超超お久しぶりでございます。
ご心配をおかけしてしまい、すみません。フツーにやっております。。

未だふらふらアジアを移動しつつも、一応定住地はシンガポールな私。。でも人生の旅を終え、最後に定住したい場所は決まっていません。真剣に悩むところです。
でもこの日記を読むと、結局旅の最後にゆきつくところは、誰しも同じ。。ようですね。
(2008年10月24日 21時42分54秒)

鎌倉日記(極上生活のすすめ)

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2008年10月19日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
バックパッカーのあいだで、旅の最後に定住したい場所が話題になることがあった。
たらふく時間があった若い時、安宿で、うだうだと夜更けまで、知り合った旅仲間と、そんな話をしていたことがある。
物価が安いこと、風景がよいこと、治安がいいこと、人がやさしいこと・・・。
この世の天国に近い場所だ。
そのとき、いつも上位に名前があがる場所に、日本の沖縄の島々と、ネパールのポカラがあった。
「ポカラもいいけど、やはり、本物の天国は、チベットのポタラかな・・。」
ネパールのポカラは、その当時から観光地化していた。
ヨーロッパのバックパッカー向けの小奇麗な店もできはじめていた。
世界は、同じ方向に流れていく。



沖縄が、かつての琉球でなくなっていくように。


     *    *    *    *    *

日本には海の彼方に不老不死の楽土、常世(とこよ)があると信じられていた。
琉球では東方のニライカナイ。

仏教では不老不死の観音浄土は南の海上にあるポタラカ山だとされてきた。
このポタラカは漢字で「補陀洛」と書き、海を渡って補陀洛を目指す修行を補陀洛渡海(ふだらくとかい)と言う。
 チベットのラサにあるポタラ宮はポタラカから来ている。
ちなみに日光もこのポタラカから来ている。

ポタラカ→ポタラ→ふたら→ふたあらし→二荒(にこう)→日光(にっこう)


     *    *    *    *    *

男たちは死ぬと海の向こうの遠い国、ニライカナイに行ってしまい、いつ帰ってくるかわからない。

『日本冒険』梅原猛著作集

     *    *    *    *    *

沖縄にはニライカナイという信仰があります。
それは海の彼方のあの世を言うらしいのです。
私はニライカナイというのをアイヌ語で解釈する。

根の下、夜の極点か[が?]、空の上、昼の極点になるのです。
こういう根の下と空の上、夜と昼とが出会うところだと思います。
大変哲学的な概念ですが、原始人は意外に哲学的なんです。
『日本冒険』梅原猛著作集

     *    *    *    *    *


「ニライカナイ」は、琉球国の首里王府が1531年から1623年にわたって編纂した『おもろさうし』に出てくる概念だが、「ニライ」と「カナイ」は本来別概念で、中国風に対句を形成しているだけである。
伝承ではただ「ニライ」と呼ばれる。
「カナイ」は、中国の陰陽二元論の影響を受けて、後から付け加えられたものなのだろう。
南西諸島では、「ニライ」は単独で「あの世」を指す。
沖永良部島では「ニラ」、喜界島では「ネインヤ」、奄美大島では「ネリヤ」、沖縄本島では「ニルヤ」と呼ばれるが、概念としてはみな同じである。
それは、梅原が正しく認識しているように、そして現地の人がそう信じているように、根の下にある国である。
柳田國男は「ニーラ」は「遠く遥かな」の意であるとし、「遠く遥かな所」と解釈したが、それは、海の彼方に向かって水平方向に遠く離れているわけではなく、文字通り根が生えている方向に、すなわち垂直方向に遠く離れていると解釈するべきである。
だから、ニライは、記紀神話に登場する常世国や根国(ねのくに)や黄泉の国と同じ地下世界である。
イザイホーで女が鳥になるという解釈を認めたとしても、それは直ちに「あの世」が天の上にあることを帰結しない。
神女は、鳥となることで、太陽の穴(てだがあな)を通って、あの世とこの世を自由に行き来しようとしていたのではないだろうか。

『あの世は縄文時代どこにあったのか』永井俊哉







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Last updated  2008年10月20日 01時41分43秒
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Re:■ニライカナイ■(10/19)  
与乃91 さん
その時代、その時代の信仰がどのように生まれたのか
興味ありますね。
そこそこ快適な場所に集落が出来、そこそこ快適に
暮らしているはずなのに、死んだらもっと良いところへ行こうって思ってしまうというのも、面白いですよね。
否が応でも、生きている人達とは別れて遠くへ行ってしまう。ならば、生きている人がうらやむ場所
を思い浮かべて・・・・本当は永遠に続く闇かもしれないのに・・・。
精霊信仰も、山岳信仰も、興味深いのです。

鎌倉の秋は如何ですか? (2008年10月20日 18時03分23秒)

Re:■ニライカナイ■(10/19)  
ねぴゅう  さん

Re[1]:■ニライカナイ■(10/19)  
与乃91さん こんにちは

>その時代、その時代の信仰がどのように生まれたのか
>興味ありますね。
>そこそこ快適な場所に集落が出来、そこそこ快適に
>暮らしているはずなのに、死んだらもっと良いところへ行こうって思ってしまうというのも、面白いですよね。
>否が応でも、生きている人達とは別れて遠くへ行ってしまう。ならば、生きている人がうらやむ場所
>を思い浮かべて・・・・本当は永遠に続く闇かもしれないのに・・・。
>精霊信仰も、山岳信仰も、興味深いのです。

>鎌倉の秋は如何ですか?
-----

テレビで鎌倉特集があるたびに、人が溢れる鎌倉になっています。
鎌倉の紅葉は、12月ぐらいにならないと美しくならないような気がします。
今年も、もう、終わりに近づいていますが、私の日常は、このところ、慌ただしいものになっていました。
忙しいというのは、いろいろなことに追われている状態ですが、いろいろなことを深く悩んでいる暇もないという、良い状態であると思うようにしています。

与乃91さんの言葉は、いつも心に響きます。(笑)



(2008年11月10日 00時05分07秒)

Re[1]:■ニライカナイ■(10/19)  
ねぴゅうさん こんにちは

>超超お久しぶりでございます。
>ご心配をおかけしてしまい、すみません。フツーにやっております。。

>未だふらふらアジアを移動しつつも、一応定住地はシンガポールな私。。でも人生の旅を終え、最後に定住したい場所は決まっていません。真剣に悩むところです。
>でもこの日記を読むと、結局旅の最後にゆきつくところは、誰しも同じ。。ようですね。
-----

超、超、おひさしぶりですね・・。
しかし、考えてみれば、ブログで、ねぴゅうさんとの知り合った時からも、ずいぶんと時間が流れているのですね・・・。

私の家族のまわりでも、さまざまなことが変化して、生まれては消えていきます。

すっかり、日本の片隅で根をはやして、生きている身としては、ねぴゅうさんがうらやましくもあります。
しかし、私も、どんなに暴れても、結局は、お釈迦様の手の上で、うろうろしているだけなのですかね。。(笑)



(2008年11月10日 00時10分52秒)

re:ニライカナイ  
shimanchu さん
突然で申し訳ありません。少し気になったので,僕の個人的意見を述べさせてください。ニライを地下世界ととらえるのは,どうかなと感じるのですが。
「現地の人がそう信じているように、根の下にある国である。」とありますが,海の彼方の彼の世のイメージですよ。魂は海の向こうからやってくるととらえていますよ,少なくとも現在の地元の人は。死者の世界=根の下にある国ととらえるのは,土葬から来るものと思われますが,奄美・沖縄は本来は,海が見える洞窟(ガマ)での風葬ですし,梅原氏の言説には違和感を感じるのですが。ご意見をお聞かせください。 (2009年01月22日 23時27分30秒)

Re:re:ニライカナイ(10/19)  
shimanchuさん こんにちは

>突然で申し訳ありません。少し気になったので,僕の個人的意見を述べさせてください。ニライを地下世界ととらえるのは,どうかなと感じるのですが。
>「現地の人がそう信じているように、根の下にある国である。」とありますが,海の彼方の彼の世のイメージですよ。魂は海の向こうからやってくるととらえていますよ,少なくとも現在の地元の人は。死者の世界=根の下にある国ととらえるのは,土葬から来るものと思われますが,奄美・沖縄は本来は,海が見える洞窟(ガマ)での風葬ですし,梅原氏の言説には違和感を感じるのですが。ご意見をお聞かせください。
-----

「ニナイカナイとは、遥か遠い東(辰巳の方角)の海の彼方、または海の底、地の底にあるとされる異界。

豊穣や生命の源であり、神界でもある。年初にはニライカナイから神がやってきて豊穣をもたらし、年末にまた帰るとされる。また、生者の魂もニライカナイより来て、死者の魂はニライカナイに去ると考えられている。琉球では死後7代して死者の魂は親族の守護神になるという考えが信仰されており、後生(ぐそー:あの世)であるニライカナイは、祖霊が守護神へと生まれ変わる場所、つまり祖霊神が生まれる場所でもあった。

上記のように、ニライカナイは複合的な観念を持った楽土であるが、この概念は本土の常世国の信仰と酷似しており、柳田國男は、ニライカナイを日本神話の根の国と同一のものとしている。」(ウイキペデア)

私の沖縄滞在の印象では、ここでいう地下とは、海亀や沈んだピラミッドの連想から、どちらかというと海底のイメージがしたのですが・・。どうなのでしょうか・・。 (2009年02月02日 01時28分10秒)

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