LIVE FOR LIFE

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彩の足跡 9


場所は 沼野先輩と同じ所で 顔ぶれも高校の仲のいい人ばかりだったので
気分的に楽でした。
それから 永石とつながっていったのです。
そんな中 私は二本木さんにどんどん惹かれていって頂点にいました。
朝 お店に行ったときも 私の着く時間帯には外にでてくれました。
掃除をしてお店の裏にゴミを捨てにいったときも
裏にいてくれお互いに何をするにも時間を決めていたのです。
二本木さんが配達にでるときも トラックを私のほうのお店にとめ
私がお店の中にいても クラクションで教えてくれたのです。
私は二本木さんが結婚をしていることさえも
忘れるようになってきたのです。
二本木さんと交流を持つきっかけとなった
「妻子ある男性と付き合うことは割り切れるか?」
この言葉の答えは私の負けでした。
お店が終わる時間がお互いに同じ時間だったので待ち合わせは
家具店の倉庫の前!
7時の時報とともに行きたい気持ちでいっぱいでしたが
タイムカードがあり お店には7時15分まで
いなくはいけなかったのですが 店長の優しいはからいで
私の分まで一緒にタイムカードを押してくれることになり
私は7時で二本木さんの元にいけたのです。
ときには お店をでたとたん 前にある事務所から専務・課長・部長と
バッタリ会ってしまうこともあり そんなときは横にあるコンビニに非難。
ちょっと 冒険心もあったりしてドキドキしたけど楽しかった。
そんな 夏休みが近づいた日 二本木さんのほうから
旅行の話をしてきました。
お互いにお店だったので休みはだいたい前後するものの重なった日が
あったので その日にして行き先は山梨県方面でした。

旅行当日 鎌倉のミスタードーナツで待ち合わせをしました。
時間通りにきた二本木さんはものすごく慌てていました。
「今日の朝 家を出る前 私の両親から二本木さんの家に
 電話がかかってきた」
というのです。
話をきいたときにはビックリしました。
二本木さんは「旅行やめる?」といってきたのですけど
私は「行こう。このまま 今に帰ったら親の思うつぼになるから」といって
出発しました。
ワクワクしていたものの両親に怒りを感じていました。
二本木さんは少し青ざめている状態でした。
そんな二本木さんをみて私も心臓が高まってきました。
山梨の富士急ハイランドにいって色々な乗り物にのり
ほんの一時でも朝の出来事を忘れることができました。
楽しい時間はアッという間にすぎていくものでした。
翌日 忍野村のほうにいき 遊んで帰りには鎌倉の海岸線にある
ケンタッキーに寄り 10時にはいつも通りに帰ったのですけど
いつもとは違う家の中でした。
それでも 私は普通に「ただいま」と父の寝室をのぞいてみたら
布団の上で座って背中をまるめうつむいている父がいました。
その父の姿は今でも忘れていません。
私の中にはっきりと目にやきついています。
今 思うと 安堵感を感じていたような感じもします。
いつもだったら寝ているはずの父が寝ずにまっていてくれ
罪悪感を感じましたが 二本木さんを好きな思いは消すことは
できなかったのです。
私の中で二本木さんとの終わりが近づいていることを
予感をしていました。
それは旅行当日に父から二本木さんの家に電話をかかってきてときの
顔色がものすごく変わったことに私は気づいていたのです。
怯えているようにもみえました。
それから 二本木さんは私が電話しても電話にはでてもらえなくなり
私は鎌倉店のほうに移動になりました。
この鎌倉店で私を待ち受けていたものは・・・・
上司からのいじめでした。
それを知らずにまた 新しいお店でがんばるつもりが
大きく歯車が動きだしたのでした。
鎌倉店の店長は私のことも知っていてとても優しいイメージを
持っていたのですが・・・それが 専務から頼まれ 私を自分から
やめるようにしむけるように私をジワジワいじめに入ったのです。
私は二本木さんのこともあり 体は精神的にボロボロでした。
お店には出してもらえず トイレ掃除 外掃除 お店にだしてもらえれば
お店に枠をつけられおりの中に入れられる感じでした。
私には絶対できない物の包装を指示され それがきたないと
お客さんの前でも叱られ周りは何もいえない状態でした。
私はいてもたってもいられなくなり 店長の家に手紙をかいたのです。
そしたら なんと 店長が家に押しかけてきて
「親をだせ!」というのです。
そのとき ちょうど 母もいなかったので「いません」というと
「またせてもらう」というものの 帰っていきました。
お店でこんな仕打ちをさせられていることを初めて知り
父が怒りだし 「退職届」をたたきつけたのです。
そんなこともあり私はまた家にいることになったのです。
そして思うことは二本木さんのことです。
ある日 二本木さんの”姉”という人から電話が家にかかってきて
「会いたい」ということで会いにいってきたのです。
約束の場所にいってみると二本木さんもいました。
これが決定的な別れになったのです。
私は涙が止まらず 顔がグシャグシャになった
顔でタクシーで帰ったのです。
その翌日から 何も手につかず 食事もできない状態に
なってしまったのです。
そんな毎日が続き そんな日々の中 母が毎日 私に手紙をかいてくれ
食事もそっと部屋の入り口に置いてくれたのです。
私も母に手紙をかき いつのまにか 交換になっていました。
毎日の自分の気持ち 思いを母に伝えていました。
私は自分の思いをどうすることもできずにいて
頭の中が混乱する日々が続いていたのです。
好きになった人がたまたま結婚していたのですけど
割り切れると思いながら好きになったことからいけないのだけど
割り切ることはできなかった。



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