足下注意

足下注意

クロノスあれこれ




ギルド

ギルドとは、本来ゲルマン民族に共通の団体組織の一種。人命金の支払いや受領の義務ないし権利を持った人々の相互扶助団体であったと言われている。
「人命金」というのは命の保障と引き替えに払う身代金の事。ギルドという言葉自体が貨幣という意味をもっているし、供犠、貢納、税を意味したゲルト(GELD)という言葉と語源が同じである。したがって、ギルドには構成員に災厄の及んだときに、仲間がそれを助け、その死にあたっては仲間全員でこれを弔う。ギルドを最初に組んだ交易商人たちは、見知らぬ土地で、生活習慣も違った相手と取引をしなければならず、危険が多かった。商売をしている間はながい間留守にしなければならず、家族の心配もあった。そのため、同じ所へ行くなら同じ商人同士、どうせなら留守家族から一切合財面倒をみてしまおうと結成されたのがギルドである。


ヘルモッド

ロキの計略により兄ホドゥルに殺されたバルドゥルをアスガルド(神々の住処)へ返すよう冥界の女王ヘル(ロキの娘)との身代金交渉にあたったオーディンの息子の名前。トールとは異母兄弟。


アグニ

火の神。インドラに次いで多くの賛歌を捧げられており、その数はおよそ全体の五分の一。
 炉の火を神格化したもの。清浄と賢明の神で、人と神の仲介者であり、また、結婚式や誓約式では神聖な証人であった。
 彼の頭髪は炎、歯と顎は黄金で、3つあるいは7つの舌を持っていた。
 太陽の火であると同時に稲妻であり、あるいは炉の火で、礼拝のために灯す火でもあり、木や草の中にも隠れていた。
 アーリア人は供物を火の中に投げ込んだ。そうすることで、アグニがその供物を天上の神々のところまで運んでいくのだ。そのためアグニは地と天の仲介者、神界からの使者とされ、アグニ自身すぐれた神官でもあった。


ペテュニア

花の名前   学名 Petunia ×hybrida


トアース

ディオニューソスとアリアドネーの子。ミーノース王の王女アリアドネーは、迷宮で犠牲になりそうになったテーセウスを手引きし一緒にクレーテーを逃亡、途中ナクソス島でアリアドネーを残しテーセウスはひとり船を出した、絶望している彼女の前に現れたのはディオニューソス、他に3人の子供をもうけた


セレス

クロノスとレアーの娘、デーメテールの事。ゼウスと結婚してペルセポネーを生むが、彼女が成長すると叔父にあたる冥界の王ハデスに略奪される。デーメテールはローマ神話ではセレス、ケレース(CERES)。


ホラティウス

クィントゥス・ホラティウス・フラックス(Quintus Horatius Flaccus, 紀元前65年 - 紀元前8年)は、古代ローマ時代の南イタリアの詩人。一般には単にホラティウスと呼ばれる。アウグストゥスと同時代に生きたラテン文学黄金期の詩人で、ウェルギリウスとならんで評価される。作品に『風刺詩』、『詩集』、『エポーデス』など。

書簡詩「詩について」(Ars poetica)はアリストテレスの『詩学』と並んで、古典主義詩論で重要視された。このなかの一節「詩は絵のように」(ut pictura poesis)は、のちに絵にも拡大され、近世詩論および絵画論に影響を与えた。


アバオアクー

ア・バオ・ア・クゥー(A Bao A Qu)とは、インド・ラジャスターン地方にいると伝えられている幻獣である。
以下は、『幻獣辞典』からうかがわれるア・バオ・ア・クゥーの伝承である。

「勝利の塔」には、屋上のテラスへ通じる螺旋階段がある。
この塔の最下層には、目には見えないが幻獣……即ちア・バオ・ア・クゥーが眠っており、螺旋階段を上り始める者が現れると目を覚ます。人間の影に敏感なア・バオ・ア・クゥーはその人間のかかとを捕らえて、螺旋階段の外側をその者に付き添って登っていく。透明であったその姿は一段上るごとに色と輝きを増していき、最上段まで登ったとき、ア・バオ・ア・クゥーは完全な姿を現す。
しかし「勝利の塔」を登り切った人間は涅槃に達することができると言われており、そうなれば、その者はいかなる影も落とすことはない。つまり、ア・バオ・ア・クゥーはその人間を捉えて最上段へ上ることはできない。
完全な姿になれなかったア・バオ・ア・クゥーは苦痛にさいなまれ、色も輝きも身体も衰えていく。
まして、上っていた人間が踵を返して下り始めれば、ア・バオ・ア・クゥーはたちまち最下層まで転がり落ちて倒れ伏してしまう。
かくしてア・バオ・ア・クゥーは、「勝利の塔」の最下層で訪問者を待ち続けているのである。これまでに、ア・バオ・ア・クゥーが最上段まで上りきったことは一度しかないと言われている。
『幻獣辞典』では、ア・バオ・ア・クゥーの特性として、身体全体でものを見ることができる、触れると桃の皮のような手触りをした皮膚を持つ、と伝えている。


ルゥ

医療神ディアン・ケヒトの息子キュアンと邪眼の魔王バロールの娘エスリンとの間に生まれた光神。「イルダーナフ」、「ドル・ドナ」(いずれも全知全能の意)の別名でも知られる。
 光槍「ブリューナク」と魔剣「アンサラー(アンスウェラー)」を振るい、神船「ウェイヴ・スウィーパー」を駆る。フィモールとの戦いで、祖父である邪眼の魔王バロールを倒し、倒れたアガートラム・ヌァザにかわって王位についた。クー・フーリンの父でもあり、ずっと息子を見守っていた。


フリル

ウェールズの海神。アイルランドのリールに対応する。
 ブラン、マナウィダン、ブランウェンの父


バゥル

バアル (Ba‘al)とは、ウガリット神話に登場する嵐と慈雨の神。その名はセム語で「主」を意味する。バールの表記も。

本来、カナアン人の高位の神だったが、その信仰は周辺に広まり、旧約聖書の列王記下、エジプト神話などにもその名がある。フェニキアやその植民地カルタゴの最高神モロクをバアル・ハンモンと結びつける説もある。

ウガリット神話では最高神エールとアシェラまたはアシュタロトの息子で、勝利の女神アナトの兄にして夫。

彫像等では、右手で矛を振りかざし、左手に稲妻を握る戦士の姿で表される。豊穣神として崇められ、海神ヤム・ナハルや死の神モトの敵対者とされる。

旧約聖書の列王記下では、預言者エリヤがバアル(バアルゼブル→ベルゼブブ、誤写による変化か。これにより蝿の王となる。)の預言者と争い、神の偉力をもってバアル信者を打ち滅ぼしたことが書かれている。また、人身供犠を求める偶像神として否定的に描かれ、「異教の男神」一般を広く指す普通名詞としてバアルの名が使われる場合もある。

注 
バウルの由来については完全に私の主観に基づいています。


アイウール

アイネイアースと彼の最初の妻クレウーサの息子イウールス(IULUS)。父親と共にトゥルヌスの戦いに参加した。アイネイアースがイタリアでラウィーニウムの国を興した三十年後にアルバ・ロンガの都市を建設した。


インガルフ

engulf 【他】 ~を巻き込む、~を圧倒する


イマーゴ

イマーゴとは、先祖たちの顔型を写したマスクのことである。
 このマスクは按察官以上の公職を務めた者のみが製作を許され、
普段は木製の厨子に納められて家の玄関ホールに飾られていた。
 が、上記のような葬列や選挙、大きな祭りなどに際しては家の外に
持ち出され、広く市民に公開された。
 葬列では、上記の通り、このマスクを被った者も参列したわけだが、
それを被る者は背丈と挙止において、その先祖に似たものが選ばれ
ていたらしい。となると、その先祖と血縁関係のある遺族が選ばれる
ものだと予想されがちだが、実際はそうではなく、古くは解放奴隷や
庇護民らが、後には専門の俳優がマスクを被っていたとされる。
 マスクを被った彼らが、その先祖の生前の公職にふさわしい服装
をして市民の前を進むことで、その家門の栄光をデモンストレーショ
ンしていたのである。


クロノス

クロノス (英語綴りCronusまたはKronos)は、ギリシア神話に登場する神。農耕神とされる。

時間神クロノスとは発音が同じだが綴りが違うので混同しないよう注意する必要がある(ただし当のギリシア・ローマ人も混同することもあった)。

神統記によればウラノスとガイアの息子でティタンの末弟。 レアの夫。 ハデス・ポセイドン・ゼウスおよびヘラ・ヘスティア・デメテルらの父でもある。

父であるウラノスの性器を切り取り追放するが、自身も息子であるゼウスに討たれる。父同様、子に殺されるという予言を受けたため、子供が生まれるたびに子を食ってしまったという。 最後に生まれたゼウスだけは母のレアがゼウスと偽って石をクロノスに食わせたために助かった。ゼウスはクロノスに兄弟たちを吐き出させ、かれらと力をあわせてクロノスなどのティタンたちを倒した。

また、黄金時代に地上を統べた王、農耕神とする伝承もあり、収穫祭で盛大に祀られた。 この事から、ローマ神話における農耕神サトゥルヌス(英語読みでサターン)と同一視される。


眠らない大陸のクロノスはcronousで、上記したcronusとも時間の神であるChronosとも綴りが違う


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