2002年     10月後半

10月16日

「「さよなら」と「こんにちわ」」

さよならは淋しいけれど泣かないよ
また 逢えるって思ってるから
さよならは言わないよ
またねって一言
いつでも逢えるって思っているから

さよならの後はこんにちわが待ってる
ほんの少し逢えないだけ
こんにちわの挨拶楽しみにしているよ

だから 今は泣きません
次に逢ったときは
今よりもっと素敵な笑顔で逢えるように
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10月17日

「秋の色。。。」

雲の中に秋1つ
オレンジ色した種を見つけたよ
空の遠くに秋1つ
金色した種を見つけたよ
私の周りに秋1つ
薄い緑の種をみつけたよ

薄い緑の風吹いて
オレンジ色した雲の色
金色の光の中に
秋がいっぱい詰まってる

光に導かれ
光の道を何処までも…

見つけた秋と一緒に
木の実と木の葉と
いっぱいの笑顔と
静かな夕暮れやってくる…
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10月18日

「お寝坊さん。。。」

光の温かさに包まれ
まだ目覚めない夢の中
街は明るくなってきているのに

木々を揺らす風の音
まだ目覚めたくない夢の中
街はゆっくり起き出した

通りを走る車の音
遠くに聞こえる踏切の音
学校に行く子供達の笑い声

…だけど…

私はまだ夢の中
このまま起きることなく
眠り続けていたい

テラスに集まる小鳥のさえずり
お日様の優しい光

もう少しだけ
目を閉じていたい
風の音が子守歌になって
陽射しがフワフワの毛布のようで…

…そして…

いつまでも
夢の中から帰ってこられなくなる…
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10月19日

「いつもと同じ?。。。」

いつものように笑って
いつものように泣いて
いつものように眠ってる
何の変わりもしない毎日

いつものように外に出て
いつものように挨拶をして
いつものように買い物をする
出会う人はいつも違う人

毎日 同じいつもの事だと思っていたけど
毎日 違ういつもを過ごしてた

周りをよーく見てみると
空の色も雲の形も
風の香りも草や木の色も
毎日少しずつ違ってる
いつも同じ…なんてない事に気づく

単調な時間の流れの中
心のゆとりのない自分に気づく

同じ1日を過ごすのならば
違う1日にできるように…

道ばたに咲いてる花を見つめる

…そんな 心のゆとりを持っていたい
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10月20日

「雨の日。。。」

雨の囁き聞きながら
小さなため息つきました
ため息1つつくたびに
幸せ1つ逃げていく…
そんな話しを思いだし
また1つため息をついてしまう

淋しい音を立てて
一粒一粒窓にあたる雨粒
目を閉じて耳を澄ましていると
ふっと…
あなたを思い出す
もう…
聞けないのかな
優しい声…

降りしきる雨の中
遠い昔に歌ってた
可愛い童謡思い出す
お迎え待ってる子供の姿…

雨の1日
いろんなことを思い出す…
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10月21日

「大切な人。。。」

枯れ葉が舞い散る昼下がり
お日様も恥ずかしそうに雲の影
どんなときも忘れないでいてくれる
そんな あなたが大好きで…
そんな あなたに逢いたくて…

…だけど…

逢えないあなたに片思い
楽しい話しも嬉しいことも
波の中…
愚痴を言って叱ってくれるのも
泣いてる心を包むのも
波の中…

枯れ葉のように風に乗り
雲のようにゆっくりと
あなたの住む街まで
流れて行きたい

…でもね…

独りぼっちじゃないって
いつも見つめていてくれるって
それだけで嬉しい
それだけで暖かくなれる

あなたは…
私の大切な人…
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10月22日

「家路。。。」

紅く色づいた木々の葉
道に舞い散る枯れ葉のダンス
空は青く透き通り
見上げた空に1つ
ぽっかり浮かんだ白い雲
陽射しも優しく降り注ぐ
行き交う人はみな
コートの襟を立て肩をすぼめて歩いてる

北風の吹く寒い日…

街灯が灯る頃
家々で聞こえる団欒の声
温かい夕餉の香をりで包まれる

枯れ葉の舞い散る帰り道
今日の出来事思い出す
明日からの元気にするため

ゆっくりと…
寒い冬に向かって時間は流れている

さぁて…

笑顔で冬を迎える準備をしなきゃ
家の中の明かりを点す…

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o(*^▽^*)oあはっ♪
誕生日です(*^^)^*)チュッ☆!
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10月23日

「無題。。。」

真っ白な世界…
たった1人残されて…
私は今 夢を見ている…
開けたくても開かない瞼の重さに耐えながら…
目を閉じているのに…
…何故?…真っ白?
遠くに見えるオレンジ色は…
…何?

たった1人の冒険
頼る人は誰もいない…
話し相手もいない…
ただ1人…
心と会話をする…
淋しい…辛い…
しかし 泣くことは許されない
涙を見せれば
何処からともなく大きな手で捕まれ
スタートラインに戻されてしまう…

ここは何処なんだろう?
自問自答しながら歩く道のりは遠い…
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10月24日

「秋から。。。」

ふっと見上げた空に
たくさんの うろこ雲
青い空一面に…
時折見せる太陽の光
紅く染まった木々の葉を優しい光が包み込む
小鳥たちの笑い声
虫たちの囁き
道に落ちた葉の舞い
踏みつぶされていく枯れ葉の最後…

そんな秋の日…

枯れ葉は土に帰り
鳥たちは巣に戻り
虫たちも騒ぎ出す
これから訪れる冬の寒さをしのぐため

そんな秋の日…

昔していたマフラーを巻き
枯れ葉と話し
空と話し
風と見つめ合う

いつまで そうしていたのだろう

街も闇に包まれ
1人でいる淋しさに頬が濡れる…
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10月25日

北風小僧がやってきた
冬が来ることを知らせるために

ぴゅーぴぃーぴぃー

枯れ葉を踊らせやってきた
葉っぱを紅く染めながら

ひゅーひゅーぴゅー
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10月26日

「心の花。。。」

春の柔らかい風の中
心に蒔いた小さな種
毎日お水をあげながら
芽が出てくるのを待っていた
なかなか出ない小さな芽…

暑い夏の陽射しの中
小さな種は土の中
水もあげずに放っておかれて
辛かっただろうな…
苦しかっただろうな…

風も冷たくなりました
すっかり忘れられてしまって
淋しかった?
…ごめん…ね…

心の中に蒔いた小さな種

今は小さな芽になって
花の咲くのを待っている
どんな花が咲くのかな
これからは
ちゃんと見ているよ

今は小さな芽だけれど
きっと綺麗な花が咲く…
きっと大きな花が咲く…

心にお水をあげながら…
枯れないように大事にしたい
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10月27日

「LOVE。。。」

走ってる風と一緒に
回ってる光の中を
手を繋いで笑いながら

あなたの大きな手は
私の肩を抱きしめて
あなたの大きな目は
私だけを見つめてる

言葉はいらない
見つめるだけで通じ合える
走り疲れて寝ころぶ2人を
優しく見つめる青い空

目を閉じて
風の囁き聞きながら
私の額にそっと触れる
あなたの唇

大きな胸に抱かれて
時を刻む時計を止めてしまいたい

私は…
いつまでも
あなたの腕の中で眠りたい
いつまでも
繋いだ手を離したくない
だだっ子のように
甘えていたい

心に吹く風春の風・・・・・
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10月28日

「葉っぱ。。。」

空を見上げたら…
モミジの葉っぱの影から飛び出した
とんがり帽子の可愛い子
タートルネックのセーター着て
しましま模様のマフラー巻いて
大きな目をキョロキョロさせて
モミジの枝の笛持って
秋風のメロディー奏でてる
恥ずかしそうにホッペを紅く染めていた

空を見上げたら…
陽気に踊る妖精達が
モミジの葉っぱを揺らしてる
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10月29日

「電話。。。」

こんな日は1人でいるのは淋しくて
受話器を持ってにらめっこ
声が聞きたいだけだけど
声を聞いたら淋しくなくなるのに
なかなかできない
あなたへの電話

何を話す?
何を聞く?
何にも浮かばない
受話器を持ってにらめっこ
あなたの声が聞こえたら
何も言えずに黙ったまま
声が聞こえる前にプチッ…
受話器から聞こえる淋しい音

ツーツーツー・・・・・・・。

今より淋しくなっちゃった…
熱に負けそう…
ボーっとしている夢の中
受話器を持って何してる…
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10月30日

「鍵。。。」

心の鍵は閉まったまま
何処かで落としてしまったまま
優しい誰かが届けてくれるのを待っている
自分で探すことはない
…扉…
開けたくないから

自分の殻から出たくないから
甘えてる?わがまま?
それでも扉は開けたくない
鍵でそっと開けてくれるのを待っている

どんな人が開けてくれるのだろう
小さな鍵 拾いませんでしたか?
私の心の鍵です
笑顔で開けてください
臆病な私が驚かないように

心の鍵をなくしてしまいました
2度と開くことはなのでしょうか
いつもでも殻から出たくない私です
現実の世界を見たくないから

いつまでも…
夢の中にいたいから…
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10月31日

「自分。。。」

もう一度…
道標のある分かれ道まで戻り
捨ててきた夢を握りしめたい
今歩いている道…
明るく楽しい道だけど
捨ててきた夢が忘れられない

もう一度…
あの場所へ あの時へ 戻りたい

鏡の中の私は誰?
本当の私は
私は見ることができない
どんな顔をしているのだろう
夢を捨て 辛いことから逃げ出した
そんな私は何処にもいない

もう一度…
本当の私に会いたい
作られた私は鏡の中だけでいい
ここにいる私は
本当の私だろうか
戻りたい分かれ道のあの場所まで…


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