第19話・続そりゃあないぜ、母上



 ~アイス編~

 ある日、みっつは夜中に風呂に入った。そして、風呂上りの楽しみにしていたアイスを食べようと冷蔵庫を開けた。そこには、某カップアイス(バニラ味)が入っていて、取り出したみっつはテーブルに箱を置き、スプーンを取りに行った。
 みっつ 「なぁ、マークよ。お兄ちゃんは、すぐにアイスを食べない。なぜだか、わかるか?カップアイスは、少し溶かしてからのほうが美味いんだぜ。まるで、人生のようだな・・・。わかるか?」
 マーク 「馬鹿じゃないの?そんなん、わかる訳ないじゃん。それより、くだらない事で話し掛けるなよ。今、マリオUSAをやってんだから。」
 みっつ 「偉大な兄が、折角哲学を語っているというのに、この愚弟がぁ!」
 この愚かな、自分が何をわかっていないのかすらわかっていない弟との会話を中断したみっつは、カップアイスの前で待ちに待った。そして、充分に待ったのでフタを開けた。すると、
 みっつ 「なぁ、マークよ。このアイスって、いつも縁まで詰まってなかったっけ?このアイス、なんか真中がクレーターのように抉れてるんだけど・・・。」
 マーク 「ああ、夕方に母上がアイスコーヒーの中にアイスをいれてたから、母上がスプーンで取った箇所なんだろ。」
 みっつ 「マジで!?かなり減ってるんだけど!」
 苦情を言いたくても母上は、とっくに寝て夢の中である。泣く泣く、みっつは泣き寝入りしたのだった・・・。

 ~相撲編~

 日曜の昼。
 家で何気なくテレビを見ていたみっつだったが、ちょうど相撲のチャリティ・イベントの番組をやっていたので寝転びながら見ていた。そして、仕事が休みだった母上も一緒になって見ていた。
 母上 「相変わらず、力士ってデカイね~。」
 みっつ 「そうだね~。」 
 と、呑気に見ていたのだが、あるイベントで力士たちが「張り手測定器」というパンチング・マシーンのような物に張り手をするというものがあった。流石、トップクラスの力士はパワーが違う。平気で、200キロとかを叩き出していた。
 みっつ 「やっぱ、すげ~なぁ!」
 母上 「こんな、はったりを喰らったら痛いだろうね~。」
 何気ない会話だったので、みっつは聞き違いかなと思ったが、恐る恐る母上に、
 みっつ 「ねぇ。今、何て言ったの?」
 と、質問した。
 母上 「え?張ったりだよ。」
 みっつ 「だから、そのはったりってなんなのさ!」
 どうやら、母上は「突っ張り」を聞き違えたのか「はったり」だと認識していたらしく、この発言に繋がったらしい・・・。

 ~懸賞編~

 正直言って、懸賞が好きだ。
 なぜなら、パソコンで簡単に応募するだけで色々なモノがタダで当たるのである!こんなにうれしい事はない!
 そんなある日、みっつは日課となっている懸賞サイト訪問をしていると、後ろで見ていた母上に、 
 母上 「なに、アンタ。また賞金稼ぎしてるの?」
 と、言われた。当然、みっつも近くにいたマークも爆笑し、
 みっつ 「母上!何で、賞金稼ぎさ!」
 マーク 「それじゃあ、殺し屋だよ~!」
 と、突っ込みを入れていた。母上得意のありえない発言であった・・・。こんな発言はHPのネタにでもしないと、ご先祖様に祟られそうである。

 こんな感じで番外編をお贈りしましたが、どうでしたか?とりあえず、またネタが貯まったら書いてみる予定なので、続編をお楽しみに~!

※この物語は事実を元に構成されたノンフィクションです。
           [総監督・原作・監修] 海ちゃん
           [脚本・シリーズ構成] みっつ


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