ブレーキを無視して進むこころにスキッドマークが残る。
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もう会えないひとに
大勢の人の中から、あなたを見つけるのは簡単だった。ただあなたが近くを見つめている時に私はあなたを見ていて、私が遠くを見ている時に、あなたは私を見つめていた。
ほんのわずかな時間だけだった。だけどそのほんの短い時間のためだけに出逢たのだと、思えない時間が余りにも長過ぎた。
戻ってこない言葉の中に言葉をみつけるまでに長い時間がかかった。