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大学病院に行ってきた。
担当の研修医は松山という女性。クロちゃんは男性がちょっと怖がるなので、色々作業をする直接の担当が女性でよかった。
掛かりつけの先生の口ぶりでは、大学病院で問題の原因を究明し、手術だったらそこでやって貰うけど、薬とかに治療だったら掛かりつけの所に戻ってやるという印象だった。
なので掛かりつけの所と情報を共有できるようにお願いしますね、と言ったら、「治療はこちらでやるつもりだったんですが」と驚かれた。
あれ、そうだったの?
今日も大学病院が終わったら掛かりつけに連れて来いって言われていたんで大学病院で治療するということは考えて無かったんだけど、取り敢えず設備が整ってるここに任せよう。
ただ、朝の予約だと電車が混んでちょっと大変なんだけどね。
今朝も9時半の予約だったが南北線に乗る前はラッシュアワーでかなり潰されて大変だった。
色々と今までの経緯を説明したあと、クロちゃんを預けて待合室へ。
11時過ぎに、まだ検査などに時間が掛かるから13時半ぐらいまで昼ごはんに出ていて良いと言われた。どっか食べるのに良い場所ご存知ですか、と聞いたら本郷キャンパスの学食なんて有名ですよ、と言われたのだが・・・いまいち場所が検索出来なかった上に雨の中を歩き回りたくなかったので、向いの建物にあったカフェテリアでドーナツとトーストサンドを食べて戻る。
すると、13時15分ぐらいに呼び出された。
その際に話した教員が、中川さん。意外と若い。
まあ、東大付属動物医療センター消化器系って所長と教官2人なので、こんなものなんだろう。
で、こちらに今までの経緯を説明して相手の話を聞いたところ。
1. どうも鼻が狭いのか、エコーで見ると呼吸の際にかなり胃が引っ張られている。
2. もしかしたらまた胃が上に引っ張られていて横隔膜ヘルニアを再発してるかも。
3. 血液検査の結果では異常は見当たらない。
CTスキャンで胃がどうなっているかは確認できる。
でも、なぜ気持ち悪くなっているかを確認する為に内視鏡で見る必要もあるかも。
食道に問題が起きているなら、胃瘻チューブをいれることも考えているとのこと。
もしくは、食道が傷みすぎて収縮していた場合はバルーン拡張が必要かもしれない。
胃瘻チューブを入れる場合は来週頭まで入院だそうだ。
ちなみに、今日の検査だけで15万から20万掛かると言われた。
入院となると1日1万から2万とのこと。
ちょっと入院料は高いね。
まあ、なんでも良い。直してさえくれれば。
夕方まではすることはないので電話で連絡が取れるなら出て行っても良いと言われたが、雨だからねぇ。
取り敢えずは待合室にいることにした。
以前の家だったら本郷なので近いから帰ったんだけどね。
多分ここまでバイクで10分程度だったんじゃないかなぁ。
まあ、引っ越したのが10年以上前の話なんで今更「前の家だったら・・・」なんて考えてもしょうがない。
前の愛猫が肺水腫になって入院した時はまだ八重洲で働いていたので、その時の入院先の動物病院があった本郷まで毎日昼休みにバイクで通ったのだが・・・今となっては家から東大前まで通うのって面倒くさそう。
まあ、40分から50分程度なんだから文句を言ってはいけないが。
実家に住んで居た頃なんて、最寄りの駅に出るのにバスを使ったら合計30分掛ってからね。
バイクを使えば10分だったが、雨が降ろうが雪が降ろうが濡れてもバイクを使う羽目になって、いつかは事故ると思っていた。
幸い事故を起こす前に自分の家へ引っ越せたけど。
しっかし。
胃瘻かぁ。
まあ、食道に問題があるならそこを通さないルートは必要だよね。
だけど、大元の問題として、何が原因で食道が荒れることになったのか分からないと、胃瘻をしても問題がありそうだ。
鼻が狭いのが問題だった場合、まだ体格が小さすぎて鼻をなんとか出来るかm分からないと言われたんだが、どうなるんだろ。
でも、取り敢えず何とか死なないで済みそうだから良かった。
17時半ぐらいに先生から検査結果の説明があった。
まず、状況は凄く悪いという訳ではないとのこと。
CTで見ると、食道はかなり広がっている。
そして食道のヘルニアはレントゲンではかなり飛び出している印象があったが、呼吸のタイミングでちょっと変わるらしい。胃は滅茶苦茶飛び出している訳では無いけど多少は飛び出していて、飛び出してないとは言えないとのこと。
鼻とか他の臓器に特に異常は見当たらなかった。
呼吸に異常があるから鼻を見たのだが、別に詰まっているのを示すグレーな部分は無かったらしい。
組織を取ったら何か分かるかも知れないが、めっちゃ狭いと言うことは無かった。
だから何故吸うときに呼吸に力が掛っているのか分からない。
内視鏡で見ると、食道に泡が結構残っているのである程度動きが悪くなっていると思われる。
食道と胃の境目を見ると、赤く爛れている感じはある。凄い重度という訳では無いけど、ある程度食道炎にはなっている。
胃から食道への方向を写した内視鏡カメラの画像を見ると、引き攣れて食道に引き込まれているのが見て取れる。
また、内視鏡が通れる程度の穴が胃と食道の間にある。つまりこれのせいでちょっと気持ち悪くなってる可能性はあり。
また、食道炎のせいで食べたくなくなってるのかも。
だけど、このせいでだけ食べれないような問題が起こるかは不明。
まあ、元々クロちゃんはあまり食べることに執着するタイプじゃ無かったからねぇ。
食べて痛くて気持ち悪いとなると、食べたくなる気持ちが強くなったんだろう。
考えてみたら、お陰で極端に病床が悪化する前に大学病院で精密検査をすることになったんだから、良かったのかも?
お腹に空気が溜まっているのは多分呼吸が上手く吸えないので頑張って吸うせいで息を呑んじゃっているんだと思うとのこと。
ただ、呼吸が上手く出来ない理由が分からない。
呼吸の状態を見ると鼻がかなり怪しいんだけど、ちょっとよく分からない。CTでは詰まっている部分が見えなかった。
鼻の問題が解決しないと問題が起き続けるのか?と聞いたら、別に鼻が問題あったら絶対再発するわけではないとのこと。
怪しいのは食道裂孔ヘルニア。そしてその二次的な食道炎。
ただ、やっかいなのは手術で胃を固定したとして、問題が治るか分からない。
鼻づまりしても裂孔ヘルニアになるとは限らない。
ナナミちゃんは鼻づまりを起こして再発を起こしやすくした可能性はあると言っていた。
でも。
鼻づまりが起きたら普通、鼻水を出すよね?クロちゃんが鼻水を垂らしていたことって一度も無いんだけど。
鼻づまりして口呼吸していたことも特には無かったし。
今でも変な呼吸をしているから、また裂孔ヘルニアが起こるのでは無いか?
食道炎とヘルニア直しても呼吸の問題を直さない事にはまた再発するのでは無いか?と聞いたら、その可能性は高いが画像的には明らかに詰まっているものがないのでお手上げ。
改めて録音していた記録を聞き直してみたら、それなりに何度も呼吸のことを何とかしてくれと聞いていたのだが、先生的には原因が分からないからお手上げなので、取り敢えず出来るところを直していってそれでOKになることを期待しようと言う感じだった。
そりゃあさあ。
人間だって、病状の原因がパーフェクトに分かって治療することって少ないんだと思うけど、自分で体調が悪いことを訴えられない子猫だからこそ、できる限り問題が見えているなら原因を探すためにもっと色々と柔軟に考えるべきじゃ無いかね?
取り敢えずは、食道を休めるために胃瘻チューブから餌を与え、食道炎を治し、手術をするかどうかは治療の反応次第とのことだった。
内科治療で何とかなるなら手術は不要な場合もあるらしい。
胃が戻らなくても食道炎になるといった症状が無ければ手術しなくても良いんだそうだ。
やっぱり内科治療だけでは吐いちゃうよっていうような感じだったら手術するかも。
ただ問題は、手術しても体調が良くなるかは分からない。
胃を壁に縫い付けて固定してなかったら再手術した方が良いかもしれない。
つうかさぁ。
食べるのを胃瘻を使っても、結局呼吸する度に胃が引っ張られるんだったらそのたびに胃液が上にあふれ出て食道炎が悪化するんじゃないの?
そう考えると、呼吸を直さない事には食道炎の治療すら思うようには進まないように思うが。
考えてみたら、食べた後に気持ち悪がるのって胃に食べ物が入ると胃液が出てくるからなんでしょう?
胃液が出てきて、胃がちょっと活発に動き、そして呼吸の時に胃が引っ張られて胃液が溢れるので気持ち悪くなる。
ドライフードの方がウェットなフードよりもマシだったのはドライの方が容量が少ないから胃の下の方に食べ物と胃液が溜まるから上から溢れる胃液の量と時間が少なかったからというだけのことだろう。
つまり、胃瘻を使っていても大量の餌を胃の中に流し込んだら、呼吸を直さない事には結局苦しむことになると思う。
まあ、それが入院中に見て取れれば先生も諦めてもっと頑張って呼吸のことを診てくれるかも?
取り敢えず今後の流れとしては、胃瘻の穴の経過を見るため週明けまでは要観察なので暫く入院。
月曜日の朝に経過を電話で連絡してこれからの事を教えてくれるとの事。
月曜・火曜日に経過次第で1度家に帰るかも。
手術するんだったらもう少し入院。
家に帰ることになったら胃瘻でご飯を上げる練習をすることになる。
缶詰とかペースト状のご飯を入れる。これはそれ程難しくは無いらしい。
胃とかその先の十二指腸も見ておいたくれたらしい。一応サンプルを取って病理検査の方に回したけど、凄い変な結果が出るとは思っていないとのことだ。
気持ち悪くなって沢山食べると吐くのはヘルニアと食道炎が原因だったと思っていると言っていたが。食道炎もヘルニアも、呼吸が原因だったらそう簡単には治せないんじゃ無い?
先生も、猫でここまで激しい音をさせる子を今まで見たこと無いらしい。
ただ、エコーで見ると呼吸の時にかなり引っ張られているので、呼吸の時に胃が引っ張られてガスが出ているのかもと言っていた。
胃が固定されれば胃が行ったり来たりというのはしなくなるはず。
その際には胃液がかなり出たり入ったりもしなくなる・・・はず。
つまり、食道炎も胃を固定しないと治らないかも?
固定しても頑張って呼吸するから胃に空気が入るのは変わらないのか?と聞いたら、空気が凄く溜まってもそこまで問題にならないことが多いと言われた。
空気が入っても食道炎とヘルニアが治れば問題にならないはずと先生は考えているらしい。
確かに、段々食べなくなったのは食道炎が悪くなっていったからだと思う。
胃瘻でちょっと胃を後ろに引っ張っているはずなので、これで少し胃が固定されることを期待してるらしい。
少なくとも、胃が出たり入ったりすることは無くなる・・・と思いたいと言っていた。
こればっかりは数日見てみないと分からないが。
先生曰く、食道の問題って犬や猫にとっては結構やっかいな病気だとのこと。
犬の巨大食道症って寿命が3ヶ月という報告があるそうだ。
食道が治らなくてずっとチューブから食べるという子もいなくはない。
寿命はそんなに変わらないけど、やはり唾液とかが食道に溜まって喉を詰まらせたり肺に入って肺炎を起こすことが多いらしい。
でも、犬のデータではあるが、誤嚥性肺炎が無ければ5年ぐらいは平気で生きると言っていた。
食道が何とかなれば、管理が必要かも知れないけど寿命は何とかなると思っているらしい。
ただ、思ったよりも食道の拡張は酷い。
でもこんだけ拡張しているのにあまり吐かないので何とかなるかもと言っていた。
ちなみに、面会時間は週末は正午から午後3時まで、平日は14時から16時まで。
明日は適当に入ってきて受付の所の電話で当直を呼び出すんだそうだ。
帰る前にクロちゃんに会ったが、まだ麻酔が効いていてちょっとぼ~っとしていた。
まあ、昨晩は凄く苦しげで碌に眠れていなかったと思うから、それのせいで目覚めも悪いのかも。
何か、妙に瞳の瞳孔が拡大してちょっと見た目が変だったが、麻酔のせいなのだろう。
その後かかりつけの先生の方に電話したのだが留守電に繋がってしまった。
考えてみたら昨日までの入院代を払っていなかったし、入院中に敷いていたふかふかタオルを引き取って今日のことを話したかったので、直接クリニックに行くことにした。
幸いもう患者は全部見終わっていたのか、私が着いたら直ぐに先生が現れた。
「大学からも飼い主さんからも電話無いからどうなったのかなぁって心配していたのよ~」と言われた。
いや、電話したんだけどね。
まあ、それはともかく。
大学病院で言われたことを説明したら、やはり変な呼吸の問題を解決させる必要がある、原因と対処法が分かるまで手術させてはいけない、と言われた。
横隔膜ヘルニアがあるからって食道が拡大するとは限らないし、あんな風に食道炎になることもそれ程無い。
クロちゃんのケースは変な事だらけだったので、ここで対処治療だけして食道炎とヘルニアを治して満足しちゃっては、また後で再発するだけだからクロちゃんの切られ損だと言われた。
どうも呼吸の方は詰まっている箇所が見当たらないのでお手上げ、まあ食道炎とヘルニアを治せば何とかなるかな的なことを大学病院の先生は言っていたと報告したら、『消化器課だからねぇ・・・』とため息をついていた。
そうなんだよねぇ。
縦割り組織の弊害だ。
どうも今日の担当の上司(消化器課の所長)と知り合いらしいので、何とか捕まえて話せないか頑張ってみると言ってくれた。
あと。
実は東大の動物病院の外科ってそれ程腕が良くないらしい。
でも、流石に腕が良い先生を送り込むわけにはいかないし、術後の治療とかフォローアップもあるので手術だけをこちらでやって貰う訳にもいかないとのこと。
もしかしたらナナミちゃんの手術をしてくれた先生が再手術に立ち会いたいと言うかも知れないとのことだが・・・そこまでたどり着く前に、何よりもまず呼吸の方が何が問題なのか解明させないと駄目だと言われた。
そこを解明させるために大学病院に頑張るよう、かかりつけの先生からお尻を叩いて貰わないとね。
私も頑張って主張するけどさ。
つうかさぁ。
私があれだけしつこく呼吸の問題を何とかしなくて良いのか?って聞いたんだから、『画像的には原因が分からない』で終わらさせずに、『じゃあ、呼吸器課の先生にも診て貰いますか?』と提案するべきでしょうに。
まあ、私から次に会ったときに主張するつもりだけどさ。
と言うか、かかりつけ医に聞いたところ、一応胃を体の壁に固定するのは緩くはしていたらしい。
ガチガチに固定すると回復が悪いというデータがあるからゆるめにしたと手術した先生が言っていたと教えられた。
つまり、固定したって胃が引っ張られることに変わりは無い。
だから呼吸を直さない事には食道炎は治せないでしょう。
そうなったら諦めて呼吸器科の先生に相談しようかなって自分から考えてくれないかな?
更に初診料やら相談料を追加で取られても構わない。
何とかクロちゃんを治してくれ。
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