バオバブの木

昨夜も、彼と夜中の電話をしていました。

昨年の秋に彼が体調を崩して、お母さんと叔父さんを抱えて

ひとりで寝込んで、つらかったことを聴いて。。

いつも元気のよい彼からは、想像もできなかったので驚きました。

また再発の心配がある病気なので、これからは万一の時、

私が側に行って看病するって約束をしました。

今まで私の中でこんなに強く想いを持った人は、元の夫以外初めてです。

たしかに側にいたかったり、何かあれば支えたい。。って想いは芽生えましたが

子ども達のほうが確実に優先だったり。。

相手を信じきれなかったり。。必ず迷いがついてまわっていました。

でも彼に対しては、迷いがないんです。気持ちの中に雲がなくて。。

２年間、彼の意志の強さや人に対する誠実な態度をずっと見てきたからでしょうか。

子ども達も大切だけど、同じように彼も大切で。。

どちらかを選ぶなんて土俵には、のせられません。

過去の経験から、「また失うのでは。。」という怖さは、たしかにありますが

それでも、人の気持ちのどうしようもない部分を不安に思う時間がもったいなくて

今を真剣に偽らないで生きていれば、後悔はしないって気がします。

私の方が６つも年上だったり。。離婚経験があったり。。

子どもがいたり。。しかも４０代だし。。

状況を考えれば、穏やかな未来は訪れないかもしれません。

ずっと求めてきた心静かな生活から、ずれてしまうかもしれません。

それでも彼と一緒に、彼の隣りにいたいです。。

私の母親としての姿を好きでいてくれる彼の隣りなら、母親業と両立はできると思うのです。

同じ方向を向いて、同じ時間を歩いていきたいって 思わせてくれたことに、

感謝しています。

そして、もうひとつ。。彼と一緒に穂高へ登山することを約束しました。

彼は、毎年登っているベテランです。私は、全く登山経験がありません。

何年後かわかりませんが、それでも目標ができたので体力をつけて頑張ります。

彼とならきっと。。約束をひとつひとつ、ゆっくり叶えていけると信じられます。