●ぐうたらミセスのPDくらぶ●

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結婚まで

結婚編です!

 結婚はプチお見合いかな。
 紹介で2人で初めて会った日、電車でクラーッとしてきて、やばっ!と思い
「帰ります。ごめんなさい。」とさっさと電車を降り、家に帰った。
 部屋に戻り、メーメー泣いた。
 今の生活がイヤで、結婚に逃げようなんて、少しでも思った私が情けなかった。

 でも、なぜか、遠距離デート?の末、結婚することになった?!?
 うーむ、惚れられた? 当時の、か弱そうなおとなしそうな私に騙された?
 ああ、可哀相な夫よ。
 運命じゃ・・・ご勘弁を・・・

 彼は東京で仕事をしていて、式のもろもろの決め事・準備は、私と彼2人でほとんどやった。
 東京には、祖母が住んでいたから、私は大阪から新幹線で何度か往復、祖母宅に泊まりながら、2人で式場探しから始まった。

 結婚式を経験したことのある方は分かるだろうが、
式場が決まったら、次は食事から引き出物から、衣装、招待者、席順、遠いから挨拶を頼んだ恩師のお車代は?・・etc 
 あまりの多い細かい決め事に、よく私は「頭がはちはちだあ!!」と言っていた。
 (後に、その言葉が、従姉妹に はやった・・・?)
 見栄張り兄は電話で「式はホテルでしなさい。」だけ。

 あまりの具合の悪さが隠せなくて、疲れているんだろうと、
祖母の友人に頭のてっぺんにお灸をすえられた事も懐かしい思い出。

 すべてがなんとか決まり、招待状を出して・・・

 でも。私はやはり、相変わらずの、得体の知れない病気のことを彼に言わなくちゃと、
破談覚悟で、すごい決意の末。。
祖母のいない夜、祖母の家から、泣きながら電話した。

 「やっぱり結婚できない・・・ごめんなさい・・・」
 「どうしたの?」
 「・・・子供はできないし・・・」
 「どうして?」
 「・・・・・」
 「薬飲んでるの?」(なぜわかった!)
 「うん」
 「いいじゃないか、子供のこと、今から心配しなくても。
 できなくてもいいし。」

 おお、理解あり過ぎ、楽天夫!!
 この楽天に、人生預けることにした。
 おぬし、よほど、わしに惚れたな。
 ウソウソ~この私も当時は可愛かったなあ~~華奢で純で・・・(?)
今はこんなぐうたらおばさんになったけど。
 結婚は、賭けですな。男も女も。


 結婚式は、私にとって最悪だったよ。
 前日の夜は、ホテルに1人泊まったが、ベッドとトイレの往復で一睡もできなかった。
 よって、結婚式の写真は封印!


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