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Retina II
(1946~1949)
第二次大戦1945年5月8日にドイツは無条件降伏し、終戦後再開第1号のレチナがこのII型です。
レチナにはI型が有りますがこの後の生産になりますIIc 型は更に後の生産です。
レンズのみの違いで数種類が有った様です、私の修理中の物はRetina-Xenon f2/50mm です、恐らく一番の高級機タイプだったと思います。
このカメラはジャンクには絶対にしたくない、理由の一番はレンズが大変綺麗なのです、等級を付ければ最高ランクです、シャツター内部も大変綺麗です、しかし何故か距離環が矢印位置からずれた位置に有ります、従って当てに出来ない、なぜそうなったのか不明です。
レチナIIを分解する方の為に判った事をお知らせします。
以降のレチナはこの様な分解方法は必要が無い。
レチナIIこのカメラの分解は難しい、上部カバーの取り外しもまず普通では出来ない、手順を書きます。
1 巻き戻しダイアルは普通の外し方、後部カバーを開けてフィルム巻き戻し軸の2叉にドライバー等を差し込み、上部ダイアルを時計反対方向に回せば取れます。
2 シャツターボタンの上部が面白い形をしています、ねじ込みです、時計反対方向で外れます、ゴムの薄板で押さえて指先で取れます。
3 上部カバー両端の止めネジを外します。
4 フィルム巻き上げダイアルを操作して巻き上げます、裏蓋を開けてスプロケットを止まるまで回します、この操作をしませんとレチナのシャツターは押せません、つまり2重露光の防止装置なのです、フィルムを入れていないのでこの様な操作に成ります、つまりシャツターが押せる状態にする。
4 巻き上げダイアル、これも実はねじ込みなのです、フィルム室の巻き上げの軸の上部に丸い軸で金属部分が有ります、丸い軸がは対抗面がカットされています、そこを回らない様に押さえます、上部ダイアルに巻き取り方向の矢印が有ります、その反対回しが取れる方向です、外れたら次に上部カバーを外します。
5 以降の表現の右左はカメラ後ろから見ての事です、左側を上がるだけ持ち上げる、右の前面レンズ側を出来るだけ持ち上げる、次にシャツターボタンが上部カバーの前縁に引っかかる様に押し込む、こうすると後ろ方向に数ミリの余裕が出来ます、フィルムカウンターのダイアルを押して後ろ右を少し上げる、ダイアルは中に入ります、次に巻き戻しレバーを押し込みながら上部カバーを右方向に押しながら上にあげる。
この方法以外で部品に無理な力をかけずに外す方法は有りません、上部カバーが外れると、フィルムカウンタダイアルが取れますので外しておく。
以上です。
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