何の病気？！
眩暈は1度では終わらなかった。あんな大発作ではないが、2度、3度、それも不思議なことに、何故か最初起こったような地下街で起こった。
こんな大きな眩暈は、病弱だった私でも人生初めての経験。
総合病院の受付で眩暈のことを言うと、耳鼻科へとまわされた。
メニエル病では？とのことで、一通りの検査、あまり好きな検査
（好きな検査って何？何？あるの？→ない！！）ではなかったが、
原因がわかればと、先生の言うとおりした。メニエル病の薬も飲んだ。
でも・・・
何日か後、父と住んでいたマンションに1人でいたとき、突然、ホント突然、訳もなく恐怖感が私を襲った。
もともと、怖がりの私、嫌いなホラー映画・サスペンスを見ていたわけではなーい。
今まで経験したことのない、身の置き所のない恐怖感、1人が怖い！狂いそうな恐怖！
これは、もしや心の病気かも！と直感した。明日、兄の家に行かなくちゃ！そう思った。
父の死後、兄の家で暮らしていたが、なにより、兄と私は、性格・考え方が全く違う。
甥や姪はかわいいが、私はよそ者という感じで、小さく遠慮して暮らしていた。
ん？ひがみ？・・・というか、私にとってコワイ存在だった兄にとても気を使う生活、
たとえば、兄夫婦がけんかをすると私がいるせい？と気になるような、
損なやっかいな性格の当時の私だったから。
父の死後、一応兄の家で暮らすようになったが、
バイトで遅くなる日やお稽古事の日は父と住んでいたマンションに泊っていた。
でも、兄と合わない私、遠慮してしまう私、少しずつ荷物を運び、バイト先に近いからということで、
ほとんどの日を父と暮らしていたマンションで1人で生活するようになり、気楽になったばかりの頃だった。
でも、翌日、ラジカセをかかえて、兄の家に戻りました。
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