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法喜が語る
2003インド・タイ記
インドの飛行機
今回も安いエアインディアでタイに向かう。毎年のように行っているのだから、マイルのたまるのとか、バンコク発券の航空券を買っていればもっとお得なのかもしれないが・・・・。まあ今回、こんなに早くバンコクに戻って来るとは思っていなかったのだからしょうがない。前回は大学を卒業して就職前の最後の旅行だった。卒業式当日も海外にいた。何を考えてるんだか。しかし卒業式なんかつまらないだけ、そんだったら海外にいるでしょ普通は。わざわざ卒業式に日本に帰りバンコクに戻ってきた友人もいるが。
就職したらまず海外旅行は、難しいからしばらくは行けないかと思っていた。しかし一年経つ前に会社を辞めてしまった。これで5年連続タイに来ていることになる。エアインディアははたして何回目か忘れてしまった。タイへ何回かも数えないとわからん。今までにビーマンバングラディッシュ、ユナイテッドのエコノミー、ノースウエストのビジネスに乗って往復しているが、30日以上だとエアインディアがどうしても一番安くなるから自動的にこの飛行機に乗ることになってしまう。
エアインディアは時々面白いことが起きる。以前友達と乗ったときなんか、スチュワーデスが俺の席に座っているじゃないか、デブのおばちゃんである。搭乗券を見せながら俺の席だと言っているのに、そいつはまあまあと言いながら座り続けていた。しつこく言っていたら、やっとどいた。客の席を占拠するスチュワーデスは他にはみられんだろう。呆れるばかりである。
そもそもエアインディアは毎回チェックが厳しい。飛行機に乗る前も荷物検査をするぐらいである。そのくせスチュワーデスの教育がなっていないということは、緊急自体にいったいどうゆうことになるのか疑問視である。飛行機が傾いたら通路をコーヒーが流れてくるってこともあったぞ。
今回はスチュワーデスの教育という場面を目の当たりにしたが、これもなんなんだと思った。いかついスチュワートがデブのスチュワーデスに指導しているみたいなのだが、教官らしき人はめちゃくちゃ態度悪いし、教わっているほうもぜんぜんあっけらかんとしていて、こんなの飛行機に乗る前にしっかりしといてくれといった感じで、気分が悪くなる。
とにかくエアインディアはただものならぬ飛行機会社である。また乗っている客もすごい。今回バンコクに着いたとき、ある男が荷物入れをあけたら荷物が落ちてきた。そしたらこの開けた男がめちゃくちゃ怒り出した。開けるときに不注意だった自分を棚にあげて、しつこく持ち主のおばさんを怒っていた。飛行機を出ていくときまで。一体インド人ってなんなんだ。
夜中乗ったインディアエアラインなんかは機内サービス攻めで寝る暇を与えず、早朝バンコクに寝不足でついたし。なんで普通なら睡眠時間に頻繁にサービスするんだ?嫌がらせとしか思えない。
インド人とは関係ないが、バンコクの街中のツーリストイフォメーションでエアインディアの事務所を聞いたら、住所を書いてくれたので、ここはナナの近くだよねと聞いたら違うといわれた。確か前回ナナの近くだったような気がしたが、また移動したのかなと思いタクシーの運転手に行き先を見せたらわからんといってくるじゃないか。仕方なくインフォメーションでタイ語にしてもららい、タクシーで飛ばしたら。運転手がこの住所はないといってくるじゃないか。そんなことは俺は知らん。運転手がビルの名前を頼りになんとか見つけてくれたが、やっぱりエアインディアの事務所はナナにあった。なんでツーリストインフォメーションで嘘を教えるのか理解不能。タクシー代は10倍かかった。
ツーリストインフォメーションの情報もいいかげんだったのだが、そもそも一般のタイ人は英語の住所が理解できない。なんで英語の住所ぐらいわからんのだ。これで俺はひどい目にあった。料理学校に行きたくて直近くまで来ていたが、場所がわからなく近くの人に尋ねてみた。しかしこんな場所はないとか、わからないとか言ってくる。しょうがないので日本料理ZENで聞いて、モトサイに説明してもらい連れていってもらった。しかしこれがかなり想像とは違うところに連れて行かれ、駐車場にとまり以前ここにあったと言ってくるではないか。そんなばかな。近くの本屋に入り聞いたら、ここが親切なところで電話で聞いてくれてやっと料理学校に向かうことが出来た。そしたら最初に聞いたZENの近くではないか、一体俺は何をやっていたんだ。ソイの番号で住所が書いてあれば一発でわかるのに、とんだ手間をかけてしまった。
タイにはかなりのインド人が来ているのだが、インドルピーっていうのは信用がないらしく、街中でルピーは両替できないし。空港でもかなりレートが悪い。インドは頭の痛くなる国だ。
サル
突然だが俺はサルが好きである。別に小学生のときにサルまででうけたからとかそうゆうことではなしに、純粋に好きなのである。ちなみに狼やらくだ科の動物も好きなのだが、今回はそのことには触れずにサルにしぼる。
サルがどのくらい好きかというのを、昔渋谷の某デパートのペット売り場にリスざるがいたときの話で説明しよう。このリスざるは売り出されてから結構買い手がいなく、俺は少なくても半年以上は知り合いであった。狭い小屋に一人リスざるは孤独な生活をしていた。しまいにその生活のせいで自閉症気味になりつつあったのだが。小屋の中にはゴリラのぬいぐるみがぶらさがっていて、こいつが唯一の遊び相手兼ストレス発散相手であった。さるは背中が痒い時、自分の手を使わず、ゴリラの手をつかんで掻かせようとしていた。もちろんサルが手をとめればゴリラの手はとまる。しかしサルはゴリラが手をとめると怒るのである。完全に精神病に足を踏み込みそうな勢いで。いや人間だったら完全に病気の域だ。
俺はそんなサルを、休みの毎に見に行っていた。ある時キョロちゃんのギロを持っていって、店員を目を顧みず音を出したらサルはゴリラの鈴を振り回し大ハッスルし、俺といっしょに音楽を演奏した。
しかしそんなサルも俺がメキシコ旅行から帰ってきていたらいなくなってしまった。俺は思わず店員に聞いたら、なんと無事に飼い主が見つかったというのである。これには驚き、嬉しくそして悲しい思いをした。しかし買った人は大変だろうなーなんて余分な心配までした。まあこんな例じゃよくわからないような気がするが、それぐらいサルが好きなのである。
ここで旅行に話を戻して。タイへ行く俺の目的にサルに会うというのが含まれている。その他には海に行くとかトレッキングに行くとかあるのだが、サルはかなり高いランキングに入っている。サルと遊べるポイントにホアヒンとロッブリーがある。ロッブリーは2回程訪れたが、どうもここのサルどもは街中で暮らしているせいか非常にすれている。まるでセンター街に居る女子高生みたいである。以前日本のテレビでも迷惑ざるが放映された気もする。こいつらは食べ物はもちろん、メガネやカメラまでひったくっていくのである。遺跡にいるのでカメラアングルは最高だが、人が多いのでゆっくりサルと遊ぶこともできないので、2回しか訪れていない。ちなみにロッブリーは遺跡の町アユタヤからバスですぐに行ける。鉄道も通っているので便利ではある。郊外にはエイズの患者を受けいれている寺があり、なかなかロップリーは知名度が高い町でもある。俺の友達は現地の小学生ぐらいの女の子にナンパされていた。
俺が毎年必ず訪れるところ、一回の旅行で2度訪れたこともあるホアヒンが俺のサルライフには欠かせないところである。バンコク南バスターミナルから4時間弱。王室の離宮があるビーチリゾート。サルはタウンからソンテウで20分ぐらいカオタキアッブにいる。ここは海の面した岩山。サルが山から降りてきて海で海藻を食べる。
俺がはじめてタイに行った時、指の折れた仔ザルがいた。そのサルが翌年行った時も居たのである。これにはびっくり。成長しても指が折れていたので直にわかったのである。まさに運命的な再開。周りの風景はスローモーションになっていたような気がする。奴も俺のことを忘れていなかったのか、前回と同じく俺のひざの上で、俺が持ってきたバナナを食べた。
ちなみにここに居るサルたちはお腹がいっぱいで食べたくなくても、餌を受け取り口の中にいれる。そしてホゲーと出すのである。バナナばかり食べていると気持ち悪くなるらしく、ピーナッツと併用すると良い事を俺も2回目以降学習した。それでも彼らは時々海のほうに行って海藻を食べて、口のまったりを治していた。
俺は寺から海のほうに下っていって、海の岩の上でいつもサルに餌をあげて海を見ていた。遠くで見ている外国人なんかは俺の写真まで撮っているやつがいた。多分俺を見ていた人はサルと遊んでいるので、現地人かと思っていたのだろう。3年目に来たときこのサルにあえなく寂しい思いもしたが、4年目もタウンで餌を買って訪れた。しかしこのころからこのカオタキアッブの寺が拡張工事をはじめてなんと俺がいつも行っていたスポットには行けなくなってしまった。そして今年はシェパードがいた餌屋も寺に変わっていた。しかもよりによって中国寺院である。
餌屋のシェパードは初対面のとき、かまれるかと思ってすごくびっくりした思い出がある。この犬はサルよけのために飼っていたらしい。はじめ俺はこの犬に腕をかまれ店までひっぱられ、餌を買う羽目になったのである。
毎回サルの写真をここで大量に撮るのだが、今年はサルのダイビングを撮ろうと必死になった。この時股にばれないように餌を隠していたら、サルにばれてしまいサルから奪われそうになった。奪われるといっても別に貞操の危機とかではなく餌なのだが。しかしサルが取れないとわかると攻撃してきたのである。このサルはさっきも威嚇してきたサルだ。怒って反撃したら、かみついて来やがった。俺の右腕にはサルの牙の跡。手に持っていたペットボトルは池の中に。俺がかまれたところを吸って、血をはいているのにも気にせず、そのかみついてきたサルはペットボトルに牙で穴を開けて、ジュースを平然と飲んでいた。
以前は噛みついてくる事はなかったのに。人間の開発がサルの生活の場を不敏にしているのはわかるが、何もそのやつあたりを受けるなんてなんて考えながら。くっそーーと思った。
バンコクでは年間今でも10人は狂犬病で死ぬらしい。日本だって狂犬病で死んでいるひとがいる。世界中に広がる発病したら確実に死ぬ病気の一種である。サルに噛まれて死にたくは無い。そこでバンコク在住の料理研究化佐々木さんにサルにかまれたと言ったら、サルにかまれた日本人は聞いたことないけど狂犬病になるかもしれないから病院に行けとアドバイスされた。
俺は毎回海外旅行保険に入っていないので、帰国後予防接種を受けることにした。そしたらそこの医者は「どうせまた海外に行くんでしょ破傷風の注射もやっちゃいましょう。これは10年もつから」なんて破傷風の注射も打つことになった。しかし狂犬病は噛まれる毎に打たないといけない。くそーー次回は先手必勝で噛みつこうと思ったのに。
税関の人にサルに噛まれたんですけどと言ったら、検閲まで連れていてくれた。でもその人は医者に「サルに噛まれた人連れてきたけど、俺には何もうつらないよね?」なんて質問していた。俺は思わず噛みついてやろうかと思った。そしたらその人驚いただろうに。
インドの面白いところは、街中でもサルや牛が生活しているところにある。サルどもは屋根から屋根へと移動して洗濯物で遊んだりしている。人間とうまい具合に共存しているところがうらやましい。
インドの動物園では動物以上に、それを見ているインド人のほうが面白かったりする。檻の中のサル以上に野生的なインド人、俺はあなたを檻に入れたいよって気持ちにさせる。
「なんでサルの檻の外にサルがいるんだ?」なんて不思議な光景もある。
インドの動物園が出たついでに、普通動物園っていうのは家族ずれなどがのんびりするところのはず。それにはサンドイッチやお菓子など必要不可欠である。しかしデリーの動物園は、入り口でボディーチェックをされ食べ物は持ちこみ禁止。中にも飲食の施設がないのである。これでは本当に動物を見るだけしか出来ない。楽しさも半減ではないのかな?俺は入り口でピーナッツを注意され、ひたすら食って園内に入った。俺が食いつづけている間にも、インド人の家族連れがバナナを食いつづけていた。動物にあげるのだけ禁止すればいいのに、しかしそこはインド人、そんななまやさしいことは言ってられないのである。
インドのトイレ
インドで用をたす。中国のように扉がないとか、下で豚が待っているとかそんなじゃない。インドの大地そのものがインドではトイレなのである。牛や犬のようにインド人は野糞を楽しんでいる。
以前ボリビアのメイン通りで子供が野糞しているのには驚いたが、インドではあちこちで野糞をしている光景にあう。臭く不衛生なトイレでするよりそよ風の吹く解放感のある野原でしたほうが気持ちいのはわかるが、たっしょんとは違うのである。
野原でしゃがんでいる男と目があうと、こちらまで気まずくなるではないか。別に隠す様子もなくペニスをだらんとしながら、平然と大便をする男。インドの女性はこれをどう思っているのだろうか?街中で落ちている大便が犬のだか、我々と同種のだか区別がつかない。しかし野原で大便をするのは大目に見てもいいだろう。だって他の動物もしているのだから。だからといって美しい海岸で野糞するのは俺には許せない。うんこの浮いているビーチなんて、なまこのいるビーチよりおぞましい。最低のビーチである。潮の満ち引きでうんこが行ったり着たりするビーチを、綺麗だと思うやつがいるか?泳ぎたいと思うやつがいるか?確かにインド人はあまり泳ぐことはしない。それでも観光地化してるのだから・・・。インド人だってタイのビーチで楽しんでいるではないか?インドの皆様、大便は人に見られないところでしましょう。
タイのトイレ
インドのトイレが出たついでに、タイのトイレの話題もしましょう。タイのトイレは比較的清潔である。洋式便器はあるが便座がないということもある。そもそも洋式便座はタイ式トイレの作法がうまく出来ない。タイ式は用をたした後、桶かホースでお尻を手で洗う。これが紙で拭くだけよりもよっぽど清潔で気持ちいいことか。洋式便座だとうまくお尻が洗いにくいし、水があちこちに飛び散る。タイ式トイレの作法では洋式は不便でしょうがない。
最近タイ式ではノブで水を流す方法がはやっているが、少し前のタイ式は用を足した後、お尻を洗った桶で水をばしゃんとして水圧で流すのである。よくこんな水で流れると思うが意外に流れてくれる。
タイ料理を食べると便がよく出る私は、時々心配になるときがあるが、そのときはそのときで流れなかったらマイペンライである。観光客なんかホテルの外でこのトイレに出くわすと流し方がわからないのでそのまま出てくる人もいる。バリバリに決めている女性でも平然とトイレから出てきて、友達と何もなかったかのように観光を再開する。
熱い穴
日本で辛いものを食べても、腸がしっかり働いてくれる。しかしタイの辛さ抜群の料理を食べると、翌日しっかりおまけがついてくる。タイのおいしい辛さは口とお尻で二度ホットなのである。
タイ人に言わせると唐辛子は辛さを楽しむよりも匂いを楽しむらしい。確かにタイには、唐辛子が様々な種類豊富にある。タイの唐辛子は、タイの太陽のエネルギーを沢山吸収してうまいのである。タイの唐辛子を日本に持ってきて育てても貧弱な辛さになってしまう。唐辛子ひとつ取ってみても、その土地のうまいものはその土地で取れたものにかぎるということがわかる。
話を戻して、以前タイで知り合った人でお尻が痛くて何か怪しい病気かと思い心配していた人がいた。その人はまさか唐辛子の辛さがお尻から出ていくときも働くとは知らなかったのである。二度楽しめるタイの唐辛子を教えたらその人は安心していた。ひょっとしたらこの辛さは便秘にも利くかもしれない。日本では辛いものを食べるとお通じによくないと言うが、お尻がホットになればうんこもよく出るのではないか?
キンマ
嗜好品の一つキンマをご存知だろうか?アジアでは良く見られる。シンガポールなんかの綺麗な町でもインド人街にはしっかりと跡が見られる。私はキンマが嫌いである。タバコなども路上に捨てるやからがいるから嫌いなのだが。キンマは必ず、赤い唾をはく。しかも公共の路上にである。車なんかからはいてくるばか者もいる。それこそかかったら喧嘩ものである。キンマの赤は、歯の色まで赤にするので汚らしい。私がはじめてキンマを見たのはシンガポール。町中に赤い唾。一体何事かと思いびっくりした記憶があります。タバコもキンマも人に迷惑をかけないようにする分には文句はないが、公衆の面前では勘弁してください。
旅の荷物
鞄の中身はペンタックスMZ5、三脚、28~200と50mmのレンズ、フィルム22本、地球の歩き方、メモとボールペン、デジカメのみ。財布、貴重品入れは見に付けて。服装はサンダル、長ズボン、Tシャツ、キャメルのシャツ、トレーナー二枚、パーカー。
ドンムアンに 着いたらパーカー、トレーナー二枚はゴミ箱へ。着ている服は帰国時にはすべて現地仕様になって帰ってくる。基本的に私の荷物は現地調達である。旅行中荷物ほどうざいものはない。特に移動中は肩は痛いし、汗もでる。自由が抑圧される。だから荷物は少なければ少ない方が良い。2リットルぐらいの容積の鞄でここ数回は旅行している。これだけ荷物が少ないと、飛行場のカウンターやゲストハウスで、荷物はと聞かれる。特に航空会社のカウンターでは何回も。そして不思議な顔をされる。
よく大きなバックパッカーを担いでいる人が居るが、なんであんな大荷物になるんだ?あんなの移動が面倒になるだけ。未だに俺には理解できない。確かにお土産とか買えば荷物が増えるが、はじめからあの量はないだろう。
昔俺は、メキシコから帰ってくるとき40キロの大荷物を持って帰ってきたことがある。更にボリビアからは40キロを送って、60キロの荷物を持って帰ってきたことがある。あの時は本当に移動が面倒だった。ほんの10メートル進むのにも息をきらした。身軽が一番である。
ドンムアン
ドンムアンの空港を出ると、大道りを挟んで鉄道が走っている。なんとこの電車を利用すれば5バーツで市内へ。いや大通りを走っているバスを利用すれば3,5バーツで市内に行けるのである。インターナショナルエアポートからこんな値段で市内に行けるなんてなんてバンコクは便利なことか。飛行場の中にはコンビにまであるし。流石、観光先進国。
ちなみに私は鉄道で市内に行くのが好きなのである。席には座らず、乗車口に座って外の景色を見ながら、タイに来たんだなーと感じる。タイの生暖かい空気が体を包みつつ、風が嫌味な暑さを感じさせない。線路の脇では、犬や鶏、子供たちが遊んでいる。緑豊かな首都バンコク。
だが今回は列車が1時間後というので、バスを利用。バスで市内に入ると、鉄道のように景色を楽しむことが出来ないが、バンコクはバスの路線がはりめぐらされており、バスの路線さえ知っていれば、移動がとても便利なのである。これだけバスが発達している国も珍しいだろう。
不思議なことにドンムアンの滑走路の間にはゴルフコースがある。音がうるさくないのだろうか?いやその前に空港のセキュリティーはどうなっているんだ?飛行機が通るときは打たなければいいとかそうゆう問題ではないような気がする。世界の他の国でゴルフ場のあるインターナショナルエアポート知っている人いますか?流石タイである。ちなみにこの空港には軍用機もいます。
こんなドンムアンですが、なんでも新空港が予定されているらしく、この先どのようになっていくのでしょうか?新空港が予定されているにもかかわらず、ドンムアンは改装工事をしています。
ファッション
制服は自分の好みで。タイの制服はバリエーションが豊富です。なんでも基本さえあっていれば、自分の好きなタイプを着ていいらしい。基本的に白のシャツ、黒のスカートが制服です。女の子はぴっちりした服が好みらしいく、かなり悩ましげにみえます。しかし熱帯では、いやらしくみえません。
最近何でもべトナムに、アオザイを見に行く親父がいるそうですが。アオザイはチャイナドレスのセ-ラ服バージョンみたいなものです。純白の布に包まれた、華奢なベトナム少女がたまらないのでしょう。純白なだけに雨が降ったら大変です。これはタイのブラウスにも当てはまりますけど。農家でなくても、男どもにとっては雨が降れば至福の雨になってしまいます。
サリーはパンツTシャツの上に巻きつける長い布ですが、あれは面白い服です。若い綺麗な女性が着れば、本当に色っぽい服になります。おばちゃんが着れば、自己主張になります。アフリカやインドではふくよかな女性が好まれます。また裕福な人はふくよかでなければなりません。そこでこの民族衣装サリーが役に立ちます。パンツとTシャツの隙間、へそ近辺は無防備です。ご婦人方はお腹が冷えるので体には悪いのかも知れません。
しかし隙間からはみでた肉はサリーによってチラリズムをうみます。まるでスカートの中のように。はみでた肉は恥部ではなくて、色っぽさなのであります。ここで断っておきますが私はでぶ専ではありません。私だって出来れば若いこの恥部をみたいです。サリーというのは、一生着れるファッションであってまさに万能です。最近はパンジャビードレスが浸透しつつあります。たしかにゆったりしていて、着やすく動きやすいのは事実です。洋服やパンジャビードレスに脅かされ、サリーは生き抜いて行く事が出来るのでしょうか?
歩くのが嫌い
タイがあれほど移動機関を発達したのはタイ人の気質にある。日本ではタクシー、バスが道路での公共の移動機関である。バス停から目的地までは、歩くのが普通である。しかしタイではタクシー、くまなく走る多種のバス、トゥクトゥク、モトサイ、ソンテウがある。タイ人はバス停から降りたらモトサイで目的地の前まで行く。基本的にタイ人は歩くことが嫌いである。確かに日差しが強く暑いので歩くのはつらいが、少しの距離でも歩くことを避けたいと考えている節がある。
以前高田馬場でタイ語を習っているときに、打ち上げで駅前のタイ料理屋に行こうということになって歩いているときに、タイ人の先生が「どのくらい歩くの?」と聞いてきたので、「10分ぐらい」と言ったら、すごくやな顔をしていた。たかが10分、しかも日本で。
地方に行くとバイクを乗って通学する小学生なんかも見られる。とても日本では考えられない。しかも警察も多めに見ている。しょうがな勉強しに行くのだからと。
タイでの映画鑑賞
100バーツ。これはタイの映画館の料金である。映画が世界一高い日本からくるととても安く感じられる。100バーツといえば屋台でラーメンが5杯食べられるから、タイ人にしては高いのかもしれない。しかし日本は1800円。日本で1回観る料金でタイでは6回も観られるのである。これは観ないてはない。今回映画のはしごなんて日本では決してしない荒技をした。一つ目が終わって10分しないうちに二つ目が。今回は合計10本近くの映画を観て見た映画の題名などはもう覚えていない。
ハリウッドの映画などは日本より早く観られるのでいい気持ちである。タイ映画もなかなか面白く、今回はアタックナンバーハーフ2など日本でも公開された映画の続編も観てきた。今回タイ映画で面白かったのは、おかまのチアリーダーのと象と子供の話である。タイではおかま映画と、お化けの映画のジャンルが出来るほど人気がある。
タイでの映画館ですごいところは、まず日本と違って国王は偉大なお方である。日本で天皇をどうのこうのと言うと、直に右翼のように言われかねないが、タイでは日々国王の存在を感じることが出来る。これが映画館でもである。映画の本篇に入る前に、国歌と国王の映像が流れ、皆立ち上がって国王への敬いの気持ちを表す時間がある。
そして二つ目は字幕があることである。なんの字幕かって?英語の字幕である。流石観光先進国、外国人の人にもタイの映画が観れるようにである。外国人がわかりやすいのみならず、タイ人も英語が勉強できる。他の国でこれほどサービスのいい国はあるだろうか。三つ目に全ての席は指定席。チケットの購入時に座席指定をして買うので、席の取りあいなどもなく、落ち着いて自分の席に座れる。後、席が前後ずれているので、頭が邪魔ということはあまりない。ペアシートなどもあって、下手に高い日本の映画館に見習ってもらいたい。
ハイネケン
タイでビールといえばシンハである。おっとチャーンだと反論がきそうだが、シンハは日本で言うエビスみたいな地位にあるだろう。以前私はビールなど腹の膨れる飲み物は好きではなかった。しかしタイでシンハを飲んだときに考えが変わった。タイではビールに氷を入れて飲むという方法がある。これをするとビールは程よい微炭酸になるうえに、アルコールの度数も減り、冷たくておいしいのである。シンハなど国産のなかの高いランクのビールで、これをやるのはもったいないような気がする。そのときはチャーンがあるではないか。
最近はレオなど安価なビールもある。これはシンハがチャーンの巻き返しに対抗するために作ったらしいが、まずいから問題外。度数の高いのを決めたければ、メコンウイスキーがある。ウイスキーとは名ばかりだが、タイではこれもまたいけるのである。大体はコーラで割ってるので、味などは気にしていないのだが。
タイもかなり裕福になり、輸入ビールブームになってきている。日本でのバドワイザーの時のように、いやそれ以上に、ハイネケンの浸透がうかがえる。ハイネケンは確かに割高である。しかし宣伝力でハイネケンという銘柄が人気商品になりつつある。CMのセンスがまた憎たらしいほどよいので、ビールを格好良く飲み時には、欠かせない銘柄になってしまったようなきがする。タイ人が好んで飲むのは許せるが、せっかくタイに来ている外国人まで飲むのはいただけない。日本でシンハいくらしますか?タイに来ているのだから、タイのものを飲んだり食べてりしましょう。
ちなみに私は中国ビール青島の株主です。日本で販売権を持っている大手の某ビール会社さんもっと宣伝してください。ハイネケンみたいに。よろしくお願いします。
中国人
世界中に居ない所はない中国人。世界は中国人抜きに語られない。中国人の星地球。なんて考えていたら、そろそろインド人が中国の人口を抜くらしい。インド人の進出もなかなか侮れない。イギリスには中華と肩を並べるほどインド料理屋がある。
インド人も中国人も自己主張がつよい。自己を強くアピールしないと周りがうるさいので存在感が薄くなる。あれだけの人がいる国なのだから、しょうがないことなのかもしれない。世界中にに散らばる華僑、中華系人間は遠く異国の土地で生きていくために本国よりも自己主張をし、がめつく厄介になっている。ただでさえがめつい、いや生命力があると言ったほうがいいのかもしれないが、海外にいる人たちの印象が更に強いのでイメージが悪い。だから本当は素朴でいい人かもしれないが、私はちと苦手な人達である。
パタヤと言えば中華系の団体ツアー客が沢山訪れているところである。スピードボートで30分そこに浮かぶラン島はバンコクから一番近い美しい島である。パタヤ自体のビーチは狭くうるさいのでくつろげないが、ラン島はそこそこいける。最近は芋洗いに近くなりつつありますが・・・
こんなビーチリゾートで恥ずかしい格好をしている人達がいます。それは中国の親父です。なんで彼らは水着をきないのでしょうか?おっとこうかくとフルチンでいるみたいので誤解を招くかもしれません。フルチンならそれで面白いのですが。彼は下着で泳いでいるのです。女性の下着と違ってあくまでも男性の下着は目に触れてはいけないのであり
ます。そう女性の下着は見せるもので男性のは見せてはいけないものなのです。なんでよりによって砂の上でぼーとしている私の視界に、下着姿の中国人が入ってくるのでしょうか?極楽気分も台無しです。しかも必ずと言っていいほどブリーフ姿で登場してくれます。奥さんや連れの人注意してあげてください。
ビーチから気分を害して帰ってきた私に更なるいやがらせが。中国人は並びませんこれは世界の常識です。そのぐらいでは流石に驚きません。しかし今回は頭にきました。マクドナルドでいつものように中国人に横入りされました。普通の出来事です。しかしそのまま我慢して自分番になり注文して待っていたら、その中国人がトレーをもって行く時の僕にぶつかりました。中国人が来る前から俺はそこで注文するために並んでいたところで。普通ぶつかったほうが謝るのが常識のような気がします。しかも横はいりまでしているくせして。だがこの中国人は逆ギレです。俺はめちゃくちゃ怒鳴られました。意味不明です。あたりやだったのでしょうか?おばさんの。なんで穏やかに物事を進めることが出来ないのでしょうか?自分の非を認めず、怒りだす中国人にはあきれて物がいえません。それを見ていた子供は大人になったら同じことを繰り返し、悪循環なような気がします。
バンコクというのは中華系の血が結構入っているところです。純粋のタイ人は少ないとまで言われるぐらいです。中国人の世界征服は目の前かもしれません。だけれども事件が起きました。そう新たな病原菌が中国で発生しました。自然界では増えすぎた生き物は遺伝子の働きでアポトーシスが始まります。自然界での適正数になるように、増えすぎたものは減ります。例えば自殺をしなくても、増えすぎた小動物はそれを食べる動物も餌が増えたのだから増えます。しかし捕食者が増えると被食者は減ります。餌が減ればそれを食べる動物も減ります。そして両者は適数になるのです。そんなわけで増えすぎた中国人は自然界の摂理にのっとって・・・
エロ
私が世界でこよなく愛する国はスペインとタイです。別にスケベだからではありません。なぜこのようなことを言いだしたかといいますと。なんでもスペインはヨーロッパで一番そちらの産業が発達しているらしいです。ホモの楽園とまで言われているぐらいです。そこで私は「ん?」となりました。そう言えばタイもレディーボーイやらホモの楽園だ。エッチな店も数多く発達している。流石に表では仏教国としてお硬い。だって乳首にモザイクかけるぐらいだが。しかしSEXが氾濫しているではないか。風俗では日本のように本番禁止も少ない。エロビデオ屋では、カップルや坊さんまで物色しているし。何よりもコンビニの一等地にコンドームが置かれている。その横にはローションまで。私が思うにタイでコンドームはかなりの需要があると思う。外国人も含めて。
スペインはカトリック、タイは仏教である。まったく違う歴史を持っている。そこで考えてみた。共通するのはどちらの国民も、おちゃらけと言っては失礼だが楽しんで生活しているようにみえる。俺にはスペイン人もタイ人も同じ匂いがするのである。
アフリカやフランスからスペインに入ると落ち着く。またタイも同様である。エロがオープンな人たちはおおらかでひたしみがこめる。幸い両国とも観光立国で非常に旅行がしやすい。
タイ、スペイン両方好きと言うことは一体・・・・
死体
形は違いますが、死体が身近に感じられるのはインドもタイも共通しています。人間が普通に生活していれば、極ありきたりな現象が生と死です。これがなければ人間は語れませんし、宗教もありえません。しかし今私か暮らしている日本での生活は、生と死を身近で強く感じることは稀です。多くの人間が共同生活しているのに、都心で直面することはめったにない現象です。家族の小さな日本ではなおさら身内が少ないので確率も低いです。大家族の場合は、頻繁に生死をまのあたりにします。日本で人が死んでも、関係者以外はまったく気が付きません。
ところがインドでは生活が濃いといいましょうか。生死が身近にあります。日本の火葬場はコンピュータ化され、死体が焼けていくところを目にすることは困難でしょう。しかしインドでは蒔きに火を付け目の前で燃え尽きるまで眺めています。バナラシの火葬場は非常に有名です。身内が燃えてなくなっていきます。その脇では犬が焼肉を待っています。うまく人肉をゲット出来た犬は、その身内の横で食べています。不思議な光景です。大切な人が犬に食べられるなんて。火葬中は涙を見せてはいけません。泣くのなら死体の前でなくて、家に帰ってからだそうです。火葬場では明るい声の音楽が流れています。
夜、私がまじかで見ているときに停電があって、音楽、照明がぷっつと切れたとき、暗闇のなか死体が燃えていました。考えさせられる時間です。火葬場の裏には怪しい薬屋があります。死を待っている人も居ます。ここで焼かれるには日本円で2万円以上かかるそうです。なんでも特別な木材を使ってるそうです。2時間ぐらいで焼けるそうです。妊婦や蛇に噛まれた人は燃やしてもらえません。河に沈められてイルカの餌になるそうです。身寄りのない死体などはエレクトロニックの火葬場で焼かれるそうです。河には死体が浮いていました。街中には死体を担いだ行列が進んでいます。人の死がこれだけ近いところは私は知りません。
タイではこのような光景は見られません。しかし雑誌や新聞の表紙は死体が飾っています。タイ人はどうやら死体に無頓着のようです。私が乗ったバスの中で流していたビデオは食人の話でした。真昼間、家族連れもいるこのバスの中で人が人に食われている映像を見てPTAはどう思うでしょうか?親の横で子供は映像を見ています。女の子も見ています。不思議な光景です。
タイ女性と白人男性
タイでもカーストらしいものがあるらしい。カーストの低い女性はタイ人同士では貧乏なままである。しかし外国人との結婚にはカーストは関係無いらしい。そう良い外国人男性とめぐり合えば、将来明るいのである。そんな出会いの場がバービアやゴーゴーバーである。一夜の共で終わってしまうことが多いが、運良ければ結ばれることも。
そもそもゴーゴーバーに行く白人は金持ちである。日本のバックパッカーはゴーゴーバーに行くが、お金がない白人のバックパッカーはあまりそうゆうところにはいかず、パッカー同士ではめ合っている。健全なやつらだ。
ゴーゴーバーは意外に金がかかるが、バービアで遊ぶ分には低賃金で女のことバカンスに行くことが可能になる。バービアの女の子を連れた白人と、結構タイですれ違う。ビーチなんかで一人で居るとうらやましいほどである。彼らは合理的に遊んでいるのである。タイ語のわかる女のこと行動を共にすることによって、昼も楽しめるし夜も楽しんでいるのである。
そうこうしているの男と女に恋が芽生えるのだろうか?白人男性は一人余生を楽しもうとしている高齢者である場合が多い。一人で暮らすよりは、やはりパートナーが居たほうが楽しい。タイ人女は生活が保証される。これで契約成立である。白人が連れているタイ人女はおばちゃんが多いのは、やはりある程度落ち着いているからなのであろう。
日本人が連れている女のこと白人の連れている女は明らかに違う系統である。
タクシーの中
お祈りの時間か?突然お線香を車の中に備え付け、火をつけだした。室内に線香の香りがひろがる。線香を立て直す。仏のカードや仏像が飾られているのは今までに何度も見てきた。教会の前を通るときに十字を切るのもみてきた。しかしタクシーの中でお客が居るのに線香をたきだすのは初めてだ。灰が落ちるのも気にせず、線香の香りを楽しんでいるのか。流石インドである。
普通タクシーの中は禁煙のはず。バスの中だって禁煙である。しかし運転手は平気な顔をしてタバコに火をつける。禁煙は乗車客のみ。そんな事ってありなのだろうか。不思議だ、お客は黙っている。そうバスもタクシーも運転手の物。運転手は何をしてもいいのだろう。
インドのタクシーはインド国産車である。とんでもないポンコツタクシーが未だに走り続けている。しかしメキシコのワーゲンタクシーよりはまだましのレベルだ。ボリビアなんか日本車の中古タクシーである。しかもわざわざ右ハンドルを左に代えてある。しかしここで間違えてはいけない、ハンドルが代えてあると言っても、ハンドルのみが代わっているのである。と言うことは、メーターなどはそのまま。まさしく右からハンドルをひっこ抜いて左に挿しただけ。そしてアクセル、ブレーキなども左に。別にメーターが右にあったって心配しなくてはいい。だってもともと動いていないのだから。
インドのタクシーは国産なのでそうゆう面白いことはないので残念。インドのタクシーは高い。しかも怪しい、面倒臭い。だから俺はあまり好きではない。
インドの道路は危険極まりなく、接触なんか頻繁に起こる。日常茶飯事だ。何を考えているのか。道路は弱肉強食。割り込みなんかあたりまえ。性格がそのまま運転に。こんな危ない道路では俺は運転したくない。
タイのタクシーはすばらしい。冷房ガンガンかけ。しかも日本車の新車を使っているので、乗り心地は日本と同じなのである。一昔前は、走りや仕様のタクシーなんかも走っていた。乗ったらびっくり、低音を響かしながら突っ走るのである。ハンドルなんかも何故か、直径20Cmしかないようなへんてこなのが付いている。そんな時代は過ぎ去り、タイが日本化していくのが少し寂しいのは俺だけだろうか?
興奮するインド女
インド人。男も女も何考えているんだか。今回パッポンゴーゴーバーでみたインド人カップルは面白かった。そこでゴーゴーバーを知らない人の為にまずはゴーゴーバーの事を説明しよう。
ゴーゴーバーはタイの性を語る上で欠かせない店である。ゴーゴーバーはアメリカ兵士が休暇でタイに上陸したときに兵士の為に出来た施設みたいなものである。ようするに兵士の相手をする女の子の供給源である。タイの風俗はアメリカによって急成長したようなものだ。性関係で年間どれだけのお金がタイに落とされるのか。これはとんでもない額なのである。パタヤの沖に空母が寄るとき、パタヤの町は、羽目をはずした兵士で盛り上がることになる。今回イラクから帰還する兵士たちは、タイによるだろう。戦争のストレスはここではけられ、本国には持っていかない。本国に持っていくのは性病のみである。まったく皮肉なものだ。性病をタイに運んだアメリカ人の性病をまたアメリカ人が本国に持って帰るなんて。タイ人を挟んでアメリカ人同士が病気を移しあっている。しかしその中間のタイ人がかわいそうである。
ゴーゴーバーの基本的システムは、まず店に入ってドリンクを注文するところから始まる。ドリンクの値段は100バーツ前後。サービスタイムなんかは30バーツの激安店もある。ドリンクさえ頼めば、店で飲んでいる限りは追加料金はいらない。
ステージの上では女の子が水着または下着で踊っている。しかし店によってはブラをしてなかったり、全裸の店もあるが基本的には下着で踊っている。踊っていると言ってもくねくねしているのが普通である。棒につかまって音楽にあわせくねくねしているのである。女の子は18時ごろ出勤して、閉店の2時まで交代しながら踊る。踊っていないときは客のところに来てコーラをせがむ。コーラをいただければチップが女の子に入るからである。このコーラ攻撃がとてもうざいのだが、これが禁止の店もある。この攻撃をかわせれば、自分のドリンク代のみで、女の子のダンスを見つづけることが出来る。
ショータイムのある店もあって、あそこに吹き矢をいれて風船を割ったり、たまごを出し入れしたり、色っぽいダンスをしたり、レズビアンショーをしたりどこもにたりよったりのショーをしている。またずーっとショーをしているみせもある。
お酒を飲みつつ女の子を見ていて、気に入った子がいれば、付けている番号をウエートレスにいって呼んでもらうことが出来る。そのときはドリンクを頼んであげて、横に座らせて話やおさわりまでできる。だいたい女の子のドリンクは80バーツほどで、半分ちかく女の子に入ることになっている。踊り子の基本的月給は5000バーツ。それにチップがプラスされる。しかしこの仕事休みがほとんど無いのが現状。月に一日しか無い店などざらにある。だから女の子はよりお金を稼ごうとする。そうゴーゴーバーは名前のとおり、ゴーゴーできるのである。連れだしバーである。店には500バーツ前後の連れだし料を払えば店には関係無く外で遊ぶことが出来る。そこで女の子へのチップだがショートで1000~1500バーツ、ロングで1500~2500バーツである。このチップで荒稼ぎしている女の子なんか、月に50000バーツ以上稼ぐ子もいる。これはタイではとんでもない額である。日本円にしたら15万円、タイでの大卒初任給の半年分以上。流石夜の仕事である。小学校しか出ていない女の子がこれだけ稼ぐなんて。ま、これだけ稼ぐには生まれ持った外見が無くてはだめだが。
ゴーゴーバーは女の子にとって安定収入プラスアルファーが得られるところ。だから貧乏な農村からバンコクのゴーゴーバーに仕事に来る。親には嘘を付いて。
そんなゴーゴーバーには今や兵士以外にも、白人のほか日本人やインド人まで訪れる。女の子いわく日本人の客が一番楽らしい。
そして今回ゴーゴーバーで目撃したインド人の話をしよう。白人がお金をばらまいているのを見たときは面白かったが、今回はそれ以上にドキドキさせられた。たまたま俺が一人でメコンを飲んでいるときに起こった出来事である。俺はタイ人に似ているらしくて、ゴーゴーバーの女の子の攻撃を受けることが少ないので、静かに飲める。インド人カップルが俺の隣に座った。それまでは普通である。男が女の子を呼んで話している分には良かった。しかしこのスケベなインド男性は妻の横でおさわりをはじめたのである。流石に嫉妬深いインド人女、スイッチが入ってしまったらしい。タイ人女の子が席から離れたら、妻が嫉妬して欲情しだした。旦那に自らの胸をもませ始めたのである。肉のたるんだ胸をもむ旦那。ますます欲情する妻。洋服の中に手を入れさせもませている。完全に酔ってしまった妻は下半身にも手を移して。そして旦那の下半身に顔をうめる。流石に周りが気になるのか。たしかにバーの女の子が面白がっている。しかし顔をあげたこと思うと、胸をはだけたのである。旦那はもうどうしていいのやら。妻はもうスタンバイOK。早くはめたいオーラを放っている。早くホテルに帰らないと何をしでかすかわからない。タイの女の子の引き締まった体を横目に、肉の塊化した妻を連れてどこかに消えていった。多分今夜はあの旦那離してもらえなく大変なんだろうな。
インド人は基本的に性のはけ口が狭いような気がする。だから一度スイッチが入ってしまったら手に負えなくなるような気がする。街中で売っているエロVCD屋ではインド人は必ずインドのを探している本国ではインド人のSEXを触れる機会が少ないからだろうか。インドには娯楽が少ない。お金が無くても楽しめるのは妻とのSEXである。婚外性交はご法度な国。そして結婚しないのは宗教の教えに反す国は結婚が早い。お金が無ければコンドームも買えない。子供が増えるのである。町中子供だらけ。
なんなんじゃいこのバスは?
とんでもないバスに乗ってしまった。素直にバラナシから夜行バスに乗っていれば面倒なことにならなかったのに。体が煙り臭くなりつつある。目が痛い。寒い。いつ着くのか?
アラハバードからサトナーへ向かうバスの中である。外国人はもちろん自分のみ。ポンコツバスに乗ってしまった。最初アラハバードで乗っていたバスはなかなか良かったのに。バスをチェンジさせられた。良くわからん現象だ。運転手同士は喧嘩しているし。既に荷物を屋根にあげた人は積み代えている。せっかくお金を払って載せてもらったのに、今度は自分でやっている。しかも今度のバスは屋根に乗せられないので、バスの中に。あまりに大きな荷物なので、奥には運べず入り口付近でギブアップ。跡から乗ってくる乗客は荷物が邪魔で文句ぶーぶーである。
バスはやっと出発。途中トラックの大渋滞を横目に目的地に向かう。もしトラックと同じ斜線だったら大変な時間のロスになると一安心。何気なくトラックを数えていたら、とんでもない数である。数えただけで200を越すトラックが列をなしているのである。あーびっくりした。
それはさておきこのバスの運転席の横にあった水の正体がわかった。最初はゆれるたびに水が飛び散り、鞄が濡れる厄介なものかと思っていたら、なんとこの水は命の水だったのである。時々ラジエーターに水を注がなくてはこのバスは先に進むことが出来なくなるのである。水漏れが激しいらしく、ラジエーターは直に干上がってしまうらしく、バケツの水もあっという間に無くなり、途中何回も車掌が水をくみにいく。水が足りなくなると、直にラジエーターから煙が出てくる。一体何回水を汲みに行くのだろうか?水道が無いところでは、河の水でなんとかする。まったくなんというバスに乗ってしまったのか?道はなんとか舗装されていて快適ではあるのだが。
サトナーに着いたときは夜中過ぎ。ホテルで素泊まりして、翌朝カジュラホー行きのバスに乗る。このバスには日本人が6人もいた。しかしここでも俺は英語で話し掛けられる。こちらは向こうのことを日本人とわかっているのになんで気が付かないんだ。ま、そんなだから俺も日本人ではないような振る舞いをする。確かに旅行者にしては俺の荷物は少なすぎる。
サトナーからカジュラホーの道は最悪だった。今回インドで一番危険な乗り物に変身。俺の向かい席の白人はハッスルしていた。なぜかって?尻が50Cm近く浮き上がるほどでこぼこなのである。居眠りなんか決して出来ない。居眠りしようなら、窓から外に投げ出されてしまう。つかむところも少なく、まるで遊園地の乗り物のように気が抜けないバスであった。
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