桃さんの読書日記

桃さんの読書日記

2020.11.19
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カテゴリ: 読書感想
これはビジネス書ですが、読んでみると普段の生活、家族や友達、学校の先生や同級生、誰に対しても応用できるものでした。
人は伝えるべき事がある時に、色々な理由でちゃんと伝える事が出来なかったりします。
それは相手の性格や自分の性格のためだったり、タイミングの悪さ、勘違いや気の使いすぎだったりします。

上手く伝えられなくなりこじらせると、お互いにコミュニケーション不全になり、関係が悪くなってしまう。仕事が捗らなくなり、仕事に支障をきたしてしまいます。

それらは全て自己主張のスキルが原因と言えます。
どんな最悪な場面であっても、伝えなければならないことはあります。それを伝えなければなりません。
そして時間には限りがあります。限られた時間の中で仕事をしたり成果を上げなければならない。生活を円滑にしていかなければならないのです。

伝えるべきことをちゃんと伝える。それが原則です。自己主張ではなくてやるべきこと。これを自分に言い聞かせないといけません。
この中では色々な場面を想定して、その時々、あなたはどう反応してきたか。いくつものパターンを見ながら、そのどこが問題かを考えます。
ちょっとした物の言い方で、ガラリと受け止める側の印象が変わります。そして元々の思い込みがあります。
「アサーティブ」という方法を著者は紹介しています。「相手を尊重しながらも自分の意見を率直かつ適切に表現出来るコミュニケーション」のことだそうです。

自分のタイプを知り、どこを直せばもっと上手くやれるか詳しく解説しています。
これを読んで、なんだちょっとした工夫で人間関係や自分の意識は変わるんだ、苦手で終わることではないんだと思いました。

しかしこの本もちょっとアサーティブの過ぎるところがありました。
冷静に相手を傷つけず自分を主張し、相手を立てながら自分のやって欲しいことを説明する。
なるほどと思いますが例を読むと、ちょっとこれはやり過ぎなんじゃないか。そんなに詳しく普通の場面で出来るわけないじゃないと。
だから教科書通りじゃなく、自分の出来る部分だけ取り入れればいいのです。
またこの本とは違う意見ですが、時には感情的な言葉を発してもいいのではないかと思いました。その方が相手に伝わりやすい場合もあります。

この本は平易な言葉で綴られていますが深遠な内容でした。
楽に読めるので読み流してしまいそうですが、問題意識を持った人なら得るところは大きいでしょう。
遠慮のなくなりがちな家族間にも通用しそうです。
「立ち去り上手になろう」という文もありました。なかなかカッコいいですね。
読み終えて、少し気が楽になったような、有意義なアドバイスを貰えた感じがしました。




「できる人」が使っている38のアサーティブな言い方 気まずくならない!自己主張のしかた(大和出版)【電子書籍】[ 森田汐生 ]





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最終更新日  2020.11.19 16:33:39
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