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部屋とYシャツとわらG
2008年 夏
今、なんて呼んだ? 「自分らしい生き方・お仕事(156577)」 [ 最近のことの日記 ]
小学生に、まちがえて「お母さん!」と呼ばれたことはままある。
もちろん、「先生!」って呼ぶ場面での言い間違い。授業中よりも休み時間とかに遊んでいたり盛り上がっている時、とっさに言ってしまうらしい。で、これはよくあること?…だったような気がする。
今日は、I中学校の休み時間のこと。何かの話で盛り上がっている時に、中3女子が私を振り向かせようとして言った。
「塾長!」
しばらく誰も気がつかなかったのだが、少しして「今、『塾長』って言わなかった?」とまわりが言い始めて、「やっぱり言ったよ」と徐々に笑いが広がって、おかしさがこみ上げてきた。
いやあ、この仕事(学校の先生関係)をしていて、「塾長」って言われたのはさすがに初めて(笑)。で、その後の授業中は彼女の顔を見るたびに笑いをかみ殺すのに必死だった。
休み時間に遊んでいるような時に出たことばで、私とまちがえられたわけだから、塾長もいばってなくて、身近な存在になってきた証なのかなあ…。
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2008/06/25
いとこの結婚式 「自分らしい生き方・お仕事(156578)」 [ 最近のことの日記 ]
先週、10歳年下のいとこの結婚式に出かけてきた。
彼女は心臓が弱かったので、産まれてすぐに手術を受けた。
じいちゃん・ばあちゃんが亡くなったりするよりも前のことだったから、小学生の私が初めて「死」を身近に感じるようなできごとで、すごく怖かったのを覚えている。
その後も何度か大きな手術をしたりと、小さい頃は特に、ずっと体が弱かった。本人も何かと、恐がりだったりもして、美人なだけに余計に「はかなさ」があった。妹のような存在ながらも、「早くに亡くなるかもしれない…」という思いがあって、どうしてもこちらが遠慮がちになったりもしていた。
でも音楽と出会って彼女は変わった。いわゆる「アル中」(アルフィー中毒w)としてスタート?だったような気がする。それでフォークが好きになり、チューリップ、かぐや姫、ガロ…と時代はどんどんさかのぼっていった(笑)。
そのうちエレクトーンだけでなくギターも弾くようになった。体が弱いから無理はできないし、子どもは産めないだろうから、こうして趣味を大切にしながらゆっくり生きていくのだろうと思っていた。
ところが…同い年のすてきな彼と教会関係?で出会ったのであった。そして結婚…こんな日が来るとは思わなかった…という思いがあるだけに、うちの一族は何かある度に「涙・涙…」となるのであった(笑)。
「すてきな彼」とほめた後で言うのも何だが、どこかで見たことあるなあと思っていたら、彼はなんだか私に似ている。
司会が各テーブルにインタビューに来て、私が当たってしゃべった時に気づかれたのか、披露宴の途中、新郎の母から「S哉のお兄さん!」と急に呼ばれ始めた。新郎のお兄さんじゃあ、あなたの息子でしょうに(笑)。
ちなみに新郎の妹さんには、「お兄ちゃんのお兄さん」と呼ばれた。それじゃあ普通にあなたの「お兄さん」でしょうに(笑)。
その新郎のご両親は教会関係者らしく、1曲披露…なんて場面になったら、父は歌う…マイクいらず。 母は賛美歌のピアノを弾く…この安定感は人前で弾きなれている人のそれ…。ただ者ではない二人なのであった。
すてきな人たちとつながっていき、なんだかうれしいのであった。
そんな思いがうちの一族みんなにもあったのか、めったに会わないし、大人になってからはあまり親しくない実の兄貴(笑)とホテルの同部屋で真夜中まで果てしなくサシで飲んだのであった。
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2008/07/10
動く乗り物? 「自分らしい生き方・お仕事(156578)」 [ 最近のことの日記 ]
5月途中から行き始めた山奥のH小学校での私は、主に体育の先生である。
ダイエットは間に合わなかったので、みんなにお腹をたたかれたりなでられたりしながら(これは小中を問わずそうさせる何かがあるようだが、小学生の方が手加減がない!)、『体育講師』としてプール指導をしている。
自分の学年だけだと週3時間なのだが、さらに他の学年の授業に『プール指導員』として週2時間出ている。
さらに、どうせ来るならその曜日に…ということで、『特別支援学級の介助員』として週4時間入っている。これは体育の授業をやる学級とその子たちの原学級が同じなので、ついでということで決まったのだが、主に図工のお手伝いに出る。
結局はその通常級みんなの世話を焼くことになるのだが、現在大工仕事のようなことをしていて、『難しいところは私かわらG先生にお願いしなさい』なんてことを図工の先生が言うから、とても大変だ。
小さい釘を打つとか、板を斜めに取り付けたい…なんてのはまだOKだ。
薄い板の円と、薄い板の長方形を、横に並べて取り付けたい…って、そんな1点しか接していないものが「釘で留められる」わけないだろう! と無茶な注文が相次ぐのであった。
もともとのテーマは『未来の乗り物』で、その絵をまず描いて、今度は板や木で作る…という段階なのだが、目の前の材料や自分の技量を見極めて、妥協しながら新アイデアで作っていくのはなかなか難しく、それでいて楽しそうだ。
さて、特別支援学級の二人が作るものとして担任から聞いた題名は、「Aちゃんが犬で、Yちゃんが猫」
授業前に「了解です」…と言ったものの「???」と思っていたのだが、どうやら、伝言ゲームの失敗?か、担任の先生からは『動くおもちゃ』と全然違うテーマに対して二人は考えたらしい(笑)。未来の乗り物…犬や猫…絶対にないとは言い切れないけど。
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2008/07/21
プール三昧 「自分らしい生き方・お仕事(156578)」 [ 最近のことの日記 ]
1学期が終わって夏休みに突入している。
今年度は、いつものI中学校の社会科講師(3年生)、U中学校の介助員、H小学校の体育講師(4年生)・介助員・プール指導員の合計22枠をやるようになって、時間的には結構忙しいのだが、どの時間もそれぞれに楽しい。
昨年度はS中学校が大変で「夏休みを熱望」していた覚えがあるが、今年は『えっ、もうか。まだ夏休みでなくてもいいのに…』とまで思ったからなかなか精神衛生上良い毎日だ。その代わり、収入がやばいんだけど。
さて、まだ働いてもいいのに…という気持ちと、収入がやばい…の現実を少しでも解消するために、H小学校の夏休みのプール指導員を買って出た。7月中の平日の8日間。
今時は教諭がやると1円も出ないのだが、「プール指導員」として雇われた形で私が入ると、本人は市町村からお金が少し出て、他の教諭は少し楽ができる…ので大歓迎だったのだ。
結構ハードだなと思っていると、息子Sを休日はプールに連れて行くことに。通っている特別支援学校が休日にプールを福祉開放している。この日・月曜日はそれに行ってきた。送り迎えもプールの中ももちろん付き添いだ(平日開催の学校主催プールはスクールバスの送り迎えだけ)。
来週もある。土曜日は元教え子たちとのバーベキューなので日曜日だけ福祉開放プール参加。でもその土曜日もSを連れて川遊びはある予定。
予定表を見ると、なんと『12日間連続水泳!』の予定になっているではないか!
びっくりするほどやせたりして(笑)。
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2008/08/01
講師の鏡 「自分らしい生き方・お仕事(156578)」 [ 最近のことの日記 ]
12日間連続水泳が終了した!
体重はなんと
1kg減…って誤差の範囲だよ(笑)。そもそも水の中にいるだけで本人はそんなに泳いでないから。
この期間、平日は弁当買っていって、午後、冷房のある職員室でワープロ仕事をして帰ろう…と思っていた。
が、折りしも校内が工事中。職員室前から工事の中心が移動すれば…と思っていたが、工事は日に日に激しく本格化(笑)。
出勤してあの中で仕事をしなければいけない(うちの都道府県では、10年前くらいから教諭の自宅研修が認められなくなった)のも気の毒だ。
私は、「自宅または最寄りの図書館で研修」と書類提出しているので、プールが終わるとそのまま隣の市の図書館通い。自宅は、暑いし、じゃまする少年(S)もいるし、在宅ワークには適さない。
8日間、午後は4時間くらい「2学期以降の授業のプリントづくり」のために、ワープロ打ったり、本を調べたり…。そこはパソコンの電源をとらせてくれるので重宝している。これからの時代の図書館はそうでなきゃ。
相当昔、教育実習で「1時間の授業のためにその10倍?の時間の準備をしろ」と言われたような気がするが、それがいざ講師になると「同じ時間の準備」となり、他の仕事(主に生活指導)で忙しかった教諭の頃は10分の1になり、しまいには「授業中に展開を考える(思い出す)」ようになり(笑)、それなりのレベルは維持しているつもりでも「授業が後回し」になっていた。
今回、久しぶり(7年ぶり?)に中3の公民を受け持ち、資料のプリントを一新しているのだが、7年前の時に使った資料の多くは1980・90年代のデータで、すっかり時代遅れ。
国会議員の決め方も人数も変わり、内閣の仕組みも変わり(環境省に防衛省)、株式会社のルールが変わり(有限会社は新たに作れない)、日銀の公定歩合の操作は金融政策の柱ではなくなり、悪徳商法の手口もいろいろと変わり、独占企業も業種ごとの順位が大きく変わり(自動車で三菱が躍進していたのが今は5位にも入らず)、ゲーム機では任天堂のシェアが復活し、エンゲル係数は取り扱わなくてもいいようになったり…時代が激変していることに驚いた。
逆に「官僚主義(お役所仕事)」とか「たてわり行政」とか問題がそのままなものには苦笑い。
このプリントづくりの苦労は大変なのだが、今年度は「あいつらのために少しでもいい授業をするか」と思えるI中の連中が相手だからよかったかも。「彼らの受験に向けて力になろう」…とまるでまじめな若い先生のような(笑)モチベーションがある。こうして一度ちゃんと作り直せば、今後はマイナーチェンジで使えるはずだし、今年無理して3年生の授業を持っておいて良かった。
それにしても、考えてみれば「自宅研修」を届け出て、本当に学校授業の研鑽している非常勤講師なんてそうはいないはず。もともと長期休業中はのんびりするか塾の夏期講習とか他の仕事しないと割に合わない時給なのだ。
そんな中、今年の私は「講師の鏡」…「ミラーオブなんとか…」だと自画自賛するのであった。(英語も研修した方がいいな)
ここから半日経って気がついたけど、ここでいう「かがみ」は「鏡」じゃなくて「鑑」でした(たぶん)。だから少なくとも「ミラー…」ではない。現代国語も研修の必要ありでした(笑)。誰かに突っ込まれる前で良かった。
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2008/08/01
実践障害児教育 「障害児と生きる日常(43979)」 [ 最近のことの日記 ]
以前ブログで書いて、宣伝忘れていました。
本日8月1日付けで発売される(たぶん定期購読の配本はすでにされていた)、実践障害児教育8月号(学研)の特集「本人・保護者・きょうだいがかたる 学校にしてほしいこと、してほしかったこと」の中に、私の文章も載っています。P6の分量で、私の名前は本名みたいな仮名で、「SのことをS太」として書いてあるので、すぐにわかるかと思います。
ただ、雑誌自体が専門誌でそうそうどこにも置いていません(笑)。
万が一、お手にすることがあれば、「へえー」と読んでみてください。まわりの他の執筆者の人生の方が重すぎて、私の文章は「軽く」感じられました(泣)。
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教員免許更新予備講習 1 [ 最近のことの日記 ]
そもそもこの研修は何かというと、「現職教員が力不足だ!」と現場をよくわかっていない人たちが言い出して、あの急にやめてしまった山口出身の総理大臣の頃に急に具体化して、10年に一度、教員免許更新のために試験などさせてはどうか…さすがにそれで落とすのは法律上難しいならせめて研修をさせよう…という国の嫌がらせである。
免許を取る時に「更新」の話がなかったものを、後から更新の研修を義務づけるのは本来おかしい。なので、「現職の先生に限り、更新を怠ると免許が失効する」というわけのわからないことになってしまった。
つまり、免許は取ったけど教師にはならなかったという立場の人(私の大学の友人には多い)は何もしなくて良くて、ずっと現場にいる人は「今のままでは先生を続けられなくなるぞ」って使用者側からの圧力がかかったのだ。
私が教諭だったら「裁判で勝つ!」…とまでは言わなくても「誰かが裁判で勝つまで待つ!」(笑)と言ったかもしれないのだが、今の私は年間採用の講師で毎年契約更新なので、免許がないとまちがいなく首になるので、素直にあきらめて受けることにした。
再来年の3月までにその研修を受けなければならない人たちは、私の学年(42~43歳)とその10歳上と10歳下の学年。いきなりやると混乱するから、今年度は実験的に「予備講習」という形で各大学で行われ、それを受けた人はその単位を持って本講習に振り替えることができる。
だから、今年度は講習を申し込んで受けられる権利を得ること自体が狭き門だったのだ。
そんな先取りみたいな形になぜ私が応募しているかというと、今年度に限り『無料』なのである。来年度からは1枠1000円(30枠で3万円必要)になるという噂もあり、急に必死で探した結果、自宅から1時間半くらいで行けるS大学を見つけたのである。
自分の母校は講座ごとの抽選となり、当たった枠だけ取っても全部は終わらない。ところがこのS大学のは、5日間みっちりやって全部の30時間が終わるのだ!
しかし、一つ問題があった。必修講習(12時間)はいいとして、専門講習(18時間)の中学校社会科がここにはないのだ。実はここの大学は幼稚園と小学校の先生対象にしているので、行くとしたら小学校の先生として行くしかない。一つの免許状だけ更新すれば他のも自動的についてくるということで、私は小学校教諭免許(もともと私はこれが主免許で、中・高が副だったんだけど)の更新講習に出ることにした。
だから、なんていうか、今の仕事に直接役立たなくてもいいや…免許さえ更新できれば…というある意味いい加減な取り組みである。
そうなると大学側が受けてくれるかどうかが問題だったのだが、運良く現在、小学校の先生でもある! 体育週3時間だけしかやってないけど(笑)。そこで、申込用紙の学校長欄に中学校ではなくて小学校長の署名がとれたので、ばっちりであった。
さて、初日、久々にネクタイを締めて、6時台のバスに乗って出発。教室50名には知り合いが0名。考えてみれば小学校の先生の知り合いって現任校の10名(笑)と息子の小学校の30名くらいだ。大学附属小の時の知り合いはその大学で受けるだろうし。なので誰とも話さずにいたのだが、図らずも休み時間に知り合いの先生にまとめて会うことになった。
このS大学、そのK市の第五中学校と隣接している。そういえば野球の練習試合でA市のH中の連中と来た10年くらい前に、S女子大学(当時)の方ばかりのぞくヤツがいて注意したことを思い出した。(その日は風が強かったので余計な期待をする中学生男子)
この日、その第五中学校では大規模な練習試合が朝から行われていた。教室に知り合いもいないから、休み時間の度にグラウンドを見ていたのだが、昼休憩の時にはすぐ脇までいって野球を見ていた。
あれって気がつくと、知っている監督ばかり。それこそ同じA市内で一緒だったT中の先生が五中の先生で、同じく市内F中の先生が今はF市の一中の先生で、さらにその後H市のY中に私がいた時に知り合った私立K学院の先生2名…などなどやたらと知っている人がいたので、つい塀ごしに声をかけてしまった。
こっちが行こうと思ったのに、大学側に侵入したい先生(ここが元女子大だからか)がバラ線のすきまから来てくれて、数分話をした。その先生は昨年度S中で奥さんが働いていたので私の近況を知っていて話が早かったが、まったく会っていない人にとっては、「ここ数年野球の試合で見ないと思ったら、突然大学の敷地からネクタイしめてのぞいていた」ともう説明するのが面倒になるだろうと思ったので、声をかけるのはもうひとりくらいにしておいた。
野球部の監督でなくなっている理由と免許更新で今ここにいることの二つを説明をするのは、結構大変だった。聞かされる方は「?」マークの聞き所がたくさんありすぎて。
しかし、その練習試合(というかミニ大会)の出会いはそこで終わらない。来ていた6チームの中に、私が監督をしていたH中学がいたのだ! 顧問も私が引き継いだ人からまた新しい人になったし、選手はもちろん誰一人知らないのだが、こんなに遠くに来たのに(土地じゃなくて私の人生が)、ここでこうして自分がいたチームの試合を見るなんて…不思議だなあと小田和正か誰かの曲がBGMとして頭の中に流れるのであった。
H中、ユニフォームが替わっていたのがちょっと残念だった。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
2008/08/26
教員免許更新予備講習 2 「自分らしい生き方・お仕事(158293)」 [ 最近のことの日記 ]
ちなみにこの大学の講習は、90分1コマの授業を一日に4枠受ける。小学校の45分授業に置き換えたら8時間授業!
それを月曜日から金曜日までの5日間連続。ちなみに同じ日の4枠はすべて同じ先生の授業があるので、授業がわかりにくい先生の曜日は丸一日わかりにくい(笑)のだ。
そんな勉強付けの毎日なので特におもしろいことはないのだが、自分では結構な事件が、2日目の昼食時間に起こった。
この日のコンビニ買い弁メニューは、おにぎり2つとコーンサラダ。それに食後のおやつのドーナッツ。何が太る原因かは一目瞭然だがそれはおいといて、いきなり大変なことに気がついた。
「はし」がない…。
前日は弁当的なものを買ったからつけてくれたが今日はサラダだけだから忘れたのか…と思いながらも、どうしても食べたい。しかし、朝これを買ったコンビニは遠い。大学の学生食堂は夏休みで閉鎖中。自動販売機にラーメン用のフォークとかないかと調べるがない。
決断は早かった。「Sにできて俺にできないわけがない!」
ごまドレッシングをかけてビニル袋に隠し気味にして、手づかみで食べた。恥ずかしさよりも、実際に食べにくい。どうしてもぽろっと落ちたりするし、近くに座っていた人は気がついたとは思うのだが、まあしょうがない。慣れてきて、3本の指でつかむよりも、親指と人差し指だけの方が口からこぼれにくい…などの発見もしたが誰にもそれを伝えられなかった。
最後の3分の1は面倒になって、容器から直接犬食いした。まわりの人は「ワイルドな人だな」と思ったに違いない。
あと、3日目もついていなかった。帰りの電車に乗る際に、4時25分のに乗ると接続が良くて自宅に6時前につくことがわかっていた。その後の電車だと結局5時に乗るのと同じで6時半くらいになる。
その日は家に早くつきたい、そうしないと豪雨にやられそうだ…と思い、大学からがんばって駅まで走った。いや、半分はばてて歩いたがそれでも徒歩20分の所を12分の好タイムで、電車は目の前…というところまで来た。そして予想に反してなんと4時25分の電車に乗車できた。
乗り換え2回も順調、6時前に自宅のある駅に着き、バス停に向かった。そこにいたのは妻…それがついていない…のではない。
バスに乗ったら、例の局地的な集中豪雨の始まり! もう駅には戻れないし、自宅のあるバス停まで来たら降りるしかない。妻には「ここからは別行動だ」宣言をして、私は降りて走りまくり、妻はゆっくりと帰ってきた。バスから降りた時が最も激しく降っていたので、走ろうが歩こうがカバンの中までびしょびしょであった。(二人とも傘はあった)
そして、その20分後、雨はきれいにやんでいた。もし、最初の駅でもう1本遅い電車にさえ乗っていれば…濡れなかったのに。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
2008/08/26
教員免許更新予備講習 3 「自分らしい生き方・お仕事(158293)」 [ 最近のことの日記 ]
講習そのものは、おもしろいものもあったが、そう人にお勧めするほどのことはなかった。算数はおもしろかった。社会は時にへえーということもあったが、講師が教育委員会関係者のせいか元校長のせいか、おごった発言が多く何度も頭に来た。
全体を通して、講義を聴いている人を小学校教諭だと決めつけすぎてるなあと感じた。
演習の時の自己紹介でわかったのだが、実際に私の席のそばには、算数の指導補助員、音楽専科の先生など、私と同じように全科を今見ていない先生もいた。
「落とさない」とは言っていたが、実は試験が一応ある。それは大体の問題を前もって聞いて、数日分まとめて行われるのだが、講義で聴いたことをベースに、自分でその教科の指導案を立てる…というパターンが多かった。
その宿題は実は大変。なぜなら門外漢は教科書すら持っていないのだから(笑)。
この時 役に立ったのは、私が4年前に某大学附属K小学校にいた時に、捨てずにとっておいたみなさんの指導案!
研究校だから校内研も含めてたくさん出たそれをとっておいたのだ。家に帰って教科別にして倉庫の奥にしまってあったそれをとりだし、「まったく、何がどう役に立つかわからんなあ」としみじみ思った。
ちなみに直接役立ったプリントは当時3年生のI先生の算数の研究授業の指導案と、自分が4年生の先生方に向けて作った水の授業のプリントであった。
でも考えてみればこれは大学側の不手際で、それこそ、小学校の他の職種のみならず、今後は他校種の先生も受けに来るのだ。なぜなら選択講習はどの教科で取ってもOKとなっているし、今後時間のない中で取るとなると、中身よりも場所や日程が優先して選択されると思われるからだ。
だから、その時間に習ったことの中で試験をしていくのでなければ本当はおかしいと思う…と反省アンケートに書いたかどうか、3教科の試験を60分間で無理矢理受け終わった後で、本当にアタマが痛かったので、アンケートに書いたかどうか覚えていないのであった。
あと、国の指導で、必修の講習の中に『特別支援教育』についても盛り込むことになっていたらしい。でも「なんちゃって…」という感じだった。みんなが発達障害を知っている前提で講師は話していて、でもそれ以上のことは踏み込めてなくて、少なくとも私には(エセ専門家)得るものがなかった。
みんなが知らない気で一からていねいにやるか、または知っている人たちでも忘れがちな指導の工夫とかをテーマにやって欲しかった。レジュメを見るとインクルージョン的な結構いい感じのことが書いてあったのだが、講師の先生は時間がなくて2校時にその後半を飛ばしてしまった(怒)。
4校時最後の質疑応答の時に時間が余っていたので、勇気を出して手を挙げて、その飛ばしていた部分をやってもらった。私一人の質問(要望)で20分も説明していたけど、でも残念ながら、内容はやっぱり深まらなかった(笑)。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
2008/09/02
原子力発電所見学会 「自分らしい生き方・お仕事(162049)」 [ 最近のことの日記 ]
8月某日、原子力発電所見学会に参加した。
国の手先?(笑)として推進派の法人が主催しているイベントだ。
その昔は強い反対派で、でもいつの間にか30%近いシェアになっていることを半ばあきらめて受け入れている(そうやってなし崩しにされたことが本当は腹立たしいのだが)私としては、今現在、本当のところは原発どうなのかを知りたい…という社会科の教師的な好奇心で参加した。
イメージの中では、80年代後半にRCサクセション(忌野清志郎)が歌っていた反対ソングが盛り上がった時期…あの当たりから何も変わっていないのだが、もしかしたらその後安全対策が進んでいるのだったらそのことを知ろうと思ったのだ。
出勤簿の記録上、最終的に外部研修扱いになったか休暇扱いになったかはよくわからないけど、万が一被爆したり、帰らぬ人になった時に「届け出が自宅研修になっているのに他県の原子力発電所にいたのでは労災になりません」となっては大変だと思い、前の週、研修先から管理職に必死で連絡した。
我が家は東京駅までが遠いので、ものすごく早起きして、東京駅で朝食を取った。たぬきうどんが650円って高すぎ!
行き先は茨城県東海村など。普通の観光バスに長時間乗って、すっかり乗り物疲れ…。一緒に行く予定だった社会科の同僚の先生が行けなくなったこともあり、今回も孤独(笑)なこともあったが、何よりもバス車中の講師による説明がとても単調で、驚くほどの人たちを夢の世界にお誘いしていた。参加者の半数は教員だったそうなのだが、一応やる気?で参加した人たちをそうさせたのだからその眠たい話たるやすごい!
よかったことが2点。申し込み段階では特に書いてなかったのだが、那珂湊市場に寄った時の昼食が何と無料で用意してあった!でも市場で売っているお刺身ほどおいしくなかったのが残念…。それでも、まあ、お手柔らかにという買収にまんまとはまったわけです(笑)。
もう一つは、原子燃料工場の見学ができて、ここではそれこそ白衣を着て帽子をかぶって黄色い安全靴を履いての厳重な安全対策…見学の中身以上にその格好がいかにも特別な感じで良かった。残念ながら撮影禁止。
ペレットと呼ばれる1円玉より小さな、円筒状のウラン加工燃料がたくさん作られ、それを種類別に並べて大きな燃料棒を作っていく。この工程はとても勉強になった。
ペレットを持ってみますか?という見学ガイドのお誘いに乗って、手袋越しにウラン物質を持った人たちもいたが、私は言われた瞬間、思わず後ずさりしました(爆)。核物質マジ怖いし、これをさわった人が長生きしたかどうかのデータはないし。
そしていよいよ原子力発電所へ。説明会の後、いよいよ専用バスで中の様子を…と思いきや、昨今のテロ警戒もあり、建物にさえ近づけず、写真も撮らしてもらえずでがっかり。
確かに、「これが核融合中の原子炉です」とか近づかされても困ったかもしれないが正直「何それ」という思いだった。
原子力発電所で働く人との意見交換は時間が少なく、質疑応答もちょっとオタク(発電オタクw)な方が粘るので聞きそびれた。
帰りの車中で、行きと同じ例の講師の先生に聞いたのだが、延々20分回りくどい説明をされてしまい、質問者なのに思わず寝てしまいそうだった(笑)。
ちなみに質問は、「本日の見学で、ペレットの段階、燃料棒の段階、その製造過程、原子炉の段階で、かなり安全対策に気を遣っていることを知り安心しました。でもそれでも万が一、原子炉に異常が起こった時には、建物にもシャッターが降りるとか一気にセメントで埋められるとか何らかの工夫があるのでしょうか?」というものだ。
私の知っている話では、そういう技術がすでにヨーロッパにはあるけど、日本は予算の都合でやってないとその昔聞いていたように思う。
講師の話、もともとわかりにくかったり、自分も半分寝てたりでよくわからなかったが、かいつまんでいくと、「日本の安全基準では原子炉のことまでは厳しいが、建物についてはそんなにやらなくていいことになっている」 「でもそれぞれの原子力発電所では自主的な取り組みとして、一気に水だか何だかを放水する装置とかをつけている」らしい。でもすべての原子力発電所が、できる100%の安全措置をしているわけではないらしい。
チェルノブイリとは原子力発電所の作りそのものが違うし、原爆ともウランの種類からして違うから心配はいらない…らしい。
ということで、以前よりは少しはイメージが良くなったのと、環境への負荷とかを考えると「今あるものはやむなし」という気にはなったのだが、パンフレットにしろ何にしろ、火力・水力と比べることはあっても、太陽光・風力などのデータは載っていなかった。コストについては1kwhの電力を出すために原子力は5円程度とお得。昔は同じ条件で数千円かかっていた太陽光発電もコストが46円まで来ているのに…。
そういう、自分の所に都合のいいデータだけを載せる姿勢が、私を賛成派には決してさせないのであった。
東京駅に戻ったのは夜7時。丸の内側に停められたのをわざわざ八重洲側の地下街まで「昭和のムード」を味わいに行ったのだが、すっかりリニューアルされていて都会派の地下街に…。
泣く泣く1000円もするカレーライスをテレビにも紹介されたおしゃれな有名店で食べたけどあまりおいしくなかった…。そのせいで原発のイメージがついでにまた下がった(笑)。帰りのバスでおいしい晩ご飯とビールが付いていれば買収されたのに!
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