部屋とYシャツとわらG
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高校の修学旅行で奈良の大仏を初めて見た時は、頭で考えた最大限のイメージよりも、実際にはさらに大きく「でか!」と思わず口にした。大学生の時に見た鎌倉の大仏は、突然野外に現れて、「うわあ」という感じだった。その鎌倉の大仏より大きく、奈良の大仏より小さい…という寶光寺鹿野大仏(ほうこうじろくや大仏)を見に行った。今回、自分は車で行ったが、最寄駅からは遠いので、徒歩の方はバス路線を調べて宝光寺前まで行った方が良い…わかっているだけで、福生駅と武蔵五日市駅を結ぶラインのバスは目の前に着く。車の場合は、駐車場代は500円。バス停よりは大仏に近いが…まだまだ山の上の方に遠くにお姿が見える…。駐車場からちょっとした山登り。山を切り開いて整備されたウッドチップの道を20分くらい歩く。暑い日や強い雨の日は辛そう…なので覚悟を。可能性として…熊は出ないが蛇が出ないとは言い切れない…感じの道。混むのも嫌だが一人だけ…でもちょっと怖い。その日は先行する老婆のグループが二組おり、にぎやかし…なのでいろいろとつゆ払いしていただいていた。その日はやや暑かったのだが、山道は日陰もあったので普通だったが、大仏の目の前に出るとそこからの一本道は太陽直撃…。写真を撮ったりしながら、「いやはや大したものをこんな山の上につくったもんだ」と感嘆。ただ、「なんだろう…この違和感は…」とずっと考えていてわかった。ここまでの道のりに「風情(ふぜい)」がないのだ。そうだそうだ、「いきなりステーキ」ならいざ知らず、「いきなり大仏」なのだ。駐車場と大仏の間に、いずれお団子や土産物屋が立ち並び…うーん、今の山だとちょっと想像つかないが、自分が生きている間に「昔、ここには何もなかったんだよ」というような日が来るだろうか…。(-_-メ)お手水をしようとすると、水が出ていないし乾いている。こんな山の中では水がまだ来ていない…と大変失礼な決めつけをしようとしてたら、手を出した先に急に水が出てきた!まさかの赤外線センサー !! いやさすがにトイレなら驚かないが、お手水が出したひしゃくに反応するなんて…。途中、抜いていった二組の女性たち…この後、ちょうど来て「水が出ない」と言っているので教えてあげると、「お兄さんすごいね」(いやすごいのは機械だが)と、やたらとほめられ話しかけられ、さっき抜いていく時もそうだったが女子にモテモテである! 主に老婆3人組だが…。後から来た人たちにも「あそこに見えるのはサマーランドの観覧車ですか」とか「日の出イオンはなぜ見えないんですかねえ」などと聞かれ、だんだんここの人か説明ボランティアさんとまちがわれているような感触を得る…。確かに平日の昼間にこんなところにいるのは、50代男としては旅行者っぽくはないであろうが(笑)、朝の家事と午後の息子お迎えの間に訪れた、片道30分…や25分くらいの小旅行である!道を登ってくるときに、何回か大仏が見えるビューポイントがあった。山の中にある感じは近づくとなくなっていくので記念撮影の方は手前でも撮っておくといいです…というのも近づくと距離的に自撮り&大仏…は難しくなる。後ろ側にも回れるのはナイス。将来的には、中も見せてくれるのかそういう扉があったり、今は行き帰り同じ山道だが、もう1本違う道を大工事していたので、帰りにその道を通って峠の茶屋へ…とか本当になりそうだった。こっちから見えるから、サマーランドの観覧車からも見えるはずなので、そっちに行く方も要チェック。大仏さん、イケメンイケメンと宣伝しているから、「そもそも男女の性別がないような存在になんだそれ」と思っていたが、うむ確かに美男である。(笑)驚いたことに、拝観料0円であった。ということは自分は駐車場代を一人で500円払ったが、家族で1台で来ればもっと安くなる。ムムム、歩いてきた人たちは1円も払っていない!これだけいいものを見せてもらったので、お賽銭(お寺は浄財?のようですね、写真によると)をちゃんとおいて来ればよかった…と反省(まさかもう一度山を登るのは無理)。駐車場にもどってトイレに行くと(駐車場より先、大仏さんの方にはまだトイレはありませんので注意。ちょっと入って…の横道もありませんw)、そのトイレのそばに2m以上ある達磨大師を発見。「いつの時代のもので、なぜここにあるのか、さらにこの普通と違う感じ…違和感は何だろう…」とあまりにも不思議そうに眺めていたせいか、駐車場案内の係の方が近づいてきて説明をしてくれた。なんでも、陶器製らしい。この仏像は、日の出町に住む人が自宅にあったものを、『なんでも鑑定団』に出した後のものだそうだ。中島さんが「いい仕事してますね」と言ったそうで、お値段はなんと「800万円!!」がついたそうだ。それが寄贈されたけれど、お寺の本堂にはすでにあるし…ということで、達磨大師は微妙な位置でみんなを見守っていたのであった。観光案内…そこから道を下って、お寺にぜひ行って欲しい。自分はつい、「お、ここから入れる」と脇から入ってしまったのだが、遠回りしても坂下の本当の入り口(総門?)から入ると良い。木漏れ日の中の石段、その両側に石仏が並び、ここには先ほどなかった「風情」がある!!石仏や建物は比較的新しいが、屋根の形なども見事。総門からのムードや、倒れた木を意地でも倒さずに支えていたり、風情はあるけれど京都や奈良とは違う東京の奥の方(うちより手前だが)らしさ、なんか違う意地が感じられて良かった。そして、四天王や阿吽の金剛力士像もちゃんとあるのだ。ということは、車で行ってそのまま駐車場に止めて、大仏を見てそのまま車で帰る人はこのお寺を味わえない…バス停から歩いてきた人たちはこの風情を感じた後で山登り…このことをお知らせしておこうと思ったのが今回の記事を書いた最大の理由なのであった!(または、数年後にここがそれなりの観光地になったら、「こんなに早くもう来ていた」という自慢の証拠を残すため))^o^(
2018/07/01
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