失われたあなた。残った僕。



あなたから、数え切れないくらいいろんなものをもらったから

あなたを、大好きなままでいられるから

だから、他に何も望まなかった

あなたを失うまでは・・・

あの事故で、あなたを失うまでは・・・

もう何も感じない

もう何も考えない

もう何も感じられない

もう何も考えられない

もうあなたに大好きといえない

もうあなたに大好きといってもらえない

もし、ひとつだけ僕に感情があるのなら、

僕はこう感じられる。

おそらくそれは、悲しみだろうな

でも僕にはそれが悲しみかすら分からない

何も考えないから

何も考えられないから

もし、一つだけ僕が考えられるのなら、

僕は、こう考えられる。

神様が“あなたに会えた”というプレゼントの他にもうひとつくれるのならば

僕は、ひとつだけ望む

あなたに、

大好きなあなたにもう一度だけでいいんだ、

もう一度だけでいいんだ

あなたに、“愛してる”と言いたい

言えるのならば



願いが叶うのならば・・・


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