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イモムシに会って来ました。と、言っても実物のイモムシさんではなくって、NHKの2歳から6歳くらいまでの子供たち(小学校に行く前の、いわゆる未就学児童層)を対象にした番組に出て来る、キャラクター。クレイアニメ、という手法を使ったもので。粘土をコネコネしたものをコマ撮り撮影して、流行りのコンピュータ・グラフィックなどとは対極に位置する、手作りのぬくもりを感じさせる映像です。うちの近所にある美術大学の、卒業制作展を記念しての特別講演ゲストが、この日本のクレイアニメを代表する愛すべき作品「ニャッキ!」の生みの親、伊藤有壱さん。幼児が見るアニメの主人公として、なぜイモムシなんてへんてこなものを選んだのか?はるるさんも、疑問だったのですが・・・作者本人の答えを聞いて、なるほど、と思いました。にんげんとして、まだ「ナニモノ」になるかも判らない、幼児という世代。それと同じで、ニャッキ!も自分自身がナニモノであるのか、まったく知らないそうです。同じ蝶々の幼虫でも、華麗なムラサキアゲハになるイモムシも居るし、地味なシジミチョウになるかも知れないし、ましてや、ひょっとしてひょっとすると気味の悪い蛾になってしまうかも?!その、じぶんという存在がどんなものかも知らない不安を抱えたまま、せいいっぱい楽しく今を生きる姿に、分別もつかない人間のこどもたちだって、無意識にじぶんを重ね合わせて共感を呼ぶらしく、根強い人気で長期放映に繋がってるみたいです。こどもたちばかりじゃなくったって、現在の日本の青少年にも当てはまりそうな存在。日本で、というよりも世界での評価のほうが高いみたいで、せりふらしいせりふが殆ど無いことが幸い(?!)して、どこの国に行ってもちゃんと通じるみたいです。あの「ピングー」みたいなもん、ですね。アニメーションは世界共通言語のひとつ、です。・・・たぶん。ふにっ、と。いくぶん柔らかさを指先に伝えて来る「ニャッキ!」の撮影に使用されてるねんどの実物が、観客席のひとりひとりに廻され、手にとって観察することが出来ました。ケースに入った粘土のキャラたちは、600種類前後もあって、出番のたびにこねくりまわされて、びみょーにコマ撮りされて、ぴこぴこ動くみたいです。 てのひらのなかにおさめてみると、ちいさいけれど、ナカナカいとおしいものです。NHKのスタジオでハイビジョン撮影をするときには、数十のケースに入った「ニャッキ!」たちを持ち込むんだそうで。それぞれのイモムシたちの総合計は。いつも600とか700くらいになるみたい。伊藤有壱 プロフィール1962年東京生まれ。1985年東京藝術大学美術学部デザイン科卒業後、1988年までSFXプロダクション(株)白組に在籍。1988年CGプロダクション(株)アクセスの設立に参加、取締役に就任。1995年より3年間のフリーランスを経て1998年I.TOON Ltd.を設立。同取締役代表日本アニメーション協会理事東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻教授大阪芸術大学キャラクター造形学科客員教授主な作品・ニャッキ!・宇多田ヒカル「traveling」「SAKURAドロップス」(PV)・バザールでござーる、ピンキーモンキー(CM)など多数I.TOON Ltd. ニャッキ!ニャッキ! (KNYACKI!) は、日本のNHK教育テレビ「プチプチ・アニメ」で1995年から放送されている1話5分弱のクレイアニメ作品である。イモムシの主人公ニャッキの日常劇。製作は伊藤有壱。2008年4月現在、35話製作されている。近年の製作ペースは年に2本程度である。 現在(2007年4月~)NHK教育テレビ 火曜 8:30~8:35(本放送)、16:15~16:20(再放送) 作品の舞台の多くは人間の街(家)であり、観客はニャッキの視点から人間の世界を観ることになる。キャラクター以外の背景やオブジェクトを実物や粘土以外の模型、写真を用いているのが特徴。幼児向けとは思えないシュールなストーリーもあり、キャラクターの造形とあわせて幅広い層からの人気がある。又、初期の作品はナンセンス色が強かったが、2002年頃の作品から起承転結の「結」を重視したストーリー性と流れるようなコマ運びが見られるようになり、幼児向け作品の域を出たと値する出来の作品が多くなった。 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』【はるるが過去に書いたアート関係日記(の、一部)紹介】 ↓ ↓ 文化庁メディア芸術祭安曇野ちひろ美術館 ピンクうさぎの群れ 武蔵野美術大学卒展風景映像】森の青空図書館~妻有アート2006 映像】家族で宇都宮美術館&松本哲夫ギャラリー・トーク。 青木理 木版画展へ映像】オルセーの迷い方?~印象派・名画たちの素顔 奈良美智「ともだちがほしかったこいぬ」青森県・弘前市 映像アルバム】軽井沢セゾン美術館~再読・聖と俗 版画 千夜の水占映像集】南仏ニースのシャガール美術館 未確認美術館めぐり~誰も居ないAtoZ 卒業制作展で。「聖域★海のしんぞう」 ムスメが4年間学んだ美術大学の、卒業制作展で発表し、金賞を受賞したふたつの作品のひとつ。「海のしんぞう」昼寝のできる安曇野ちひろ美術館 牢獄のピーターパン~サンジェルマン教会裏手のドラクロワ美術館☆パリ映像】菊池歩/こころの花が3万本☆妻有アート06 映像】東京都内の美術館巡り もし、この日記を気に入っていただけたら、ぜひクリックをお願いしますね。アジアを始めとする世界各地、選りすぐりの旅行好きたちのHPが見られるランキング集にジャンプします♪人気blogランキングへ
2009年02月21日
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夕方、仕事を少し早めに切り上げた配偶者と待ち合わせて、久しぶりに映画館に行って来ました。。。確か、梅雨時に「インディ・ジョーンズ」の新作を見に行って以来かな?!おいら個人的には、本日公開初日の「20世紀少年」でも良かったんだけど、配偶者の希望もあって・・やっぱりここは何と言っても4年前の「ハウルの動く城」以来、実に久しぶりにお目にかかる宮崎駿監督の新作アニメ「崖の上のポニョ」。(原作・脚本・監督の3部門の全てを宮崎駿が担当するのは、2001年公開の『千と千尋の神隠し』以来7年ぶり)。おはなしはとってもシンプルな「人魚姫」ものがたりだけれど、スタートの絵本風な画面からぐいぐいと観客を惹きつけます。ふと、気がついてみればあっという間に、「おしまい」のクレジットが。なんだか、1時間足らずの映画に思えるくらい、とても短い上映時間に感じてしまいましたが・・・となりの座席にいた配偶者も、同じ感想を持ったようでした。けれど、実際に時計を確認してみれば2時間前後経過してました。。。ので、どうやらふたりとも、それだけ夢中になってこの映画を楽しんだということ、みたいです♪館内の売店でポップコーンとドリンクを買って、座席に着きましたが・・・ほとんど、飲み食いしてるひまがありませんでした。汗独特の、海中や海面の海の描写、そして嵐の日の激しい雨と風が、臨場感たっぷりの作画で、その総合的な描写力はすごい迫力。わらわらと出現して来る、古代の海中生物があきれるほどに無尽蔵で、その豊かないのちの気配が楽しい気分にさせてくれました。この映画の真の主役は、こーすけの母親、爆走ドライバーの破天荒な「りさ」さん、かなあ?!あの行動力とパワー、そして海のような果てしない許容範囲、包容力と野生動物みたいな洞察力はスバラシイ。そのことを、帰りのクルマの中で言うと、配偶者が・・・「でもね」と言います。「うちと同じじゃん!ポニョと宗介、みたいな何するか判んない子供たちと旦那が居て、それを放し飼いしてる主婦がひとり居て」って、おいおい。はるるさんちも、崖の上に建ってたの?!?☆わらわらと出現する、ぽにょ、の妹たちや、海辺のフナムシたちが愛おしいなぁ。☆昔、縁日で買った覚えがあるんだけど、ちっちゃなローソクの熱でちょこまか走るブリキの「ポンポン船」が大活躍してたのには、びっくり。とっても、わくわくした。でも、同世代のはずの配偶者は、あんな仕組みのおもちゃが存在してたことなんか、知らなかった。たぶん、オトコノコとオンナノコの、テリトリー(生活の興味範囲)の違いだね、きっと。☆人類が滅亡してしまいそうな、ぽにょが引き起こした地球の大異変のこと、説明不足でふつーの観客にはその深刻さが伝わってたのかなぁ~~??描き方が、とっても牧歌的なムードだったものな。・・・なんか、ついこないだ亡くなった赤塚さんの創造したバカボンのパパの名せりふ、「これでいいのだ」が、どことなく画面の隅っこ辺りから聞こえてきそうな、あっけらかんとした結末でしたねぇ。笑【はるるさんの映画・ビデオ関連の過去日記】 ↓ ↓台湾で見た新作映画「世界大戦」 となり町に原寸大ガンダムが出現!映画「茶の味」ほか映画館で観た☆墨攻 アラン・ドロン「冒険者たち」 映画「デスノート」観た! 映画『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』を観た。ふらんす映画★パピヨンの贈りもの シネラマ映画★2001年宇宙の旅 今夜は映画館で「蝉しぐれ」 蟲師(むしし)はスゴイ!!&映画化のはなしもあるらしい☆ シャンゼリゼ大通りでSW3「シスの復讐」を見た☆ いかにもふらんすの古い映画館らしい、古典的でファンタスティックな天井です。国分太一主演の映画に佐藤多佳子「しゃべれどもしゃべれども」が「ダ・ヴィンチ・コード」の上映中止 ハルルの動く城(映画館) 気狂いピエロ★ほか~熱帯夜のDVD鑑賞 酒見賢一『墨攻』が映画化懐かしいフランス映画☆シェルブールの雨傘&ロシュフォールの恋人たちもし、この日記を気に入っていただけたら、ぜひクリックをお願いしますね。アジアを始めとする世界各地、選りすぐりの旅行好きたちのHPが見られるランキング集にジャンプします♪人気blogランキングへ
2008年08月30日
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日曜日。久しぶりに映画『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』を観ようか?とゆーことで、昼下がりに郊外の大規模ショッピング・モールの中にあるシネマ・コンプレックスで、しっかり「おじさん」とゆーより「おじいさん」に近くなってしまったインディージョーンズに会って来ました。ショッピング・モールの正面入り口で、午前中からライオンズクラブの仲間たちとボランティアで献血キャンペーンをやってる配偶者を拾います。なんと言っても、赤十字の献血カーの目の前での待ち合わせなので、かなりの人出でも直ぐに見つかりました。「どうせなら、献血してってよ」と、急に言われて。申し込みをすることに。採血のその前に、かんたんな用紙に記入して・・・色んな質問事項がありましたが、中にひとつ気になる質問が!★あなたはエイズ検査のために献血に来ましたか?! はい いいえ(きっと、そーゆーひとも多いのでしょうね、こんな項目があるくらいなんだから。汗)残念ながら、おいらはそんな質問に該当するような実績もないので、スルー。その後、簡単な問診があって、血圧検査。わお。ここで引っかかっちゃいました。いくぶん、標準よりも高血圧気味らしいです。あらら、不合格。こんなの、初めてです。。。でも、こーゆーのはけっこうよくあるケースらしいです。献血活動のサポートをしてもう10年近くなる、うちの配偶者が平然と言ってました。でも、日常の食生活とか気をつけなきゃ、なんて家に帰るとうるさくなりそう。とほほインディージョーンズの最新作は、公開してしばらくなるのに、さすがに大人気。場内は、ほぼ満席状態です。字幕版のスタート直前にチケットを買ったので、ふたり並びの席はとれませんでした。なもんで、前と後ろに分かれて、指定席はG11とH11、客席は画面に向かって傾斜しているので、おいらが配偶者の後頭部を見下ろすかたちでスクリーンと対面する位置に。それにしても、元祖ノンストップ・ムービーだけあって、素晴らしい映像の連続であれよあれよと大迫力のラストシーンまで、飽きさせません。砂漠の中の米軍基地のなかで、最初の頃にダミー人形しか存在しない、無人の街が出て来るんだけど・・・、そろそろヤバイかな?と、思ってたらその通りで、本格的にヤバイ状況だった。でも、冷蔵庫とはねぇ!色んな場所の色んな遺跡が登場するけど、ナスカの地上絵のシーンでは、明らかに現地ロケせずにCG処理でお茶を濁していたみたい。シンボル的に有名な「はちどり」や「くも」の絵なんかが、ほんとうはもっと広大な場所に散在してるはずなのに、みんなまとまってくっつき合って出て来ていました。汗ただのアクションの羅列にとどまらず人間ドラマとして、家族愛もミックスされていて、ほのぼのムードもある映画でしたよ。時代が移って、前の3部作でナチスドイツだった敵役は、共産国家ソビエト連邦でした。ソ連側のリーダー役女将校が、出て来るたびにこてんぱんにやられっぱなし。ヤッターマンとかポケモンの悪役女ボスそのままんまの魅力的キャラで、とても楽しめます。-----------------------------映画の題名になってる「クリスタルスカル」が気になったので、ちょっと調べてみました。水晶髑髏(すいしょうどくろ)とは、水晶で作られた人間の頭蓋骨模型のこと。考古遺物と主張する説と、あまりにも精巧に造られているためにオーパーツとして取り上げられ、本当に出土品であるかどうかについて懐疑的な説がある。現在、世界に存在する「クリスタルスカル」としては、十数個が確認されているけど、一般にはイギリスの F.A.ミッチェル.ヘッジスが1927年にベリーズ南部の古典期の遺跡ルバアントゥンで発見したとされるものを指すことが多い。ミッチェルの娘アナの17才の誕生日に発見され、彼らが遺跡の調査を中断して水晶髑髏を私蔵したため、様々な憶測を呼んだ。このミッチェルの水晶髑髏(ヘッジス・スカル、ヘッジスの水晶ドクロなどとも呼ばれる)は、実物大で、解剖学的にみても精緻に造られている。しかし、髑髏を「発見」したとされる日、既にミッチェル・ヘッジスはイギリスに帰国しており、発見者のアナはベリーズに入国した形跡も無いことも判明している。そのため、ベリーズの遺跡で発見されたものであるかは疑わしいとの主張もある。カリフォルニア州にあるHP社研究所における1970年代の分析結果によると、ヘッジスの水晶ドクロは、1個の水晶から造られていて、「下顎骨」部分は、取り外し可能である。 道具による加工痕がない。また、ひびも入っていない。 水晶の石目を無視して彫られている。 復顔をした場合、マヤ人と同じモンゴロイドの顔立ちになる。しかし年齢は特定できない。 制作年代は、不明である。 ・・・とのことだった。十数個体のうちフランスのケ・ブランリ美術館が所蔵する一つは、ブラジル産の原石を使って19世紀後半にドイツで作られた物である事が2008年4月に判明した。もう一つ有名なのは、やはりアステカの遺跡から発見されたという大英博物館にある「頭蓋骨」だが、轆轤(ろくろ)の加工痕があり、19世紀後半に製作したものであることが判明した。この「頭蓋骨」は、フランス人のユージン・ボバレがアステカの遺跡から出土したと主張していたもので、ニューヨークの宝石商の手を経て1898年に大英博物館にわたったもの。これらの髑髏の素材となる水晶は硬度の高い物質であり、また割れやすく加工は難しい。現代の道具を用いずとも、時間をかけて磨いていけば人間の手でも髑髏への加工は可能と言われているが、人力による手作業では300年以上はかかるとする見解もある。一方では、手作業でも半年もあれば制作可能という報告もあって諸説まちまち。そして、誰が言い出したのかは分からないが、「水晶ドクロは全部で13個あり、全てが再び一ヶ所に集結した時、宇宙の謎が暴かれる」「2012年までに一箇所に集めないと世界は滅びる」などの迷信や俗説がある。2008年現在は10個ほど「発見」されていて、ピンク色の可愛らしいものや、かなりいびつな形をしたものまで様々。ミッチェル・ヘッジスの髑髏が最も精巧な出来栄えと評価されている。この水晶髑髏をモチーフとしたRPGが、シムシティで知られるマクシス社から発売されたことがある。2008年公開の映画『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』では、この水晶髑髏をめぐって考古学者のインディらとソ連軍が争奪戦を繰り広げる。 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』これに伴って、「オーパーツ」という言葉も、興味の中に・・・。-----------------------------------------------------------オーパーツ (OOPARTS) とは、「場違いな工芸品」という意味。それらが発見された場所や時代とはまったくそぐわないと考えられる物品を指し、英語の Out Of Place Artifacts の頭文字をとったもの。日本語では「時代錯誤遺物」と意訳されることもある。オーパーツ(Out Of Place ARTifactS、場違いな加工品)とは、考古学上その成立や製造法などが不明とされたり、当時の文明の加工技術や知見では製造が困難な場合か、あるいは不可能と考えられる、主に出土品を指す用語とされている。ただし、正式な考古学用語ではなく、そういった出土品の存在を強調して考古学上の通説に疑義を唱える意図で良く使われている。なぜそのようなものが存在するのか、またどのようにして作ったのか、といったことが未だに解明されていない、と主張されるのが常で、未知の(現代科学の水準を越えるような)超古代文明の存在や古代宇宙飛行士説の証拠とされることがしばしばある。実際には全てが説明不可能なものではなく、その時代の技術で作成可能なものも多く存在している。また、近代の発明でその頃には存在しなかったとされている技術が、一度見い出されて後に失われていた技術(ロストテクノロジー)であるということもあり得る。いわゆる超古代文明や宇宙文明に依らずとも、情報の散逸によって文明が著しく後退した時代もあるために、一度失われた後に再発見された技術や知識も少なくない事に留意すべきだと考えられそう。【はるるさんの映画・ビデオ関連の過去日記】 ↓ ↓台湾で見た新作映画「世界大戦」 となり町に原寸大ガンダムが出現!映画「茶の味」ほか映画館で観た☆墨攻 アラン・ドロン「冒険者たち」 映画「デスノート」観た! ふらんす映画★パピヨンの贈りもの シネラマ映画★2001年宇宙の旅 今夜は映画館で「蝉しぐれ」 蟲師(むしし)はスゴイ!!&映画化のはなしもあるらしい☆ シャンゼリゼ大通りでSW3「シスの復讐」を見た☆ いかにもふらんすの古い映画館らしい、古典的でファンタスティックな天井です。国分太一主演の映画に佐藤多佳子「しゃべれどもしゃべれども」が「ダ・ヴィンチ・コード」の上映中止 ハルルの動く城(映画館) 気狂いピエロ★ほか~熱帯夜のDVD鑑賞 酒見賢一『墨攻』が映画化懐かしいフランス映画☆シェルブールの雨傘&ロシュフォールの恋人たちもし、この日記を気に入っていただけたら、ぜひクリックをお願いしますね。アジアを始めとする世界各地、選りすぐりの旅行好きたちのHPが見られるランキング集にジャンプします♪人気blogランキングへ
2008年07月06日
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休日なので、近所の図書館わきでやってるしょぼいフリマをひやかしたあと、宇都宮の南部にある「おもちゃのまち」に向かいました。玩具メーカーのバンダイ(本社・東京都)が壬生町に建設を進めてきた、おもちゃの歴史と発明王エジソンの発明品を展示する「おもちゃのまちバンダイミュージアム」が完成したというので。目指すのは、おとといの28日にオープンしたばかりの施設。昨日の結婚記念日のおでかけは益子でしたが・・・きょうは別のとなり町訪問です★結婚してしばらく子供も生まれてなかった時代は、近所に住んでいた1年遅れで同じ日に入籍したふたり共通の友人のK夫婦と、よく合同で記念日パーティーなんぞを夜遅くまでやっていました。4人とも初心者ながらマージャンのルールは知ってるので、卓を囲んでXXを奪い合ったり。笑うちで、20年間も長生きしたトラねこ「花子」を、キャットフードと爪とぎの持参金?!付きでプレゼントしてくれたのも、そう言えばこのK夫婦でした。最近は、年賀状と、たまにかかってくる電話くらいで、しばらく会っていません。☆数年前の結婚記念日に、宇都宮から30分ほどの観光地・日光で見上げた新緑の空。子供たちがやんちゃ盛りの時代は、家族での誕生祝いの一種みたいな感覚だったかなあ。自営業で、忙しさに取り紛れていたこともあったような。21世紀に入ってからは、いつも書いてるこの楽天日記があるので、この前後に何をしてたか忘れてることも読み返すとけっこう思い出せます。ちなみに去年、2006年の29日はハムスターとおいらだけでお留守番の、地味な結婚記念日でした。2002年の記念日には・・あれれ!家族をほっぽらかしておいらタイにひとりで旅行しちゃってました!汗2003年と言えば、父の法事&結婚記念日が合体した複雑な一日。2004年には、最初思ったとなり町でやってる「益子陶器まつり」は、混雑してるから止めようとゆーことで、反対方向の日光にある霧降高原「山のレストラン」へドライブ。2005年は、映像】結婚記念日は都内で☆という日記にも書いた通り、上野の不忍池付近に泊まって都内の23区をうろうろ。お昼近く、のおもちゃ工業団地の中にあるバンダイミュージアムは、けっこうなにぎわいでした。正面玄関わきには、ひだりに巨大な蒸気自動車!そして、みぎに仮面ライダーや戦隊ヒーローなどのカッコイイ等身大?!銅像がっ!!笑エントランスには自由の女神のようなポーズをとったエジソンが、発明した白熱電球をたいまつのように高くかかげています。きのうの入場者が1500人だったのに、さらに良い天気のきょうは午前中だけで1000人も入ったそうです。バンダイミュージアムの中にある「エジソンミュージアム」は、エジソンの発明品の中から蓄音機、映写機など約三百点の実物も見ることができて、バンダイが発明・工夫の素晴らしさを伝えるために購入した、世界でもトップレベルにあるエジソンコレクションなんだそうです。100年以上がたった現在もきれいな音が鳴る蓄音機、京都の八幡の竹がフィラメントに使われたことでも有名な白熱電球など、300点のコレクションを間近に見られるばかりか、手回し蓄音機でレコードを鳴らす実演などもあって盛りだくさん。。 上半身だけで、6メートルもあるガンダムのいる正面玄関ホール。おとな400円のチケットを買って、中に入ると「エジソンミュージアム」のほか、もっと広い「おもちゃ歴史ミュージアム」ではバンダイ所有の約三万点の所蔵品から、国内外のおもちゃ約七千点が展示されています。明治期のこまやお手玉をはじめ、戦後のブリキ製玩具、ウルトラマンや仮面ライダーなどおなじみのキャラクターのビニール製人形、「たまごっち」など電子化されたものまで、日本のおもちゃの歴史がたどれる仕組み。じっさいに、目の前で見るとすごい迫力。アニメ設定上の実物大スケールでつくられた初代ガンダム。実は、去年2006年の8月に首都圏のファンに惜しまれつつ閉鎖された、バンダイの博物館として人気だった千葉県松戸市の「バンダイミュージアム」で、メイン展示物として使われていたもの。2003年7月から運営され、首都圏では三鷹の森ジブリ美術館や杉並アニメーションミュージアムと並ぶアニメがテーマとされた数少ない観光地だったので、オタクやアニメ関連のツアーのなかにも松戸が組み込まれることも多かったそうです。カラーリングも、アムロやセイラさんが活躍したアニメーションそのままです。ただ、惜しむらくは新品同様まっさらの状態だったので、多少の思い入れもある、リアルタイム世代のはるるさんとしては、少しは現実的な「汚し」作業も欲しかったところですが・・。実際に、ゆとりで人間の乗れるようなサイズのガンダムの手のひら。千葉県の松戸にバンダイミュージアムがあった時代には、このガンダムの前でコスプレして記念撮影するファンがあとを絶たなかったのですが、館内にはごていねいに貸し出し用の衣装までありました。もちろん、自前衣装のツワモノも多数出没。笑漆黒の闇に不気味に光る赤いモノアイが印象的な、実物大ザクの頭部、通称「ザクヘッド」や、ザク量産工場のリアルなジオラマなど、大部分のガンダム関連の展示物は、松戸から静岡のほうに引っ越したようですが、いちばんの目玉はここおもちゃのまちにやって来ました。ここでしか買えないグッズも満載の、ミュージアムSHOP。やはり、連休中ということもあって家族連れの姿が目立ちました。でも、よくよく見ていると、はしゃいでいるのは子供たちとお父さんばかり。鉄道模型とかロボットや戦隊ヒーロー、ウルトラ怪獣などの展示比率も多く、エジソンの発明品の数々の実物なども、お母さんたちは余り興味なさそう。苦笑うちの配偶者も、途中で疲れたのか、飽きてしまったのか、リタイアして巨大ガンダムの背後にある休息スペースで、ひとりで夢中になって展示のひとつひとつを見てるおいらを待ってました。汗・・・【はるるが最近書いた日常の周辺日記】・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ↓ ↓映像】06ジャパンカップサイクルロードレース ぱすたんぱすた★出張と出張の合間に夫婦デート 夜11時のご近所スーパー 秋色陶器市スケッチ~陶芸の町・益子 うちの奥様は突然高校教師! 餃子の街の裏切り者(息子のことだ!笑)なつかしい仲間たちの合唱団の定期演奏会へ いい加減な夫婦の日 骨折1ヶ月目~ギブスが取れました 男子高校のクラス会 映像】まつりのあと~宇都宮から なつかし結婚記念日 夜明けのひぐらし蝉栃木県にしかない超高速パトカーNSX 宇都宮近郊では、この連休を利用して・・・早くもあちこちで田植え風景が。夏風邪ひいて骨折だぁ~!涙 ぼくの旅行の道具は~色んな乗り放題きっぷ ともだちの作品展に映像】宇都宮のレモン牛乳 映像】家族みんなの美術展が終わって カジテツ姫って何?! 「我輩は主婦である」今夜も家庭内デート もし、この日記を気に入っていただけたら、ぜひクリックをお願いしますね。アジアを始めとする世界各地、選りすぐりの旅行好きたちのHPが見られるランキング集にジャンプします♪人気blogランキングへ
2007年04月30日
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早いもので、この映画が公開されたときには遥かな未来だった21世紀の2001年さえも、すでに6年前になりますが・・・月面のモノリスは発見されませんでしたし、木星に向かう探査宇宙船もまだ発進していません。開設以来、通算2001日目の「あやしいふるほんやさん」日記ですが、おいらのイメージからすると2001と言えば何と言ってもスタンリー・キューブリックとアーサー・C・クラークがアイデアを出し合ったSF映画の金字塔「2001年宇宙の旅」のインパクトが強いかな・・。スタンリー・キューブリックが監督・脚本し、1968年4月6日にアメリカで初公開されたSF映画は、アーサー・C・クラークが小説版として劇場公開後にまとめられています。クラーク好きのはるるさんとしては、「都市と星」か「幼年期の終わり」がベストで、何度も読み返したりした愛読書なんだけど、「インデペンデンス・デイ」の冒頭の巨大UFOの登場シーンなんかは、50年ほど前に書かれた小説「幼年期の終わり」のプロローグそのもの、でしたねぇ~。日本で東京オリンピックが開催された1964年に制作を開始、アポロ11号が月面着陸を果たす前年の、1968年に公開されました。この作品の結末は非常に難解で、公開直後は興行成績が悪く、キューブリックは再編集を余儀なくされたましたが、次第に賛否両論の渦を巻き起こし大ヒット、現在では世界映画史に残る不朽の名作のひとつとして知られています。なんか、この辺りの経緯は当初1年間放映だったはずなのに低視聴率にあえいで半年で打ち切りになってしまった「宇宙戦艦ヤマト」や、日本の劇場での公開時には極端な不入りで上映期間が短縮されてしまった過去を持つ映画「ブレードランナー」などに通じるものがありそうで、おもしろい。その後に、熱心なファンたちを起爆剤に圧倒的な人気を得るところなんかも、そっくり。さらに、それまでB級映画のイメージが強かったSF映画に対する認識を、根底から覆すような高品質なSFX技術を駆使した映像美は、この後のSF映画全てに影響を与えていると言ってもいいくらい。1968年のアカデミー賞特殊視覚効果賞を受賞、同時にSF界の最高峰ヒューゴー賞を受賞しています。そして、日本では文部科学省が「特薦」に指定している、唯一のSF映画としても知られているそうな。笑あの「スターウオーズ」も「未知との遭遇」も、この映画の10年後に生まれたことを思えば、夢のよう。コンピュータ・グラフィックもハイテクも、この世にいっさい存在しないアナログの時代に、ひたすらに巨費を投じて色んな数十年未来の精緻なセットを創り出した奇跡と、その神のような演出に感謝です。一般の映画はふつう35ミリフィルムで上映されるんだけど、この「2001年宇宙の旅」は、そのさらに倍の大きさの70ミリフィルムの映画でした。オリジナルは、もともとシネラマでの上映を前提として制作された映画(普通の映写機3台で超ワイドスクリーンを実現したシステム)で、構想から実に6年もかけて、キューブリックが「後世に残るSF映画を作りたい」という希望から制作が始められたという作品。より巨大なスクリーンこそが、映画の迫力と臨場感を伝えられるとされていた時代のものです。なもんで、ほんとうのオリジナル上映が可能だった最初のロードショウ館は、たった2ヶ所。当時の日本には、シネラマで映写できる映画館は、テアトル東京と大阪にOS劇場があったのみでした。今はなきテアトル東京は、銀座一丁目にあるホテル西洋、旧セゾン劇場がある場所に建っていました。かつて全国に名を轟かせた大劇場─シネラマ上映館として東の“テアトル東京”に対して─大阪の梅田には“OS劇場”という映画館がありました。昭和27年に“心の旅路”でオープンした劇場は昭和30~40年代に続々と日本に入って来たハリウッドの超大作を上映する専門館として関西のみならず広島、四国、九州からも迫力ある映像を体験しようと多くの映画ファンが詰めかけたものだったそうです。テアトル東京と梅田・OS劇場での「2001年宇宙の旅」は、単なるひとつの映画作品というよりも、人類がかつて経験したことのない哲学的な宇宙空間を、神を、シネラマという記念碑的な装置のちからを借りて、仮想の実体験をする場所だったんです。まさに、映画の黄金期でしたね。今の時代で言えば・・・シネラマの大スクリーンで「2001」を観ることは・・。わざわざ地方から東京のディズニーランドや大阪のユニバーサル・スタジオに出掛ける感覚に近いでしょうか。でも、エンタテイメント性を意識することはなく、人類と地球外知的生命体との接触や人間の進化といったテーマが前面に押し出された、剛速球一直線の映画でした。・・・そこが、長所でもあり短所でもあるんですね・・・後半部分について「難解だ」とか「わけがわからない」なんて感想が、はるるさんの周囲でも多かった記憶があります。2001年宇宙の旅 監督・製作 スタンリー・キューブリック 脚本 スタンリー・キューブリック アーサー・C・クラーク 出演者 キア・デュリア ゲイリー・ロックウッド ダグラス・レイン 撮影 ジェフリー・アンスワース 編集 レイ・ラヴジョイ 配給 MGM 公開 1968年 上映時間 139 分 製作国 イギリス アメリカ 言語 英語 モノリスによって知性を持った猿人が手にした道具(武器)の骨を、よろこびと共に空中に放り投げ・・・それが(進化した道具の行き着いた究極の存在として)宇宙空間に浮遊する宇宙船の姿とシンクロする有名なシーン。やはり、何回見てもシビレます!!類人猿が道具を持つことによって人類に進化し、その道具が意識を持つことで人類と変わらない存在になり、人類は道具との歴史に終止符をうって次のステップに進化する象徴的なテーマ。シュトラウスの優雅な調べの流れる画面に展開する、未来の宇宙空間がドキュメンタリー映画のようにリアルに、そして華麗に繰り広げられます。今でこそアタリマエのように使われていますが、この「2001年」までのSF映画では、安っぽい電子音楽などが使われたりして、クラシック音楽がこんな風にダイナミックに駆使されることはありませんでした。曲目リスト 1. 序曲 アトモスフェール 2. メイン・タイトル:ツァラトゥストラはかく語りき 3. レクイエム 4. 美しく青きドナウ(抜粋) 5. ルクス・エテルナ(聖体拝領唱) 6. 舞踏組曲「ガイーヌ」~アダージョ 7. 木星,無限の彼方:レクイエム/アトモスフェール/アヴァンチュール 8. ツァラトゥストラはかく語りき 9. 美しく青きドナウ(リプライズ) 10. ツァラトゥストラはかく語りき 11. ルクス・エテルナ(聖体拝領唱) 12. アヴァンチュール 13. HAL9000の反乱(ダイアローグ) この映画、さいごにフィルム上映で見たのは田中光二実行委員長の主催で行われた芦ノ湖での全日本SF大会「アシノコン」の合宿に参加したときだったかな?!やはり、チャンスがあればビデオやDVDじゃなくって、劇場の暗闇に展開する大スクリーンで観るための映画だと思います。視角120度のシネラマを体験してしまったひとには、普通の劇場映画のワイドスクリーンも少しせせこましく感じられてしまうことは仕方ないですね。【はるるさんの映画・ビデオ関連の過去日記】 ↓ ↓映画館で観た☆墨攻 映画「茶の味」ほか気狂いピエロ★ほか~熱帯夜のDVD鑑賞 映画「デスノート」観た! ふらんす映画★パピヨンの贈りもの 今夜は映画館で「蝉しぐれ」 蟲師(むしし)はスゴイ!!&映画化のはなしもあるらしい☆ シャンゼリゼ大通りでSW3「シスの復讐」を見た☆ いかにもふらんすの古い映画館らしい、古典的でファンタスティックな天井です。国分太一主演の映画に佐藤多佳子「しゃべれどもしゃべれども」がアラン・ドロン「冒険者たち」 「ダ・ヴィンチ・コード」の上映中止 ハルルの動く城(映画館) 酒見賢一『墨攻』が映画化新作映画「世界大戦」 懐かしいフランス映画☆シェルブールの雨傘&ロシュフォールの恋人たちもし、この日記を気に入っていただけたら、ぜひクリックをお願いしますね。アジアを始めとする世界各地、選りすぐりの旅行好きたちのHPが見られるランキング集にジャンプします♪人気blogランキングへ
2007年03月08日
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夕方の5時半に、郊外の広大なショッピング・エリアの一角にあるシネマコンプレックスで配偶者と待ち合わせ。久しぶりに映画館デートをしました。「マリーアントワネット」にするか、それとも「墨攻」の、どちらかにしよう!と、言っていたんだけど、軽く食事してからちょうどいい時間(6:40)にスタートする「墨攻」のほうに、軍配が上がりました。「マリーアントワネット」だと、6:00スタートなので、いくら隣接したレストラン街で夕食だといっても、ちと時間がムリそう。。なので。汗和食の店で、ざるそばとミニ海鮮丼を配偶者がたのんで、おいらは炭火焼肉の豚丼セット。(ふたりとも、それぞれのクルマを運転して来てるので、どちらもアルコールは飲めません)ゆっくり食後のお茶してから、10分前に映画館のロビーでポップコーンと緑茶を買って客席へ行くと、思ったより客席は埋まっていて、平日の夜なのに半分ほどの入り。予告編は、「ゲゲゲの鬼太郎」の実写版が、けっこう丁寧に制作してそうで、おもしろそうでした。ハザマカンペイの「子泣きじじい」とか、ムロイシゲルの「砂かけババア」なんか、キャスティングが妙にぴったりで。笑さて、本編が始まりました。。。。最近のハリウッド歴史大作映画を席巻するCGを駆使した画面とちがって、中国人民軍を人海戦術で大量動員した実写の戦闘シーンは、改めて新鮮な迫力を感じさせます。中国の歴史モノとして見ても、古代の戦闘方法、庶民たちの台所など。・・とってもよくできた作品だと思います。セットや小物などの時代考証も丹念にされていて、映画の雰囲気をもりたてていて・・・。ただ、ラスト近くの思いがけない奇襲方法だけは、ちょいと美しいファンタジーみたいになったかな??きれいだったけどね!笑はるるさんとしては、去年末に奈良の国立博物館でガラスのケースの中に陳列されていた古代中国の武器を始めとして、装飾品や楽器、什器などの素晴らしい青銅器たちが、実際にその紀元前の時代のひとびとの手にとられて使用されている、タイムトラベルの旅行者になったみたいな光景を目にして、感涙モノでした♪でも、これと同じ年代の紀元前の日本列島なんか・・・縄文時代なんですよねえ。竪穴式の住居に住んでいて国家そのものが存在してなかったわけで、中国文化の歴史の深さを感じさせられます。一例をあげるなら、やりの穂先が近代のようにその柄と一体化していなくって、単なるまっすぐな棒の先端に「ひも」か「なわ」のようなもので、結わえられ、まるで石器時代の刃物のように、単に尖った青銅の刃先がくくりつけてあるだけだったりしてるとこ、なんてスゴイ。他にも、いくさの場所や刑場で使われる、歴史の教科書でお馴染みの銅鼓や銅鐸。豪華な王族の宴で登場する、三本足の伝説の幻獣をかたどった酒の器で酌み交わすシーンなど。レプリカとはいえ、ここまで徹底して2400年前の中国の日常を、心血注いで再現している舞台装置の大道具・小道具スタッフに頭が下がります。それにしても、映画のベースになったコミックのファンだという香港の大物スター、アンディ・ラウは、墨家の思想・革離の役割&性格をよ~~く熟知していたから、ただ淡々と城と民を守る事に徹して、骨身を惜しまない働きをする革離を演じきって、うちの配偶者も言うとおり「とってもクールで、かっこよかった」ですし・・。<あらすじ>まだ中国の統一王朝が現われていなかった春秋戦国時代(紀元前370年頃)。趙と燕の国境にある粱城は、趙によって攻撃されようとしていました。10万の趙軍に対し、梁城の全住民はわずか4000人。頼みの綱は墨家の救援部隊だったのに、間に合いそうもなく、粱王は降伏を決断。墨家の革離(かくり)がたった1人で駆けつけたのは、その直後でした。兵に関する全権を粱王から与えられ、早速城を守る準備に取りかかる革離。趙軍の指揮官・巷淹中は革離を好敵手と見なし、やがて激しい攻撃を開始します・・・。 絶対的に不利な状況の中、繰り返される猛攻をしのいでいくその果敢な戦闘が、「これでもか」と繰り広げられます。果たして城と民を守り抜けるのか―。かつてない知略に富んだ戦いが、スクリーンの中に壮大なスケールで描かれる。戦乱の世で「非攻」を掲げ、しかし弱者を守るためには戦闘のプロとなった思想集団・墨家。彼らは儒家と並ぶ勢力を誇っていたけれど、秦の時代に忽然と消滅。その後2000年の間に、史料がほとんど失われてしまった墨家は、今ではその一切が謎のベールに包まれた存在に。そんな彼らを題材にした15年前の日本で書かれた直木賞候補小説と、数年後にそれを原作として描かれたコミック「墨攻」。日本で生まれたこのマンガ作品は、海外でも熱烈なファンを獲得。その1人だった監督の熱意により、日本、韓国、香港、中国の3カ国4地域が手を結んだビッグ・プロジェクトとして、映画化が実現。優れた分析能力と的確な判断力を持つ革離役に香港の大スターアンディ・ラウ、敵将の巷淹中役に韓国の国民的俳優アン・ソンギと、各国から豪華キャストが集結。☆先週号の「ビッグコミック」に、映画化記念ということで、「墨攻」の外伝という形の読みきり漫画が載っていますね。(この雑誌に森秀樹のコミック版「墨攻」は連載されてた過去がありました)☆この映画、できる限り大きいスクリーンの、音響環境のいい劇場で見ることをオススメしたいです。(この日記、書いている途中)さらに、つづく☆【はるるさんの映画・ビデオ関連の過去日記】 ↓ ↓映画「茶の味」ほか気狂いピエロ★ほか~熱帯夜のDVD鑑賞 映画「デスノート」観た! ふらんす映画★パピヨンの贈りもの 今夜は映画館で「蝉しぐれ」 蟲師(むしし)はスゴイ!!&映画化のはなしもあるらしい☆ シャンゼリゼ大通りでSW3「シスの復讐」を見た☆ 国分太一主演の映画に佐藤多佳子「しゃべれどもしゃべれども」がアラン・ドロン「冒険者たち」 「ダ・ヴィンチ・コード」の上映中止 ハルルの動く城(映画館) 酒見賢一『墨攻』が映画化新作映画「世界大戦」 懐かしいフランス映画☆シェルブールの雨傘&ロシュフォールの恋人たちもし、この日記を気に入っていただけたら、ぜひクリックをお願いしますね。アジアを始めとする世界各地、選りすぐりの旅行好きたちのHPが見られるランキング集にジャンプします♪人気blogランキングへ
2007年02月07日
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先週末から、ここんとこDVDをまとめていっぱい観てしまいました。。(一週間レンタルで50円だったので、つい欲張って。汗)その中で、配偶者といっしょにこたつに並んで鑑賞したのは、ハリウッド映画の日本を舞台にした映画「SAYURI」と、あの石井克人監督がの~んびりした日本の山間の田園風景を主役?!にした「茶の味」という、2003年公開の作品。どちらも、他のパソコン作業などしながら・・2回くりかえし観てしまいました。「SAYURI」は、「ラスト・サムライ」といっしょで、飽くまでもハリウッド映画の観点から観た祇園の芸者の姿なんんだけれど、それはそれで「日本の美」とゆーものを、新鮮な切り口でみずみずしく見せてくれて、新たな発見もあって楽しかった。「茶の味」に至っては、ロケ現場がなんと栃木県東部の山間部を流れる清流・那珂川を中心とした一帯なので、何度かキャンプをしている場所で不思議な前衛舞踏家のダンスがあったり、いつもツーリング・カヌーでくぐる大きな橋のたもとで、むかし恋人同士だったという設定の浅野忠信と中嶋朋子のふたりの出会いがあったり・・・と、思い入れたっぷりで観てしまったので、。山間の小さな村に住む春野家の人々。片思いの女の子が転校し、後悔しきりの長男(佐藤貴広)。小学校一年生の妹(坂野真弥)は、巨大化した自分が勝手に動き回るのに悩んでいる。母(手塚理美)は義父(我修院達也)の指導のもと、アニメーター復帰作の制作に夢中。そんな妻にほうっておかれ、面白くない夫(三浦友和)。うららかな春に霞のようなモヤモヤを抱えている家族だったけれど、時間とともにそれぞれの状況も変化して…。『鮫肌男と桃尻女』『PARTY7』など石井組常連の浅野忠信、我修院達也らに加え、三浦友和、手塚理美らベテラン役者も揃った本作。その中で幼いながらも不思議な存在感を放つのが、撮影時6歳だった坂野真弥。小さな彼女のアンニュイでぼーっとした表情が、映画前半の空気感を見事に創出した。この真弥ちゃんが大好きなオジイ役に、特殊メイクを施した我修院達也。キテレツでキレのある動きに老人らしさをミックスし、またしても独特のキャラを演じています。リズムこそ淡々と日常が描かれていくけれど、そこにCGや妙な人物が登場するにぎやかな「石井的」ホームドラマ。ちなみに題名『茶の味』は、「味も分からず、何となく毎日飲んでいるお茶」から来ているのだとか。原作・監督・脚本・編集 : 石井克人 出演 : 坂野真弥 、 佐藤貴広 、 浅野忠信 、 手塚理美 、 我修院達也 、 三浦友和 、 土屋アンナ とにかく緑がものすごくキレイな映画。夕焼け空がものすごくキレイな映画。なかなかシュール(超現実的)で、理解不可能な場面もいっぱいあるけど、いつの間にか終わってみるとホッとしてる・・いかにも邦画らしい邦画なのかも。登場人物たちが、それぞれの場所でまるで呆けたように美しすぎる胸いっぱいに広がる夕焼け空を見上げてるラストのシーンで流れてくる主題歌のなつかしい味のメロディも、記憶に焼きついてしまいそう。わたしたちが普段、日常の中ですっかり忘れてたり、見失ってしまいがちな、「ゆったりとした生活のテンポ」や「のんびしした時の流れ」なんかを、改めて思い出させる場面です。ん~、そのほかの映画だと。ショーン・コネリー主演の「小説家を見つけたら」も、良かったなぁ~。「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」のガス・ヴァン・サント監督が、伝説的な天才作家と文才のある黒人少年の心の交流を描いた人間ドラマ。ニューヨーク・ブロンクス。16歳の少年ジャマールは、ある日、バスケ仲間にそそのかされて忍び込んだ謎の老人の部屋にリュックを置き忘れてしまう。中には彼が秘密にしていた自分の創作ノートが入ってた。やがて、彼のもとに戻ってきたリュックの中のノートには赤字で老人の批評がびっしりと書かれていた……と、いう出だし。「人は自分の理解できないものを恐れる」「生きることに意味の持てる者もいる、意味の見つけられない者もいる」ブロンクスの街角の風景、永いこと部屋に閉じこもりきりだった老作家が意を決して自転車に乗る姿、少年たちのバスケットボール。印象的な映像を背景に、少年と老作家がとても丁寧に描かれています。 「異世代の人とコミットすることこそ人生の醍醐味」 この映画の中で「虹の彼方に」が流れてきた時、コネリーが演じる老作家フォレスターが勇気を無くしたライオンに、ジャマールがドロシーに見えて来そうに・・。主演ショーン・コネリーというだけで、さすが名優の名に恥じない演技。これにブロンクスの空気、黒人青年のあの惚れ込むような喋り方、枯れたトーン、文学を思わせるジャズ、軽快なラップ。そして何よりも小説家を題するだけあって、恐ろしいほどまでに美しい英語。そう、この映画の台詞は、端々まで美しい英語を使っている。英語にも厳格に、綺麗な言葉というのがあるってのを実感する。さらに全編を通じて散りばめられた「名言」。これに心地よい青年のトークも織り交ざり、それだけで幸せになれそう。この映画の主題は「未来を自分で決めること」なのかも知れません。ロンドンを舞台にした「オリバー・ツイスト」ナチス占領下のパリに暮らす庶民たちが登場する「パティニョールおじさん」ナポレオンの台頭と没落を丹念に描写した歴史絵巻「キング・オブ・キングス」上下2巻上戸綾がはじける破天荒な時代アクション「あずみ・2」岩井俊二監督のさりげなく美しい青春映画「花とありす」けっこう期待してたんだけど、展開が駆け足過ぎて物足りなかったぞ!「ダ・ヴィンチ・コード」台湾を植民地支配していたポルトガル人たちを撃退した、歴史上実在する中国の武将を描いた「英雄・国姓爺合戦」ジプシーのギター音楽をテーマに、南部ふらんすの夏休みを過ごす少年が、ちょっと切ない恋を味わう「僕のスィング」は、民族差別の問題もチクリ。 ☆もう、すっかり12月。町に出ると至るところでジングルベルの季節です~♪★今月の後半、はるるさんは再び青春18きっぷを使って北陸・関西だけでなく、瀬戸内から九州の博多・長崎あたりまで足を伸ばそうと連夜、ネットで調べ物をしてます。。。★未だ、漠然としてる部分も多いけれど、陶芸とアートの町「益子」を舞台に、ちょっとオモシロイ仕事をしてみようかと、何人かの仲間と相談を重ねて実現に向けて行動しています。。。★その上に、寝る前にけっこう興味深い本も立て続けに何冊か読んだりしていて、いろんなものに熱中してたらけっこう寝不足・・・気が付いてみればいつも書いてる楽天日記を、珍しく3~4日ほど、お休みしてました。笑たまには、いつもつかず離れずでいる日常になってる楽天広場を離れてみるのも、いいね~♪【はるるさんの映画・ビデオ関連の過去日記】 ↓ ↓気狂いピエロ★ほか~熱帯夜のDVD鑑賞 映画「デスノート」観た! ふらんす映画★パピヨンの贈りもの 今夜は映画館で「蝉しぐれ」 蟲師(むしし)はスゴイ!!&ドラゴンズ首位爆走☆ シャンゼリゼ大通りでSW3「シスの復讐」を見た☆ 国分太一主演の映画に佐藤多佳子「しゃべれどもしゃべれども」がアラン・ドロン「冒険者たち」 「ダ・ヴィンチ・コード」の上映中止 ハルルの動く城(映画館) 新作映画「世界大戦」 懐かしいフランス映画☆シェルブールの雨傘&ロシュフォールの恋人たちもし、この日記を気に入っていただけたら、ぜひクリックをお願いしますね。アジアを始めとする世界各地、選りすぐりの旅行好きたちのHPが見られるランキング集にジャンプします♪(ただいま、この「あやしいふるほんやさん」ブログは、全国ランキング50位前後を漂流中!笑)人気blogランキングへ
2006年12月05日
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なにげに、TVで「 DEATH NOTE 」を観てたら、びっくり!終盤の舞台になる美術館のシーンで、宇都宮にある栃木県立美術館がっ!!ここは、うちのムスメの彫刻作品が県の芸術祭で準芸術祭賞を受賞・展示された思い出のフロアなだけじゃなくって、小学校に上がる前から10年間ほど住んでいた家のすぐ目の前の場所だったお馴染みの風景。栃木県立美術館の展示】「きりん」~準芸術祭賞受賞作品でも、一部は外部の建築物と組み合わせて編集してありました・・・・見慣れない回廊とか。映画では、離れた場所をひとつにつないで同じ建物の中に見せてしまったりするのは、よくあることなんだよね~。自分にはまったく「かんけーないや」と思ってる画面に、いきなり自宅の玄関先が映し出されたみたいな衝撃の夜です。汗でも、最初出て来たときの「死神さん」たら、けっこう怖そうだったのに、ストーリーが進んで・・・だんだん見慣れるにつれて、なんだか「可愛げがある」ような存在に見えて来た。汗でも、そのかわり反対に主人公のおとこのこが、どんどん恐ろしげになって・・・凄みが。ここのちょい近くには、よくXXレンジャーなんて戦隊もののロケ撮影で「秘密基地」などにしょっちゅう使用される、地下深くにある大空洞の大谷資料館なんてのも、ありまする。心に優しい空間素材~「大谷石」って、知っていますか? もし、この日記を気に入っていただけたら、ぜひクリックをお願いしますね。アジアを始めとする世界各地、選りすぐりの旅行好きたちのHPが見られるランキング集にジャンプします♪(ただいま「あやしいふるほんやさん」は、全国ランキングちょっとダウンして30から40位前後を迷走中!笑)人気blogランキングへ
2006年10月27日
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昨日に続いて、今夜も熱帯夜の宇都宮です。タンクトップ姿でバイクに乗って、郊外のビデオ・レンタル屋さんまで風を切って走るのに、ちょうど良い季節。メインの通りを外れて、「となりのトトロ」のラストシーンに出て来るような夕暮れ時、みどりしたたる里山の田園風景の中、思い切りアクセル吹かすと気持ちが良くてじんわり涙が出そう。★うちの近所で、まちぶせする牧草畑のうさ☆実は、近くにも何軒か、最寄りのビデオ店はあるんだけど・・。数キロ先に先週オープンしたばかりの、新しいショップが出来て、なんと全品10円レンタルのキャンペーンを続けたので、先週から今週にかけて、ついつい欲張って何回か通ってしまいました♪パソコンやってるときなども、同時に別画面でしっかりDVD画像を流したりしながら・・・けっこう、まとめて数をこなして観てしまいましたっ!汗(外国映画)DOMINO 現代のバウンティ・ハンター(いわゆる賞金稼ぎ)たちの物語。全編が激しいロックのリズムに乗って、歯切れの良いシャープな映像が、流れるようなストーリイと小気味良いテンポのカット割り編集で楽しめます。例によって、チームのひとりはめちゃ強い美人のヒロイン。コーラス 寄宿学校の生活を送る少年たちが、ひとりの先生が課外に教えるコーラスの練習と演奏によって、見えないものを手に入れて行きます。ぼくが学生時代に3年間、男声コーラスをやっていたこともあって、思わず惹き込まれました。全体にとても静謐な雰囲気の映画ですが、心はいつしか温もっています。ルパン あの「怪盗ルパン」の世界が、現代の映画技術で鮮やかに甦りました。決して、宮崎アニメや銭形警部の出て来る作品ではありませぬ、という実写版。パリの街でのふんだんなロケーションもレトロなムードにぴったりで、原作のイメージも壊していません。真珠の耳飾りの少女 その作品数の少なさでも知られ、現在も高い評価を得ている画家フィルメール。彼の代表作品「真珠の耳飾りの少女」誕生の背景と、制作の謎に淡々と迫ります。何百年も前のオランダを舞台に、しっかりした時代考証と確かな演技陣、抜群の演出とカメラ技術で「動く名画の世界」に、そのままタイムスリップしたような感覚を味わいました。ステルス SFXばんばん!このリアルさとスピード感覚は、2006年の現在でなければ味わえない映像なんでしょうねえ。超新鋭のステルス戦闘機が画面の中をびゅんびゅん駆け巡る映画。夫婦して、こーゆーのも大好きです。ブラザース・グリム 迷信を逆手にとって、いんちき妖怪退治師として中世の色濃いドイツ各地を廻る、悪名高い詐欺師グループの「グリム兄弟」とゆー、なかなかのエグイ設定です。美術的に凝りに凝っているのがうかがえる画面は、観客によって好悪が分かれるところでしょうか。ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ あまりと言えば、あまりの素晴らしさに声も出ないようなキューバ音楽が心に沁みるドキュメンタリー映画。これについては、沢山言いたいことがあるので、別の日記で、また。流れるようなカメラワークが、時々美しすぎてはっとさせます。ビフォア・サンライズ恋人までの距離 ゆきずりの恋人たちが、旅先のウィーンで忘れられないひと時を過ごします。まるで、ほんとうに一緒になってオーストリアの古都を散歩しているような気にさせる、現実的な演出。・・その10年後のパリでの再会を描いた映画「ビフォア・サンセット」と同時に観れば、現実はそんなにも甘くないけれど、なかなか捨てたもんじゃないな~、と思わせるような作品で、ロマンティックだけどロマンティックじゃないようなリアルな会話は、深い味があります。巴里の恋愛協奏曲 「アメリ」の主演女優が、近年のふらんすでロングランヒットした同名のオペレッタに挑戦!エスプリのきいた洒落た歌の数々が、華麗な衣装と共に堪能できます。トリコロールに燃えて 世界大戦前の巴里が舞台。「世界で最も美しい50人」に選ばれるほどの美貌を持ちながら、「モンスター」で13キロ以上も体重を増やし実在の連続殺人犯に挑戦、その迫真の演技でアカデミー賞ほか世界中の映画賞を総ナメしたシャーリーズ・セロン。彼女の次なる挑戦は「風と共に去りぬ」のスカーレット・オハラを彷彿とさせる、純粋であるがゆえに奔放に生きながらも、やがて真実の愛に目覚める女性、ギルダ。ナチスドイツ占領下の巴里での再会シーンが切なくも美しい余韻を残しました。時に退廃的なまでに艶やかに輝き、時に色褪せた写真の様に打ちのめされるパリの風景は、たぶん、この映画のの影の主役でしょうね。エトワール 300年以上の歴史を誇るパリのオペラ座のバレエ団のダンサーたちの素顔や 日常を追ったドキュメンタリー映画です。 エトワールとは、星という意味で、完全な階級 システムのオペラ座のバレエ団の最高位のトップ・ダンサーのこと。なんと、この映画の冒頭はオペラ座バレエ団が東京公演のために日本に向かう飛行機の中から始まるので、臨場感倍増。オフの時間の東京見物のシーンまでちらりと出て来ます。けれど、飽くまでも映画の中心は、ひたすらバレエのために日常のすべてを捧げる、見事な世界最高の踊りの世界。好きなひとなら、うっとりしちゃうこと請け合い。春夏秋冬そして春 韓国映画だけど、べたな恋愛メロドラマでも派手なアクションでもありません!なぜかドイツと韓国の共同制作。春-深い山あいの湖に浮かぶ寺で、老僧と幼い見習い僧が暮らしている。幼子はふといたずら心で、小さな動物の命を殺めてしまう…。夏-子どもは青年になっている。そこへ同年代の女性が養生のためにやって来て、寺に暮らすことに。青年の心に欲望、そして執着が生まれる。秋-寺を出た青年が十数年ぶりに帰ってくる。自分を裏切った妻への怒り。老僧は男を受け入れ、荒ぶる心を静めるようにさとす。冬-湖面を氷が覆う。壮年となった男の前に、赤子を背負った女が現れる。そして再びの春…。気狂いピエロ 言わずと知れた、ゴダール監督の代表作。フランスで国民的人気のベルモンドの出世作でもありますが、昔、観たはずなのに、すっかり内容を忘れてた。公開当時の世界の反響は「衝撃作!」だったのに、今になって見返すと牧歌的で楽しい作品に思えてしまう。モディリアーニ 真実の愛 なぜか、2003年制作のイギリス映画。画家モジリアーニの生涯をつづった伝記映画といえば、ジェラール・フィリップ主演の“モンパルナスの灯”もありましたけど、この映画ではアンディ・ガルシアがモジリアーニを演じています。酒で身を滅ぼした不器用な画家モディリアーニと、その画家を愛した若い女、ジャンヌのやりきれない、おはなし・・・第一次大戦後のパリ、モンパルナス。映像と音楽が、いいです。パリの裏街、雨に濡れた石畳を照らす街灯の薄明かり・・・紫煙の中、若さと活気が息づく、カフェ「ラ・ロトンド」・・・貧しいふたりにハラハラと降りそそぐ淡雪・・・白から青に変化していく夢のようなはかなさ。(邦画)最終兵器彼女 ファンの略称は、「最彼(さいかの)・サイカノ」だそうです。笑ラストシーンは原作のコミック版とアニメ版と映画版では全く違う内容となっていました。主人公ちせ、可愛いけどドジでとろくて気が弱い。成績は中の下だが、世界史だけは得意。口ぐせは「ごめんなさい」。座右の銘は「強くなりたい」。自衛隊によって「最終兵器」へと改造されてしまった。最終兵器と名が付くだけあって圧倒的な火力で敵を殲滅するが。時には自分の力を制御しきれずに暴走して、味方や周囲の街も消し飛ばしてしまう事もあり。その為敵どころか味方の兵士にすら『死神・悪魔・化け物』呼ばわりされ、上層部から厄介物扱いされる事も多い。ちなみに「チセ」はアイヌ語で「家」という意味。茶の味 それぞれ心にモヤモヤを抱えた家族が繰り広げるユニークなエピソードの数々を、美しい田園風景を背景に優しく綴っています。実は、この作品のロケ地点は栃木県から茨城県にかけての過疎地を流れる那珂川の流域で、はるるさんが幾度となくカヌーで川下りやキャンプをしていた場所なので、見覚えのある風景が映画のあちこちに出て来ます。2004年カンヌ国際映画祭監督週間のオープニング作品として、正式出品されました。シムソンズ あの「カーリング娘」で話題になった冬季オリンピック出場の「チーム青森」がモデルになった映画で、ふるさと常呂町のオホーツク沿いの風景もふんだんに登場してます。ゴジラ・ファイナル・ウォーズ これに関してははるるの過去の日記で!(アニメ)かみちゅ! ふつーの女子中学生が、ある日とつぜん神様になってしまった!とゆー、スケールの大きいラブコメ。神様の中学生なので「かみちゅ!」舞台は尾道、あこがれの君は、書道部ひとり部長。撲殺天使ドクロちゃんワンダフル・デイズ あのガイナックスが初めて配給する、韓国アニメの大作。チキン・リトル ↑ ↑★以上で21作。代金は総額でたったの210円でのDVD劇場でしたっ♪さてさて、今夜もまたまた中日ドラゴンズの打線が大爆発!勢いの止まらない後半戦開始以来の5連勝です★2位の阪神が負けたので、ゲーム差は5.5に拡大しています。むひひ。【最近はるるが書いた映画関連日記】 ↑ ↑今夜は映画館で「蝉しぐれ」 蟲師(むしし)はスゴイ!!&ドラゴンズ首位爆走☆ シャンゼリゼ大通りでSW3「シスの復讐」を見た☆ 国分太一主演の映画に佐藤多佳子「しゃべれどもしゃべれども」がアラン・ドロン「冒険者たち」 「ダ・ヴィンチ・コード」の上映中止 ハルルの動く城(映画館) 新作映画「世界大戦」 懐かしいフランス映画☆シェルブールの雨傘&ロシュフォールの恋人たちもし、この日記を気に入っていただけたら、ぜひクリックをお願いしますね。アジアを始めとする世界各地、選りすぐりの旅行好きたちのHPが見られるランキング集にジャンプします♪人気blogランキングへ
2006年07月29日
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フランス映画が、まばゆいくらい大胆にフランス映画だった時代。まだ、ハリウッドに十分に対抗していたフランスやイタリアのヨーロッパ映画たちが光り輝いていた時代に、アラン・ドロンという超絶カリスマが銀幕を疾走していました。名作「太陽がいっぱい」で鮮烈なデビューを果たしたあとに、甘いマスクの少しはすっぱな二枚目俳優として出演を続けても、どこか中途半端な存在だった彼。アラン・ドロンが、もうひとつ脱皮して「明るく能天気な青年」から「どこか憂いのあるおとなの男性」として変貌して行くきっかけになった、彼の青春との訣別と言われる作品としても「冒険者たち」は知られています。カジノのシーン、拳銃を持つシーンなど、その後の作品と同様のシーンがあっても、どこかまだ若くて凄みはありません。笑顔にもどこか不安気な表情があって。でも、この映画より後のクールな彼は、全く違って来る。「サムライ」、「さらば友よ」、「太陽が知っている」、「ジェフ」、「シシリアン」と「冒険者たち」を比較するとよく判ります。そこには単に演じるキャラクターや設定が違うだけというものを超えた、オトナの苦悩と凄みの果ての冷たい微笑があって・・もうひとり別のアラン・ドロンの魅力が出て来ます。あまりにも有名な「冒険者たち」のテーマですが、主題歌『愛しのレティシア』を覚えてますか? ドロンが歌ってるシングル盤があるんですけどね。確か映画の中では使われていなかったような気が・・・冒険者たち (LES AVENTURIERS)1967年制作 フランス 監督=ロベール・アンリコ マヌー=アラン・ドロン ローラン=リノ・バンチュラ レティシア=ジョアンナ・シムカス珍しく目が冴えた日曜日の夜から月曜日にかけての深夜。最初に観たときの新作ロードショウ公開の映画館や、昔のTV放映なんかを含めると、もう何度目になるか判らない「冒険者たち」をDVDで再び観ました。たぶん前回この映画を観てから、少なくとも15年から20年は経っているようなはるるさん。パリ郊外の飛行クラブで小型飛行機のパイロットをしているマヌー(アラン・ドロン)と新型エンジンの開発に熱中する元レースカーのエンジニア・ローラン(リノ・バンチュラ)のもとに、レティシア(ジョアンナ・シムカス)という女性が現れる。芸術家の卵である彼女に恋心を抱くふたり。やがて3人は、それぞれに金銭的にも社会的にも追い詰められたあげく、アフリカの海底に5億フランの財宝が眠っているとの話を聞き、コンゴに旅立つ。男ふたり、女ひとりの恋愛関係、複葉機で凱旋門をくぐるマヌー、船の上でふざけあう3人、海中に沈んでいくレティシアの遺体、そして海にぽっかりと浮かぶ要塞島。口笛を使ったフランソワ・ド・ルーペの音楽が、名シーンの数々をいっそう忘れがたくしている青春映画として、友情を描いた作品として、冒険を描いた作品として、その輝きは永遠に色あせることはないだろう。マヌー、ローラン、レティシア、まるで実在するかのように彼らと彼らの行動が愛おしくなってしまう。ロベール・アンリコ監督の映画には、いつまでたっても大人になりきれない人間が登場し、夢追い人たちに微笑みかける。(このあらすじは、一部DVDの解説レビューより)この「冒険者たち」って映画は、青春への鎮魂歌とも言うべきロベール・アンリコ監督の永遠の名作でしたが。汗ひとの記憶ってのは、ほんとうにあてにならないですねえ。まず、凱旋門をくぐると思ってたマヌーの操縦する複葉機が、直前で思わぬハプニングに遭遇。いっとき、もてはやされると記憶してたレティシアの前衛アートの発表会は、さんざんな批判の嵐。シムカスの水葬シーンの荘厳さや、ラストの城壁の島の美しさ、これこそ映画の美学☆って辺りの印象は、今回も変わらないけれど・・。最後の要塞島で、襲いかかる敵たちと銃撃戦を繰り広げる、ローランとマヌー。先に恋人を失って、さらに生涯の友までも、銃弾で両方を失ってしまい、途方にくれるラストシーンの生き残りを、はるるさんは完全に取り違えて、反対の人物だと信じ込んで覚えてました。汗・涙この映画の重要なシーンを、3回も「がくぜん」として、びっくりサプライズのはるるさんでした!!ああ、おそるべしっ!老人力~~!☆とほほ。★セーヌ川に映る、たそがれのオルセー美術館の灯り。アラン・ドロンの所有する豪華なアパルトマンも、セーヌ川に沿った巴里中心部にありますが、現在住んでいるのはスイスのジュネーヴ。大空と夢、自由、冒険、海原、復讐、一攫千金の財宝、要塞島・・・アメリカ映画だと絶対にアクション映画になっちゃうんだけど、そこはやはりフランス映画。まるでそこに年若いにんげんの「憧れ」がみんな揃ってしまったみたいな、甘くて切ない世界が繰り広げられます。キャスティングがいいのか、映像の美しさもあって、心にしっとり染み渡る詩情と感動があって。レティシア役のジョアンナ・シムカスのかわいさは、彼女が出てるだけで目が離せない。それに加えて、甘い二枚目のアラン・ドロンに渋い男くささのリノ・ヴァンチュラが出てる。映画公開当時に、このレティシアについては、「めぞん一刻」の響子さんのファンが巻き起こしたような、熱烈なストリームが起こっっています。(現に、おいらの親友の弟の生涯の理想の女性像は、ずいぶん永いことレティシアだった!)←妻帯者になった後もっ!笑3人の楽しい日々が忘れられないだけに、不思議と重苦しいはずのラストにも、なぜか爽やかな印象が残ります。あの、「うそつきめ・・・」と言って寂しそうに微笑みながら死んでゆく男の美しさよ!この映画のファンが一番多いのは日本だそうで。今でも要塞島には、ぽつりぽつりと日本人観光客が・・。Fort Boyard まさに男のロマンを思い出させる島。フランスのシャラント地方、La Rochelleという港町の沖合にある要塞島ですが・・。フランス映画の名作「冒険者たち」でレティシアのためにホテルに改装しようとした島なんです。1802年にナポレオンが作らせたが、失脚して中断、その後1860年に完成したが一度も使われずに1920年までフランス軍が管理、一時刑務所に転用された後は放置されていたそうです。1958年にベルギー人がホテルにするために買い取ったが、そのまま未使用、1988年にパリのテレビ製作会社が所有権を買い取り、宝探しゲーム番組の舞台となってたみたいですけど、今はどうなのかなあ。ほんとにホテルにすれば、流行ると思うんだけどね。レティシアの思い出が詰まった海の城塞、ボワイヤー砦。そのシーンのロケ地となったラ・ロシュエル(La rochelle)は大西洋岸の小さな漁港の町で、この映画のファンの人々が、けっこう訪れているそうです。こんなことを書いていると、おいらも近いうちに行ってしまいそう!笑【はるるが最近書いた、ふらんす関連日記】 ↓ ↓教会裏手のドラクロワ美術館~牢獄のピーターパン~映像】パリのお菓子屋さん 映像】アメリの映画の舞台になったカフェ~モンマルトル界隈映像20枚】ニース海岸夕景~コートダジュール:荒れた海辺 映像】チョコの名店がある街角~セーヌ川からオペラ座の冬景色 映像15枚】田舎町の色えんぴつ 映像】ゆっくりノミの市を歩く~パリの街角で。 画像】ギメ東洋美術館~2005年6月4日の午後。 シャンゼリゼ大通りでSW3「シスの復讐」を見た☆ 映像アルバム】ふらんす古城の花嫁たち ~ジューン・ブライド賛歌南仏ニースのシャガール美術館映像】フランス田舎町のわんこに出会う 人気blogランキングへ ↑アジアを始めとする世界各地、選りすぐりの旅行好きたちのHPが、ここで見られます♪////////////////////////////////////////////////////////☆今年に入ってから今まで、あやしいほむぺにUPした新映像を、まとめてご覧いただけるように、こちらに整理してみました・・♪デジタル映像あるばむ総合メニュー(3)現在は、35のアルバムに570点以上の映像が収録されてます。 すぐそばの公園の池に映った、夕暮れのサグラダファミリア教会 映像】欧州美術館のショップあれこれ♪★もっともっと沢山、見たい人には・・・。こちらにはアルバムが20種類、550枚ほどの写真を収録。ーーまだまだ現在進行形で増殖中です。 ↓デジタル映像あるばむ総合メニュー2
2006年04月24日
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日本公開1ヶ月以上前にスター・ウォーズ3を見て来ました。凱旋門の近くにある、レビューで有名な「リド」と同じ建物に入っている映画館でっ!ギメ東洋美術館が、6時少し前の閉館でお客は追い出され状態だったので、1時間半くらいしか観れなかった。なんか、いつもいつも気が付くと一生懸命に、気に入った作品ひとつひとつに「じっくりと」付き合っちゃうもんだから、時間がいくらあっても足りない。思えば、パリ到着のあとの直後の日。オルセー美術館もそうだったし、昨日のルーブルも、ポンピドーセンターも、「閉館の時間ですよー」と、館員のひとに追い立てられるように退出したし、今日のギメ美術館でも、だもんなあ。毎日だよ・・・思ってみれば。モンマルトルに向かって、先日行った時にちょいと聞いた、東洋人のおんなのこがピアノを弾いていた店で酒でも飲もうかと思ったんだけど。。。そっちに向かう途中で、メトロの路線がシャンゼリゼ大通りを横切っていて、そこの場所が駅になってるのを発見してしまった!パリ市内のシャンゼリゼ大通りから凱旋門を眺める午後6時半そそくさと降りてしまうと、そこは観光客であふれ、お洒落で賑やかなお店が並ぶ、おー、シャンゼリゼ♪もともと、このシャンゼリゼという名前は・・古代ギリシャ神話に出て来る「至福の野辺」という意味なんだそうです。なんか、似合ってますね。はるるさんにはあまり縁の無い、有名なブランドのお店でも、ショーウインドウは流石に見ているだけでも洗練されていて、美しくも楽しい眺め。ちょっと色っぽい、有名なレビューのある店の隣で、おおきな羽飾りを身にまとったおねえちゃんの写真に対抗するように、黒づくめのダース・ベイダーの巨大なイラスト。おお、ここでスターウオーズのエピソード3が、上映されてるっ!しかも、夕方6時50分の開始までは10分ほど。有名ブランドの巨大なカバン(合成写真じゃないよ!)ほんとに町の中に、どどぉ~んと建っています。店舗の改装工事中の目隠しに過ぎないシロモノなんだけど、すごいお金がかかってそうです。本物そっくりのタグまで付いていて、さすがお洒落な町パリの目抜き通りらしいですよね。ふらんすの古い映画館らしい、古典的でファンタスティックな天井です。なんだか、ボトルまで色っぽいフランスのファンタ・オレンジ。ポップコーンと一緒に、映画館の座席の間を廻って歩く、なかなか男前のギャルソンの売り子さんから買いました。ちょっと昔の日本の全盛期の映画館でも、場内を「え~、おせんにキャラメル、サイダーはいかが?!」などと声を張り上げる売り子さんが存在してましたが。じゃあ~~ん♪ おなじみのメインタイトルが始まったのは、午後6:50☆このシリーズに関しては、ちょっと胸を張って自慢出来ることがひとつ、ある。劇場公開第一作となる、エピソード4が世界中で公開され、大ブームになった1977年の1年前。まだ、日本の誰もこの映画のすごさを知らない頃に、16ミリのモノクロ・パイロットFILM(長さ10数分)を見たのです!全日本SF大会の横浜会場、合宿に参加のたった数百人。つまり、日本でいちばん最初にSWを見た、その中のひとりなのです♪この映像を持ちこんだのは、コアなSFファンなら誰でも知ってる、野田宇宙大元帥閣下。リアルなデススター登場に「おお~っ!」華麗なライトセーバーに「おおお~っ!」この日本公開の1年前に横浜で見たモノクロの16ミリFILMは、ルーカス側のオフィシャルなものだったようです。近年出版されたSW制作内幕の文献などを読むと、決定的に予算が少なくて、その上に現場での経費がかかり過ぎ、映画広報のためのプロモーション費用が皆無に近い状態になっていたようです。そのために、かなり有力なツールとして、広汎なSFファンたちの「口コミ」を利用することが、秘めやかに決定していたのですね。そこに使用される強力なアイテムとして、あの16ミリFILMがあったのです。おお!宇宙から帰還したアナキン達を出迎えるコルサントの空港にファルコン号がちらり!(1)エピソード1(ファントム・メナス)映画公開:1999年(2)エピソード2(クローンの攻撃)映画公開:2002年(3)エピソード3(シスの復讐)映画公開:2005年(4)エピソード4(新たなる希望)映画公開:1977年(5)エピソード5(帝国の逆襲)映画公開:1980年(6)エピソード6(ジェダイの帰還)映画公開:1983年妊娠している姫のシルエットが浮かぶ。ほんとは配偶者と、25年まえの第一作のときから新作が封切りされるたびに欠かさずに映画館に足を運んでいるので、今回も「いっしょに行こうね!」と約束してたんだけど・・・。うううーーっ。日本国内での公開より、1ヶ月以上も早く見られるこの誘惑は、あまりに強い、強力すぎるっ!!!思わずふらふらと吸い込まれるように並んでしまった、チケット窓口。料金は、10ユーロなので1500円弱。フランスの普通の相場よりも、少し高いみたい。けれど、ここはシャンゼリゼに面した一等地。しかも、ふかふかのソファで、ぜいたくな内装のお洒落なシネマ上映館です。ポプコーンとソーダ(ファンタオレンジ)を買って、客席(自由席)に着くと半分くらいの入りで、しかもその過半数はカップル。でもまあ、日本と違うのは若いのや年寄りや、その中間の年齢や、幅広いペアが多かったかな。あと、東洋人は少なかった。シリーズのなかでも人気キャラのマスターヨーダの名前、ルーカス監督と親しかった依田さんって人からつけられたそうです。SWの内容については、流石だったとだけ、言って置きましょう。まだまだ、日本では見られないんだものね。けっこう深刻な悲劇なのに、その向こう側にかすかな希望の光も見えて来るような・・・いいエンディングです。映画が終わったのは、予告編などもあったせいで、午後9時20分ほど。さすがに日が長いと言っても、間近かに見る凱旋門の巨大なシルエットが、ゆうやけの赤い空に浮かび上がっていました。こちらでは、1年でいちばん夜が短い季節なので、日没は10時前後。日本での正午の12時は、向こうでは早朝の5時。その早朝の5時の日本は、ヨーロッパでの夜の10時頃に当たる。☆午後10時でもまだ明るいシャンゼリゼの夕焼けに浮かんだエトワール広場の凱旋門もちろん音声は英語で、字幕はフランス語。アナキンが暗黒面に惹かれ、次第に変化してゆく微妙なニュアンスが、肝心な所で、いまいちよくわかりません・・・とほほ。仕方ないので近い内、国内の映画館でリターンマッチする予定です。人気blogランキングへ ↑なんだか、楽天仲間でやってるひとが多いので、はるるも混ざっちゃったよ♪(もしも、この「あやしい」ほむぺがお気に入りいただけたら、ぽちっと1票お願いしますネ)あ~~。…………ライト・セーバー……欲しいな………。これは、もっと欲しい ↓↓ 「STAR WARS EPISODE3」公開記念限定販売スター・ウォーズ トリロジー DVD-BOX(初回限定生産)
2005年07月04日
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シェルブールの雨傘、映画館で3回。いや、4回料金払って観た。カトリーヌ・ドヌーブの出世作、というか実質的なデビュー作品。テレビで何回も。ビデオで何回も、観ました。ミドル・ティーンのいかにも可憐な少女、と言ったおんなのこの役だったけど。実はこのとき女たらしで有名なロジェ・バディム監督の赤ちゃんを、すでに産んで居た。と、そんなことを知ったのは、ずっとあとのこと。この映画に惚れて、NHKのフランス語講座のテキストを買いました。笑サントラLPも、買いました。フランソワーズ・ドルレアック(自動車事故で若死にしちゃったドヌーブの姉ちゃん)も良かった。初めて見たのは、ジャン・ポール・ベルモンドと共演の「リオの男」という作品。「やわらかい肌」が、遺作かなあ。ロシュフォールの恋人たちなんて、シェルブールと同じスタッフのミュージカル映画は、姉妹で主演してましたね♪日本では興行的にはコケましたが。「男と女」は、新宿コマ前のオールナイト映画館で「卒業」と「いちご白書」の三本立て興行、やるせなく観ました。////////////////////////////////////////////////////////☆2004年に入ってから今まで、あやしいほむぺにUPした新映像を、まとめてご覧いただけるように、こちらに整理してみました・・♪デジタル映像あるばむ総合メニュー(3)現在は、35のアルバムに570点以上の映像が収録されてます。もちろん、ここのアルバムに掲載されている写真のぜんぶ、はるるさん自身がそこに行って撮影したものですよん。笑 夕映えの虹が出た☆★そのつづきで、こちらにはアルバムが20種類、550枚ほどの写真を収録。ーーまだまだ現在進行形で増殖中です。 ↓デジタル映像あるばむ総合メニュー2
2005年04月09日
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