラーになり社会的現象にまでなった本が読めて良かった。この本は、チョン・ユミ、コン・ユ主演で映画化されるそうな。
2019/06/06
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今年読んだ本は雑誌や漫画を除いて21冊くらい。例年の半分!(@@)今年はコールセンターに出勤したりして忙しかったので、ちょっと余裕が無かったにゃ~少ない中で、個人的なランキングは、1. ルーズヴェルト・ゲーム 池井戸潤やはり池井戸潤の本は面白い。そしてピッチャーの沖原くん、カッコいい。最後にちゃんと報われて良かった。2. クライマーズ・ハイ 横山秀夫ちょっと一昔前の会社人間のオッサンの話。御巣鷹山の飛行機事故を背景に、新聞社の緊迫した社内事情がエキサイティング。3. プラチナデータ 東野圭吾管理社会になっても特別待遇の特権階級って現実味ある~。そしてスズランちゃん=早樹ちゃんがちょっと切なかった。4. おもかげ 浅田次郎「人生はいいな」と思わせるような温かい本。5. わたしの出会った子どもたち 灰谷健次郎この本に載っている子どもたちの書いた詩は、珠玉の詩ばかりで本当に素晴らしい。6. るり姉 椰月 美智子ラスト、ハッピーエンドで良かった!個性的な3人姉妹がそれぞれの立場で語るのがいい。来年はまたたくさん本が読めるかな~そして、はんらに日本語の本を貸してくださったり送ってくださった皆様、ありがとうございました。
2018/12/30
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天安市役所の2階には、図書館が併設されている。こないだノギさんが不動産関係の本を借りに行くというので一緒に行ってみた。おおっ?!期待してなかったけど、日本の本がたった1冊だけ(!!!^^;)あった。あらまっ!@@真央ちゃん~~~でも中身は韓国語だった。写真もいっぱい。どんな中身なのか気にはなったけど、韓国語を仕事以外で読みたいとは思えなかったのでそのまま本棚に戻した。よ~く見ると、もう1冊、日本語の本が!開いてみると実に難解そうな本だったので、すぐに閉じて本棚に。結局、上の「シューカツ!」だけ借りてきた。日本の就活にも関心あるしね。で、読み終わったんだけど・・・わせ田大学ならぬ、わし田大学に通う学生たちの就活の話。時は大学3年生の春。え~?なになに??大学3年生の春にもう就活が始まっちゃうの???それから大学4年生に上がる前までの1年間に熱心に就活する物語なんだけど・・・大学3年生なのに就活一色?大学の勉強は?授業は??課題は???大学4年生に上がる前に全員、進路が決まっちゃったけど、4年生の時は何すんの???大学で勉強したのは2年間だけ???一流大学のわせ田、いや、わし田大学なのに????マスコミ関連に就職希望だから就活が早く始まる、とは書かれてたけど、結局、マスコミじゃないところにも決まってるし。もやもやもや~~~~何か理解に苦しむ物語だったんですけど、まさか、日本の大学生たちがこんな就活してるんじゃないですよね・・・???
2018/03/17
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異国暮らしのため、新作や話題作は少ないです。「今さら~」な本を読んでたりします。今年読んだ本は、雑誌や漫画を除いて41冊。その中でのランキングは、1. オレたちバブル入行組 池井戸潤今さら、半沢直樹の本。逆転劇がおもしろかった。でも最後まで期待していた「倍返し」は出てこなかった?「十倍返し」は出てきたけど。予想と違って半沢直樹が善人過ぎないのも良かった。そして妻が全然良妻じゃないのも良かったかも。会社ではデキる男なのに家では頭の悪そうな妻に全然頭が上がらないあたり、とても現実的?2. オレたち花のバブル組 池井戸潤半沢直樹第2弾。この本では「倍返し」がいっぱい出てきた。相変わらず、銀行内では大活躍なのに、家では妻に倍返しできない男。半沢みたいに心が強くないお友達、近藤さんが立ち直っていく過程がとても良かったので、「オレたちバブル入行組」とどちらを1位にするか悩むところ。3. 日の名残り カズオ・イシグロ 土屋政雄訳ノーベル文学賞作家の本。ブッカー賞受賞作。半沢直樹の本とどちらを1位にしようか悩んだけど、エンターテインメント性で半沢直樹を上にした。4. この世で一番の奇跡 オグ・マンディーノ 菅靖彦訳昨年のナンバーワンのオグ・マンディーノの著書だったが、この著者の書く本はとてもいい。5. マーフィー 自分を変える心の力の動かし方 J・マーフィー 桑名一央訳私は幸せな人生が生きられる、と、元気になれる本6. ハーバード医科大で学んだからだを正す意識の力 柳舘富美医師が書いたスピリチュアルな本で、なかなか面白い。自然治癒力を高める10の習慣も参考になる。7. 発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由 栗原類類くんが書いた部分より、お母さんの書いた、日本とアメリカの子育てや学校の常識の違い、みたいなところがかなり面白かった。8. わたしを離さないで カズオ・イシグロ 土屋政雄訳内容的には好きじゃないテーマだけど、文章はさすがのノーベル賞作家の本。
2017/12/29
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この時に手に入れた本2冊を読み終えた。「日の名残り」ブッカー賞受賞作。執事が今現在と過去を振り返りながら語っている内容なんだけど、主人に対して過ぎるほどへりくだって謙遜な執事が自分の仕事には過ぎるくらいの自負心を抱いて傲慢ともいえる物言いをするのがちょっとおもしろい。執事としては有能なんだろうけれど、自分のそばにいたらめんどくさそうな男。執事という人に接したことがないのでよくわからないのだけど。。。でもラスト、人生のたそがれ時を迎えた主人公が、仕事と主人に捧げた人生を振り返って泣くシーンでは一緒に泣けてくる。そして更に前を向いてジョークの練習に熱意をもって取り組もうと決心するシーンでは笑わさせられる。「夕方こそ1日でいちばんいい時間だ」日の名残り。人生の夕方にさしかかった中高年読者には、この本はきっと心にしみる。「わたしを離さないで」ちょっとー。この本は何と読後感を書いたらいいのだろ。難しいわ。不老不死を願い続ける人間に警鐘を鳴らす本?ちょっと後味の悪い本。読み終わってホッとしました・・・・私の感性ではちょっと捌ききれない内容。
2017/12/20
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カズオ・イシグロさん、ノーベル文学賞受賞、おめでとうございます。なーにを今更、って、今更、本が届いたから。今はネットで日本語の活字が手に入るから、海外生活をしてても活字に飢えるということは少なくなりました~ただ、中古書籍を安く手に入れるということはあまりできず、定価よりちょっと高めになる。この2冊は、YES24というネットショップで、「日の名残り」定価760円が9060ウォン(約900円)、「わたしを離さないで」定価800円が9540ウォン(約950円)。送料を考えたら、そんなもんですよね。今、読んでるシリーズ物があるのですぐには読めないかもしれないけど、こないだNHKで数年前のカズオ・イシグロさんの「文学白熱教室」をやってて、見たらすごく面白く、かつ魅力的な人だったので、ほぼ衝動買い。これの更に再放送だったかも。カズオ・イシグロの書籍の中で、「遠い山なみの光」「浮世の画家」「充たされざる者」などはYES24に在庫があるらしくすぐに発送してもらえるようだったけど、今回注文した2冊は日本からのお取り寄せとなり、ちょっと時間がかかった。が、ネットでいろんな人の書評などを見て、初心者にも読みやすそうなものを選びました。早く今読んでるのを読み終えて、イシグロさんの本を読まなきゃ。
2017/10/27
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はんらはたいていの時は、本を数冊、並行して読んでいる。今は3冊並行して読んでいたのだが、1冊は2日ほど前に読み終えた「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」で、1冊はこの林真理子の「美女入門」だ。海外暮らしで、自分の思い通りに日本語の本が手に入るわけではないので、読んでる分野が多種多様。これの前に読んでたのは「独立をめざした堂々たる叫び、柳寛順物語」だった。(苦笑) ↑ 韓国人が日本語で書いた本なので日本語がかなり変。意図して読んだわけじゃないのだが、これほど相反した本を並行して読んだのも珍しい。「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」はミニマニストの書いた本で「美女入門」はものすごくおハイソな本だ。高級ブランドの名前がどっさり出てきて、はんらにはサッパリわからない。70万円のバーキンのバッグやケリーのバッグなんかが家の中にゴロゴロころがってて、パーティーに行くたびにオートクチュールのイブニングドレスを作ってるような話ばかり。クローゼットにはタグがついたままの新品のブランドの服がぶら下がってるそうな。どっちの本も現実離れし過ぎてる。^^;並行読書中の3冊の残りの1冊は、今更ながら手に入った半沢直樹の本。今はまだ理不尽な銀行内部の話で読んでてイライラするが、きっとこれがラストには「倍返しだ!」になるんだよね?と思ってわくわくしながら読んでいる。おっと、ネタバレしちゃイケマセンぜ。まだ読んでる途中なんだから。
2017/08/27
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「ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ」佐々木典士著ちなみにはんらは、ミニマリストにはあまり関心ないというか、ゴミ屋敷も嫌だけど、あんまりモノがないのも嫌かも。何ごとも中庸がいいと思う。でも、ミニマリストの考え方とかどうしてそうなったのかとか、その過程や結果にはちょっと関心あるので読んでみた。なるほど、読んでるとちょっとモノが捨てたくなって、読みながらちょっとモノたちを捨てた。でもやっぱりミニマリストの生活がしたいとは思えなかった。スティーブ・ジョブスのような「天才」が毎日同じ服着てるのはカッコいいけど、フツーのおばさんや日本語講師が毎日同じ服着てたらやっぱりマズイでしょ。それに著者は、これまでに捨てて後悔したモノはないというけど、はんらは捨てて後悔したモノ、かなりある。最近では、KAPPAの薄手のジャージを同じようなものがあるからと捨てたら、やっぱり洗い替え用がなくてとても不便になったので結局、新しいものを買うハメになった。数万ウォン損した!!!こういう本を読んでいいことは、読みながらとりあえず机の上のモノとかタンスからはみ出てるモノを捨ててちょっとスッキリできることかな。
2017/08/26
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今年の「独断と偏見の書籍ランキング」海外に住んでいるため、新作や話題作は少ない。というか、どんな本が話題作なのかもよくわかんない。今年読んだのは漫画本、雑誌を除いて24冊くらいかな?一応、簡単な読書ノートをつけてはいるんだけど、あんまり正確じゃないので。1. 十二番目の天使 オグ・マンディーノ 坂本貢一訳爽やかで強くて美しい話。人生に奇跡を起こした実話に基づいた話だそう。この本を今年のナンバー1に。2. 7つの習慣 スティーブン・R・コヴィー著 川西茂訳今更ながら読んだ有名な本。自分の生き方に反映できたらいいなと思ったはずなんだけど、12月末日の今、内容はすっかり忘れてしまった。。。でも「いい本だった」ということだけ覚えている。所詮、そんなもん。。。(^^;)3. きっと飛べると信じてた オグ・マンディーノ 牧野・M・美枝訳貧しく虐待を受けて育った主人公に、成功の種子を教えるウィニー。「あなたの健康はどれだけの価値がある?」「あなたの眼は? 目と引きかえに百万ドル受け取ると思う?」「まだ貧しく絶望的だと感じる?」1位の本と同じ作者で、同じルートで手に入れた本なんだけど、どっちの本もいい本だった。4. 終末のフール 伊坂幸太郎8年後に小惑星が衝突し地球は滅亡するという予告がされてから5年が過ぎた頃。余命3年を宣告された人々が残りの人生を生きていく話で、暗い題材ながらも、登場人物たちの生き方を見ながら人間の弱さ、儚さ、強さ、温かさ、いろんなものが感じられた本。5. 冬の伽藍 小池真理子第1章は「はあっ?!?何?これ??」って思いながら読んでたけど、第3章のラストでは泣けた~6. 恋 小池真理子直木賞受賞作。あまりにも倒錯した?世界に、ぽか~~~んとしてしまったが、ラストで、若い頃に倒錯した世界に生きていた雛子さんがアラフィフになって「10キロ以上太って、今は気さくな可愛いおばさん」になってて、何となく納得。「恋」というタイトルにも納得。若気の至りな小説、若さは美しくて儚くて、そして危険なものですね。7. 桜の首飾り 千早茜内容はそう面白いとも感じなかったんだけど、「後ろのガラスケースからオレンジ色の花束を取りだした。太陽みたいな花がもりもりと咲いている」(P.82)「外はすっかり紺色だった。」(P.93)みたいに、表現がきれいで印象的だった。さて、今年も残り数時間。1泊旅行に行ってたコーちゃんが帰って来たので、これから年越しそば代わりに、どこかにカルグクスでも食べに行く予定。そして去年は最初から最後まで紅白が見れたのに、今年は、トゥワイスにぞっこんの2人がいるので、きっとチャンネル権ははんらにはないでしょう。皆様、よいお年を~
2016/12/31
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はんらが小学生の卒業文集の「僕の夢、私の夢」に書いたのは、「作家になりたい」だったと思う。楽天日記を書いてブロガーになったので、夢はほとんど叶ったのだと思っている。ちなみに、中学生の時の夢は「ブラジルのコーヒー農園でのんびり働きながら暮らしたい」だった。ブラジルではないが韓国に来て働いてるし、夫はバリスタでコーヒーを淹れてくれるし、こちらも半分以上は叶ったのだと思っている。楽天日記を書籍化すれば、小学生の時の夢は100%達成できちゃう(?)のだが、お友達で本を出している人が何人もいるので、それも自分のことのように嬉しい。作家のお友達だなんて。^^そして、日本の本は、一部、韓国からでも買えるのよ。アマゾン↑「大韓民国にお届けできます」なんて書かれてます!しかも評価も高い!!でも、韓国に来て長いはんらは支払い方法などに不安があったので、在韓の知り合いの日本人に頼みました。じゃぁぁぁぁ~ん!!!年の瀬も押し迫って届いたぞ。ん?大型本と書かれてたからどんなに大きいのが届くのかと思ってたら、でかくなかった。普及版があったのですね。ちなみに、「鉄道ファン」のような本だと、韓国のネットブックショップ「イエス24」などから直接、購入できる。イエス24定価が1200円くらいの本だから、そんなに高いと思わない。この「鉄道ファン」はコーちゃんの誕生日&クリスマスプレゼントで注文したもの。はんらの自分へのクリスマスプレゼントは、これも、イエス24から注文した。第一章は?って??勿論、前に購入済み。今回見たら、第一章はイエス24で中古本も出てた。(あ、でも今見たらもう中古本は売れちゃってる)そうそう、よしくんが学校に行ってる間、よしくんの洗濯物をたたんで、よしくんのタンスに入れようとよしくんの部屋に入ったら、トゥワイスが歌ってる!(@@)スマホからトゥワイスの歌が流れてるの。「んも~!よしくんったら、音楽アプリを消さないで学校に行って!」と思って、消しておいた。よしくんが帰って来たので、ちょっと!誰もいないのにトゥワイスが一人で歌ってたから消しといたよ!と言ったら、「メロン(韓国の音源サイト)の再生数を上げるためにわざわざストリーミング回してたのに!勝手なことしないで!」って怒られちゃったよ。@@トゥワイスのランキング順位を上げるためにご苦労なこっちゃ。。。よしくんはどーでもいいけど、羽生くんじゃないほうの作者が来韓したらサインが欲しいわ~
2016/12/29
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『7つの習慣』 スティーブン・R・コヴィー著 川西茂訳 キングベアー出版去年の秋からずっと翻訳が忙しかったような気がするのだが、なぜか急に閑古鳥が。そんなワケで、ドラマも見てるけど、本も読んでる。有名なこの本は、ずーっと前からはんら家に「つん読」されてた。(^^;)実は、ハウツー本とか自己啓発系はあんまり好きじゃない。なんか、頑張らなきゃ!とかこんなふうに生きなきゃ!とか思ったら疲れそうなんだもん。かといって、そう思えないような自己啓発の本だったら意味ないしね。有名な本だから読んでみるか~と、今更ながら読んで、今更ながら「やっぱり世界的ベストセラーになっただけあるわ」と思った。素晴らしい本には違いないと思うけれど、翻訳のせいかな?わかりにくい表現が~原本に忠実に、というとこうなっちゃうんだろうし、意味はわからなくはないんだけど。何度か読み返しながら、自分の生き方に反映できたらいいなとは思う。でも、反映させようと思ったら、やっぱり疲れそうなんだなー。ということで、折角、世界的ベストセラーの素晴らしい本を読んだのに、読んでそれっきり、かもしれない。。。
2016/03/15
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今年も「独断と偏見の書籍ランキング」毎年、12月末に1年を振り返って書いていますが、外国暮らしで日本語の書籍が手に入らないので、ジャンルも発売年度もバラバラのランキングでござる。今年読んだ本は、何冊なのかわかりましぇん~というのも、大切な読書記録ノートが無くなっちゃったからです。でも、例年と同じくらい読んだんじゃないかとは思いますねぇ。。。1. 愛をみつけたうさぎ ケイト・ディカミロ作 バグラム・イバトーリーン絵 子安亜弥訳ドラマ「星から来たあなた」でト・ミンジュンが読んでて話題になったのでついつい購入した本。しかーし、手に入った時にはドラマが終わっちゃったので何となくほったらかしに。久しぶりに思い出して読んでみたら、しみじみと感動する良いお話でした。2. 何もかも憂鬱な夜に 中村文則う~~~ん、この本は何位にランクインさせようか迷いましたよ、ちーこさん!!!(笑)正直、1ページ目から168ページくらいまではすごく不快な本だった。でもラストの20ページで大逆転。多分、168ページ目までは私とは全く別世界の人間の話で不快感を感じていたのが、ラストの20ページで、そういう世界の人たちとも共通する部分がある、と思えたからかも。おまけに巻末の解説が今年話題の又吉直樹で、この解説がまた良かった。今年はハマった本が無かったこともあって、そして年末に読んだこともあって、2位に。3. 幕が上がる 平田オリザ普通の青春小説。爽やか~脇役の国語科のお爺ちゃん先生、滝田先生が良かったな。抜粋(備忘録)「宮沢賢治は、相対性理論や当時の宇宙論に大きな影響を受けたと言われています。どこまででも行ける切符とか、最後のブラックホールの話などは、確実に、その影響が現れています。(中略)宇宙はどんどん、光の速さで広がっていきます。だから、私たちは、宇宙の果てにはたどり着けない」 4. さがしもの 角田光代本と恋の物語の短編集。年齢とともに本の読み取り方が違っていく、というのは実に共感。本が好きな作家が書いた本についての物語なので共感できる部分がいっぱいだった。台湾の花蓮や龍山寺なんかが出てきた!(^^)抜粋(備忘録)「あいかわらず、いろんなことがある。かなしいこともうれしいことも。もうだめだ、と思うようなつらいことも。そんなとききまって私はおばあちゃんの言葉を思い出す。できごとより考えのほうがこわい。それで、できるだけ考えないようにする。目先のことをひとつずつ片づけていくようにする。そうすると、いつのまにかできごとは終わり、去って、記憶の底に沈殿している。」(P.191~P.192)この部分はわざとひらがなを多くしてるのかなあ?5. 家日和 奥田英朗普通の中年夫婦たちの温かくてユニークな、ちょっと風刺的な短編集。それぞれ良かった。 6. 千両花嫁 山本兼一新婚夫婦が喧嘩してもまたすぐ仲良くなっていく様子が何とも微笑ましいわ~7. あなたの「キレイ」がめざめる本 伊東明元々、自己啓発系の本はあんまり好きではないのだけれど、この本は心理学者が書いているので「社会心理学的には・・・・・・・」「心理学の数々の実験結果で・・・・・・・が実証されています。」のような部分が興味深かった。8. 君の膵臓をたべたい 住野よるレビューはこちら!!9. 珈琲屋の人々 池永陽「心を温かくしてくれる、飲物はいいね」と言いながらおいしい珈琲を淹れる主人公の行介はいいんだけど、ラストがハッピーエンドになりそうで曖昧に終わってしまったのが個人的に残念。。。
2015/12/28
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坂東眞理子さんの「女性の品格」という本を読んだ。ちなみにこの本、どこから手に入れた本か覚えていない。^^;この本の212ページにこういう箇所があった。自分がしてほしくないことは人にもしないというのは品格ある生き方の基本です。これは孔子の教えですが、キリスト教では自分のしてほしいように相手にしなさいといいます。同じことを言っているようですが少し違います。自分のしてほしいことを相手がしてほしいと思っているとはかぎりません。人の好みはさまざまだからです。でも自分が嫌だと思うことはたいてい人もしてほしくないと思っています。引用終わりここを読みながら、あぁ、韓国人は孔子寄りというよりはキリスト教寄りなのか~と思った。韓国人は自分の好みを人に押し付けるもんね。良かれと思ってやってるんだろうけれどこっちは迷惑、ってなことも多い。この本、「ん?!?」と思う部分もあったけれど、個人的には結構、良かった。でもアマゾンのレビューは採点低いな~。上の引用部分にもいちゃもんつけられてるし。^^;
2015/11/17
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最新の話題作とやらを楽天チングが送ってくださったので、久しぶりに読書レビュー。「君の膵臓をたべたい」住野よる(2015年)映画でも本でも、自分が感情移入できる部分があればすごく面白かったり感動するものだと思うけれど、はんらはこの主人公の男の子、【地味で根暗なクラスメイト】くんがはんら家の次男よしくんにオーバーラップして、ヒジョーに感情移入できちゃったのでヒジョーに楽しく、時には笑い、時には涙を流しながら読むことができました。あぁ、うちのよしくんにも、こんなによしくんのことをわかってくれるお嬢さんが現れたらどんなにいいでしょう~!!!と、今から将来のお嫁さんに思いをはせるワタシ。。。(^^)読み終わって、アマゾンなどの読者レビューを見ると手厳しいご意見がいっぱい!!!(@@)そっか、やっぱり普通に読むとそうなるか?(爆)というわけで、この本風に言うと、【本を贈ってくれた楽天チング】くん、この本、はんら的には面白かったです。どうもありがとうございました~^^
2015/10/24
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毎年この時期には、このテーマでも書いてます。スマホを持って2年。元々、大の活字好きなはんらですが、スマホの誘惑は大きい。というか、スマホで活字が読めるんですもん。そんなワケで、今年読んだ本は例年に比べてかなり少なくなった。今年読んだ本は、漫画、雑誌除いて30冊ちょっとです。1. 涙(上・下) 乃南アサ確かに泣ける。個人的に、レオ様映画「タイタニック」を髣髴させるようなところがあって感動しちゃった。それから、歳のせいか、主人公の母親にも感情移入。2. エイジ 重松清山本周五郎賞受賞作。中2の少年のリアルな日常。ってことで、ちょっと重くはあったけれど「そうそうこれが中2よ~」と思える部分が多かった。重松清の作品は、今年、「星のかけら」なんかも読んだ。そっちもいじめ問題を扱っててちょっと重かったけど、こっちの「エイジ」のほうが良かったかな。3. WILL 本多孝好以前読んだ「MOMENT」の続編。「MOMENT」のほうが好きかも。4. 奇跡の人 真保裕一途中まではすごく良かったんだけどなぁ~後半からは変な物語に。。。汗;5. 永遠の0 百田尚樹来年はますますスマホ人間になって本離れするのか、はたまた、やっぱり読書大好きっ子復活するのか。。。
2014/12/27
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子役時代は何だか入り込めなかったNHK連続テレビ小説「花子とアン」だんだん面白くなってきて~明日、最終回だと思うとサミシイわ~1日残してやっとアンが出版されましたけど。^^;ところで、はんらの本箱にはアンシリーズ10巻が並んでると以前も書きましたが、ウィキを見ると、あれ?10巻じゃなくて11巻ある?!?2009年に「アンと想い出の日々」なんて本が出版されてる~!知らなかったよ。読みたいわ。それに、村岡花子さん以外に、こんな多くの翻訳家が翻訳してるってことも知らなかったわ。出回ってるのかしら?訳、随分違うのかしら?さて、明日も寝坊せずに見れたらいいんですけど。^^;(土曜日だし、翻訳てんこ盛りで夜更かしが続いてます)明日、最終回なのは寂しいけど、続く「マッサン」はなんと、国際結婚して夫の国(ここでは日本ですが)に嫁ぐ女性が出てくる。なんかこれも面白そうだわ!
2014/09/26
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日本で話題になってた本を楽天チングが送ってくださいました。本当にありがとうございます~この本、まずは、プロローグを読んで挫折。TT息子が軍隊に行ってる母にゃ読めません。涙。涙。涙。コーちゃんが、軍隊生活に慣れてきて電話口の声が明るくなってきたので、その頃にまた取り出して読み始めた。でも、第一章の「特攻隊はテロリスト」だという人が登場したあたりで、またまた早々に挫折。お蔵入り~こりゃ、軍人の母が読むにゃ、心が痛すぎる。コーちゃんが除隊するまで読めないわ。と思ってたんだけど、先日、思い切って、またまた取り出して、一気に読み終えた。鼻炎気味なんだけど、鼻炎の鼻水なのか、本の内容に泣けての鼻水なのか、ティッシュボックスを抱えて読みました。一部、実在のモデルがいたそうな。お祖母ちゃんの人生が幸せで良かったです。戦争を語るのは、当事者や体験者でないと難しいです。。。
2014/09/16
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「赤毛のアン」の本は、子どもの頃に読んで好きになれなかった。気性が激しく感情の起伏も激しいアンのような子が好きじゃなかったから。今、はんらの本棚には「赤毛のアン」シリーズ10巻が並んでいる。この本、どうやって手に入れたのか、よく覚えていない。人から譲り受けたのか、日本に里帰りした際に手に入れたのか。どっちにしろ、はんらが韓国に住むようになった当時はNHKは見れたけれどまだネットなどは一般普及してなかった頃で日本の活字が貴重で貴重で、この日本語の「赤毛のアン」10冊を何度読み返したかわからない。手元にある10冊は全部、ボロボロになっている。子どもの頃は嫌いな本だったけれど、結婚して異国に住みながら育児をする中で読んだアンは本当にはんらの心の支えになってくれた。不遇な生まれであまり愛情を受けられずに育ったアンが定住の地を与えられて、愛されて変わっていく様子、人間関係を通して人間的に成長し、勉強を通して人格的にも成長していく様子、そのいろいろは、本当に感動的で「赤毛のアン」は韓国に住むはんらの宝物になった。意外にも、結婚したアンは家庭に入り、夫を支え、育児に没頭。あんなに勉強したのにもったいないな~と思いつつ、女性としての生き方の原点や幸せというものについてもたくさん考えさせられた。今回、NHK朝の連続テレビ小説が「花子とアン」だったのでこれは何としても見なきゃ!と思い、特別なことがない限り、ほぼ毎日、視聴してきた。ドラマも残り2週間を残すのみ。なのに、今、ようやく、「赤毛のアン」の翻訳に取り組み始めたところ。^^;ちょっと、思ってたのとは違う展開でしたが、このドラマが終わったら、久しぶりにまた「赤毛のアン」シリーズを読み返してみようかな。
2014/09/12
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「星から来たあなた」でト・ミンジュンさんが読んでた本。放送直後、韓国の店頭に山積みされてたのがこちら、韓国版。ト・ミンジュンさんが読んでたのはもちろん韓国語だけれど、韓国語の本は読む気がしなくて、日本からお取り寄せしました~^^あれ?韓国版のと、表紙が違うって???日本の本は縦書きなので、左から右に向かってページをめくり、韓国の本は横書きなので、右から左に向かってページをめくります。で、日本の本の裏表紙が、韓国の本の表紙になってます。^^今、お友達から借りた本を読んでるので、この本が読めるのはいつになることやら~。汗;「星から来たあなた」の後続ドラマは、ユチョンのアクション物で、数回観たんだけどハマりきれず。。。今は、月火(ノギさんは奇皇后を見続けてる)、水木ともに、ドラマは何も見てません。。。また面白いの、始まらないかな~
2014/03/22
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はい、毎年恒例、今年の「独断と偏見 書籍ランキング」で~す。異国生活なので、人様からお借りした、あるいはいただいた本が大部分で、読みたい本が読めてるワケではないですが、それでも、こうやって、好きな日本語の活字が読めることは幸せ~^^今年読んだ本は、漫画、雑誌除いて46冊程度?例年と同じくらいだったと思う。1. 「朗読者」 ベルンハルト・シュリンク 松永美穂訳なぜか惹き込まれた~2. 「下町ロケット」 池井戸潤直木賞受賞作ありきたりなヒューマンドラマといえばそうなんだけど、それでもラストは感動的。3. 「運命の人1~4」 山崎豊子毎日出版文化賞特別賞受賞作筆者が80歳を過ぎてから執筆したってすごいです。内容が難しくてかなり端折りながら読んだんだけど、面白かった。4. 「ハードボイルド・エッグ」 萩原浩途中までは普通に面白くて、ラストはかなり切なかった。5. 「不夜城」 馳星周ハードボイルド好きだけど、最後は「え~? そうなっちゃうのー」ちょっと正義に欠け過ぎ?6. 「殺伐にいたる病」 我孫子武丸ラストのどんでん返しがスゴイ!思わず2回読み返した。途中グロ過ぎなのはマイナスです。。。7. 「くまモンの秘密」 熊本県庁 チームくまモンやっぱり成功する人はちょっと違うな。8. 「西の魔女が死んだ」 梨木香歩3代の女性の姿、その他の女性の姿を通して「女性の人生」についてちょっと考えさせられたかな。いいお話だと思った。9. 「八日目の蝉」 角田光代私もお母さんなので、この母子にどうなって欲しいのか、捕まってほしいのか、捕まらないでほしいのか、読みながらも辛かった。10. 「かばん屋の相続」 池井戸潤これも池井戸潤。旬の作家さん?^^
2013/12/28
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あ~、苦手な分野の本だったー。なんかこういう、子供が可哀想なの、最後まで救いようがないくらい可哀想なのって非常に苦手ー。最後に希望が見えたら、まだ良かったんだけどねぇ。読み進めている間は、面白いことは面白かった。ついつい真夜中まで読んじゃったし。ほとんど一気読みだったかも。でも、後味悪ーーー!昔から、子供が可哀想なお話が苦手で、フランダースの犬とか(死んでから絵が認められてどーすんじゃ)アルプスの少女ハイジとか(子供がホームシックに。涙。)みつばちハッチとか母をたずねて三千里とかそういう類はぜーんぶアウト。自分に子供が生まれてからはもっと、そういうのが苦手になったかも。<以下、ネタバレあり>これって~?結局、最初から最後までぜーんぶ、ミチオくんの妄想ってことよね?S君が生まれ変わったってのも、ミカちゃんがいるってのも。殺したお爺さんが虫になったのも妄想、ラストシーンでしゃべってるお父さんもお母さんも妄想だよね?ずーっと一人でビンを持って、ぶつぶつ独り言言ってたんだよね??悪気の無いいたずらで妹を死なせてしまって、心が壊れちゃったミチオくんと狂ってしまったお母さんのお話だったんだよね。。。それぞれの心の拠り所がトカゲと人形だった。悲惨すぎるお話だけど、どこのお宅にも起こり得ることかもと思うとゾッとする。「感想聞かせて欲しい」って頼まれてるので、忘れないようにここに記録しました。
2013/11/29
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今、読んでるところ。この本、面白いです。と言っても、難しいので、内容は半分も分かってないかも~。汗^^;裁判の内容が延々と出てくるので、判決内容とかは、ほぼ飛ばし読み状態。苦笑。「あ、有罪ね」「無罪ね」程度?ちょっとヒドイ?(汗^^;)それより、この本、山崎豊子さんが80歳を超えてから執筆した作品だというからもう、オドロキもものきでございます。80歳超えて、こんな難しい本、そして長編(文庫本で4冊)が書けるものなんでしょうか。@@やっぱり、パソコンでお書きで?わたしゃ、50前ですが、漢字も怪しいし、数ヶ月前に書いたこと、やった翻訳なんかの記憶も怪しい。私なんかと比べたら失礼だって?そりゃそうです。(^^;)そういえば、80歳の三浦雄一郎さんもエベレスト登頂してるし。。。わたしゃ、先日登った450メートルの山で、行き倒れかけましたがな。私なんかと比べたら失礼だって?そりゃそうです。(^^;)80になっても、頭も身体も丈夫でいらっしゃって、素晴らしいです。そうありたいものですね。
2013/05/26
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よしくんは水曜日に終業式、コーちゃんは今日、終業式で、どっちも1ヶ月以上の冬休みに突入。コーちゃんはあと、卒業式を残すのみだよ。昨日は、「学生健康記録簿」というのを持ち帰って来た。これは何かというと、コーちゃんが小学校に入学したときからの校内健康診断の結果をずーっと毎年毎年、学校側で記入してたもの。転校、進学のたびに、学校から学校に引き継がれてたものらしい。コーちゃんの小学校入学当時のころからのものだから、手書きの部分が多い。^^あぁ、いよいよ、学校生活とも別れを告げ、新しい出発なんだなあ、と、記録簿を見てしみじみしちゃったよ。もう、校内健康診断なんてのもないんだよね・・・次回は、軍隊での健康診断か?^^;あれ?タイトルとズレた。そう、今日のテーマは、毎年恒例の、はんらが選ぶ今年のベスト書籍。とは言え、外国暮らしなので、最近の本や、話題作などは、入ってなかったりする。^^;今年読んだ本(マンガ、雑誌は除く)は約40冊。第1位 『蒼穹の昴1~4』 浅田次郎 今年はやっぱりこれが一番面白かったな。第2位 『中原の虹1~4』 浅田次郎 「蒼穹の昴」の続編~第3位 『天地明察』 冲方丁 こういう話、大好きです。 ワクワクした。第4位 『銀の匙』 中勘助第5位 『彗星物語』 宮本輝 主人公が、まるではんらなこの小説。 家族っていいな。^^この他にも、いい本はいっぱいあったのだけれど、悲しいかな、記憶力の後退で、読んだ端から内容を忘れていく・・・汗;
2012/12/28
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日本に行って来たお友達にお願いして2冊買ってきてもらい、そのうち1冊が、今日、はんらの手元に。「おさんぽきのこ」楽天チング、もとい、楽天オッパが手掛けた本。^^写真やイラスト満載の、とっても華やかできれいな本です。見てるだけで、本からマツタケの香りが漂ってくるような錯覚が。さてさて、よしくん@小5の中間試験の結果が出た。韓国の小5といったらアナタ、多くは学習塾に通い、試験前は土日も塾に行く子ども達が。よしくんは、試験直前の土日には釜山国際映画祭に。その前の祝日には、天安のお祭りに。その前の土日は、田舎へ。じゃ、平日は勉強したのかと言うと、ぜーんぜん。こんな感じだったから、オール60点くらいでも何も言えないにゃ。叱らないようにしよう。と思ってたんだけれど、意外や意外。結果は悪くなかったの。国語90、算数85、理科80、社会95、英語90で平均88点。こりゃ、熱心に勉強してたら、オール100点だったかもよ。爆。
2012/10/12
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ハイ、わかってるんです。はんら家がゴミ屋敷化してるのは、物があり過ぎるから、ってこと。そして、韓国人のお宅って、ビックリするくらい物がなくて、みんなきれいに暮らしてますよね。子どもがいるのに、おもちゃも子どもの絵や工作なんかも置いてなくて、不思議なほど。お友達から借りて読み始めた「断捨離のすすめ」はんら家も、ゴミ屋敷から脱出できるんでしょうか~
2012/08/25
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評判高いこの本は何年も前、いや、10年くらい前に誰かからいただいて、そのままはんら家の本棚でずーっと眠っていた。いや、読もうとは思ったのだが、冒頭、占い師の不可解な台詞で始まる。更に、中国語読みの難解な人名が続く。この本が4巻目まである・・・と思っただけで読む気が失せ、そのまんまになってた。更年期になってゴロゴロする時間が増え、というか、授業と翻訳以外の時間はほとんどゴロゴロ。ゴロゴロついでに、これまで積ん読だった本を引っ張り出してきて読んでいる。で、この本は、やっぱり、本当に面白かった。梁文秀=リアンウエンシウなどというややこしい名前は、もう勝手に頭の中で韓国語読みに変えて「ムンス」と呼びながら読んだ。ゴロゴロする時間が長かったのもあるが、面白かったので、あっという間に読み終えた。1巻目が一番、血なまぐさくてプリンセスはんらには読みにくかったかも。でも、4巻目のラストのほうで、杏色のカゴについに乗ったシーンではホントに感動したな。本棚に積んだままの本は、実はたくさんあるので、更年期障害が終わるまでにセッセと読もう。^^
2012/08/15
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灘中学校で3年間かけてこの本1冊を読む授業を行なった教室から日本を背負う優秀な人材がたくさん出た、という話は聞いたことがあった。でも、お友達が貸してくれなかったら、きっと、一生、読まなかっただろうな・・・と、確信してる。病弱に生まれつき、数え5歳まで伯母に背負われて育ち、性格も繊細で感受性が強く、入学前は女の子としか遊べなかった筆者(だよね?)。入学してからも「脳が悪い」と、家族からも先生からも思い込まれて、頭の弱い子が入るクラスに入れられるが、家族と先生、伯母の深い愛情に包まれて、だんだん成長していく姿は、本当に感動的。小2のときに、好きな女の子に「ビリッケツは嫌い」と言われて奮起。いきなり一般クラスで首席に躍り出て級長になっちゃうあたりには笑ってしまう。子供の感性、子供の可能性、人間の素晴らしさを感じられる、とてもいい本だったな~よしくんも、奮起して、いきなり首席に躍り出ないかな。^^
2012/07/04
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お友達から借りて、今、読んでる本。紀行文という、はんらの守備範囲外の本なのだが、これ、朝鮮のことをボロクソに書いてて、何か、可笑しいの~^^;別に、バカにしてるとか、そういうんじゃなくて、真面目に観察して真面目に書いてるから、なお更、可笑しいのかも。。。汗^^;以下、本書から引用。北京を見るまでわたしはソウルこそこの世でいちばん不潔な町だと思っていたし、(中略)都会であり首都であるにしては、そのお粗末さはじつに形容しがたい。女性たちは一様に(中略)を着ており、(中略)朝鮮の女性はあだっぽい美女ではないので、顔や体を隠すのはむしろけっこうなことである。朝鮮人の受け入れる宗教は、努力せずに金を得る方法を教えてくれる宗教である。無関心がはなはだしく、宗教的機能が欠如しており、と、こんなふうに、ボロクソに書かれている。ウワサによると、この本を勝手に書き換えた、ニセモノの『韓国版』が出ていて、その中ではソウルは近代化されていて東洋一きれいな都市(そしてその近代化されていた町をぶっ壊したのは日本軍)というふうに、内容が正反対に改ざんされてるというのだが、いくら何でも、そんなニセモノを出版するかな。。。韓国だったらあり得るのか?見つけたら、読み比べてみたいかも~^^;
2012/06/04
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今日も韓国で、朝のワイドショーみたいな番組で『あなたのお子さんも、本をたくさん読ませて英才に育てましょう』みたいな特集をやってて、はんらは日本人だからか、いや、日本も最近はそういう考え方をするのかどうかはわからないんだけれど、そういう感覚がピンと来ない。はんらにとって読書とは、幼い頃から、楽しみであり、趣味。『知識を得るためのもの』でもなく、『人生を豊かにしてくれるもの』みたいな堅苦しいものでもない。ルパンシリーズにハマって、連日、ほど徹夜に近い生活をしてた小学生時代から、母親には、本を読み過ぎると心配された。本を読んでると「子供は外で遊びなさい」と、本を取り上げられて、外に放り出されてたので、「本を読め、読め」と、読書を奨励されてる韓国の子供達が羨ましくも思える。が、『課題図書』なんかを決められて「5年生は、この本を読まなきゃ」などと、読む本を強制されてるのを見ると、羨ましくないか。^^;はんらの実家には、両親が買ってそのままお蔵入り(?いや、読んだのかもしれないけど)してた『日本名作全集』『世界名作全集』なんかがあったのだが、フローベール作品集だとか、スタンダール作品集だとか、いろいろあって、『名作』と呼ばれてるものを読んでビックリしたね。^^;え~~~と。官能小説?じゃないよね??(^^;)でも、どこが違う?言葉遣いが違う???日本の巨匠の作品にもビミョーなのが多いわ~。そんなふうに思いながら、コーフンしながら『名作』にハマってた中学生の頃。^^両親も『ボヴァリー夫人』だの『赤と黒』だの読んだのか、買っただけだったのかはわからないが、もし読んでたら「はんらちゃんったら、あんな小説読んで~!」と思われるかもしれないので、コッソリ隠れて読んでたっけ~そんな思い出もあるので、子供に『名作』を読ませようとする韓国の親にも不思議な思いが沸くし。
2012/05/01
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毎年恒例のはんらが選ぶ『今年の書籍』(とはいえ、外国暮らしなので、最新の書籍は少ない。外国暮らしのはんらが、今年読んだ本の中で、独断と偏見で、はんらのツボにキターーーーー!ものを選んだだけ。)過去ブログでも、毎年、12月末か1月頭に同じようなタイトルで書いてます。今年読んだのは、雑誌と漫画を除いて40冊弱。ちょっと少なめ?第1位 『バッテリー』シリーズ(特に2巻~6巻) あさのあつこ これはハマって夜更かしの連続。第2位 『ラスト・イニング』 あさのあつこ 『バッテリー』の続編。^^ 第3位 『告白』 湊かなえ 内容より、同じ事件をいろんな人の目線から、 全然違ったふうに捉えてみる、その観点が面白かったな。 第4位 『影踏み』 横山秀夫 ハードボイルド&ファンタジー&推理(?)第5位 『ねこのばば』 畠中恵 有名な「しゃばけ」シリーズの第3弾で、 個人的にはシリーズの中で一番よかったと思う。第6位 『姫椿』 浅田次郎 短編集で、泣ける話も多かった。年齢と共に、だんだん、目が見えにくくなってきたが、何歳になっても、好きな本を読み続けられたらいいな~
2011/12/27
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韓国語に翻訳されてる日本の本はかなりあるが、結構、偏っている。なぜか、村上春樹とか江國香織あたりが多い。著者自身が翻訳家でもあるから、そういう機会が多いのか?ちょっと昔では、三浦綾子とか。さて、はんらは1980年代の終わりに韓国に来てるので、江國香織は、ほとんど読んだことがない。でも、村上春樹はその前から本を出していたので、当時の本はほとんど読んだ記憶がある。「風の歌を聴け」も「1973年のピンボール」も「羊をめぐる冒険」も話題作はぜ~んぶ読んだ記憶はある。でも、内容とか、当時、どう感じたとかいうことは一切、記憶にない。ということは、はんらの中に、な~んにも残らなかったのだろう。。。「村上龍」という作家もいて、「角川春樹」なんかもいて、なんか、ややこしかった記憶も。「村上龍」も、当時、読んだ。「限りなく透明に近いブルー」とか「コインロッカー・ベイビーズ」とか、当時、中高生くらいだったはんらには、オドロキモモノキな内容で、こっちのほうが、すごーーーく、印象に残ってる。さて、韓国に来た当時は、日本の活字に出会える機会が本当に限られてたが、最近は、図書館に行っても、本屋に行っても、日本語の活字に出会える。よく出会えるのは、上に書いたような著者の本たちだ。村上春樹を久しぶりに読んだのは、パンダの奥さんからもらった「海辺のカフカ」で、これは意外とよかった。癒し系の「ナカタさん」がいい味出してた。そして、今、はんらが日本語を教えている、天安郊外の「忠南平生教育院」の図書館にも日本語の本がいくらか並んでるのだが、やはり、村上春樹。あと、東野圭吾。そこにあった「ノルウェイの森」を借りて読んでみたところ、これも、意外と面白かった。それで、次に借りてきたのは、話題作「1Q84」これは。。。。。。。ううむ。。。。。。。ううむ。。。。。。。ううむ。。。。。。。なぜ、話題作になったのだろう。。。。。。。あ、はんらはこれから最終巻(?)の3巻目を読むとこなので、3巻のネタバレコメは、ご遠慮願います。^^;ラストが面白かったらいいんだけど、この調子では、それは望めないかな。。。日本語教室の、すごく真面目で篤実なクリスチャンのホンさんという30代の女性は、「1Q84」の翻訳版を読んで「すごく面白かった」と言ってたが、一体、どんなところが面白かったのだろうかと、不思議で仕方ない。。。
2011/12/20
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先月のように、翻訳が忙しくて寝不足になってるんではありません~翻訳のほうは、今は、ちょっとヒマ。平均すると、2日に1回くらい、小さいのが来てる程度。じゃあ、なんで寝不足になってるのかというと、本。まずは、「告白」湊かなえ話題作だったけど、読んでみたら、すっかり夜更かし。1時、2時。。。あぁ、お肌に悪い。しかし、やめられん。はんらは小学生の頃、怪盗ルパンシリーズにハマって以来、本で、ついつい夜更かしをしてしまう。当時も、毎晩毎晩、夜更かしして、ルパンの本を読み漁ってたので、いつも母親には叱られていた。が、学校では「本をよく読むはんらちゃん」と、褒められてたような。。。やっと、「告白」を読み終わったと思ったら、次にハマったのは、「バッテリー」あさのあつこ全6巻あぁ、いけませんねぇ。全6巻。夜更かしの日が続く。。。実はこの本、第1巻目は、はんら的には面白くなかった。主人公の少年が気に入らなくて、「こんな小学生がいるはずないだろー」と思って、2巻以降をそのまま、放置。いや、これ、人様からの借り物なのに、そのまま放置。。。どうしましょ、これ。このまま、返すか?どうしよう??と悩みつつ、2巻目にザッと目を通したら、あら?これは面白いじゃないの。「こんな中学生、おらんやろー」と、ツッコミ入れながら、ハマるハマる。結局、6巻目を読み終えるまで、寝不足な日々が続いた。はんらは、面白かった本は、すぐ、リピートする。ただ今リピート中なので、もうちょっと寝不足。でも、ハマる本に出会えるのは、幸せ。^^しかーーーし。「バッテリー」の、この気になる終わり方は~?!?いや、まだ成長途中の中学生、この終わり方はアリだとは思う。この先、いろんなドラマが続くんだろう。。。でも、気になるじゃん~!と思ってたら、続編もあるとか???あぁ、続編が気になり過ぎる~
2011/05/21
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