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2011年12月04日
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 この歌は、「うんちく遊びの歌」だと桃尻語訳では説明しています。 

 昨日は大荒れのお天気でしたが、今日は快晴です。黄色い葉っぱは、フサザクラの黄葉です。フサザクラと言っても桜ではありません。(このうんちくは長くなるので省略)

 今日は友だちと一緒に近所のママさんコーラスの発表会に行きました。(観客として動員された)
 十年ぶりくらいに会った昔の友人に、顔を忘れられて大ショック! そんなに老けたかなあ!向こうの目が悪くなったのかなあ。

 今週のNHKラジオ第2放送、上野誠先生の「万葉集ーたましいの宿る言葉」は、読み人知らずの恋の歌でした。
 万葉集の恋の歌(総聞)は、風と雨が小道具になっているそうです。今まで知らなかったけど、いい歌がいっぱい。

春の相聞
1915番

(あの人が恋しくて雨が降っているかどうかも分からずに雨の中を飛び出して来てしまった)

 この歌の判断は、時代時代の読み手によって違い、江戸時代の学者は、この作者は男でないとおかしいとしたが、現代では女でもおかしくないとしているそうです。万葉時代は現代に近い感覚らしい。

1916番
*今更に君はい行かじ春雨の情を人に人の知らざらなくに
(今更あなたは帰っていかないでしょうね。春雨は私の心を知らないはずはありませんから=雨で男は足止めされている)

1917番
*春雨に衣はいたく通らめや七日し降らば七日来じとや
(温かい春雨は衣を通すほど降りはしないのに7日降ったら7日来ないつもりなの?)

1918番
*梅の花散らす春雨さはに降る旅にや君が庵せるらむ
(梅の頃だから、まだ冷たい春雨が花を散らすほど降っている。旅のあなたは仮の庵で濡れてないかしら?)


風に寄する
2260番
*我妹子は衣にあらなむ秋風の寒きこの頃下に着ましを
(私の恋人は衣だったらなあ。秋風の寒い今だったら下着のように肌を合わせていたい。それに人に秘密でいられるし)

2261番

(寒い夕方は特に人恋しくなるのさ)

雨に寄する
2262番
*秋芽子を散らす長雨の降る頃はひとり起き居て恋ふる夜ぞ多き
(この季節は農繁期で、男女それぞれが働きに出て会えない事が多かったらしい)

2263番
*九月(ながつき)の時雨の雨の山霧のいぶせきわが胸誰を見ば息まむ
(長月の山霧のような胸のもやもや、誰に会ったら霧は晴れるのかしら?)

夜に寄する
2350番
*あしひきの山の嵐は吹かねども君なき夕はかねて寒しも

☆こんなに率直に的確に思いを詠えるって、すごい実力の万葉歌人たちです!








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最終更新日  2011年12月04日 20時34分37秒
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