Part Two : Private
Time
By Tomoko F.
ミラボーの短いストレートの後、このロウズ・ヘアピンにくだってくる。レース中はヘアピンのイン側ぎりぎりを回って立ち上がっていくけれど、普段は両通なので、レースの真似をしてイン側を走ったりすると、即、正面衝突になりかねない。おまけに、ここはバス通りで、このカーブを曲った所に、バス停がある。
ポルティエ。ここで1988年、セナはトップを独走中に集中力を失い、接触、リタイア。その後、ピットに戻らず、歩いて自宅まで帰り、毛布をかぶって寝てしまった話は有名。
ロウズを回ってポルティエを回り、トンネルに入る。ほぼ、ドライバーズ・アイ・レベルで見るとこういう風に見える。アームコーがなければ、ここは“トンネル”と言っても、左手に地中海を見ることができる。トンネルの上はロウズ・ホテルが建っている。
ピットの出口。これはレース前に撮ったので、かなり渋滞しているのがわかる。モナコのコース上には、通常、信号機は確か1機か2機しかなかかったと記憶している。
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そのトンネルの上に建つロウズホテルのバルコニー。ここからは地中海は見渡せるけれど、F1は真下を通過するので、何も見ることができない。
グランプリを前に、モナコのコース沿いはフェンスとアームコーに包まれるだけでなく、ひときわ、観光客の数も増え、渋滞し、とてもタイムアタックできる状態ではなくなる。普段のモナコだったらば、喜んで自己コース・レコードの更新を試みるところだけれど、フェラーリも1速、2速、1速、2速...の繰り返しでなかなか前に進めない。ここは徐行するフェラーリをもっとも良く目にできる町かもしれない。
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With J.Trulli/Photo by Flavio
隣にいるのはJarno Trulli。本物のTrulli。撮影したのは、イタリアのF1カメラマンFlavio。プライベート・タイム。
レーシングスーツの袖は、やはり前で結んだほうが、格好が良いような…。(でも、かわいかったなあ.........)
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