本の虫の読書ノート

本の虫の読書ノート

2024.08.23
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カテゴリ: ミステリー
大崎梢さんの「キミは知らない」、図書館で借りて読みました。
大崎梢さんの作品を読むのは2冊目、ドラマチックで面白かったです。



主人公・水島悠奈は高校生、父は亡くなって母と二人暮らしだった。
12年前父は亡くなり、母娘の中で父の話は何となくタブーだった。

ある日、図書館で数学の非常勤教師にばったり会う。

パッとしない外見、やぼったい服装、つまらないトーク、
と生徒たちが評価する津田先生は、一冊の本を手にしていた。

それは、悠奈の父親が書いた「万葉集の解釈」の本だった。
数日後、図書館でまた会った時、「面白かったよ」と津田は言った。

悠奈は、その本を書いたのは父で遺作なんです、と打打ち明けた。
それから悠奈と津田先生は、図書館で時々会うようになっていた。

ある日、突然津田先生がいなくなったと級友から告げられる。

先生の実家に送る荷物に書かれた住所を偶然見つけて驚く悠奈。
それは、悠奈の父の手帳に書き残された住所と同じだった。

悠奈の母親は、ちょうど外国へ1週間の出張で留守だった。
悠奈は、憧れの津田先生に会おうと、そこの住所を訪ねる決心をした。
キミは知らない (幻冬舎文庫) [ 大崎梢 ]

女子高校生と教師のラブロマンスではなくて~亡くなった父親の面影を追って
教師の住む街に乗り込んだ悠奈に降りかかった事件…先生はほとんど別人だった。

ついていけない所もありだけど、頭を使わず、純粋に楽しめる作品です。


大崎梢さん の作家デビューした本↓です。








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Last updated  2024.08.24 06:08:28
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