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大人なんだから働くのが当たり前。 そう、それは分かっています。よーく分かっています しかし、働きたくても働けない人、働いても何故か長続きしない人ってのは、世の中にたくさんいます。 「自分はダメな人間だ。生きている価値がない」 なんて、思わなくてもいいです。卑下しないでくさだい というのも、私も31歳にして無職なんです。⇒実家暮らし 実家暮らしって世間的にも風当たり強いし、なによりも親に心配をかけている上に、早く働きなさいと言われると心が沈みますよね……。 私なんかは2020年の4月に退職してから、国家資格を手にしたいと思って、行政書士の勉強なんかしたりして、11月まで無職の理由をつけていました しかも、行政書士の試験では粉砕⇒当然、不合格 で、今年の1月から6月までWordとExcelを身に付けるために職業訓練へ。これも正直、独学で身に付けられたんですけど、仕事をしない言い訳作りといいますか……。 結局、働きたくないってのが片隅にあったんでしょうね……。 そして、9月。ようやく自分のしたい職種で、しかも名の知れたホワイト企業に何故か採用してもらいました「これで安泰だ!!」って、正直思いましたし、親も喜んでくれましたね でもね、私その会社を10日ほどで退職したんです。 もちろん、残業は全然ないし、土日祝は休みだし、賞与も出るしで良いこと尽くしではあったんです。 仕事内容も私としてはやりがいのあるものだとは思いました。 ただ、繁忙期のせいか、中々仕事を教えてもらえず、放置プレイ?されることが多く、パソコンの前で5時間座りっぱなしというのが3日連続でありました それでも、何か仕事はないですか? と教育係の上司に尋ねても、ちょっと待ってての一点張り。 周りは自分達の仕事で忙しそうだし、そもそも同じオフィスにいながらやっている仕事はまるで違うので、他の人に尋ねても仕事を振られることはなかったですね こうなったら、仕事しないで稼げるなら楽じゃん。の精神でやろうと思ったんですけど……なんだか、孤立感と言いますか、そういうのに耐え切れなくなって……土日を挟んでいる内に、会社に行きたくないなって思い始めたのが最後。 身体が拒否を始めて、どうも嘔吐感や胃の痛みなどが発症。 ⇒適応障害になりました。 昔から私は仕事が長続きしなかった。さらに遡れば、中学の部活が野球部だったんですが、それさえも1年の夏には退部をしていましたね(笑) 結局、私は団体で何かをやること、組織下で働くのが苦手なのかもしれないと思いました。 最長で2年しか働いておりませんが、以前働いていた清掃の正社員は割かし愉しかったです。 残念ながら某ウイルスにより、会社経営が傾き退職することになりましたが、肉体面の疲労はあれど、精神面はノンストレスでやれていました。 というのも、基本的には一人でのびのびと時間配分を決めながら出来ていたのが大きいかと。 コミュニケーション能力はそこそこありますが、やはり人間関係って仕事にモチベーションに一番繋がると感じました。 だからといって、肉体労働するほど体力はありません(笑) そこの清掃は様々なホテルや民泊の清掃をしていましたが、やはり30後半以降になった時を考えると、身体を壊す可能性が高かったですね。 今は在宅で可能な仕事をしようと試みています。 まずは、クラウドワークスからやっていこうかなと。当然、厳しい道のりですが これだけは言わせてください。 私は組織に向かないんです、絶対 世間的に社会不適合者だとか、甘えだとか言われることも多いと思います。それでも、無職のみなさん、あるいは働けない方、転職活動中の方など。 上を見ないでいいです。時には下の人を見て、安心しましょう! だって、上ばかり見ていると自分が情けなくなって、辛いですもん( ;∀;) いいんです、下を見てから少しだけ元気になるって。 セルフケアだと思って、実践してみてください。 私はSNSなどで自分より中々大変な想いをされている方の投稿を見て、 元気を出させてもらっています。 それが道徳的によくないことだとしても、まずは自分を守ってください
2021.10.27
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神鬼RUSH入りました! ここからどれだけ出せるかが勝負!! 一度ハンドルを離してトイレへ。 これ、人によってはジンクスで、トイレで席を立ったら連チャンストップするっていう人いるじゃないですか?⇒はい、私です ただね、この時既に股間がパンパンでして、さすがに抗えなかったので行きました(笑) さて、ちゃんと手を洗って戻って来た私。小さな息を入れてハンドルを全力で右へ。 うん、一回転一回転がスラスラ流れていくな。……うん、そろそろリーチ来ようか。……え?嘘やろ(残10回転) ……無理無理、無理! と、諦めかけた時だった。バイブーーーーーーーーー!!!! からのバカボンのパパの必殺(名前忘れた……赤文字のやつ) で、当たり!! あー本当に心臓に悪い!!――そこから順調に連荘を伸ばしていき、10連で終了!表記で15000ちょいありました ってなったら、続けるよね? はい、続行! 130回転で先程と同じような演出で当たり! この台、めっちゃいいんじゃね? と、思っていたが、今回は時短での当たりはなし。それでも1500発の出玉は最高、130回転まで打った球が戻って来た 3回目の初当たりは230回転。当たりが軽い! そしてテントウ虫柄のタイトルを見れた これは一日打ってられるな! しかし、残念ながら非抽選の25%を引いてしまい1500発のみで終了。 1500発の重みを感じる。 最近は当たっても400玉とかしか戻って来ないこともあるしね 両隣がハメちらかしている間、私は次の当たりを目指して再スタート。 ………赤色保留からの特訓、金・金・バイブ・白熱、ボタン4つと当たる要素はあったが外しました。 なぜだろう。熱い演出外したあとで、急に通常演出で何もこなくなりますよね。もちろん、プログラミンのあれで関係ないでしょうけど。ただね、こういう時ってハマるイメージが強くって。 300回転まで回して保留変化がまったくなくなりました……。あれ、さっきまで面白かったのに眠くなってきたぞ… 両隣は800回転ハマっているし、隣の兄ちゃんは明らかにイライラしているし、 バカボンの島は今日は苦戦しているし、玉は入らなくなってきたし(これ、なんか入らなくなったらとことん入らないですよね)で、 最近はお金の減りが激しいので少しでも勝ちたいと、やめました! 実戦終了。 投資1,7000円 回収2,7000円 ちょっきし1万円の勝ち!! いや、十分でしょ!!【総評】 まず大当たりすれば必ず1500発ってのは有り難かった。それもあってか単発で終わっても、そこまでダメージは受けないのではないかと。 様々な機種の演出オマージュが入っているので、そういった演出を見つけるのは面白い。右打ち中も、私の好きなSTタイプで面白くて、バトルパターンが好きな人とシンプルにキュインを味わいたい人の2タイプがあって良かった。 ただ、赤保留の信頼度は低いし、白熱があっても金色系が絡んでこないと、ほとんど外れな印象。 一番重要なのは、ボタンがデフォルトの時の信頼度の無さ 一度でも神鬼RASHに入ってしまえば、まとまった出玉を確保できるので、ついつい期待してしまう台でしたね ちなみに後でデータオンラインで情報を確認したら、私の台はあのまま700回転ほどハマり続けていました(やめてよかった!)
2021.10.25
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趣味がパチンコな者です。スロットはあまりやったことないです。設定読むのとか目押しが苦手なものでで、昨日は10月に新台と出された【P神・天才バカボン~神SPEC~】を打ったて来たのだ抽選番号17番という良番を引いたので、余裕で座れました('◇')ゞDaiichiチャンネルを愉しませてもらっているので、Daiichiさんには頑張ってもらいたいです☺【YouTube】Daiiciチャンネルてことで、Daiichiさんの【バカボン】を実践!!※画像は基本的に貼らないですさあ、早めに当てたい! と、思って打ち始め……。ん?隣に座ったお姉さんが赤保留……( ゚Д゚)この新台の情報をあまり入れてなかったので、信頼度とかよくわかっていましぇん(; ・`д・´)左のボード?みたいなのが邪魔ではっきりと画面を盗見は出来ませんでした……(されると嫌なやつ)初見にしても、そこまで熱い演出が絡んでいないと思っていたら、予想通り外れ⇒よかったー(*´з`)(他人の不幸は蜜の味♪)と思ったら、右の兄ちゃんも赤保留からの白熱演出。⇒見たらわかる、これ大チャンスや外れろ―外れろーって思っていると⇒外れてくれた!!!(他人の不幸は蜜の味♪) 全然球が入らなくなって、球をストロークさせながらメニュー画面をポチポチしていたら、急にバイブ!! おお、なんだ! 熱いのか! 熱いだろ!! 白バイブと赤バイブがあるようだけど、チェックしている暇なかった(笑) なんだか騒がしい演出が次々起こって(あまり記憶ない)、ボタンストックを4つもらい、白ウナギ(白熱)も絡み、最期のボタンが赤くなったところで⇒大当たり 75%の鬼rashにも無事入り、あとは42回転で当てて、超鬼rashに入れるのみ。 ここの突破が案外難しいこと……( ..)φメモメモ しかし!! 私やってやりました! 残り5回転ってところでレインボータイトル 継続率薬81%に移行しただけでなく、この時点で4500玉ゲット! 大当たり全部1500はいいよね! さあさ、いよいよ確変!!どうなる、私!? 投資17000円。開始から1時間半。続く
2021.10.24
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やっぱり、画像の貼り付けは大事なんですねペットや料理だったら、自分のペットや自作料理を写真に撮って載せられるんだけど、私にはそんなペットもスキルも持っていない画像は拾ってきてもいいのか?(笑)引きこもりだから、写真をどこかで撮ってくることもないからな難しいけど、なんか色々と工夫していかないとな
2021.10.20
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壇 白学のところに一人の少年が訪れる。「おじさん、今日も怖い話をしてー」 白学は微笑を遠い目をする。「それじゃあこの話はどうだろうか……」――引きこもりになって2年。僕はこの2年間、部屋から出る事はなかった。 パソコンを前にずっと姿の見えない相手にゲームで協力プレイをしたり、一般人の実況放送を聞いたりする日々。 いつも決まって朝の8時、昼の12時、夕方18時に母の作った料理が部屋の前に置かれる。スリッパを履いた足が階段上ってくると、自然に時間が分かる。料理を引き寄せるときと返す時だけ、僕は部屋のドアノブに触れるのである。 パソコンの中で、仲の良い人物と連絡をやりとりするのが一日の楽しみだった。相手はテツというハンドルネームでメールを送ってくる。彼もまた、僕と同じ引きこもりだった。 大した話はしない。ゲームの話をしたり、オススメのアニメやマンガ、ドラマや映画の話をするだけだ。 ある日、テツが僕と電話をしたいと言った。僕は了承して会話をする。どちらも引きこもりではないかのように明るく打ち解けた。 数日後、いつものようにスリッパを履いた足が階段を上る音がする。夕方18時。何も言わずに御盆に乗せた料理が置かれる。母が階段を下りていった後、僕はいつものようにその料理を引き寄せる。 その間にメールが来ていた。テツとはテレビ電話を通じて会話するようになっていた。僕は飯を食しながら、彼の顔をみて会話をした。 楽しく会話をしていると、テツは急に話すのを止め一点に視線を止めたようだった。「どうしたの?」 テツは眉間に皺を寄せた。「なあ、後ろのドアが勝手に開いたぞ?」 僕は後ろを振り向く。……本当だ。完全に閉め忘れてしまったか。「ごめん、ちょっと待ってて」 そういって扉を閉めようとした時、廊下に警察官が2人立っていた。「君、ここの子供か? 一体何をしているんだ?」 僕は何を言っているのか分からず、警察が目の前にいることですら信じられない光景だった。「とりあえず家から出ようか」 そう言って腕を引っ張られる。僕は抵抗したけれど、彼らの力は強く体が勝手に警察官の歩幅に合わせる。僕は部屋のパソコンを横目に連れて行かれる。最後にパソコンに写っていたテツが、呆然とこちらに目を向けているのが脳裏に焼きついた。 家を出ると野次馬が集まっていた。「何ですか?」 一人の刑事のような人物が近付く。「何ですか、じゃあないだろう! お前の母親と父親の死体が放置されていたんだ! 近所の人の通報によって発見されたが、既に腐敗して肉片も契られていた。もう何ヶ月も放置されていたのだろう。お前が殺したんだろう!」 僕は黙って首を横に振るしかなかった。そんなはずない……。だって……だって……じゃあ、僕が食べていたものは何だったの?「刑事、彼の部屋の食器から遺体の肉片だと思われるものが……」 僕の胃の中から酸っぱいもの込み上げてくる。 どうゆことだ! どうゆうことだ! どうゆうことだ……――彼に一体何があったのだろうか。テツは無人になった部屋の映像から自分の部屋に視線を移した。ん? ドアが開いている。ああ、閉め忘れかな。そうやってドアを閉めようとした時、異臭が鼻を強く突き刺す。テツが久しぶりに下の階へと向かうと……。――「そうゆうわけでね、家族にはちゃんと顔を見せてあげなさいよ」 白学が笑顔でそう言うと、少年は笑顔で頷く。「さあ、お帰り。陽が落ちると怖い怖い化け物が目を覚ますからね」「は~い」 少年が手を振って帰るのを見届けると、白学は自分の事務所の椅子に腰を落ち着かせる。本日の白学の仕事は終わりを迎えるのである。
2021.10.19
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二日前から急に寒くなりましたね冷え性の私としては、この季節が来たかと戦々恐々です…毛布を解禁しました!温かくて気持ちがいい。それはいいのですが、どうして毛布ってこんなにも眠気を誘ってくるのでしょうか。十分寝ても寝足りない(-_-)zzz眠気がくると何もする気になれない。やっぱり人間も冬眠を必要としているのではないでしょうか(笑)羽毛布団がいいらしいですね!一枚あれば、冬を過ごすことが出来るとか。でも、畳んでも分厚いのが難点。最近は薄くても保温効果の優れたものもあるらしいですよ!でも、良いやつは、それなりに値はするそうですが(;'∀')今年も愛用の毛布と共に私は乗り切って見せます!
2021.10.19
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御用達のアマプラさんで、ナルトを全話(オリジナルはスキップしながら)見ました世界的な人気が分かりますね!ナルトの成長にワクワクしながら、全ての話がしっかりとまとまっていて、1キャラずつの魅力も持っている!観終わってからは、しばらく「~だってばよ」って言っちゃいますよね (笑)好きなキャラはシノです!クスっと笑わせてくれるキャラですし、気持ちが分からないなりに分かろうとしている姿が好きです!涙ポロポロするシーンも多く、バトルシーンも熱く、改めてナルトの面白さにハマりました!!その流れで、BORTOも見ていますが、それはまた別の投稿で感想をいいます【中古】(未使用・未開封品) 【漫画全巻ドットコム限定】ナルト NARUTO コミック 全72巻 完結セット(全巻収納ダンボール本棚付)ドリエムコーポレーション【中古】NARUTO ナルト 全220話 テレビ版 アニメ 欧州版 DVDオマツリライフ別館【中古】NARUTO ナルト 疾風伝 忍界大戦・第七班再び 第582話〜第597話 [レンタル落ち] 全3巻セット [マーケットプレイスDVDセット商品]オマツリライフ別館
2021.10.18
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アフリカのサバンナは常に生き残りを懸けた戦場である。 我、虎一族には幾数のグループで結成されし。決して敵対するものではないが、我らの縄張りに入りし時は問答無用に駆逐。 我を含めた狩猟部隊は朝から晩と家族の為に動く。だが、最近は獲物の数が減ってきている難題に直面。 原因は了解している。我らの狩猟領域に奴が来てからだ。 多くはチームプレイの狩りを重んじるが奴は違う。左目に深手を負った黒豹。我らの中では奴を【ディスターバー】と呼んでいる。 我々は獲物を狙いながらも【ディスターバー】の駆除を目的に行動する。しかし、奴は狡猾かつ異常なスピードを持っている。そう一筋縄にはいかない。そこで、普段は接点を置かないという暗黙のルールを破ることを決意する。 別の虎一族との結託。【ディスターバー】の影響は我の領域のみならず、他の土地にまで及んでいるという噂を聞いたからだ。「ザング。奴の肉は我々が貰い受けるが構わないな?」「好きにせよ」 ザングとは我の名。我が一族を取り締まっているのは我にあり。そして、対面するはジャックというこれまたボス虎だ。「奴の動きは読めんが、作戦はあるのか? まさか、他の集団にも取り計らうまいな?」「ふん。そこまで我が一族は落ちぶれぬわ」「ザング。たかだが相手は一匹。俺に協力を求めて来た時にはプライドを捨てたかと思ったが」「プライドばかりでは護るべきものを護れん。知っているとは思うが、【ディスターバー】は我ら虎の肉ですら喰らうという」「ずる賢い奴のことであるから、狩猟に雄達が出払っている間に雌やガキが狙われるという危惧だな」 我は頷く。ジャックという男も生半可にトップを務めているわけではなく、冷静に状況を見極めることが出来る。 他の集団の中では唯一信頼できる者であると、我の中での評価は高い。「囮おとりを使った作戦はどうだ?」「それはあまりに単純すぎないか。奴の警戒心を解くにはそれ相応の作戦が必要である」「ふん。そんなことは言われずとも。囮は我自身」 ジャックは表情を緩める。我は彼がこの話に乗ることを十中八九として読めた。「ほう。それは面白い提案だ。――で、その一族のボスが囮になるには、それ相応の確実性が必要となってくるわけだが」「我の足に怪我を負わせろ。理由はなんでもいい。縄張り争いによるボス同士の闘い。そこで我敗れ、地に伏す演技をする」「おいおい。俺の牙は肉を簡単に貫くんだぜ?」「そこは、お主の器量に任せる」 ジャックと話を進め、決行は翌日行われることとなった。行動は早い方がいい。 我が土地に戻り、狩猟組に事の成り行きを説明した。我の覚悟に反対する者もいたが、それは我の身を案じてもの。我は良き家族を持ったと思う。万一、失敗をして【ディスターバー】にこの肉を食い千切られ様とも後悔はない。「明日、必ず奴を討ち取ろう」 結局、我はこの作戦を翻すことはなかった。その覚悟は反対していた者にも理解してもらえたと思う。口を結び浮かない表情の我が子達を前に悪い気はしなかった。 翌日の夕刻、我はジャックと事前に決めていた場所で落ち合う。他の縄張りを荒らすわけにもいかない上、今回は我の縄張り下で事を進める形となった。「失敗すれば命を落としかねん。家族に別れの挨拶は済ませたか?」「案ずるな。我のとこの精鋭とお主のところの精鋭がおれば問題はない」「急所に噛みつかれないようにしろ」「あい、わかっておる」 ジャックは首をコキコキと回し始める。闘争本能を剥き出しにされると、幾ら出来レースだからといっても、こちらも些いささか本気を出したくなるというものだ。我も牙を剥き出し挑発する。なるべく本気でやり合っていると思わせなければ【ディスターバー】は誤魔化せないだろう。「ところで、奴はここに現れるのだろうか?」「狙える獲物がいる間は粘着質を持って留まるはず。我の縄張りにまだ奴がいると確信しておる。あとは血の匂いに誘われてやって来るだろう」 日の入りが半分ほど進み朱赤の空に染まる。ジャックはそんな空を見上げ、次に我を見るため首を下げた時、殺気を纏った表情で我に向かって走ってくる。我は横に飛んで彼の牙を躱した。 最終的には我が敗れる手筈ではあるが簡単にやらせるのも癪しゃくなので、少しの間本気で遊んでみようと思う。我のその本心を知ってか知らずか、ジャックは何やら嬉しそうに攻撃を仕掛けてくる。 我はジャックよりも俊敏性に長けているが、彼は代わりにパワータイプである。我を捕らえることは難しいが、一度彼の体当たりを食らえば骨の何本かは折れるだろう。勿論、血を出すことが目的である故、ジャックが我の骨を折りに来るとは思わなかったが、前戯での闘いとはいえ、熱くなってしまわないように気をつけなければならない。「俺達はもういい歳だ。昔のようには身軽に動けないな」「昔はよく昼夜問わずに争ったものだ。いつの日からかそんなこともしなくなったな」「互いに家族が出来たからな」「若かりし日が懐かしい」 そう、我が身を囮にする所以は代表者だからではない。この老体を役立てる場がよもやそう少なかったからだ。先短い命、まだ奥底にある心の炎が根絶える前に――。 最後までこの前戯を愉しみたかった。老体といえど、闘争の中に溢れ出すアドレナリンが脳に快楽を与える。しかし、残念ながら時間が来てしまったようだ。「奴の匂いがする」「ああ、わかっている。ザング、覚悟はいいか?」「構わん。思いっきりやってくれ」 ジャックが突っ込んでくるところを我は蹴りで返そうと振る舞った。その足にスピードは乗らず、ジャックの牙が見事に我の肉に抉りこむ。「ぐっ!」 激痛が走り嫌な汗が流れる。我は右脚から迸ほとばしる血を目に、ついでに骨まで剥き出し状態の右後脚を冷静に捉えた。 ふん、ジャックめ。本当に思いっきりやってくれたわ。 こうなってしまえば、自由の利かない身体で抵抗はしない。潔い負けを認める形で、四肢を地に伏せた。「あとは任せろ」 小声で言ったジャックの尻尾を見届ける。我は静かに瞼を閉じた。すっかり辺りは真っ暗になってしまった。 我らの闘いから数十分もの時間が経過した。よほどの警戒心を持っていた【ディスターバー】の足音が歩み寄ってくるのを敏感な聴覚が捉える。我は瞼を上げて、音のするほうへと顔を向けた。 おおよそすら間違っていたのか。我が想定していた以上に【ディスターバー】は距離を詰めていた。奴の俊敏な身体が我の目測を見誤らせたようだ。これはまずい。援軍が来る前に我は彼に喰い殺されてしまうやもしぬ。「そうはさせぬ!」 我は前脚で牙を剥き出す顔を間一髪のところで殴る。その衝撃を受けてもなお、奴は身軽に体勢を整えてキレの良い動きで我に襲い掛かる。その動きに対して反撃を食らわせる余裕がなかった。奴の牙が我の首にズブリと深く突き刺さる。 我は前脚で突き離そうと試みたがそれよりも早くに奴は自らの前脚で、我の前脚を踏みつけて地に叩きつける。 なんという脚の力だ。 感服した。そして、嫉妬もした。 昔の我なら【ディスターバー】に勝てただろうか……。それは分からない。しかし、全盛期の時に本気でぶつかってみたかった。 まだまだ心は死んでいない。あの日の若い気持ちは忘れてやしない。「ザングを助けよ!」 ジャックの命令と共に身を隠していた仲間たちが飛び出してくる。【ディスターバー】の引き攣った表情が見たかった。しかし、視界がぼやけて何も分からない。あっちこっちと様々な唸り声や叫び声が止まない。 もがけ。あがけ。そして苦しめ。 【ディスターバー】の亡骸を目にする前に、この心の炎は消えゆくか……。「間に合わず、すまなかった」「やれやれ、本気で我の脚を潰すとは」「手加減をしてこっちの思惑を読まれない為には思い切ってするしかなかった。許せ」 右後脚にザラザラと温かいものを感じる。ジャックが舌で己が噛み抜いた我の脚を舐めている。「ああ……」「奴を今、無事に片付けたよ」「……そうか」「お主のおかげだ」「……」 体の感覚を失った。誰の声も届かない。 我は最期の最期に思うのだ。この死に方は理想だったと。 寿命で尽きるよりも戦いの果てに死する命。我は昔から今の今まで…猛虎に恥じなかったと。―完―
2021.10.17
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というテーマでやりますなにかと言いますと、”一つの記事で完結するショートショート小説”を書こうというもの。私自身の息抜きみたいな感じです( ;∀;)ジャンルは様々なものをしようと思うのですが(おそらくホラーに偏ります へへっ)、タイトルor本文初めにジャンルを書いておこうと思いますショートショートってギュッと話を詰めてまとめないといけないんで、難しいですが頑張りたいと思います!
2021.10.17
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はじめまして。ブログ初心者のraccoon(ラクーン)です!ラクーンって日本語でアライグマなんです🦝そうです、アライグマが好きなんです!アライグマ ラスカルが大好きなんです!小説を書くのが好きでして、より多くの方に読んでもらえたいと思ってます(ノ´∀`*)まだまだ、ブログも小説も勉強が必要ですが頑張っていこうかな 笑!
2021.10.17
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