Japaneseness in yourself

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Yuki Murakami Solo Live -Feb 3,2007



とにかく、ジャケを見てすごく私っぽくて古くてよかったので買ってみたのが始まり。家で聴いてみて、全部いい(言っておくけどこれは殆どがオリジナルじゃなくて、名曲をカバーしたもの)。さっそく「自称・団塊の世代」(実際は団塊よりちょっと年下だけど)の友達に貸すと、これまた評判は悪くなかった。だけどそれ以降、LONLON内の新星堂でもHMVでも村上ゆきのCDを見ることはなかった。たしか一回Yahoo!のトップに村上ゆきのことが書かれてたんだけど、それは一瞬で消えた。あんまり有名になってほしくなかった私としては良かったんだけど。

で、いろいろいきさつはあるんだけど、最近になって偶然村上ゆきのWebsiteを見たら、おやまあ、アルバムをあと2つも出してたんじゃないの。しかもライブもやっていると。見逃したくない気持ちと、もうすぐ出張もあり忙しいっていうのもあり、特に日付はチェックしてなかったんだけど・・・
偶然土曜の昼にもう一度Websiteを見ていたら、おやまあ、今日じゃないの、ってことで、夕方支度をして渋谷へ。

ライブハウスは渋谷の東京山手協会の下。
NHKホールに続く道の途中、パルコの手前。

Tokyo Yamate church

入り口に、内部のライブビデオがあった。

yuki murakami



で、当然予約も何もないので、3500円払って中に入った。それでも安いと思った。2時間のライブを間数分の休憩を挟んで、一人でこなした。

何と言っても、CDと全く同じ声、全く同じ上手な歌い方で、前の人の頭で歌っている顔が見えなかったのだけど、まあ、目をつぶって聴いていたからどっちにしても一緒だけど、ライブであることを忘れそうだった。
何か「真夜中の音楽」(だっけ)か何かの番組に出たそうで、「私を知っている人はドキドキしながら見てたそうですが」と言っていたけど、全く心配させない歌い方だった。
それこそがプロ。

ちなみにJTだとかお酒だか何だかのCMにもいっぱい曲が使われているそうだが、私はテレビを見ないので何ともいえない。願わくばあまり有名になりすぎてライブが高くなったら嫌だなってことだけ。

でも生音っていいね。

鼻にかかったこもった声も、よくなるものですね、と同じ鼻にかかった声を持つ私としては言いたかった。実は、日本人よりは英語の発音が良いであろうOliviaのBossaを聴いてもピンと来ないのに村上ゆきを聴くと、いいのである、と言ってベビースターラーメン味の音楽というかんじはせず、何が良いんだろう、何が魅力なんだろう?と思っていた。勿論、声の魅力ってあるんだけど。
でも、ジャズっていいね。
音楽を楽しんでるかんじが伝わってきた。

ところで、彼女の英語は素敵でネイティブかと思ってしまうんだけど、彼女の日本語の曲も初めて聴いた。大貫妙子みたいなかんじで、ともすれば子供向けの番組に使われるようなものに聞こえてしまうんだけど、目を閉じて聴いていて、自分が日本人であることを思い出したかんじだった。
雪の積もった和式の庭に、くすんだ寒色の着物を着たきれいな女の人が見返りの状態で居るような、そばには椿が咲いているような、焼いた竹の垣根にも雪がつもってしんしんと降っているような、いつかどこかで見た風景。
だけど私は子供で、母親とか現実のひとびとにせかされながら、その美しい風景を「決して手の届かない世界」として見ているような、そんなかんじ。

いつの頃からか、「決して手に入らない」はずのものが私のものになり、勿論これからも。まだ人生を諦めるには、早すぎる。挑戦し続ける限りは。
とか、そういうことが次々と浮かんでは消えていった。

3月にもライブがあるみたいだから、今度は友達を誘っていこうかと思う。
同じライブハウスで。


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