びびあんシリマルダシ日記

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2012年12月02日
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以下の日記、書き始めたのは29日だというのに、
何やらまとまらずに、やっと今日になって最後まで書き上げた次第。


一個前の日記との対比であるのは、タイトルからしてわかりやすいのですが、
最初は「産まれたての小鹿」ってしようかな、と思ったものの、
全編通して小鹿ちゃんなわけではないし、産まれたて感は転んだとき限定だもんね。


さて、太っ腹なNHK、大会終了後からしばらく、
HPにて演技やインタビューの動画を公開してくれています。


国際映像の分は、海外のスポーツチャンネルの動画サイトなどでも見ることが出来るのですが、
昨年はジャッジ席後方の固定カメラの俯瞰映像、

ここでしか見られないおまけつき。


テレビの映像では伝わらない、スピードとかジャンプの幅、リンクの使い方がよくわかっておもしろいです。


今年のは結構カメラがグルングルン動くので、
酔いやすい方はご注意ください。
「空中ムービングカメラ」と書いてあるのが、その映像です。


NHK杯公式動画サイト 男子シングル



今日のところはFSにしぼって小鹿ちゃん、もとい、ハニュウとタカハシの違いについて触れてみようかと。


こうやって引きの上からの映像で見ると、
それぞれの長所短所がわかりやすい。


もちろんね、ここで俯瞰映像が掲載されているのはトップ中のトップ選手だけなので
他の選手と比べたならばそれはもう…なのだけど、敢えて違いを抜き出すとすれば、という話。


ジャンプはやっぱり、ハニュウの方が質が高い。


タカハシは、タカハシにしては幅や高さが出ていないジャンプもあり、
特に3Aの着氷が大会を通して不安定だったのが特に点数の伸び具合に影響しておりました。

本調子なら、3Aについての加点はハニュウとどっこいどっこいなんだけど、
今回は明らかに、そこで点差がついてたからね。

あと、この俯瞰映像で見てはじめて、


ここは、本来3Lz+2T+2Loの予定なのですが、
4Tにも3Aにも3Tをつけられなかったので、
とっさの判断で差し替えてきたんですな。

この計算は正しかったし、どうにもタカハシは以前から3連続ジャンプが苦手なもので、
流れが止まってしまって大きな加点は望めないため、
例え高跳びジャンプだったとしても、こちらの3回転+3回転のほうが、
高さやら空中姿勢のよさやらで、加点も稼げる結果にはなってるんですけどね。


ただ、このあたりは、靴の問題が解決してタカハシの3Aが戻ってくれば、
もうちょい差が縮まる部分。


そして、スピンに関しても、タカハシは靴やら何やらで回れてないし、
ハニュウも、途中で疲れて失速しているのでどっこいどっこい。


じゃあ、私が最も大きいと感じた二人の差は何なのか。


それは、やっぱりスケートそのものの技術。


ハニュウも、昨シーズンに比べれば格段とうまくなってきているし、
他の選手に比べれば、ずいぶん高いレベルにいると思うんだけど、
ペース配分の部分も含めて、これは明らかにタカハシに軍配があがる。


ハニュウの場合、前半の3つのジャンプが終わったあたりから、
もうスケートが重くなり始めている。
後半のふたつめの3Aが終わったあたりから徐々にスピードも落ち始めて、
スケーティングの姿勢自体が崩れていくので、
ジャンプの転倒からは、気力でなんとか、という滑りになってしまっている。


もともと猫背気味であごがあがる傾向があって、
そこが今季改善されて成績をグッと伸ばしている要因ではあるのだけれど、
疲れてくると、その悪い癖が出てきてしまう。


一方タカハシは、スケーティングのスピードも姿勢も最初から最後まで一定。


特にすごいと思うのは、
この動画で言えば2:00からのステップ。


全身で踊っているのにスピードが落ちない。

どころか、スケーティング自体がコントロールされている。


足元が、進もうという漕ぐ動作がないにもかかわらず、
これだけのスピードを維持できるというのは、彼のスケートの技術の高さゆえ。


今回、残念ながら刃が氷の溝にはまって躓いてしまったがために、
レベルも加点もとりこぼしてるんだけど、
それがなければ、ここでかなりの点数が稼げることになるかと思います。


タカハシはやたらとステップの名手的なことを言われて、
それはまったくその通りではあるのだけれど、
ステップが上手=スケートそのものがうまい、っていうのは、
他の選手も含め、言えること。


スケーティングのコントロールで言えば、
3:40付近からのサルコウに向かう助走、3S、つなぎの振付、ルッツの助走の流れが実に見事。


上半身の動きが音にはまっているのはもちろんのこと、
滑っている速度や足の運び方まで、素晴らしく音をとらえている。


そして圧巻は4:30あたりからのコリオシークエンス。


プログラムの最終盤で、ものすごいスピードでリンクを駆け抜けていく。


これは、コリオシークエンスだからこそ実現できた振付で、
タカハシのエッジ使いの巧みさ、スケーティングのスピード感を見せつける作りになっている。


前述の「ステップの人」というイメージの中には、
細かいステップを数多く踏むのが得意っていうのがあって、
ステップシークエンスでは、それを期待されるのが多いのだけど、
ステップがいいってことは、スケートがうまいってことなんだよってのを、
このコリオシークエンスでは、
敢えて細かいターンやステップを入れずに、
深いエッジでリンクをあっという間に移動していくことで見せている。


上半身では道化師の苦悩を表しながらの、このスピード感!

いや、本当に素晴らしい。



で、トータルでの感想。


普通に放送を見ているときはそこまで思わなかったのだけど、
この俯瞰映像を見て、

「あ、ガゼルくんはライオンさんにつかまるな」

と思ってしまった次第。


歳を重ねたライオンは、体調だったりいろんな条件が整わなくて本気で走ることができず、
目の前を走り抜けていくトムソンガゼルを目で追うだけだったんだけど、
いろいろなことが整って本気出したなら、
あっというまにガゼルをその手にとらえ、
それだけではなく、前足でちょいちょいもてあそんじゃったりするような、残酷な展開さえみせるかもしれない。



ライオンの本気が出るのは全日本からのような気もするけど、
今週末はグランプリファイナル。

「日本男子初」を手にするのは、誰。

(←日本男子が優勝するって、どこかで決めつけている私がいる…)





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最終更新日  2012年12月02日 23時07分23秒
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Re:若きトムソンガゼル。(12/02)  
トムソンガゼル!
当てはまってる感じです(≧∇≦)
小鹿ちゃんが成長して、軽やかに跳びはねてる感じ?


動画、明日ゆっくり観ますね^^
観ながら びびさんに生で解説していただきたいです(^_^;)

やっぱり大輔くんは、あの貫禄でもって
やっぱり王者ですね。
グランプリファイナル、楽しみです(^_-)☆
(2012年12月03日 22時19分26秒)

Re:若きトムソンガゼル。(12/02)  
dokidoki1234  さん
カメラカメラ!!

これ、見ながら、ダンナと素人会話してました。

「おおおおおお!動いてる動いてる!めちゃ速いめちゃ速い!」
みたいな、レベルなんですが(笑)
生き物みたいなカメラですね。。。


そして、疑問。
(ああ、これまでにいろいろ質問してきたので、「それ、前にも聞いてなかったあ??」なのがあったらお許し下さい)

ジャッジって、その競技の瞬間はどういう映像を見てるんでしょう。
肉眼のみ?モニターのみ?
その瞬間にはスローで見直せないだろうし、
いったい、どういうものを見て判定するんだろう。
が、疑問です。


トムソンガゼル。
私が、間違って名前を覚えて、思いっきり間違えて笑われた思い出の動物です^^;

(2012年12月03日 22時38分14秒)

Re[1]:若きトムソンガゼル。(12/02)  
メイプル0128さん

>トムソンガゼル!
>当てはまってる感じです(≧∇≦)
>小鹿ちゃんが成長して、軽やかに跳びはねてる感じ?

>動画、明日ゆっくり観ますね^^
>観ながら びびさんに生で解説していただきたいです(^_^;)

>やっぱり大輔くんは、あの貫禄でもって
>やっぱり王者ですね。
>グランプリファイナル、楽しみです(^_-)☆

----
あは、すみません、無理に「見ろ」と迫ってるような日記になってしまいまして(^_^;)

私の解説聞きながらだと、相当うるさいと思いますよ。
多分、うちの親はうんざりしている…

今のタカハシは、たとえ勝っていなくても王者であるという貫録がりますよね。

(2012年12月04日 23時51分32秒)

Re[1]:若きトムソンガゼル。(12/02)  
dokidoki1234さん

>カメラカメラ!!

>これ、見ながら、ダンナと素人会話してました。

>「おおおおおお!動いてる動いてる!めちゃ速いめちゃ速い!」
>みたいな、レベルなんですが(笑)
>生き物みたいなカメラですね。。。


>そして、疑問。
>(ああ、これまでにいろいろ質問してきたので、「それ、前にも聞いてなかったあ??」なのがあったらお許し下さい)

>ジャッジって、その競技の瞬間はどういう映像を見てるんでしょう。
>肉眼のみ?モニターのみ?
>その瞬間にはスローで見直せないだろうし、
>いったい、どういうものを見て判定するんだろう。
>が、疑問です。


>トムソンガゼル。
>私が、間違って名前を覚えて、思いっきり間違えて笑われた思い出の動物です^^;


-----
ジャッジのお仕事については、そこまで詳しくないのですが、
手元にモニターがある状態で、基本的には生の演技を見ながら採点してるという形だと思います。

そして、演技後には要求によりモニターで再確認可能みたいな。

一言に「ジャッジ」と言ってしまいますが、技のレベル判定や正確さを判定する「テクニカル」と、技の出来栄えを判定する「ジャッジ」がおりまして、
「ジャッジ」は基本的に生で出来を判断し、「テクニカル」はモニター映像も活用するというイメージでおります。
(2012年12月04日 23時55分27秒)

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