亜州茶亭へようこそ

亜州茶亭へようこそ

上海浪漫紀行・ブランドを買う!


旅の記念に、ひとつふたつ、お気に入りを買って行くのも悪くない。

日本で海外ブランドが高いのは関税がかかるからで、それを考えると、生産国で買うのが一番安いのに決まってる。しかし、なかなかフランスやイタリアに買いに行くというわけにもいかない。
そのため、旅行者の特権である免税店を利用してお買い物、ということになる。
ところがお気に入りのブランドが免税店にあるとは限らないし、あっても、なんでも揃っているわけではない。
本当にお気に入りを探したいなら、ブランドの正規店に行くのが確実。
(偽ブランドは日本への持ち込みは禁止です。本当にブランドが好きで持ちたいなら、コピーには手を出さないでね!)

さて、中国でブランドショッピング。中国とブランド、全然かけ離れているように思えるでしょ。
いちおう、この国、社会主義国なんだけど、ブランドショップが続々進出している。それも、観光客ではなく、地元の人がお客様のようだ。北京、上海には、東京にある主なブランドショップはほとんどあるだろう。
ただし、日本と比べて値段が安いわけではない。でも、日本のショップでは絶対にやらないセールをやってたりする。そこが狙い目か?

靴が好きで、これだけは多少お金をかけてもいいと思っている。月並みだが、フェラガモは何足か愛用しているので、上海でも覗いてみようと考えていた。この当時は、淮海路の「メゾン・モード」というショッピングビルにフェラガモはじめいくつかのブランドが入っていた。(現在は見当たらないので他に移転したようである。)

ここで、 旧正月! というのがモノを言った。中華圏ではバーゲンシーズンなんである。

ブランドショップもセール中。モノによってはかなり安いぞ!

フェラガモで、「ヴァラ」というローヒールのリボンつきパンプスを1万9千円ほどでゲットした。
フェラガモ好きなら誰でも持っていた人気の型だが、黒のリザード形押しタイプの35サイズを発見。
実は靴のサイズが22センチか22・5センチと小さいので、サイズが一発で見つかることのほうが少ないのである。
多分、このヴァラも、サイズが小さいので残ってたのだと思う。
当時、日本では2万円台後半のものだから、これは安く買ったな。ちょっと、可愛い系のデザインだけれど、ちゃんと、今でも愛用してるよ。

ここで、中国の物価について。

前々回、1000円台のバッグのことを書いたが、これは、中国ではかなり高級品の値段になる。

この中国という国。お金の価値がもの凄く幅広い。上は、日本以上に高いブランド物や外車から、下は、何円、という単位のものまで。
だいたい、乗物や簡素な食事は何十円かの単位で済ませられる。ちょっとしたレストランの食事なら、何百円かで満腹。日常生活には滅茶苦茶お金のかからない国である。だから、平均月収1万円でも充分なのだ。

しかし、そんな国で、ヴィトンのバッグをぶら下げた人を結構見かけるようになった。日本とほとんど変わらない値段ということは、平均月収の数倍である。だいたい中国人は、フランスブランドが好きなようだ。化粧品でもディオールが人気らしい。

日本ではお手頃食事のマクドナルドやケンタッキーは日本より安いが、中国的基準ではかなり高級な食事。それでも地元の若い人や子供連れで大賑わいだ。
高級品をぽんぽん買えるひとたちも増えつつある上海。いったい、みんな、どこにお金を持っているのか。外国人にははかりしれない世界である。


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: