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42日間と長かったはずの夏休みも最終日だ…。 一年で一番悲しい日が8月31日ですね…と以前の同僚のメールにあいさつ代わりに使ったら、「うちは2期制なので、もう1週間前からただの『前期の続き』が始まっているから8月31日はなんでもないただの日付です」と怒りの?返事があったのが去年。 私の住む地域のまわりでも9月1日スタートじゃないところが増えてきた…。幸いにも今年は3校ともまだセーフだったが、授業は即平常授業だ。 昨日届いた『残暑お見舞い』…こちらから出したものへの返事ではなく、ここで初めて来たものだ。 差出人は、私が週1で選択授業の講師をやっているB校の副校長。 いろいろなあいさつとかの文面の後、最後のしめがよかった。 『9月4日(月)から平常授業です。』 講師の人数が多い学校なので、みんながちゃんと来るように…業務連絡だった。
2006/08/31
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先日、息子Sの通う特学のクラスの子たちと遊んだ。 放課後活動として親子で遊ぶ会を月に1回くらいやっている。先生たちの出張で午後の授業がカットの時などに小学校の体育館などを借りておこなっているのだが、日頃は午後の授業まで持たないSなので、参加していない。 今回は夏休み中ということで、これだけなら大丈夫…なので参加した。 クラスの先輩たちは日頃Sの相手になれているので、ほっておきながらも時々かまってきて、しつこくしすぎず…いいバランスで遊んでくれた。 色々やっていたが特筆すべきは、Sと、同じく自閉症児のY君と、5年生のお兄さんとの水鉄砲の戦い。 Sは水鉄砲そのもの…引き金を引くと水が出ること…を気に入って、やたらとピューピューやっていた。ただし、自分に向けて…。 5年生が撃ってくると、最初は笑って喜んで逃げていたが、そのうち立ち止まりなんの抵抗もせずに背中がぬれてメソメソする…いじめられてる子みたいで、これじゃあ、向こうも攻撃のしがいがなくなったようだ。 さてもう一人のY君…攻撃するのが楽しくてしょうがないみたいで、5年生や私にかなりかける。それまでも時々少しはずし気味にかけられていたのだが、上半身裸になってからは5年生の攻撃を受けるたびに、「キャー」とか「やめてー」とか超オーバーアクション。これはやりがいがある。 でもだんだん楽しそうではなくなっていて、攻撃する時はとことんかけて喜んでいるのだが、自分が反撃されるとそのうち「助けてー、助けてー」と母の元に逃げていく…。これまたまるでいじめられているかのよう。 「キャー」も「やめてー」も「助けてー」も字で書くと悲鳴だが、彼の言い方は、棒読みのセリフのようでそんなに切迫した感じはない。 でもやはりいたたまれなくて?か、5年生の彼は水鉄砲を置いて他の遊びにうつるのであった。 適度なリアクションって難しい! そのY君の「助けてー」のリアクションを見ていた他のお母さんが、ボソッと、「学芸会の下手な芝居みたい…」と言ったのがおかしかった。
2006/08/30
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確かまだ20世紀の頃に話題になった時は読み損ねていた。 今頃読んで、おもしろくて人に紹介したくなった。 「児童文学」となっているけど、おじさんも結構はまってしまいました。 読みやすい大阪弁文体だった。 図書館で借りて読んだけど、文庫本も出ているようなので買おうかなあ…。 大学生の頃、先輩の家ではまって読んだ「気分はグルービー」(マンガ)を思い出した。でもこの小説の方がすごい!
2006/08/29
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週3回行っているA校に約4週間ぶりに行った。2学期の予習をしようと教科書が必要になった(笑)からだ。日程追い込まれすぎだ。 家から近い所なので出かけて帰りがてら寄ったのだが、職員室に入ってあいさつをした瞬間、焦った…。 自分の席がどこだったか、一瞬考えた…。 昨年度と今年度とで席が違うとはいえ、そんな自分にびっくりであった。 夏休み中なのでさすがにそんなに書類はたまっていないが、おみやげのお菓子をいくつか置いていただいたようで、中にはもう酸っぱい臭いのおまんじゅうも…。 埋もれていた健康診断結果を発掘。今年度も脂肪肝の疑い(というか病院でちゃんと検査して疑いではなくそうだと言われているのだが)と中性脂肪とGPTの数値が高いから書かれていた。しかし、総コレステロール値がぎりぎり正常値の範囲におさまった。よく見るといずれの数値も去年よりはよくなっている!そろそろ数字に表れないと、運動を以前よりするようになった甲斐がないぞ…と思っていたので、よかったよかった。 筋力増加のせい?か体重は依然と同じなのだが中身がちょっとだけ改善したようだった。 さて、こちらも久しぶりで大ボケだったが、昨日河原の町内行事で会った中3女子1名もすごかった。あいさつしたあと、急に「先生、社会科の宿題ってありましたっけ?」とあわてている。 しばらく思い出そうとする私…。中1に出したものは思いだした。中3…受験生に出したっけ?と考えていてふと気づく。 「お前、今年、俺に教わってねえだろ!」 昨年度、中2の時には担当したが、今年の中3は選択科目だけで公民は教えていない。一瞬考えたこっちもなんだが、習ってない先生に聞くこいつも相当な…。 となりにいた子に繰り返し説明されてもなかなか「あー、そうだった」と言わなかった。 もうすぐこんな人たち大勢との毎日がまた始まる…。
2006/08/28
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町内のマスつかみどり大会が河原であった。 毎年、夏の最後のイベントとして行われる。とるのは主に小学生とそれ未満のお子様たち。前日に川の流れから伏流を作り、一部を石でせき止めた浅瀬で行われる。獲ったマスや鮎やウナギ(当日放流)は次々とおじさん(中には料亭の職人さんも)たちの手でさばかれ、炭火で焼かれていく。他にもおばさんたちの作る焼きそば・ゆでとうもろこしもあり、かき氷、さらに生ビール…ととてもすばらしい! Sもこの数年参加するようになったが、「魚を捕る」という 目的を本人は持っていないので、浅瀬の中をウロウロするだけ…。そのうち他の子どもたちの勢いに押されて泣く…ということが多かった。 今年はやや慣れてきたのかまわりの大騒ぎも気にせずに、「まるで魚を捕っているかのように」水の中に手までつけて「水遊び」をしていた。 私が握っている鮎を見せたりすると、口のところをつついたりはするのだが握る気なし…。でもまわりの子が楽しんでいる中で一緒に楽しめてよかった。 Sが小学校に行くようになったり、私が中学校に行くようになったことで、数年前よりも近所に知り合いが増えたので、先の焼き魚・とうもろこし・焼きそば・かき氷・ビールなどが遠慮なく手に入るようになった。向こうから声をかけてくれるので楽だ。 そして、今年はついに食べ物を一通り満喫した。結構寒かったので、あまりいると風邪をひきそうなので早めに引きあげた。そんな寒い時なのに「かき氷」好きになったSは、他の人の食べていたかき氷を食べたいと手を伸ばして必死にアピール。作ってもらったブルーハワイシロップがけかき氷を河原でほぼ完食した。 家に帰って、シャワーを浴びる時にくちびるが妙に青紫色で「体冷えすぎたか?」とびっくり。口を開けた時に見るとベロも真っ青! ただのブルーハワイシロップだった。 ついでだが、Sがかき氷を食べているのを見たあるおばさまが「あら、ブルースカイにしたの、いいわねえ!」と言っていた。つっこめなかった…。
2006/08/27
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昼に、教え子たちとの同窓会バーベキューがうちのそばの川で行われて、いつのまにか(6時間くらい飲んでいていつのまにかってこともないが)かなり飲んでいた。もちろん結構酔っぱらっていた。 が、夜は夜でSを連れて地元商店街の小さなお祭りに妻と三人で出かけた(出かけさせられた)。いわゆる祭礼ではなくて、それぞれの店や個人が小さな店を路上に出している「夜のフリーマーケット」という感じだ。 お祭り=人混み=Sが抱っこを要求=しょうがなしに肩車をして疲れる・・・という図式がお祭りやディズニーランドとかでいつも成り立っていたのだが、普通のお祭りより人出が少なくて歩きやすいせいもあってか、この日のSはよく歩く。途中、知り合いに会ったり、Sの同級生のおうちの人のお店があったりして、気が紛れたのがよかったのか、折り返し地点でかき氷を食べられたのもよかったのか、うちから約2km分くらいの往復の道のりを自分の足で完歩したのであった。 途中の店で、見覚えのある竹細工のきれいな光に足を止めると、昨年度、私の勤務校で学習指導員をしていた先生が店番をしながらウグイス笛を吹いていた。その竹細工の電灯は昨年度学校長がお借りして学校玄関を飾っていたものだ。 「これがそうだとよくわかりましたねえ」なんて言われながら、いろいろな作品が飾ってあるのを見せていただいたが、今年度は制作に専念できた(もう会社を引退した後に自宅の工房で作品を作っている。というか工房とか庵とか自体も自分で作ったりする人なのだ。昨年度はつい魔が差して?中学生相手に学習指導員とかをしてくれていた)ということで、たくさんすてきな置物があった。 もちろん、もし値段を付けたら相当するであろうと思われるようなものを私は買ったりしないのだが、値札がないので一応聞いてみた。すると、「ああ、値札のないヤツは売り物じゃないんですよ。いい感じのができたら人に見てもらいたくてね。(笑)」 ということで、店というよりはそうやって興味ある人との会話を楽しんでいる…という素朴なお祭りの中の素朴な店であった。 Sはおじさん(というか先生)のウグイス笛に興味津々。吹いているのを奪おうとまでするので、「あげるよ」と言われたのだが、一応芸術家のものだし、珍しく値段のあるものだったので200円で購入(というか安い)。 今日も一日、竹製のウグイス笛が朝から鳴り響くのであった。
2006/08/26
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なんだかんだいっても、日頃はそうそう飲み会に出かけられない。Sのお世話もあるし、週末は妻の仕事関係の飲み会があれば負けるし(その代わりこっちは数が多い)、月に1回くらいのもんだ。 夏休み中は、授業と違って、翌日の仕事がなんとでもなるので集中的に入れた。そのせいか、3日1回くらいトレーニングジムに行ったりしているのに、夏バテ知らずで少し太ってしまった…。 この中からいくつかはできるといいなと夏休み前から日頃飲めないけどこの夏飲みたい人たちの候補をあげていた。 実際にできた飲み会は、バンド関係の古い友人鎌倉君(仮名)の結婚祝(7/7まだ休みじゃないけど)、荒れてた中学校(以後A中)の時の仲良かった先生たち(7/28)、その中学校の野球部の生徒で今息子の小学校の先生(8/10)、バンド関係の大学サークル時代の先輩後輩(8/12)、それと同じくだが今は離島の先生をしている小笠原君(仮名)を囲む会(8/18)、講師で勤務した小学校の学年の先生たち(8/22)、そして明日は、一番担任して楽しかった時のA中2年1組の同窓会。 いずれも楽しかったが、こんなにたくさんあった予定があっという間に終わってしまった。 ちなみに、できるといいなと思ったけど、自分の健康状態や経済状態や家での立場?を考えて見送ったのは、講師で勤務した小学校の実習生たちとの若者飲み会、中学校からのつきあいの高校のバンド仲間との泥沼の飲み会、現在勤務する中学校の社会科の先生とのサシでの飲み会、もともと定期的に飲んでるB中学校の会、息子の行く特学のお父さんたちを誘っての初飲み会…。 結局早いもの勝ちで、ちょっとでも何か他の件で連絡があった人との会をやったと思われる…。積み残しを覚えておかないと…といいながらいつも先送りになるのだった。
2006/08/25
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先週の土曜日、地域の養護学校のPTA主催行事(遊びの会)にまたまた参加した。 Sは、春先に下が土の公園で遊んだ時に、よその子のインラインスケートを借りて少しやったぐらいだから興味は持っていると思われた。 一年前にこの行事に参加した時、最初はおもしろがったが、思うどおりに行かずにイヤになり寝転んだ。そのうち歩行補助器具が登場するとまたちょっとだけやって、その後大泣きした。30分持たなかったような気がする。そして違うコースの水遊びコーナーに移動してほとんどこっちで過ごしたのだった。 土の上ではすべらないから余裕で歩いていたが、この日は体育館なのでよくすべる。ヘルメットやひざ当てをなんとかつけて(すぐ脱ぎたがる)立った。 一人にするとただ立っているだけで、人の手をつかむと少しだけ前に進む。日頃の思い切りの良さとは違い、なかなか慎重派だ。 休憩をはさみながらもなんだかんだよくがんばって、1時間半くらい最後までやり通した。休憩時間はもうダメだという感じでスケートを脱いでいたのだが、自分で「ちゃんとやらなきゃ」とでも思った?のか、他のコーナーへ移動しようとすると、自分でスケートを持ってきて「まだやる」とアピール! これはうれしかった。 ひとりでは結局すべらなかったが、誰かが目の前にいて呼んだり、手を取ったりするとスイスイすべって成長を感じた。うまくなるとうれしい半面、心配も…。 昨年もいた、高等部くらいの年齢の推定自閉症のお兄さん…すごくうまいのだ! しかし、狭い体育館で、ちびっ子がフラフラしていてもお構いなしにガンガン猛スピードで走る走る。一応、四カ所にコーンが置いてあって、そのまわりをグルグルちゃんと回っているのだが、ギリギリでよけながらガンガン走るのでニアミス続出。 ニアミスを越えて、寝転んで駄々こねていたところを頭をひかれた?という中等部の子もいた。ヘルメットはつけていたようだが…。 途中の休憩の時に、そのお兄さんはスケートを脱いでいたのだが、裸足でもスキップしながら走る走る…。こだわりのスピード好きお兄さんだったようだ。 彼を見ていると、「うまくなりすぎるとまた違う心配があるのだな…」とちょっと考えてしまうのであった。私が同じくらいうまくなればついていける?のだが…、いつか秘密特訓が必要か?
2006/08/23
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題名のようなおやじギャグがスポーツ紙を飾るのを期待していた。 昨日は投手のことばかりほめたが、実は駒大苫小牧の本間選手、昨年から目をつけていて結構ファンだったのだ。 今日は、早実を応援しながらも、本間選手の時だけは、「打って良し」と思いながら、「スライダー来るぞ、振るなよ、振るなよ…あー、振ったー」とまさに独り言状態であった。 もちろん野球選手としても好きだが、やはりあの風貌…何より昨年私は監督さんと本気でまちがえていたので…。 もしかしたら私が話題に乗り遅れているだけなのかもしれないが、監督さんとキャプテン(本間選手)のメガネは、絶対同じメーカー製だと思いこんでいる。そして、本人たちも「ねらって」やっていると思う。 勝手な想像だが、時々二人で見つめ合って、メガネの中央を指で押し上げながら、「ニヤリ」とやったりするのだ…。 昨日・今日と完全に押さえ込まれた本間君…敗因は正直言ってそのことだと思うのだが(すみません)、いつかまたどこかで斉藤投手を打ってください! 自閉症児Sのネタをつづるブログが3日間連続高校野球ネタとなったが、今を逃すと書けないもので…。
2006/08/21
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いやあ、おもしろかった。昨日の日記を書く時(今朝だが)に、「1対1で延長に入るような試合になるとおもしろいなあ」と一度書いて消していた。いくら投げ合いに期待しても、そんなことはないだろうとさすがに思ったからだ。 現実はそれ以上、まさかの決勝戦引き分け再試合…となった。 わけあって、早実を応援することに決めたが、午後からSを連れて買い物に出る羽目に…。でもDVDデッキに予約。その時刻は12:55~17:00。接戦になって延長で途中で切れたりしないように「超念のため(そんな日本語はないが)」にGコード予約を無視したことが正解だった。 延長以降は自宅でゆっくり見ることができた。 この続きも投手戦が見たいから、明日は雨で一日延期がいいなあ…。 それにしても、斉藤投手の延長15回表の147kmの速球にはぶったまげた! そして早実を応援…といいながらも、15回裏にランナーが出ると、つい守っている方を応援してしまうのであった。 「絶対に点を取らせないムード」をチーム全体で出す…昨日の日記に書きたかったのはたぶんこのことだ! などと、9回までの録画画面を見ながら書くのであった。やっぱり結果がわかっているシーンは見ても今ひとつおもしろくないなあ…。
2006/08/20
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この夏は結構夏の甲子園大会を見た。 特にこの1週間はうだるような暑さの中、冷房のない部屋でゴロゴロした日も多かったので、「ながら見」したり、夢うつつの中で見たり…と、ちゃんとは見ていないのだが、よくテレビをつけていた。 ラグビーのしまった試合のようなスコア?(12対13とか)が多くて、最終回に8点取ってしまうとかもうびっくり…が多かったが、おもしろかった。打力の向上や選手全体の底上げの結果…とマス・メディアは報道しているが、私は、守備側に小さなエラーが多いこと、投手が急に制球を乱すなど、「ここで守りきって当然」と思うような、気持ちの持っていき方にチーム全体で失敗して、投手も野手も浮き足立っているように思える。精神面の問題と勝手に思えてしまうのだ。 もちろん打力の向上(製品もふくめて)もあるだろうが、「何となくいつのまにか勝つ」という守備型のチームが減ったように思った。 と、そのあたりは、分析しながらも実はどうでもいいのだが、今回は決勝に残った2チームとも最初から結構好きだった。エースがいい。駒大苫小牧の野獣・田中…野球やってなかったら北海道の繁華街で大変なことになっていただろうな(勝手な予測)というあの顔つきが好きだ。早実の斉藤…福山雅治を思わせるあの容姿とともに、汗を拭く小タオルをポケットに入れているあの感じ…職人肌というかマイペースというか…が好きだ。 二人とも、結構手を抜くのがうまくて、それでいて、「ここが勝負所」という時には、一番速い球が投げられる…というところがかっこいい。さきの精神面が、昔の高校生以上にすごい二人だと思う。かなり古いが江夏豊…のイメージ。 決勝戦がどうなるか、かなり楽しみだ。そしてこの二人の対決が将来的に何度も見られるといいなあ…と思うのであった。 もしプロにまだ行かない…と仮定すると、大学だと自然に考えると、駒澤大と早稲田大に進学するのだろうか??? 実は、今回書きたかった本題は、鹿児島工業。残念ながら、実力どおりの横綱相撲を早実にとられて敗れてしまったが、全国のベスト4にこういうチームが入ったことがうれしかった。 たぶん、鹿児島県内でも「今年は結構強い」ぐらいで、他の野球名門校が本命だったのではないだろうか? 結構いい投手がいて、結構いい選手がいて、地道にやってまあまあいい成績を残せるチーム…になっていたのが、勝つたびに、チームのまとまりが強まり、気持ちが盛り上がり、実力以上のものが引き出され、とうとうこんなところまで来ちゃいました(すみません、全部勝手な思いこみです)…というムードが出ていて、ものすごく好感を持てた。 甲子園に出ているようなチームのベンチの中には重苦しくて入りたくないけれど、鹿児島工業のベンチだったら、あの中に入って一緒に野球をやりたいなあ…と思うのであった。まあ、どちらからも必要とはされてないし、入ってもやることがない(笑)けど。 あの声が大きくて盛り上げる代打男の今吉選手。代打で打席に立っている時にNHKのアナウンサーが、「彼は打撃にもいいものを持っています」と言ったのには吹き出してしまった。 なぜなら、まだ野球的には打撃しかしていないのに…。NHKが認めるエンターテイナーということか?
2006/08/19
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以前、苦労しているSのトイレトレーニング(ビッグベン編)のことを話題にして、その後の経過を書き忘れていた。 それまでの経過を簡単にすると、 1 紙おむつにする→シャワーでおしりを洗う がSにとって当たり前になっていた。(義父母が1階でいつもやる) 2 紙おむつにする→トイレでトイレットペーパーでふき、トイレに流す。(2階でだけ私がやり始めた) もともとは1だけだったが、1と2が並行した時期がここしばらく続いていた。 3 そろそろと思われる時にうながして洋式トイレに座らせ、そこでやる。 ついにこの3ができた時に、ほめちぎった。なかなかタイミングが合わず、トイレを出た後紙おむつにしたりしていたのだが、ある時、久しぶりに成功したのでその日に目の前でほめまくった。1階に行ってもみんなから拍手を受け、まんざらでもなさそう。 そして 1と3が並行した時期が続いた。2階にいる時は何日か連続して成功し、そのうち、1階でもやっと布パンを履かせておくようになってきた。 そのうち、3に慣れてきて、「ビッグベンを催すと2階に行きたがる」 または 「2階に来るとビッグベンをしたくなる」ことが多くなってきた。 なぜだかわからないが、「そろそろ出そうだ」というサインが私にしか見破れないのだ。他の家族は見落としてそのまま布パンにされてしまう…それが多いうちにSの中で、「うんちは2階で」ということになったのかもしれない。 今は「自分から行く」ということまでは成功していないが、気づいてもらってほぼトイレでできるようになってきた。時には、トイレの前に立って、「ウー」とアピールすることもある。(それなら自分で入ればいいのに) ビッグベン問題が解決すると、おむつ消費量もかなり減り(夜中の対策で使う時もまだ少しある)、便秘になることも、なってもその日数が減ってきた。 ただ、ひとつまだ問題が残っている。 妻の補助でやったことが1回。義母の補助でやったことが1回。私の補助でやったこと…多すぎてカウントできず…。 他の人とでもできるのだが、2階でやるというよりも、「父とやる」ことが標準になってしまっているのだ。ひどい時は、妻が目の前にいて足を押さえていた時はやらなかったのに、「いや、絶対に出る」と言って私が交代するなりブリブリっとやられた日には、「お父さんの頭の臭いをかぎながらやる」のがSのこだわり…とまで言われるようになってしまった。 乳児の頃、あまり下の処理をしなかった分、今頃、『うんこ当番』になってしまった。 抜け出すには本人の自立以外しかない!
2006/08/18
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あいにくの雨だったが、今日しか出かけられないので、Sと妻と私の三人で、市内にあるプールに行った。 市民プールではないのでお値段は高い! ドームプールは温水プールで、一年中やっている。他にも、となりに夏だけやっているプールがあって、サスケみたいなのとかいろいろ楽しむものがあって大人気。この夏も、土日は、この施設に行く人たちのために起こった道路の大渋滞を何度も見た。 しかし、今日は平日だし、朝からの雨。うちのように市内の人間はともかく遠くからわざわざ泳ぎには来ないだろう…と思い出かけると… すでに第1駐車場(500台収容?)は満車、第2駐車場に回されてバスで行けとのこと。そんな初めてのことにびっくり! あんたら、どこからわいてくるんだ!というくらいに人が次々と入ってくる。 その流れに乗りきれず、我が家は入り口から少しはずれたベビーコーナー(以前来た時もゆったり遊んだ)のすべり台でマッタリと遊ぶ。ついでだからと混んでいる更衣室に行かずにSの着替えはここで済ました。20分くらい遊んだ後、いよいよプールへ突撃。 入ってまたまたびっくり! ドームプールは芋のこを洗うということばそのまま、ぶつかられないようにスペースを確保するのがやっとである。 多少の雨でも外のプールに行くかと思い、移動開始。かなり歩いてやっとたどりついた。ところがこっちも人気のコーナーがあるせいかかなり人がいる。でもまずは入るか…と足を入れてびっくり! 「氷水かい!」というくらい冷たい。時々上から雨が降っているからだが、この冷たい中、遊んでいるあんたらは何者なんだ! うちは「これはやばい」とまたドームプール(温水)にもどった。 ちょうどうちがドーム内の子供用プールに落ち着き場所を見つけくつろいでいる時に、ドームプールにまた人が増え始めていると思ったら、1時間に一度、大きな波が起こるらしい。それを待ってプールにぎゅうぎゅうづめの人たち。 波が来た! だんだん大きくなる。だんだん悲鳴も聞こえてくる。喜んで声をあげている人もいれば、泣いている子どももいる。上から見ていると、ぎゅうぎゅうづめの状態で大波に襲われた『阿鼻叫喚の地獄絵』が想像されて、少し恐かった。 Sはその一番遠くの波打ち際で、「エーゲ海」のような波を(行ったことないけど映画から予想)少し楽しんだ。 この施設には水着のまま入れるお風呂などもあり、今日はそこにも何度か行った。そこも混んではいたがみんなあまり動かないのでプールよりはマシだった。食事をはさんでまたプール・お風呂と入り終了。 また出口(入り口)付近のベビーコーナーのすべり台を独占し遊んでから帰った。 11時に来て4時に帰ったので、一番混んでる時間にいたと思われる。今度は帰る人波がすごかった。県内の遠くから来る家族連れの時刻と重なっていた。せっかく近いのだから今度また混みそうな日に来る時は、もっとゆっくり、夕方に来よう…と心に決めた。 そういう話を妻にすると、「混んでる時はもう来ない」と違うことを心に決めていたようだった。 さすがに疲れたのか、Sは、自宅を前にして車中で爆睡。いろいろと刺激が多かった(人がたくさん)のか、4時間後の今は起きて大泣きしている。 私も、刺激が多かった(水着ギャルがたくさん)のか、家に帰ってすぐ2時間ほど爆睡しました…。
2006/08/17
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S画伯の芸術活動(笑)に気をよくして協力していたが、本日の昼には大変なことになっていた。 ちょうど、朝、掃除をしていたらベッドの下から出てきた、『服についても洗えば落ちるクレヨン』5本セットを渡すと、またグルグルと描き始めた。ただ、やたらとクレヨンの粉が飛び散るなあ…と思っていた。 私が新聞を読んでいる横で、熱心に描き続けるS画伯…。チラッと見た時には、同じページがクレヨンで少し盛り上がっていた。粉も少し飛んでいたので、小さな、部屋用掃除機でまわりを掃除した。 その後、S画伯はベッドに移動。ここには昨日まで使っていた『水性ペン』のセットがあるので、そちらで上に塗ってみたかったらしい。 ほっておいてから、しばらくして見ると、Sを中心にベッドのシーツや掛け布団の色が違う色になっている! クレヨンの粉が、想像を絶するくらいの量で飛び散っているのだ。ただ描いていて飛んだという量ではない。 クレヨンで描いた上に、水性ペンでグルグルやり、そのうちペン先がつぶれてなくなったようだ。 今度はその飛び散るのが楽しくて、削り取る作業を延々とグルグルやっていたようだ(推定)。 現場をより荒らされないように、怒ったり大声を出さずに、粛々と(笑)掃除をした。 「色を付けて削り取る」…なんかそんな技法もありそうだな。でも、うちでは今後禁止!
2006/08/16
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時々、妻とお絵かき帳に「線描き」や「グルグル描き」をしていたSであるが、一昨日から急に目覚めて、長時間「グルグル描き」をするようになった。 今日は朝から、自分でスケッチブックを出して、水性ペンやクレヨンのセットを出してきてグルグルグルグル…とやっている。 以前は、ペンを渡されて嫌々やる…という感じだったので、この「自主的に…」というところが我が家では大ニュースであった。 水性ペンが出にくくなってかすれてきても、グルグルは続く…不思議な模様となったグルグルは、かなり無理すれば芸術だが、やはりただの落書きなのだが、描いているSの顔つきと手つきだけはすっかり『画伯』なのである。 画伯のすばらしい活動の一方で、激しいグルグル描きのために、どのパジャマもお腹の当たりがペンやクレヨンで汚れている…のが困ったところである。
2006/08/15
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『鉄腕アトムと晋平君』 渡部信一 ミネルヴァ書房 という本を読んだ。 友人から紹介してもらった本なのだが、おもしろくて久しぶりに一気に読み終わった。 筆者の意図をよくふまえずに大約すると… スモールステップで訓練し、だんだんと複雑なことを学ばせる方法論が障害児教育の常識。 一方で、人間に近いロボットを作ろうとしたロボット工学の世界では、すでに80年代にそのやり方だけでは『鉄腕アトム』にはなれないことがわかった。 それでできるのは人に操縦されないと動けない『鉄人28号』の方だったと。 そういうことを踏まえて、現在は「自分の意志」で「試行錯誤」し「臨機応変」な力をつける研究を技術者はしている。 その視点を、障害児教育にとり入れて考えてみることを、失礼を承知でおこなった…というのがこの本の考え方だ。 あまり方法論にとらわれずに、大まかに自閉症児を育てた晋平母と、その中で人として成長している晋平君…の事例が紹介されていた。 あつかましいが、私は自分が思ってもうまく言えない部分をことばにしてもらったと思えた。このブログの遙か前の方(またはフリーページをどうぞ)に書いていた、勤務していた養護学校のカリキュラムで感じていた違和感も、その理由がわかった。 我が子の成長面として日々感じて喜んでいることも、どちらかというと、いつの間にか本人が自分でがんばったことが多い…など、うまく喜ばせてもらった。 じゃあみんなこうすればいい…と方法論として具体的に書いていないが、そのことこそが「ゆったりと、失敗しながら」のこの本の極意なのか?と思ったが、ぜひ興味のある方は、読み終えたばかりの私の話より、本をご覧ください。
2006/08/14
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もう13年目になる「バーベキュー&お泊まり会」が12・13日とあった。 もともとは、お金がないけど何かやろうということで、宿代0円で済む旧妻の別宅…違った、妻の家の旧別宅(今は壊されて我が家が立っている)に大学時代の仲間で行ったのが始まりだ。川が近いので、川遊びとバーベキュー(飲み会)を目的に集まる。 その家がなくなったので、近所のいろいろなところに泊まるようになった。 ボロボロのところから、ちょっとした旅館まで、いろいろと行ったが、どこも今ひとつ清潔感に欠けるところが「やはり所詮はこの町の商売…」という感じだが…。 そのうち、結婚して私がこの街の住人になったり、他の人も結婚・出産などで人が増えたり減ったり?しながら毎夏やっている。よく考えたらこんなにやっていたのか、どおりでいろいろな記憶(どれがいつのできごとかよくわからなくなってきた)が混ざるはずだ。 ほぼ毎回大雨に降られて、昼のバーベキューは、中止になったり、翌日延期になったり、途中で撤収になったり…のいずれか。今回も、食べている途中までなんとかもって、降ってきたので屋根のある場所に一時避難して、徐々に撤収…という普通だとイヤなパターンだったのだが、いつかよりはマシな方だったので「いやあ、できてよかった」と満足げであった。 うちとしては、ここでやってもらえると、昼のバーベキューにお散歩感覚でSが無理なく参加できるので助かっている。お泊まりの方は、近所に、跳びはねるベッドがあって、部屋食で、夜騒いでも大丈夫で…という宿泊施設はないので行っていない。いずれにしても、家族旅行ほどピリピリ?せずに、昼の川遊びとバーベキューに参加して、みんなに遊んでもらえるので、Sにとっても貴重な交流?の場面だ。 もともとは大学の音楽サークル(バンド系)の人たちの集まりなのだが、気がついたら「学校関係の職業の人たち」が多くなっているので、まさに校種を越えた情報交換(異種間交流)の場にもなっている。今回は、幼・小・中・高…と全部そろった。シンポジウムができる。はたまた「特別支援教育が…」とか「自閉症の子は…」とかそういう話を当事者(S)の様子を見ながら学べる(笑)。 そういいながらも、いい年こいたおっさん同士が、安心して、「どっちのゲーム機を買うべきか」とかそういうことを激論?できる場でもある。結局、当時の遊び仲間だから聞いたりできるのだが、確かに職場で「プレステ」の話をする機会は恥ずかしくて今はないな…。 テーマは「バンドマンの語り場」だったはずが、今回も、子どもの携帯ゲーム機を借りて(奪って?)夜通し遊んでいるおじさんたちは、音楽サークルの人たちだったとは思えないくらい、音楽の話はあまりしていなかったし、楽器のひとつも出てこなかった…。
2006/08/13
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前回、STの時に、歯科の部屋をのぞいていたのも功を奏し、今日はその部屋に入ろうと何度もドアの前に行って興味津々。 しかし、時間がすっかり押していたようで、40分以上待った。するとそのうちに待ち疲れてぐずり始めた。 前の女の子が(小学校高学年くらいのやはり自閉症かな?という感じの子)治療しているところをのぞいてしまい、「悲鳴」とも「歓喜」ともとれるような声を治療台であげていたのを聞いてしまった。 「S、お姉ちゃん楽しそうだね(笑)」とは言ったものの、やはり悲鳴とばれたようで、拒否反応を示し始めた。 自分の番が来ても手すりにしがみつく…ので、抱っこで入場。 他のイスになら座ったので、そこで歯磨きをしながら様子を見てもらった。 で、結果は乳歯の虫歯が4本。すでに黒くなっている。奥の方なのですぐ抜けるわけでないし、やはり治療した方がいいとのこと。 後日(といっても予約が取れたのは11・12月)、全身麻酔でいっぺんに治療する…という一大事になってしまった。 徐々に歯医者に慣れていくのは、それとは別に少しずつやっていくことにして、やはり「ここが恐い」とならないように、押さえつけたりしないでやることとなった。 だからといって、普通に治療できるようになるにはどれだけの時間がかかるかわからないので、それを待っていると虫歯の進行の方が早いでしょう…ということだった。 思い切って、全身麻酔コースを申し込んだ。 ちなみに、今日は治療台のイスに寝ころべず、「枕にチュッ」と言われて、5秒間だけ横になれた。確かにこのペースじゃ、虫歯4本の治療まで何回通うことになるやら…だから、しょうがないな。 いい子で歯の治療を受けるちびっ子諸君はえらい! 私は大人になっても虫歯の治療で時々涙がポロリ…となっている。
2006/08/11
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旅行中に新たに開拓できた外食のお店がある。 初日の昼に行ったお好み焼き屋だ。 今までも、デパ地下にあるようなお店のお好み焼きを食べてはいたが、鉄板で焼くようなお好み焼き屋さんは無理だと思っていた。 その店「嵐山(らんざん)」をのぞくと、お座敷がなくて、籐の四角いイスが鉄板の前に4つあるようないかにも昔ながらのお好み焼き屋さん。 ちょっとのぞいて「こりゃダメだ」とやめようとした瞬間、開けたドアのすき間からSが店内に侵入! 本人がその気ならと食べることにした。 店に入るなり、鉄板をさわり、熱くてびっくり! でも騒がずに席についた。 ラムネを飲んでご機嫌。 私がお好み焼きをまぜたり広げたり…焼くのをじっと見ている。 キャベツを中からちょっと抜き取り、生で食べる。 注意されて笑っている。 待てないことが一番の心配だったが、鉄板が目の前にあるのは、手順が見える分、待てるらしい。 さらに鉄板焼きで生野菜が来たので、キャベツに玉ねぎにいろいろと食べた。そして焼き上がったお好み焼きも食べた。 目の前で焼くタイプの店…今後は要チェックだ!
2006/08/08
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最終日、朝食も部屋食でのんびりした後にチェックアウト。 それでもまだホテルのプールへ行った。その後さらにSとローマ風呂へ。 ところが脱いで風呂のそばに行ってから気がついた。 なんとお湯がなくて清掃中! くわえタバコのオッチャンがポリッシャーとかをかけている。 やばいと思ったが、反対側の小さい方のお風呂は入ってOKで、Sがそれに納得して一安心。 よく怒らずに持ったなあと感心した。 お昼は、熱海銀座の中華料理屋『海王』に。「ぐずると大変なので」と勧められた場所を断ろうとしたが、すいていたので大丈夫かと、中心部のその席に座った。 なかなかおいしかった。Sも、チャーハン・春巻き・ラーメンの汁とこの旅行中の小食がうそのようによく食べた。 そのせいか、最後まで騒がずにいられた。 会計の時に店のおばちゃんに褒められてしまった。 「お行儀がいいですねえ。手がかからない子なんでしょう?」 思わず苦笑い。たぶん、初めて言われたかも。 おばちゃん、手づかみで食べるシーンは見てなかったようだ(笑)。 ちなみにSはレンゲでラーメンの汁を飲む時はなぜか上品だ。 帰りの列車は、新幹線ではなく、特急に乗った。 前方のよそ様のおこちゃま兄妹は、やりたい放題、大騒ぎ。 じいちゃんが注意しても逆らってばかり。 わがままを言って、そのうち母にしかられて、妹?は大泣き…おさまったと思ったら静かになってどうやら睡眠していたようだ。 うちもそうだが、障がい児の親の方が「世間様にご迷惑をかけないように…」とピリピリしてるけど、結構みんな好き放題やな…。 Sは降りる頃には後ろの席におばあちゃんに手を差し出し、握手を求めて、受け入れられ、「あら、かわいいわねえ」と愛想を振りまいていた。 やるな、おぬし。
2006/08/07
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二日目の今日はゆとりの日程。 朝から、熱海サンビーチに行こうかと思ったが、去年泳いだ時のあまりの水の汚さに、泳げる海もっときれいなもの(山陰の海)と思っている私は閉口していたし、日曜日で恐ろしく混んでいたので、やめた。 『マリンスパあたみ』というプールと温泉の両方がある施設に行った。 が、こちらも人でごった返していた。 男子更衣室は冷房もなく熱気ムンムン。入場してプールを横目に見て「さあ、すぐに泳げるぞ」と思っていた?Sは、「なぜこんなところに入るんだ」と大泣き。いくら「着替えたらプールです」と言ってもダメ。 汚い更衣室の床に寝転がってパニック。しばらく放っておいた。が、場所が男子更衣室なので、まわりのみなさんは「子どもの大泣き」に慣れてない。なんだか白い目で見られていたような気もした。 それでも、その後復活。流れるプールや温浴施設の泡などを楽しんだ。 お昼は館内のレストランへ。ラーメンの汁を飲んだ。 その後、ソフトクリームを追加注文。しかし、レストランの人手不足はすごかった。20人くらいの列が前に進まないままそのうち40人くらいに…。Sは座席で待っていたがさすがに時間切れ(笑)。ソフトクリームが来た頃にはもう泣いて帰ることとなった。 ホテルにもどって、大きなお風呂『ローマ風呂』とかいうのに入った。温泉の湯船はSには熱いのだが、最初は入らずに立ってボーッとながめて、そのうち足先だけつけて、そのうち足だけ入れて歩き始め、だんだんと二人で湯船の中をお散歩。そのうち広い湯船の真ん中まで行ったり、湯の流れるところをさわったり、くつろいで座ったりして楽しめた。 昼間だから空いていたのもよかったが、前もってホテルのホームページの写真で見せたのがよかったのかも…と「自閉症児の親としての準備」をした自分に感心(笑)した。 夕食後に海辺を散歩。行くだけ行って帰りはバスに乗ろうと思ったが、8時なのにもうない(笑)。タクシーを捕まえようとしても空車の2台が無視して通り過ぎた。近場に別にタクシー乗り場があったからか、サンビーチからだとぬれているからイヤと思われたのか、Sがまた肩車だったので「めんどうそうな子ども」と瞬時に判断されたのか…そんなあきらめ状態で(20分歩くぞ)と思っていると、次のタクシーが止まってくれた。 初乗り料金(670円)で着いたのだが、降りる時に、「近いのにすみません。拾ってもらって助かりました。」とよくお礼を言った。妻もそう思っていたのか、なんと降りる時に「お釣りはいいです。せめてもの…」などと言ったそうだ。 すげえ! 金持ちみたいだ! しかし、出したのは1000円札どころか、700円だったらしい(笑)。 この日のSは、よくねていた(11時頃)が、妻はもっと早く寝ており(9時頃)、なんだかすごいなと感心した。そんなに寝てはもったいないと思う私は、夜中のローマ風呂で泳いだりしてくつろいだ。
2006/08/06
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朝早くに電車に乗り、新幹線に乗る。Sは新幹線は3度目なので、すっかり慣れていてご機嫌。 駅で、前回よく食べた中華彩膳という弁当を朝食に買うが興味なし…。やっと食べ始めた頃にはもう降りる時刻。しょうがないので冷房の効いた新幹線の駅待合室で続きを食べさせた。降りたお客で待合室にいる人も珍しいか。 その後、路線バスでホテルへ。バスを降りると目の前は海辺の児童公園だった。Sは降りるなり目の前の段を乗り越え、すべり台に突撃! しばらく遊んでいたが何しろ陽射しが強い。金属部分などは、やけどしそうなすべり台だった。 その後、5分ほど歩いてホテルへ向かう頃にはSはすでに「お疲れモード」で「もう歩けない攻撃」で寝転がろうとしたり、そのうち私の首に巻き付く。 最初から肩車で入場となった。 チェックイン前に、ホテルの小さなプールへ。慣れない場所のせいか、まずは着替えで泣く。しかし水に入るとご機嫌。 そのうちまた泣き、トイレへ。最近水に入るとトイレが近い。その後、トイレを出る時には大泣きになり、もうあがることにした。が、着替え中も、その後のロビーでも泣き続け、ほぼパニック状態…。 チェックインする時には「大変なのがいる」とホテルの人も思ったにちがいない(最初に思われといた方が気が楽でもあるが)。 今回のホテルは、うちにあった条件を必死で探しあてたところだった。 今までの経験から、ベッドがないと跳びはねられないせいか、深夜落ち着かない、だから洋室がよい。 慣れていない場所では外食が難しい。親がゆっくり食べるには部屋食がよい。でも普通は部屋食は和室だ。 その両方をかなえるのが『和洋室が標準』というこのホテルだった。 しかも、海の幸と温泉という「親の希望」もちゃんとかなえてくれる。お値段も他と比べれば安いくらいだった。 部屋に入ったSは結構落ち着いていた。 シクシク泣くこともあったがやはり部屋が広い(和室と洋室部分がある)といろいろイタズラもできて気が紛れるようだ。 注意事項とか風呂の時間とか書いてあるパウチされた紙を、当たり前のように持ち歩いて、遊んでいた。 今回のオプションは「熱海花火大会」! ちょっと離れてはいるが、なんと部屋から見えるのだ。 2泊3日だが、その分、この日だけは一人5千円も高い!! たまたまこの日がまだ予約とれたし、人混みの花火大会にわざわざ行ってまで、間近で見ることも今後なさそうなので、思い切ってこの日をとったのだ。 ようは「とれちゃったから行こう。これも運命だ」というぜいたくだったのだ。 自分とこのホテルの東館が邪魔になって一部見えなかったが、大きな花火はよく見えて大満足。屋上に行けばもっと見えたのだろうが、「Sが落ちるかも」とハラハラするよりも、「野放し」にして安心な状態で部屋から見た方がよいということでそのままだった。最後のナイアガラは肝心な部分が見えなかったが…。 Sもかなり不思議そうに見ていた。最後はちょっと飽きていたが、とりあえず二人で1万円分(Sは幼児扱いにしたので宿泊無料)、ひとり3333円の価値はあったかも…。 興奮したのか、夜はなかなか寝なかったが、1時には寝てたからまあいつも通りか…。
2006/08/06
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家族旅行に行ってきた。2泊3日で帰ってきて、今このブログを見ると、8月7日と8日の本日のアクセス数がまだひとけたでびっくり! もともと3桁行くようなことはめったにないのだが、一桁っていうのにはちょっと驚いた! よく調べてないけどそのうちの5割はエッチな勧誘物と見た。 いつも来てくれる方々は、RSSリーダーとかを使っていて、新しい記事がないとたぶん来ないんだな。 自分もそうなのだが…。 ということで、明日以降、過去の日付にもどってなるべく更新します!
2006/08/05
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夏休みのプールにSを連れて行く際、時間に余裕を持って出るので、まだ受付が始まってなくて、列に並ぶことになる。 並んで待つ練習になるので、わざと列に入れてがんばらせるのだが、その時に他の学年の通常級の子たちとの交流があって楽しい。 そんな早くにはりきって並んでるような子たちだからか、なんだか妙におもしろい子が多い。Sのやることに興味を持ちながら、親の私と一緒に「これこれ」とか言っている。 ちなみに昨日は、自分のプールカードを落として、拾うかと思ったらその上にせっせと砂をかけ始めた…。 みんなで「これこれ、だめだよー」。 後ろに並んでいた小3の男の子のプールカードはすでにボロボロ。ケースに入れずに折ったり丸めたりしてもう何回も持ってきたからだ。はしっこがすこしやぶれていたので、「これ、Sに見つかると、『チー』って切られちゃうよ。紙を細かく切るの好きなんだよ。」なんて言うと、まわりの子たちの好奇心をあおったのか、一斉に自分のプールカードをちょっとやぶって切り込みを入れた。 まわりから差し出される「ちょっと切り込みの入った紙」。Sは小3のお姉さんやお兄さんの紙をとろうとしては逃げられて、「ウー」とか言いながらも楽しんでいる。(ひとつまちがえばからかっているようにも見えるが…) で、やはりちぎる所を見たいのか、最初のボロボロカードの子がわざと紙を渡すと、まあお見事、一瞬にして、『チー』とたてに一筋、紙をちぎった。 「オー」と歓声があがる。 その1本の紙を、手の中で、細かくちぎって、でも落とさずに左手に握っていく。で、ちっちゃくなった紙切れを、となりの女の子に「はい」という感じで渡した。 みんな大爆笑。 そういう、ことばを越えたコミュニケーションを楽しんでいた。 ひとつだけ心配なのは、ちぎられたプールカードの子が「あんたのカードなんでこんなにボロボロなの」と親とか担任に言われて、「○○学級のS君にちぎられた」と言うと困るなあ…。まんざらうそじゃないし! (「S君のお父さんがやらせた」とかはもっとこまるな…)
2006/08/04
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Sのことではない。今日のSはクソ暑い中はりきって、最高速度で家から学校まで歩き、最短記録で学校に着いた。プールだとそんなに楽しみか…日頃の途中で寝転んだりするのは何なんだと言いたくなる。 ついて受付を済ませた後、特学の教室で着替えていると、自閉トリオのひとり、A君がまだ来ない。一緒に来るY君のおうちの人も「どうしたんだろうねえ」と言っていた。 そこへ、前半の部でプールに入っていた高学年のA君お姉ちゃんが登場。ニヤニヤしながら、みんなにこう伝えた。 「あのね、A君ね、昨日、○ロナミンCを5本も飲んでお腹こわしたから、今日来ないかもしれないよ!」 一同、「えー、5本ー!」 いったいどういう状況でそうなったんだか…(たぶん勝手に一人で次々飲んだのかな)。 おかしかったのは、いつも一緒に来るY君のお母さんが言ったひとこと。 「ほんとは、『元気ハツラツ!』なはずだったのにね…」
2006/08/03
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あさってから2泊3日で熱海に家族旅行に行く。温泉&部屋から花火大会を見る&水遊び…の予定だ。 ところがSはこの何日か少し鼻水が出る。ここでカゼひかれると、キャンセル料は発生、大きな荷物は今日これから送ってしまうし、どうやって送り返してもらうか…など、さまざまな問題があるので、なるべくがんばって欲しい所だ。 今日・明日と学校のプールがある。大事をとれば行かないのが一番だが、熱があるわけでなく、家でじっとしてるとストレスでかえって機嫌を悪くして泣いて、そのうち寝込む…になっても困る。よほど寒くなければ、普通に過ごすのが一番…ということで、今日はこれから歩いてプールにお出かけである。 それにしても、普通ならただワクワクする家族旅行…。毎度毎度、行けるかどうか本人の体調や機嫌を天に祈り、ここに公園があるかどうか前もって調べるとか、お気に入りにグッズは入れたか(持ち物表作成)…とか、ここまで緊張感があるのも大変である(笑)。 ちなみに毎回作る「行程表」。ほとんど仕事のような感じで、何時に何があって、その時の注意は…などのスケジュールと仕事分担を作成して、夫婦であわてなくてすむようにしている。「家族旅行」に行くだけなのに、「行程表」とか「細案」のようなものがあるのはたぶんうちだけだな…。
2006/08/03
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夏休み中、私の都道府県では、講師の自宅研修がまだ認められている。自宅研修とは名ばかりで…ということも可能なのだが、Sを学校のプールに連れて行く時間以外は本当に図書館に出かけて仕事をしているのだ。 地元の図書館ではいろいろと人にあってめんどうなこともあり、となりの市まで車でわざわざ行く。ここは大きな図書館でコンピューターの電源をつないでいい席というのがあり、ワープロ仕事ができて、重宝している(前にも同じことを書いたような気がしてきたが)。 図書館以外には、公営のスポーツセンターのスポーツジム(300円)で汗を流してダイエットに励む。この夏こそ!…と思い、スポーツセンターが休みの今日水曜日も、その図書館のそばの公園のウォーキングコース(1周800m)を歩いた。 ダイエットだけでなく、私が体力・筋力をつけて、大きくなっていくSに対抗していくだけの力をつけておこう…というねらいなので、ウォーキングよりもトレーニングで、今年はあまりこの公園に行っていない。 去年の夏は、とにかく歩こうと、この公園にやたらと私は出没した。平日の午後の暑い時間、さすがに他の人は少ないのだが、グラウンドとこのコースを使って、そばにある中学校の陸上部がいつも練習をしていた。 ストップウォッチを握りしめて、私を何度も抜いていく長距離種目の選手たち…走りっぷりから、(去年もこの男子はいたなあ)と思うような子もいた。 その一年前と同じ道、こちらは昨年と同じかちょっと衰えて(笑)いるのに、彼らは確実に成長してこの道を走っているのだ。 そんな思いにふけっていると、そう早くないスピードの背の高い女子が私を追い越していった。 (はて、この後ろ姿、なんか見たことあるなあ) そう思いながらも大して気に留めていなかった。 しばらくしてまた抜かれた。その時に、着ていたTシャツの背中の模様ではっきりと思いだした。この大きな女子、去年見たあのブーちゃん(教育的指導)だ! おそらく、投てき種目(砲丸投げとか)の子のようで、去年も別メニューでやたらと一人でゆっくり走っていた。グラウンドで投てきのフォームの練習をしているのを見た。私の勝手な予想が当たっていたので、(ああ、やっぱり砲丸投げかぁ。でもただ太っているのじゃダメだから足腰鍛えようと走りまくっているんだなあ)とこれまた勝手に思っていた。 そして、今年の姿…。なぜ私が気がつかなかったか…それはずいぶんとやせていたのである! というか細いわけではないが、背の高い女子…というイメージなのだ。去年は「たてにも横にも巨大な女子」だったのだ。 いやあ驚いた。かといって、モデルさんのように背が高くて「きれい」で……というわけではないので、「へー」ってだけで終わりなのだが、なんだか自分の知り合いかのように、「がんばったねえ」と言いたくなった。 が、言ってしまうと、「公園の変なおじさん」になるので、心の中にしまっておいた。 しかし、やせた今、砲丸は前よりも飛ぶようになったのかどうか…はとても興味があるのだが…。 それにしても私も彼女のように別人と言われてみたいものだ(笑)。
2006/08/02
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Sは乳歯に虫歯があり、昨年から「要治療」となっている。 が、昨年は地元の歯医者に予約したものの、危険?を察してか、車を降りまいと大抵抗。二度ばかり予約をすっぽかして断念した。 で、今年こそ…とまたチャレンジ。いつもSTとOTで行っている療育センター内に歯科ができたので、慣れた場所の中での移動なら可能だろう…と予約した。 実は「本番」はまだなのだが、今日のSTの時に、慣れるように、部屋を開けて見せてもらった(通常その曜日は休診)。 いつもSTで使う場所のとなりなのだが、STの先生が、無理をさせずに、カードを持って移動する流れの一環で、自然に本人を行かせて、中から声かけだけしてくれた。 部屋の前までは走っていったのに、中を見た瞬間、廊下をぴゅーっと走って逃げた。 で、また近づいてくる。誰かに無理やり入れられないか、まわりをキョロキョロしているのがおかしい。 そのうちドアの前からのぞくようになり、しばらくしてからやっと中に入った。普通の歯科より子ども向けにしてあるとはいえ、消毒のにおいなどあの独特な歯科のムードがあり、やはり何か違うのだろう。 しかし、一度中に入ると、いろいろな物をさわってウロウロし始めた。何かこわさないか心配である。そのうちSTの先生にうながされて、治療の時に座るイスに…座るか…と思いきや、やはり警戒している。 私が一度座ってみせると、その後でマネをして座った。とりあえず、今日のところはよくやった! イスに座っている時に、「お口、アーン」とか言っていると、少し口を開けた後、走って逃げていった。 さあ、来週の本番はこれに、「白衣の先生?」とかもいるはず。どうなることやら。
2006/08/01
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