AVEC LE TEMPS

市松人形



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2010年10月

大阪御堂筋 「妖精たちのコンチェルト」にて

ギャラリーに一歩足を踏み込んで

さ~っとまわりを見回したら

ちょうど正面にこの子が同じサイズの男の子と一緒に

並んでいました。

はじめてみるお顔はどうやら新作のよう

ケロヨン の ような 唇に思わず

笑みがこぼれました。

光環さんがそばで

「面白い子ができた」と言われました。

まわりの人たちは、

この子の隣の男の子ばかり見ていました

「あら・・・この子より、男の子の方が人気なのかしら?」

そう思って、男の子をまじまじと見ました。

男の子は賢そうなお顔をした子。

その隣で、この女の子はケロヨンのように

二ヘラ~っと笑っていました。

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なんだか、すっごく主張している

唇がカエルを連想して

笑えました。

それから、一通り、

ギャラリーの子たちを見て、

また、この子の前に立っていました。

そのあとは、お客さんがいないときは

ずっとこの子のそばにいて

挙句の果ては、

抱っこしたまま、受付に座る始末。

お迎えは叶わないからと

一生懸命、この子の写真を撮って

ついでに、記念にとツーショットまで・・・

名残惜しかったけれど

この子と最後の握手をして帰路につきました。

家に帰ってからも

なんとなく、この子のことが気になり

それは、いつもとは違う想いでした。

いつも気になる子がいると

まるで恋い焦がれるような

熱いものがこみ上げるような感じなのですが、

今回はそんな熱いものはこみ上げてきません。

ただ、この子を見ていると懐かしくて

懐かしくて、

こどもの頃の楽しい思い出が

よみがえってきます。

小さな頃、親やいろいろな人たちから

愛情をいっぱい受けて育った

温かくて優しい思い出が

次から次へと思い出されるのです。

不思議です。

当然、我が家にこの子がやってくると

私は出会ったときから

心の奥でわかっていたのでしょうか。

ツーショットで撮った写真はどれも

最高の笑顔(ふたりとも)(苦笑)

御堂筋から帰った翌日、

お迎えすることに決めました・・・

光環さんは、メールで

「あのくたちゃん、出逢ってしまって忘れられませんか。

この子は、今回楽しんでお顔の表情を創りました」と。

はい・・・忘れられません。

他人と思えないんですもの。この子。

ケロヨンのような唇も見慣れると

かわいくて、かわいくて

あなたに出会えて本当によかった~*・・*

あの御堂筋の会場にいたファンの方たちから

届いたメールはどれも

「麦笛さんとご縁があると思った」と。

縁がないと頭で思っていたのは、

本人だけだったのですね~。

名前は光環さんの

一文字をいただき「環」としました。


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