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昨年までドイツのチャンピオンだった、日本にもたびたび来日しているトップラテンカップルイェスパー・ビルケホイ&アナスタシア・クラヴチェンコ組がターンプロを発表しました。ビルケホイ組は、基本がしっかりしているためベーシックは大変美しいのですが、競技会となるとなぜか地味で目立たないカップルで、私もずっとあまり好きではありませんでした。(ストッケブロー組と何となくイメージが重なるカップルですが、リーダーはこちらもデンマーク人ですね~)多少の欠点や弱さがあっても、ダンサーとしてのカリスマ性や個性のほうがずっと大切だと思うのです・・・。そういう意味で、パートナーの実力とカリスマ性が素晴らしいマブーゼ&クルチャック組の優勝は妥当だったという感じです。さて、ビルケホイ組ターンプロに伴い、私の友人セルゲイ&ヴィクトリア・タタレンコ組の世界選手権出場が決定しました!今日ヴィクトリアと電話で話しましたが、「本当なら国内準優勝の成績で世界選手権に行きたかったけれど、繰り上げでも代表になれて最高にうれしい!」と大喜びでした。ちなみに、1ヵ月後には早速ヨーロッパ選手権が控えているので気合を入れて練習しているそうです。個性的で印象的な素晴らしいカップルである彼らがどんな踊りをしてくれるのか、本当に楽しみですね!↓左がセルゲイ&ヴィクトリア、右がイェスパー&アナスタシアです。アナスタシア、いくらなんでも肌白すぎですし、ドレスのセンスも今一つですね・・・
2009.03.27
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自宅の遅いインターネットと格闘しています・・・さて、この週末はドイツのラテンチャンピオンシップ大会が開催されました。私の友人でこのブログでも何度もドレスやシャツを紹介しているヴィクトリア・タタレンコ(旧姓リュシンスカ)とセルゲイ・タタレンコは3位に入賞しました!!また、昨年までチャンピオンだったイェスパー・ビルケホイ&アンナ・クラヴチェンコ組が2位に転落。新チャンピオンは日本にも何度も来日しているティモ・クルチャック&モチェゲッツィ・マブーゼ組となりました。多くの人々が何年も前からクルチャック&マブーゼ組のほうが優れていると言っており、やっと実力のあるカップルがチャンピオンになってくれてうれしい限りです。ビルケホイ組はベーシックは美しいのですが、競技会では全然目立たずつまらない踊りをするので私はずっとあまり好きではありませんでした。年齢的にもそろそろ限界があるようなので、引退の噂もあります。そうすると、来年はセルゲイ&ヴィクトリアはとうとう世界選手権代表になれるかもしれませんね!!↓こちらはセルゲイ&ヴィクトリアがチャンピオンシップの予選で着用した赤いペアドレスです。(いずれブログで売りに出します)ちなみに、決勝では二人とも全身白(セルゲイも)のペアドレスだったそうですが、きっととても素敵だったのでしょうね~♪
2009.03.22
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忙しくてなかなかダンス動画を探せずにいましたが、久しぶりに「お気に入りダンサー」の紹介です。アマチュアでもプロフェッショナルでも、実は私はファイナルよりもセミファイナルのほうが面白いと思っています。ファイナリストは既に見慣れているし、「どうせ決勝行くから・・・」と120%のパワーで踊りきらない選手も多いですが、セミファイナル以下の選手達は予選からフルパワーで踊ってくれるので本当に見ごたえがあります。もちろん実力的にはファイナリストと大きな差はありません。先日東京で観戦したグランドスラムファイナルのスタンダード戦セミファイナルでひときわ目立っていたのが、ポーランドのヴィクトル・キシュカ&マルゴジャータ・ガーリッカ組でした。美しいライン、ダイナミックでキレのある動き、丁寧なフットワーク、豊かな音楽性・・・と私の大好きなタイプのカップルです。こちらで彼らの踊るワルツのソロがご覧いただけます。グランドスラムファイナルでは8位に入賞していましたが、個人的な意見としては6位に入賞したフェデリコ・ディトロや4位のギマエフ組などよりも高い実力があるのではないかと思いました。最近上位に上がってきたばかりの若いカップルですから、今後の活躍が本当に楽しみです!!↓ドレスも最新流行でおしゃれですね~。
2009.01.17
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毎年GOCに参加していたフランコ・フォーミカ&オクサナ・レベデワ。エントリーはあったものの出場しなかったので、ちょっと心配になってオクサナに電話してみました。オクサナたちは少し前に日本から戻ってきたそうで、ワールドスーパースターダンスフェスティバルのデモは大成功だったとのことです!初出演だったのでオクサナはかなり緊張したそうですが、お客様の反応も良く、大変良い経験ができたと喜んでいました。主催者の皆様も満足されたようで、既に来年の出演も決まっているとのことです。日本滞在中に立て続けにレッスンやデモの予約が入り、滞在を延長したとか・・・。このところフランコは背中にちょっと痛みがあり、万全な状態ではなかったのでGOC出場は見送ったそうです。出場すれば当然ながら優勝確実だったわけですが、怪我をしたまま4~5ラウンド踊るのはよくないと判断し、欠場となったそうです。大忙しのオクサナ&フランコですが、来週末からまた韓国&日本に行くそうです。日本では大阪でデモ出演とレッスンを予定しているそうです。フランコの怪我が早くよくなると良いですね!
2008.08.19
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このブログでもたくさんのドレスを紹介しているトップラテンカップル、セルゲイ・タタレンコとヴィクトリア・リュシンスカが結婚しました!二人はユース時代から国際的なトップ選手として活躍してきたすばらしいカップルで、セルゲイはロシアのサンクトペテルブルク出身のロシア人。ヴィクトリアはウクライナのドニエプルペトロフスク生まれのウクライナ系ドイツ人です。ダンスによって出会った二人ですが、生涯のパートナーになったとはとても素敵ですね!!ちなみに二人は学生結婚で、セルゲイは生化学専攻、ヴィクトリアは観光学専攻の大学生なのです。7月末の結婚式は戸籍局で行われた簡単なもので、本格的な披露宴は9月にウクライナで600人のゲスト招いて行われるそうです。もうすぐジャーマンオープンなので、ゆっくり新婚気分?に浸る間もない彼らですが、大一番に向けてがんばって練習していることでしょう。セルゲイ&ヴィクトリア・タタレンコ組の今後の活躍がますます楽しみです!↓戸籍局での挙式の後に。(ネットで見つけた写真なので、もっとよい写真はあとでヴィクトリアに直接もらってきますね。
2008.08.07
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スタンダードでの男性の重要性は言うまでもないですが、ここ10年来、ラテンでもリーダーである男性が優秀なダンサーである場合に成績が伸びているカップルが多いような気がします。マリア・ツァプタシヴィリはロシアの才能あるラテンダンサーで、200度ぐらい開脚する美しくて強い脚のラインや柔軟な背中が作り出すダンスは大変素晴らしいです。彼女は数年前までロシアのトップダンサーであるデニス・クズネツォフと組んでロシアのチャンピオンとなり、世界選手権でもファイナルに入賞していた実力派です。こちらで2004年の世界選手権で踊られた素晴らしいサンバのソロをご覧いただくことができます。(彼らの後に、現在プロとして活躍中のストッケブロー、マウリツィオ、フランコ、カツェフマンが続き、最後に既に引退したコングスダールが続きます)また、2006年のヨーロッパ選手権のときのルンバとジャイブの映像もリンクしました。このマリアですが、その後デニスとカップルを解消し、現在はウラジーミル・カルポフというダンサーと組んでいますが、明らかに格が違いすぎるのです・・・。ジャイブとルンバ(3組目、青いドレス)の映像をご覧いただくとご理解いただけると思います。ルンバでは彼女がほぼ一人で踊っていてカルポフは立ているだけ・・・ダンサーの宝庫であるロシアなのに、世界ファイナリストであるマリアになぜもっと素晴らしいリーダーがいないのかは謎です。彼らは先日私が住む街で開催されたIDSFインターナショナルオープンにも出場していましたが、いろいろな人が「パートナーがかわいそう過ぎる!」とコメントしていました。(準決勝で敗退)現在のラテンダンスにおける男性の重要性はマイケル・ウェンティンクが確立したと言われていますが、やはりジャッジは男性の踊りを中心に見ていることが多いようですね。確かに2004年に世界チャンピオンになったフランコとO.ニキフォロヴァの踊りを見ていると、フランコはファイナリストの中で一番素晴らしいですが、当時のニキフォロヴァはスピードもしなやかさも今ひとつ。ファイナルの女性陣の中では技術的にはもっとも未熟で、ただただ美人でスタイルが良いだけ・・・という印象を受けます。いろいろなラテンカップルの練習風景を見ていると、女性が上手なことが多いのになぜか男性が女性の踊りに文句ばかり言っている姿が見られますが、女性にけちをつけるならまず自分のベーシックを磨いたほうが良いのでは・・・と思ってしまいます。↓実力派ダンサーマリア。赤のトゥインクル素材のスカートのドレスも素敵ですね!長身の彼女に良く似合います。
2008.07.02
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この週末は、ユース、ジュニア、ジュブナイルのための大きな競技会を観戦してきました!ユースA、ジュニアIBとジュニアIIBの競技会がIDSFオープンでしたが、私のお目当てはもちろんハイレベルの選手が各国から集まるIDSFユースオープンラテン。ロシア、チェコ、ラトヴィア、ドイツ、デンマーク、オランダなど各国の素晴らしい若い選手が参加しており、パワフルなエネルギーに満ち溢れた競技会でした。その中でも注目の的だったのが、現在ユースでドイツのラテン&スタンダード&10ダンスのチャンピオンであるアントン・スクラトフ&アリョーナ・ウエリン組。今までに写真や雑誌の記事、インターネットで彼らの素晴らしさは聞いていましたが、ついに実際彼らの踊りを見るチャンスに恵まれました。素晴らしい表現力、強い脚力、キレ、スピード、セクシーさなど、ラテンダンスに必要とされるすべてを兼ね備えた大変美しくて迫力のあるカップルです。アリョーナは16歳か17歳のはずですが、本当に美人でナイスバディでとても10代には見えませんし、アントンの研ぎ澄まされた動きもユースには見えません。アントンはジュニアの時代からドイツのチャンピオンで世界選手権にも行っていますが、大変才能ある素晴らしいダンサーだと思います。彼らはまだ成人の部の国内ラテン選手権ではセミファイナリストなのですが、ダンスの質は既にファイナリストの実力があると思います。ユースということでまだファイナルには入れないという政治的判断があるようですが、来年には必ずファイナルに入ってくると思われます。今回はがんばってビデオ撮影してきました!こちらで2日前の彼らの素晴らしいダンスがご覧いただけます。サンバの映像はこちらです。ジャイブの映像はこちらです。他の種目も順次UPしていく予定ですので、また更新いたしますね!↓グリーンの露出が高い衣装を格好よく着こなしているアリョーナ&大迫力のアントン
2008.06.17
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先日もちらっと触れた「超人」ミルコ&アレシアの最新デモ映像を見つけました!ロシアで開かれた舞踏会のショーの枠内で踊られたようです。こちらで素晴らしいタンゴ&スローの映像がご覧いただけます。ミルコのタンゴは相変わらずメリハリがあって素晴らしいですね。妙に縦長で楕円形の変な形のフロアなので、かなりのアドリブがあったと思われますが(デモなのに!!)それにぴったりついていくアレシアも素晴らしいパートナーです。スローな部分と超クイックな部分がはっきりと別れていて、かつ動きが絶対に止まらないのはタンゴの理想的な形ですが、多くの選手(私達も・・・)クイックな部分のスピードをなかなかあげることができずに苦労していると思います。スピードを出そうとしてどのリーダーもついつい腕や上半身でリードしてしまうんですよね。でもまあ、誰も真似できないからこそ彼らは世界チャンピオンなのであって・・・(笑)アレシアのドレスもゴテゴテしすぎず、シンプルでとても素敵だと思います。特にタンゴのドレスは黒いスカートのスリットの間から白いスカートがのぞくのがとても効果的で美しいです。彼女はこういうシンプルなドレスが本当に良く似合います。また、こちらではワルツのデモがご覧いただけます。ベーシックを中心にした素晴らしい踊りですが、ミルコ独特のベーシックの解釈が見られてとても参考になります。スピンへでの傾き方(日本ではスウェイ・・・と呼ばれているのでしょうか?非英語圏在住なので、日本で使われているダンス用語があやふやですみません。)などを見ていると、彼はいろんな意味で今のスタンダードダンスのトレンドを作り上げてきただな~と思います。音楽も素敵ですね!ところで、舞踏会の雰囲気がとても素敵ですね。白いドレスのデビュタントもいて、ウィーンのオーパンバルを彷彿させます。ロシアの女性はとってもおしゃれですが、どの女性も美しいロングドレス。私達も何度かホテルなどの舞踏会でデモを頼まれたことがありますが、こちらの舞踏会ではここまでおしゃれではないですねー。↓2年ほど前のミルコ&アレシア。石がほぼゼロなのに印象的で素敵なドレスです。
2008.06.12
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今年の4月にオーストリアのリンツで開催されたリンツ・オープンのIDSFラテン戦の映像を見つけました!パソのソロダンスの映像はこちらです。(残念ながらセルゲイとヴィクトリアの映像が入っていません)注目選手は以下の通り:3番目アンドレイ・ザイツェフ&アンナ・クズミンスカヤ(ロシア)4番目ズファー・ザリポフ&アンナ・ルートヴィヒ=チェモドロワ(オーストリアのチャンピオン)5番目シャルル=ギョーム・シュミット&エレーナ・サリコワ(フランス、ユース世界チャンピオン)チャチャのソロダンスの映像はこちらです。注目選手は以下の通り:1番目シャルル&エレーナ(フランス)2番目ズファー&アンナ(オーストリア)3番目アンドレイ&アンナ(ロシア)5番目セルゲイ・タタレンコ&ヴィクトリア・リュシンスカ(ドイツ)ヴィクトリアはこのブログで掲載しているグリーンの羽のドレスを着用していますが、ロシアのアンナの膝丈スカートやイタリア選手(6番目)のスカートがなんとなく重く見える中、素早い動きがよく出ていてとても美しく踊っていると思います。もちろん踊りも表現力も本当に素晴らしいですが・・・。フランスのエレナ・サリコワのヘアスタイルがカルメンカットになっていますが、若い彼女にはまだ似合っていないような気がします。ユースとしては素晴らしいですが、このように成人に混ざってしまうとまだまだ表現の幼さが目立ちますね。もちろん将来性があるカップルですので今後が楽しみですが・・・。ところで、私が友人であるセルゲイとヴィクトリア以外に最近ちょっと注目しているのが、オーストリアのチャンピオンのズファー・ザリポフ&アンナ・ルートヴィヒ=チェモドロワです。彼らはヨーロッパ選手権でセミファイナルに入ってくるトップ選手で、去年のEUチャンピオンシップでは優勝しています。体がとてもよく踊っていてアクロバットに頼らないラテンらしい踊りをしているところに好感が持てます!このブログでもドレスを掲載しているスロヴァキアのチャンピオンで私の友人でもあるマリア・アルベルト&イリヤ・ルソー組とアンナは親しいそうなので、いずれは彼女が売りたがっている大量のドレスをこのブログに掲載する日が来るかもしれませんね。チャチャ、サンバ、ルンバ、パソ(全員で)の映像はこちらです。なぜかジャイブがカットされていて残念です…。↓オーストリアのチャンピオン、ズファー&アンナ。アンナのドレスはいつもとてもセンスが良くて素敵です!
2008.05.26
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この週末にポーランドのザグレブで開催されたIDSFインターナショナルオープンラテン戦で、私の友人で尊敬するダンサーであるセルゲイ・タタレンコ&ヴィクトリア・リュシンスカが決勝4位に入賞しました!ヴィクトリアの新しいドレスの写真を見つけました!紺のシースルーに赤い石でアクセントをつけたとてもカッコいいドレスです。膝丈が流行中ですが、小柄なヴィクトリアはシースルーや大きなスリットを上手に取り入れて、流行のデザインでも身長が低く見えないような配慮をしていますね。ちなみにこのドレス、一度実物を見せてもらったことがあるのですが、全身に石びっしりの豪華ドレスで、ドレス全体にボルカノのシャムのスワロフスキが貼られています。今回も石総数は1万個を超えたとか・・・まだ完成したばかりのドレスなので売りに出るのは数ヶ月先になると思いますが、いずれこのブログで紹介しますね!
2008.05.14
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最新映像ネタが続きますが...。10日ほど前にジャーマンチャンピオンシッププロフェッショナルラテンが開催されました。もちろんフランコ&オクサナは完全優勝!オクサナは、ちょうど私がスポンサーのクリスティーネ・クライン・ファッションのアトリエに伺ったときに製作の真っ最中だった濃いピンクと紫のドレス&帽子(!)を着ていました。オナーダンスのチャチャの映像はこちらでご覧いただけます。二人とも相変わらず素晴らしい踊りですね~。ドレスもとても個性的ですが、オクサナにとてもよく似合っていてカッコよく着こなしていると思います!オクサナは、踊り方も体型もどんどん女性らしくなっていると思います。前のリーダーのセルゲイ・オセイチュークは大変素晴らしいダンサーなのですが身長が伸びず、ユース最後の年だった2005年にはとうとうオクサナの方が背が高くなってしまいました。実は二人はずっと10ダンサーでスタンダードも素晴らしかったのですが、セルゲイの身長が伸びなかったためにスタンダードを断念せざるを得なかったのだとか・・・。セルゲイとオクサナの映像は残念ながら見つからなかったのですが、当時のオクサナはとてもスポーティで若々しい、ユースらしい踊り方でした。↓2005年当時のセルゲイ&オクサナ。セルゲイのほうが小さいですね。
2008.04.23
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リッカリド・コッキ&ユーリア・ザゴルイチェンコの最新映像見つけました!ルンバのデモサンバのデモフラメンコ!のデモ(ちょっと見づらいですが素敵です!)ユーリアはマックスと組んでいた頃から素敵なデモが多かったですが、リッカルドとのデモも素敵ですね。マックスの引退によりカップル解消をしており、二人は一緒にダンス教室を経営しているそうなので、ユーリア&リッカルドのショーの演出にもマックスのアイデアが入っているのかもしれませんね!
2008.04.21
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以前にもちらっと紹介したことがある10ダンスの世界チャンピオン、クリストフとブランカは国内チャンピオンシップのラテンとスタンダードの両方でファイナルに入ってくる実力派です。10ダンサーの場合、ラテンもモダンも中途半端、もしくはどちらかが突出しているというパターンが多いので、彼らは本当に珍しいオールラウンダーだと思います。10ダンスの世界選手権では、3~4回戦に渡って10種目を踊ります。4回戦になった場合は決勝までに40曲踊るわけですが、大変なスタミナが必要とされるそうです。クリストフとブランカは既に世界選手権を2連覇していますが、今年は地元ドイツで開催される世界選手権で3連覇を狙っているそうです。私が二人のラテンを実際に見たのは4年前でしたが、肉体派ブランカのセクシーで表現力豊かな踊りにすっかり魅了されました。ブランカは筋肉質で、あまりほっそりとはしていませんが、ラテンダンサーはこれぐらい肉が付いているほうが逆に迫力があって格好よく見えると思います。ロシア系にはぎすぎすに細い長身の選手も多いのですが、やはりどうしても動きが弱く見えてしまうのですね。こちらで2006年の10ダンス世界選手権のルンバの映像がご覧いただけます。ブランカのドレスは紫です。また、こちらでは10ダンスヨーロッパ選手権の競技終了後のオナーダンスで元気にクイックを踊っている二人の映像がご覧いただけます。疲れを見せず、オナーダンスでクイックステップを踊れる二人。並みの鍛え方ではないのでしょうね~。↓パソを踊るクリストフ&ブランカ
2008.04.17
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久しぶりにお気に入りダンサーネタです!オルガ・ミュラー=オメルチェンコはロシア生まれのラテンダンサーで、夫であるラルフ・ミュラーとカップルを組んで1996年に世界チャンピオンのタイトルを獲得しました。1990年代のアマチュアダンス界で世界最高の女性ダンサーと言われていたのは紛れもなくオルガだったそうです。当時のファイナルにはシャルロッテ・エクストランド、ジュリー・フライヤー、カルメンなどがいましたが、オルガと比較すると天と地ほどの実力の差があったそうです。オルガは実力と才能にあふれた素晴らしいカリスマ的ラテンダンサーでしたが、残念ながら夫ラルフはオルガほど素晴らしいダンサーではありませんでした。1994年、1995年の世界選手権で2年連続僅差でルイ・ヴァン・アムステル&ジュリー・フライヤーに負けて2位になり、オルガが悔し涙を流したのは有名な話ですが、96年にはとうとう世界チャンピオンのタイトルを獲得。ターンプロ後もショーダンスの世界チャンピオンとして活躍し、2000年に引退しました。その後のオルガは後進の指導に力を注いでおり、世界最高のラテントレーナーの一人として世界中のトッププロ、トップアマが彼女のもとにレッスンを受けに行っています。もちろんあのフランコ・フォーミカ&オクサナ・レベデワもオルガの愛弟子だそうです。2006年にはブラックプールで最優秀の教師に与えられる賞を受賞しました。良いダンサーが必ずしも良い教師であるとは限りません。良い教え方をするには知性と大変な才能が必要とされます。そういう意味でも、オルガのダンサーとしてのキャリアは多くのトップダンサーの憧れなのだそうです。ちなみに去年ラルフとの間にかわいい男の子が誕生し、プライベートでも幸せの絶頂にあるとのことです。こちらでオルガの素晴らしいルンバの映像がご覧いただけます。ビベーケ・トフトと並び、オルガ・ミュラーはラテンダンスが今よりもずっとラテンらしかった90年代を代表する女性ラテンダンサーだと思います!
2008.04.15
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フランコ・フォーミカ&オクサナ・レベデワが今年のワールドスーパースターズダンスフェスティバルに出場するそうです!今日はオクサナのスポンサーであるクリスティーネ・クライン・ファッションのアトリエに伺ったのですが、クリスティーネは既に夏用のドレス製作に取り掛かっていました。5着も必要ですからね~ピンク~紫系のとても素敵な柄の布に、石びっしりの花びらがたくさんつけられているデザインでした。年末頃にはこのブログで売り出す予定です。2008年版のWSSのDVDは絶対買います!!!↓素晴しいクオリティ&独創的でファッショナブルなクリスティーネのドレスを着たオクサナ
2008.04.11
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このブログでかなり前に紹介したフランス代表のユースラテンカップル、シャルル・ギョーム・シュミット&エレナ・サリコワですが、3月末にマルセイユで行なわれたユース世界選手権でとうとう優勝しました!地元フランスで開催され、大変な声援の中、素晴しい踊りを見せてくれたようです。(サッカーのワールドカップみたいな応援ですね。)こちらで決勝で踊られたサンバのソロ映像をご覧いただくことが出来ます。2番目の赤いドレスのカップルが去年のチャンピオン、ロマン&マリーナ(ロシア)、7番目の白いドレスのカップルがシャルル&エレナです。どちらのカップルも素晴しいですが、フランスカップルの方が男性の実力が勝っているように思われます。チャチャの映像はこちらです。(エレナのドレスは賛否両論でしょうねー。決勝の白の方がオーソドックスで好きです)また、表彰式&オナーダンスの映像はこちらです。2位のロマンとマリーナが呼ばれた瞬間に抱き合って喜ぶシャルルとエレナ、うれしそうですね~オナーダンスは4分台後半からご覧いただけますが、シャルルの驚異的な回転は健在です。ずっと注目し続けてきたカップルが遂に世界チャンピオンになり、なんだかとてもうれしいです。彼らが成人クラスで活躍する日がとても楽しみです。
2008.04.06
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イタリアのステファノ・ディ・フィリッポ&アンナ・メルニコワ組は現在でアマチュア世界2位の素晴らしいカップルですが、踊りの実力では現在1位のマウリツィオ&メリンダを超えているといわれているそうです。ステファノはアンナリサ・ディ・フィリッポと組んでいた頃から注目していましたが、アンナリサの実力が追いつかなかったためになかなか上位に食い込めないでいました。それが、アンナ・メルニコワと組んだとたんに2位に入賞!スタンダードとは違い、ラテンでは特に女性の実力が重視されるのですね。私は二人の踊りを競技会会場で見たことはないのですが、実は先日紹介したドイツで現在4位のトップ選手、ヴィクトリア・リュシンスカのもっとも好きなダンサーがアンナ・メルニコワなのだそうです。技術や表現力の素晴らしさはもちろん当然ですが、たとえば腕や指先が作るちょっとした表情がまさにラテンそのもので本当にカッコイイのだとか・・・。こちらで世界選手権のときのソロのルンバの映像がご覧いただけます。シンプルなルーティンを美しく印象的に踊っていますね!グリーンのメタリック調のドレスも上品で素敵です。また少し古いですが、チャチャのデモの映像はこちらです。キレが合って素敵ですね!ところで、最近アンナ・メルニコワのグリーンのドレスのような形のスカートが流行していますが、なんとなく踊りが遅く見えるような気がします。もちろんアンナほど素晴らしい踊りをする人には関係ないと思いますが…スカートに大きなスリットを入れる、裾にワイヤーを入れて丈を少し短くするなどするともっとスカートが早く踊るのではないかな?と思いました。ブログランキングに参加してます。よろしければ↓をクリックしてくださいね!↓世界選手権でのステファノ&アンナ
2008.03.13
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山本英美先生の映像を始めてみたのは、こちらのスポーツチャンネルでクレムリン・カップが放送されたときでした。山本組はプロフェッショナルで6位の素晴らしい成績・・・。そして、素晴らしいファイナリストの女性陣に少しもひけをとらない素晴らしいダンスをされていました。英美先生のルンバでの開脚は、日本のファンの皆様ならおそらく知らない人はいないと思いますが、実はヨーロッパでも話題になったフィガーです。たくさんの選手達が英美先生の開脚をルンバに取り入れていますが、所詮真似は真似。どうやってもあの驚異的な形にはならないのですね~。ちなみに、ヨーロッパで知名度のある日本選手は山本英美先生だけです。プロスタンダードの日本のトップはほとんど知られていないようです。ところでマイケルと組んだ英美先生は、彼女のトレードマークである開脚をルンバに取り入れていたのでしょうか・・・???こちらで、山本組引退セレモニーのベーシックルンバがご覧いただけます。英美先生、美しすぎ~先日ヴィクトリア・リュシンスカに教えてもらったのですが、トップに行くラテンダンサーは必ず3つのタイプに分けられるそうです。完ぺき主義者 (動きの一つ一つが計算しつくされていて完璧な踊りをするダンサー。毎日8時間練習しても全然平気な努力家タイプ。例:ジョアンナ・ルーニス)カリスマダンサー(フロアに出てくるだけで注目を集めてしまう、カリスマ的なオーラを持っているダンサー。自分のスタイルを確立していて、何が自分に合うのかをよく知っている。例:スラヴィック・クリクリヴィー)エンターテイナー(技術はめちゃくちゃでも、コミカルでサービス精神旺盛。とにかく観客へのアピールが素晴らしくて人気者になるダンサー。例:マウリツィオ・ヴェスコヴォ)そう考えると、英美先生はのカリスマダンサーに属するのではないかな?と思いました。ハンナやビアータもカリスマダンサーに属すると言ってよいと思いますが。。。マイケルは、ビアータとの解消後に組んだどのパートナーともあまり続いていなかったようですが、今度こそ英美先生という素晴らしいパートナーとキャリアを築いていってほしいと思います。ブログランキングに参加してます。よろしければ↓をクリックしてくださいね!↓いつもゴージャスで素敵な英美先生!
2008.02.27
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最近ラテンネタばかりが続いたので、久しぶりにスタンダードネタです!いろいろな噂が耳に入ってくるものの、私はやっぱりセルゲイ&オルガ・コノヴァルツェフ組が好きです!きょうだいでカップルを組んでいるセルゲイとオルガは現在ロシアで2位のカップルですが、国際試合ではロシアチャンピオンのマラト・ギマエフ&アリーナ・バスュウク組よりも高い順位にランクされることもあるそうです。まだ20代になったばかりととても若く、パワフルでエネルギーに満ち溢れたスピードのある踊りが大変素晴らしいです。彼らを見ていると数年前に絶好調だった頃のボスコ&ピトン組を思わせます。もちろん音楽性や曲の表現力、技術力は今のセルゲイ&オルガの方が上だと思いますが・・・。セルゲイ&オルガはグランドスラムなどの決勝では4位~6位ですが、観客の人気はいつも一番だそうです!クイックステップの映像はこちらでご覧いただけますが、とにかくカッコイイです!人気が出るのも納得ですね。ワルツも素晴らしいです!素晴らしい才能を持ったカップルですが、きょうだいなのでいろいろストレスも多いのかもしれませんね。それを乗り越えてさらに成長し続けてほしいと思います。ブログランキングに参加してます。よろしければ↓をクリックしてくださいね!↓セルゲイ&オルガの写真です。美形ですねー♪ドレスも素敵!
2008.02.25
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ユーススタンダードで世界選手権代表になったスティパン・フルスキ&ターシャ・シュルツについては以前紹介しましたが、二人はどちらかというとスタンダードの世界で有名なカップルです。もともとスタンダードに重点を置いて練習しているようですが、ラテンも素晴らしい!今回の州チャンピオンシップ大会のアダルトA級戦とユースA級戦の両方でダブル優勝しました。A級のほかのカップルとはかけ離れてレベルが高く、7人のジャッジが5種目すべてに1位をつける素晴らしい成績でした。特に、リーダーであるスティパンの身体能力は素晴らしいと思います!彼は実は白ロシア人で、ターシャと踊るために西ヨーロッパに移住してきました。旧ソ連圏には子供の頃から厳しいダンス教育をうけてきた優秀なダンサーが多いので、西ヨーロッパの選手と旧ソ連圏の選手がカップルを組み移住することが結構多いようです。彼らは踊りのスタイルが全然違うので、フロアでも大変目立ちます。こちらで二人のチャチャがご覧いただけます。また、ジャイブの映像もUPしました!ターシャの赤いレースのドレスは本当に素敵で、ぶわっと大きく広がるスカートが誰よりも目立っていました!ブログランキングに参加してます。よろしければ↓をクリックしてくださいね!↓こちらは別の競技会でのスティパン&ターシャです。このドレスも素敵ですね。スポンサーはオクサナ・レベデワのドレスを製作しているデザイナー、クリスティーネ・クラインだそうです。
2008.02.24
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本日も素晴しい才能を持った友人たちの紹介をさせてください。パートナーのヤーナのドレスはこのブログでも何着か紹介しているので、顔に見覚えのある方もいらっしゃると思います。ヤーナとパウルは17歳と18歳のとても才能豊かな素晴しいカップルす。現在国内チャンピオンシップで準々決勝に入ってくる実力派で、小柄ですが二人とも超美形なのでとーーーっても目立ちます。なんとジュニアIの頃からカップルを組んでいるので既に5年以上一緒に踊っているそうです。しかも10ダンサーなので練習量はハンパじゃない。でも、私は練習中に彼らがケンカしているのを見たことがありません。いつも踊ることを楽しみながら、大変な努力を重ねています。若いカップル、特にラテンダンサーはどうしても衝突することが多いようで、毎年のようにリーダーやパートナーを変えているダンサーがたくさんいます。またたま一緒に練習していても、中年に足を突っ込んだ私と主人に対していつもとても礼儀正しくてフレンドリーです。S級でレベルが上がるほど、練習している他のダンサーに気を使わずによけなかったり挨拶もしなかったりする傲慢なダンサーが結構います。これは大変残念なことですね。オクサナ&フランコ、ヴィクトリア&セルゲイ、そしてパウル&ヤーナのように、本当に素晴しい踊りをする人たちは常に謙虚で礼儀正しいものです。ヤーナとパウルの素敵なサンバの映像をUPしました。さすがにパートナーシップが長いだけあり、息の合った素晴しい踊りだと思います!新ドレスはグリーン&黒。ヤーナのかわいらしい雰囲気にとても似合っていて、素敵でした。まだ完成したばかりですが、いずれ売りに出るときにはこのブログで紹介いたします。私たちもヤーナ&パウルたちを見習って、今よりも更に楽しんで努力できるダンサーになりたいと思っています。ブログランキングに参加してます。よろしければ↓をクリックしてくださいね!↓サキソニアン・ダンス大会のときのパウルとヤーナです。
2008.02.21
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さて、今日は国際的には有名ではないですが、素晴しい素質を持った友人たちを紹介したいと思います。リーダーのヤコブはアフリカ系と南米系のハーフで、エキゾチックで恵まれた容貌を持っている才能豊かなダンサーです。アフリカの血が入ると本当にしなやかで豹のような動きができるんですね~。彼は高校をオール1(日本で言うオール5)というトップの成績で卒業し、この秋から大学生しています。ちなみに、ヤコブは高校最終学年の間もダンスを中断することはありませんでした。(この国では大学入試はなく、高校卒業試験があり、その成績で入れる大学が決まります。)ラテンダンスで素晴しい成績を残しながら、学業でも優秀なのはとても素晴しいことだと思います。残念ながら、この国のダンス界には子供のころからダンスにかまけすぎて勉強をおろそかにし、学校を落第したり高等教育を受けないダンサーが結構います。ダンスを引退したら何も残らない人生になってはいけないわけですが、親は一体何を考えているのだろう?と思うことがあります。なぜなら、ラテンダンサーの大半は遅くとも20代半ばで引退してしまい、フランコ・フォーミカのようにプロになって30代でも活躍できる人はほんの一握りなのです。それを良く考えないで、子供をダンス漬けにしてしまう親には問題があると思います。ヤコブのご両親は知的で素敵な方々で、ダンスも勉強もきっちりとがんばらせてきたのでしょうね。もちろん彼自身が聡明で、じっくりと考えて行動する好青年だからなのですが・・・。そして、パートナーのエカテリーナはなんと若干14歳!14歳にはとても見えないセクシーな踊りですね。ジュニア時代には国内チャンピオンシップで準優勝している逸材です。伸びやかな手足を生かした踊りで、オクサナを彷彿とさせます。(ヤコブ&エカテリーナもオクサナと同じ教室です)エカテリーナは努力家で、とにかく練習の虫だそうです。また、大変な美少女なので、モデルとしても活躍していて、たまに街中で彼女の写真を使ったでっかい広告を見つけることがあります。二人が踊るサンバの映像はこちらです。(週末のチャンピオンシップより)ジャイブの映像もアップロード完了です!実は二人は私たちの結婚式のときにデモを踊ってくれたカップルです。今後もすばらしい成長を続けていってほしいですね!ブログランキングに参加してます。よろしければ↓をクリックしてくださいね!↓ヤコブ&エカテリーナ。残念ながら後姿の写真しかみつかりませんでした。
2008.02.20
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さて、週末のS級ラテンチャンピオンシップで優勝したセルゲイとヴィクトリアですが、ユースの頃から何年も注目している大変素晴らしいダンサーです。ちなみに彼らはフランコ・フォーミカ&オクサナ・レベデワと所属教室が一緒で、良い友人でもあるそうです。ヴィクトリアは身長151センチととても小柄なのですが、とにかくパワフルでパンチが効いたカッコよすぎる踊り方をするダンサーで大好きです。彼女が出てくると、他の女性ダンサーたちがとっても遅く見えます。また、リーダーのセルゲイは本当に素晴らしい才能を持ったダンサーで、スピード、しなやかさ、表現力、技術すべてを兼ね備えています。セルゲイとヴィクトリアは去年のジャーマンオープンのライジングスター戦で決勝4位に入賞しています。まだ20歳ということもあり、今後が大変楽しみなカップルです。二人のここ数年の上達ぶりは他のカップルと比較して群を抜いています。もちろんさまざまな国際大会でも素晴らしい成績をあげており、今年のナショナルチャンピオンシップでは表彰台も期待されます。セルゲイとヴィクトリアのチャチャの映像はこちらです。私自身がハードディスクカメラで撮影しました。暗くてすみません。また、決勝での二人のルンバの映像はこちらです。(ドレスを変えてきました!)サンバもUPしました!(クオリティを下げすぎたら粗くなってしまいました・・・)パソ・ジャイブも順次UPします!地元テレビ局の取材が来ていましたが、競技の合間にインタビューに答えたり・・・ととても忙しそうでした。ちなみに、チャチャで着ている黒&紫のシャツとドレス(写真参照)はペアで売りにだしたいそうです。詳細については改めてヴィクトリアに確認の上、写真撮影してUPしますね!ブログランキングに参加してます。よろしければ↓をクリックしてくださいね!
2008.02.19
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ダンサーの皆様には、バレエやフィギュアスケートをご覧になるのが好きな方がきっと多いと思います。私と主人はダンスを始めるまではずっとバレエをやっていたので、二人ともバレエとフィギュアスケートを見るのが大好きです。毎年世界選手権のシーズンになると二人でスポーツチャンネルに貼り付いています...先日ユーゴスラビアのザグレブにてヨーロッパ選手権が開催されましたが、ペア、女子、男子、アイスダンスのうち最もお客さんがたくさん入っていたのはアイスダンスでした。確かにフィギュアスケート競技の中で最もバラエティに富んでいてドラマチックな踊りが見られるのはアイスダンスだと思います。ペアと男子はかわいそうなくらいお客が入っていなくて会場ががらがら・・・。確かにジャンプとスピン中心で似たような演技内容になりがちなので、お客さんが集まらないのかもしれません。でも、私は男子シングルのステファン・ランビエール選手のような芸術性の高いスケートが大好きです。現役で活躍しているアイスダンスの選手たちの中で私が最も好きなのは、フランスのイザベル・デロベル&オリバー・ショーンフェルダー組です。特別美男美女のカップルというわけではないのですが、とにかくスケーティングが美しくて、ドラマチックで叙情的!毎年の衣装、音楽、プログラム全て非常に趣向を凝らしていてオリジナリティがあります。さすがファッションの国フランスの選手ですね~。ヨーロッパ選手権でのフリーの演技の映像はこちらでご覧いただけます。イザベルの衣装はシンプルで素敵な赤、そして髪型もとても良いです。二人はこのプログラムのために手話を習ったとか。。。映画「The Piano」のテーマ曲もとても美しく、二人のスケーティングの中にしっかりと音楽が見えますね!ヨーロッパ選手権のときのイザベル&オリバーの写真です。
2008.02.02
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2008年のUKオープンも終わりましたが、今回のアマチュアスタンダード戦で初めて決勝入りしたイタリアのフェデリコ・ディ・トロ&ジェニー・ファヴェロ組。プロもアマチュアもセミファイナルあたりが一番面白いと言われていますが、彼らも長らくセミファイナルで活躍してきたトップ選手です。コノヴァルツェフ組はスキャンダルも手伝ってか準決勝で落とされましたが、それでラッキーにもファイナル入りできたとは思えません。素晴らしい踊りが認められたのだと思います。(UKの結果で理解不能なのは、デンマークのカップルを決勝に進ませてドイツのセガトリ&スドル組を落としたことです。どう考えたって実力が違いすぎます)こちらで二人が踊る素敵なワルツのデモがご覧いただけます。(出だしが素敵ですね~。でも、どこかで見たような???マイケル&ビアータのルンバだったっけ?)イタリアらしい表現力豊かな踊りで、ジェニーのポジションがとても好きです。ジェニーも先日記述したアネッテ・スドルと同じくとても長く、大変大きなシェイプを作りつつもまっすぐで長い背中を保っていられる素晴らしいダンサーです。これだけ素晴らしい踊りなのに、イタリアでは現在3位。世界選手権には各国2組ずつしか参加できないのでまだ出場権がないんですよね。私は実力的にはイタリアの1位はサラ&アンドレア、2位はフェデリコ&ジェニーだと思っているので、ボスコ&ピトンターンプロ後のアマチュア世界選手権がとても楽しみです。ここ最近のスタンダードダンス界はプロもアマチュアも大変レベルが高くてとても見ごたえがあります。反面、ラテンはカリスマ性のあるカップルがどんどん引退し、いまやプロファイナルで私が注目しているのはリッカルド&ユーリア、フランコ&オクサナだけになってしまいました。私はラテンだとついつい女性ばかり見てしまうので、ヴィベーケ、ハンナ、ビアータ、ヴィクトリアなどカリスマ性のあるラテンダンサーがたたくさん出てきてほしいですね~。↓フェデリコ&ジェニーです。豹柄ドレスも素敵♪イタリア選手はさすがに皆さんおしゃれです!
2008.02.01
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近年のスタンダード大国はイギリスからイタリアに移行し、世界中のダンサーがイタリア的な踊りを試みていますが、私ももちろんイタリアのスタンダードダンスの大ファンです。現在アマチュアでもプロフェッショナルでもここまで素晴しいカップルがそろっているのはイタリアだけなのではないでしょうか。イタリアのプロフェッショナルで現在4位のミケーレ&モニカは私の大好きなダンサーです。彼らの踊りは特にここ数年で大きく変わり、たいへんな成長を遂げていると言われています。ワルツの踊り方はダイナミックでキレがあり、音楽の解釈も独特です。もちろん他の種目も全て素晴しく、タンゴはとても見ごたえがあります。ワルツの映像 (以前にもリンクしました。ファビオと抱き合ったりしているので、踊りが始まるのは1分50秒頃からです)タンゴの映像クイックステップの映像実はミケーレ&モニカも私たちの先生と同じく、あのファビオの愛弟子なのだそうです。先生を通じてファビオ的(?)ダンスを習っている私たちが彼らのファンになるのはごく自然なことなのかもしれませんね。ミケーレ&モニカやその他のイタリアのトップ選手の踊りを見ていると、音楽の解釈の自由度はどんどん高まっていて、テンポにぴったりあわせて踊ることがよしとされた時代は終わったのだなと思います。各種目のキャラクタリスティックを表現しながら、曲の持つメロディーをどのように踊るのか?が問われる時代がやってきたようです。私たちの先生がおっしゃるには、そういう意味で古いダンススタイルにとらわれている高齢のジャッジが競技会を審査すること自体に大変な問題があるのだそうです。。。モニカ&ミケーレです。モニカのドレスはシンプルだけれどいつも素敵ですね!
2008.01.27
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最近ラテンネタばっかりですね。(実は私は踊るのはスタンダードが好きでも、見るのはラテンの方が好きなのです)デンマーク出身のヴィベーケ・トフトはプロの世界でも長年活躍し、日本での競技会にも出場していたので覚えていらっしゃる方もきっと多いはずです。私はヴィベーケの踊りは残念ながら映像でしか知ることができませんでしたが、ラテンダンサーそのもの!と思わせる素晴らしい踊りに感動しました。ヴィベーケは女性らしいとても素敵なスタイルで、背中の動きや表情が素晴らしいです。また、足の使い方も完璧です。90年代は今ほど超アクロバットなラテンを踊らなかったからこそ、ラテンらしい表現力、音楽性、ベーシックが今より重視されていたのかもしれません。アラン・トーンスバーグとアマチュアの世界チャンピオンタイトルを獲得後、ターンプロ。その後ポール・キリックと組んで世界のトップとして活躍したヴィベーケ。今では先生として若いダンサーたちの指導に当たっているそうですが、彼女のような素敵な女性ダンサーをたくさん育ててほしいですね!ヴィベーケとポール・キリックの素晴らしいルンバの映像を見つけました。今流行しているようなスピード&アクロバットはありませんが、感動します!!↓2002年にアラン・トーンスバーグごカムバック。たった5週間の準備で5位に入賞したときの写真です。
2008.01.23
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2007年のヨーロッパ選手権でロシア代表としてセミファイナルに入賞したエフゲニー・イムレコフ&エリザヴェータ・ディヴァク組。毎年3月に東京で開催されるグランドスラムにも出場したことがあるのでご存知の方も多いと思いますが、特にエリザヴェータの踊りが大変素晴らしいです!スタイルのよさが特に際立っていて、特に腕の使い方に特徴があり、まるで気の強いペルシャ猫?のような踊りです。背中が大変柔軟で動きにスピード感があり、現在のトップアマの女性陣の中でも5本の指に入る実力だと思われます。ただし、リーダーがエリザヴェータほどの実力は持っていないので、残念ながらセミファイナル止まりだったようです。あの3度世界チャンピオンタイトルを獲得したオクサナ・ニキフォロヴァの憧れのダンサーがエリザヴェータなのだとか・・・。エリザヴェータの素晴らしい踊りのリンクを貼っておきます。サンバ(カメラワークがうざったくてちょっと見づらいです)チャチャジャイブ(ピンクのフリンジのドレス)チャチャとジャイブはアマチュア映像なのであまり品質が高くないですが、エリザヴェータの素晴らしいスピードやラテン特有の女性的な動きはご覧いただけると思います。↓とてもセクシーで素敵なドレスのエリザヴェータ。(似合う!)
2008.01.17
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アネッタ・ピョートロフスカは、現在は競技には出ていないポーランドのトップ選手です。イギリス出身のデリクとカップルを組んでいた頃に大変素晴らしい成績を残していて、UK戦やブラックプールの準決勝まで勝ち進んでいます。女性らしい柔軟な体の動き、美しい脚のライン、魅力的な表情が大変素晴らしい選手で、しかも大変な美人!私の大好きな選手だったのですが、現在はリーダーがいないようで競技会で見る事が出来ずとても残念です。アネッタ自身は大変レベルの高いダンサーなのですが、リーダーに恵まれなかったようです。ダンスの世界はラテンもスタンダードも男性中心で評価されますから、どんなに女性が素晴らしくても男性の力が不足していると上位には行けません。アネッタはデリクとカップルを解消した後、シャルロッテ・エクストランドと組んでプロラテンでファイナルに入っていたマルクス・ホムとカップルを組みました。最近でこそプロラテンには実力のある選手が増えてきましたが、ホムがエクストランドと組んでいた頃のプロラテン界のレベルが高かったとはいえません。もちろんハンナ&ポール、スラヴィック&カリーナ、ビアータ&マイケルなどは突出していましたが、セミファイナルより下の選手たちにレベルはあまり高くなく、かえってアマチュアの方が高い実力を持った選手が多かったのです。(もちろん現在でもプロのトップ24組を除けばアマチュアの方が断然レベルは高いのですが・・・)ホムと組んで出場した最初の国内チャンピオンシップ大会では、結果は不本意な3位。ブラックプールでも50位代にしか届きませんでした。プロラテンのファイナリストがアマチュアでは50位台にしか届かないことに驚かれる方も多いと思われます。でも、ヨーロッパでは一部のトップ選手(クリクリヴィー、コッキ、マリトースキー、フランコなど)を除き、プロよりアマチュアの方がレベルも高く人気があるのです。アネッタはホムとのこのような結果に満足できなかったのか、早々にパートナーシップを解消してしまいました。デリクと組んでいた頃にアネッタの素晴らしい踊りの映像を見つけました。(ドレスも素敵!)ルンバの映像サンバの映像↓アネッタ&デリクの写真です。この形に脚を開脚できる人は結構珍しいのですが、本当に柔軟なんですね~!
2008.01.16
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リトアニア出身の世界チャンピオン、アルナスとエディタ。エディタが産休に入ったため、アルナスがカチューシャ・デミドワとカップルを形成したことについては以前にも触れましたが、エディタが特に素晴しいダンサーだっただけに彼女の復帰が大変待ち遠しいです。実は以前私はジオイア・チェラソリのように大きなシェイプを作れる女性ダンサーにばかり目を奪われ、ストレートな立ち方をするエディタが苦手だったのですが、何度も彼女の踊りを見ているうちに、確実な基礎に基づいた音楽的でキレのある素晴しい踊りの出来るダンサーだということが理解できました。私たちの先生も、アルナスとエディタが世界チャンピオンになれたのはエディタの実力による所が大きい。。。とのことでした。アルナスとエディタの素晴しいクイックステップの映像はこちらでご覧いただけます。踊りもすごいですが、ルーティン自体も大変トリッキーで面白く、スピードがありますね。もちろん難しすぎてとても真似できそうにはありませんが。。。(笑)女性トップダンサーはキャリアのために出産をあきらめる人も少なくないそうですが、エディタのように仕事も家庭もがんばる女性は本当に素晴しいと思います。そういえば先日元世界ラテンチャンピオンのラルフ・ミュラーとオルガ・ミュラーにも男の赤ちゃん、トムくんが生まれたそうですね!!アルナスとエディタのブラックプールでの写真です。↓バレリーナばりの美しい脚のラインですね!
2008.01.12
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数年前に惜しまれながらもポール・キリックとのパートナーシップを解消してしまったハンナ・カルトゥーネンのファンだった方はきっと多いはずです。私も彼女の大ファンで、彼女の踊りを見るのが大好きでした。ハンナはラテンの競技選手としては引退していますが、恋人のヴィクター・ダ・シルバと「エキシビジョンダンス」の世界で活躍しているそうで、世界チャンピオンだそうです。こちらでは、トゥシューズをはいて踊るハンナの映像がごらんいただけますが、美しくて素晴らしい柔軟性ですね。バレエの動きとラテンダンスをミックスした新しい世界がとても新鮮です。ところでハンナ、髪を金髪に染めたのですね~。また、元パートナーのポール・キリックと踊るサンバの映像も見つけました。芸能人とプロダンサーが踊る番組の発祥はイギリスですが、この番組内のショープログラムとして踊りを披露したようです。(2007年の映像なのですが、ここでは髪が黒ですね・・・)ちょっと太く見えるのはフォーマットがおかしいせいです。少しも衰えない素晴らしい踊りですね!彼女がラテンダンス界から引退してしまったのは本当に残念です。。。↓ハンナとヴィクターがどこかのパーティで楽しそうに踊っている写真を見つけました。とっても幸せそうですね!
2008.01.10
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ジュニアIIの選手の年齢は15歳まで(16歳の誕生日を迎える年にはユースに上がる)ですが、14~15歳とは思えないほど素晴らしい技術や表現力を持ったダンサーたちがたくさんいます。ダヴィッド・ヴェルナーとジュノナ・フィスマンは2007年のジュニア世界選手権で準優勝した素晴らしいカップルです。私はジュノナがジュニアIだった頃、当時のリーダーのナタン・ブレアと踊っているところを見たことがありますが、同じフロアに出ていた他のジュニアたちとあまりにもかけ離れているので大変驚きました。当時のジュノナは12歳ぐらいだったはずですが、大変な技術を持っていて、しかもセクシー!!!体はまだ子供なのに踊りはとってもセクシーで妙にアンバランスだったのを覚えています。そのジュノナも今やすっかり(?)女性らしくなって技術にも磨きがかかり、新パートナーのダヴィッドとともにとうとう世界2位のタイトルを獲得しました。逆に当時リーダーだったナタン・ブレアはダンスをやめてしまったそうです。素晴らしい才能と技術を持った若い選手がやめてしまうのは大変もったいないことですし、どんどん成長して世界の舞台で活躍するのはとても喜ばしいことです。ダヴィッドとジュノナの映像は次のリンクでご覧いただけます:ルンバ(世界選手権)サンバ(世界選手権)ジュノナのドレスはピンクのフリンジです。世界選手権のときの写真が見つからなかったので、別の競技会の写真↓をUPしました。
2008.01.08
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今年ももうすぐ終わりですね。数年前に惜しまれつつも引退してしまったイタリアのトッププロ、ファビオ・セルミ&シモーナ・ファンチェロを覚えていらっしゃる方は多いと思います。私は残念ながら現役時代の踊りを見ることは出来なかったのですが、ビデオで見てすっかりファンになってしまいました。ジョルジアーニ、ピノ、ソアレなどのほかのイタリアのダンサーと同じく、顔が見えなくても踊りをみただけで誰かわかるほど、彼らだけの独特の世界を表現することが出来る稀有なカップルでした。ファビオは大変優秀なコーチャーとしてヨーロッパでは大変な人気があり、多くのトップ選手がレッスンを受けに行っています。私たちの先生もファビオにはよく教わっていたそうです。引退したファビオとシモーナの素晴らしいデモ映像(2006年!!!)を見つけました。決して難しいステップを踊っているわけではないのに、ワルツとタンゴのキャラクターを完璧に表現している音楽的な踊りには何度見ても感動させられます。(こちらではテレビカメラの撮影によるワルツの映像がご覧いただけます。)最近のスタンダード界では、難易度の高いルーティンに走りすぎて音楽性を無視して踊っているカップルが増えていることが問題になっています。私の国でもジャッジの質の低下が問題になっていて、音を思い切りはずしているのに、大変難しいステップを踊る見た目が派手なカップルが上位に入賞することが頻繁に起こっています。今月のダンス雑誌には、「近年では最も大切なのは音楽性ではないのかもしれない」というタイトルのコラムが掲載されたほどです。私たちの先生はファビオに習ったことを一生懸命教えてくださいます。少しでも先生やファビオ&シモーナの踊りに近づけるよう、来年も努力していきたいと思います。
2007.12.31
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日本でもおなじみのドメニコ&ジオイアですのでファンの方も大変多いと思いますが、私の一番好きなカップルです!!踊りの音楽性、オリジナリティ、表現力などどれをとっても本当に最高のダンサーだと思います。私の個人的な意見では、ジョナサンとカチューシャが解消した今はドメニコ&ジオイアをゴゾーリ組に続いて2位にすべきだと思います。私たちはイタリアで二人のレッスンを受けたことがあるのですが、本当に素晴らしかったです!特に私はジオイアのレッスンが本当に勉強になりました。競技会やビデオでのジオイアの姿にずっとあこがれていた私は、彼女のような大きい左へのシェイプを作ろうと必死になっていました。でも、彼女はわたしに「シェイプを作るのは胸から上だけよ!!胸から下はまっすぐにね。でないと背中は短くなるしリーダーが重いでしょ!私の「見た目」を真似してはだめ。(今年のブラックプールで優勝した)エディタ・ダニウテ選手はとてもストレートな立ち方をするけれど、私も彼女もそれぞれのスタイルを持っていて、どちらも間違いではないのよ。エディタは本当に素晴らしい選手よ。」言ったのです。そして、どのように胸から上の左へのシェイプを作るかを教えてくれました。私はすぐに背中が痛くなってしまいましたが、確かに女性は背中の筋肉が発達しにくいので、ジオイアのようなシェイプを作れるのは本当に稀有なことなのですね。(だから世界チャンピオンなのですが・・・)自分の足の上にしっかりと体重を乗せ、自分の背中の筋肉が許す範囲でシェイプを作っていくことの大切さを教えてもらいました。二人はプライベートでもカップルだそうで、練習風景も本当にほのぼのと楽しそうで仲良しです。ダンスにも二人の人格がにじみ出ていて、いつ見ても本当にひきつけられます!!先日やっと二人の映像をみつけました。ちょっと古いですが、こちらでタンゴの映像がご覧いただけます。残念ながら途中でカラバイ組(苦手だ・・・)に切り替わってしまうのですが、そのあとにはアルナス&エディタの素晴らしい踊りもご覧いただけます。↓ドメニコ&ジオイアの写真です。ジオイアのドレスがすっごい素敵で似合っていますね~。彼女は背が低いのでパステル系の明るいドレスが好みなんだそうです。スポンサーはクリスアンだそうですが、アイデアは自分で持って行くそうです。
2007.12.26
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ユーリア・ザゴルイチェンコはニューヨークに住む素晴らしいロシア人ダンサーです。昨年から2年連続で、日本で開催される「ワールドスーパースターダンスフェスティバル」に出ているので、ご存知の方も多いかと思われます。彼女はたいへんな美人で、手足が長く理想的なスタイルを持っている上、柔らかくて女性らしい典型的なラテンの動きと驚異的なスピードを併せ持っています。まだ20代前半という若さですが、こちらでは現在のプロラテンファイナリストの女性の中では一番素晴らしいといわれているそうです。ユーリアはマックス・コゼルニコフとのパートナーシップを解消して、先日のロンドンインターに2005年のラテン世界チャンピオンのリッカルド・コッキと出場しました。初出場でいきなり3位は素晴らしい快挙だと思われます。リッカルドはフランコ・フォーミカがターンプロするまではずっと2位でしたが、今年新パートナーのオクサナとデビューしたフランコが準決勝止まりなのに対し、彼はいきなりのファイナル3位!ユーリアの実力の高さが伺えます。ユーリアとマックスのカップル解消の理由は既に30を過ぎているマックスが競技生活を引退したからだそうです。二人はニューヨークでダンス教室を経営していて、先日アメリカでプロとして活躍するロシア人の友人たちがユーリアのレッスンを受けに入ったそうですが、本当に素晴らしかったそうです。ちなみに、マックスはビアータ(ウェンティンクの元パートナー)と組んでデモを踊っているそうです。ただ、競技生活に復帰する予定はないそうです。私はビアータが大好きだったので、ちょっと残念・・・。多分ヨーロッパにはデモにきてくれないだろうな~。ジョアン・ウィルキンソンと組んでいたころのリッカルドの踊りはこちらでご覧いただけます。また、ユーリアとマックスのショーダンス、「マトリックス」は前半と後半に分けてご覧いただけます。新カップルのこれからの活躍が本当に楽しみです!↓マックスとユーリア
2007.12.08
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今年の夏に私が住む街で開催されたIDSFオープンユースのラテン戦で話題になったフランスのカップルがいました。彼らの名前はシャルル=ギョーム・シュミット&エレーナ・サリコワ。名前からもすぐわかるように、パートナーのエレーナはロシア人です。私自身は出張中でこのIDSFオープンを観戦に行けなかったのですが、ジュニア時代にドイツのラテンチャンピオンタイトルを獲得しているロシア人の友人が見に行ったそうで、かなり興奮気味に競技会の模様を話してくれました。エレーナは若干14歳だそうですが、素晴しく音楽性がある柔らかな動きで、理想的な脚のライン!典型的なラテンダンサーだそうです。そして、リーダーのシャルルがとにかく素晴しい!こちらで二人のルンバの映像がご覧いただけますが、驚異的な回転です!!ちなみに、ヨーロッパでダンスが盛んなのは東ヨーロッパ諸国、イギリス、ドイツ、イタリアです。フランスからこんなすごいカップルが出てきたのはちょっと驚きでした。ただ、おそらく彼らはフランスではレッスンを受けていないと考えられます。エレーナがロシア人なので、モスクワでレッスンしている可能性が高そうですね。ラテンならモスクワかロンドン、スタンダードならイタリアに習いに行け、と言われる時代です。私たちもイタリアまでレッスンに行ったことがありますが、時間もお金もかかって本当に大変でした。でも、イタリアまでレッスンに行く価値ってやっぱりあるんですよね~。シャルルとエレーナの今後の活躍が本当に楽しみです!!また来年私の住む街で開催されるIDSFユースオープンに来てくれるとうれしいのですが。。。↓ルンバを踊る二人の写真です。素敵ですね~
2007.11.08
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フランコ・フォーミカは3回も世界チャンピオンのタイトルを獲得した超有名ダンサーですが、新パートナーのオクサナ・レベデワをご存知の方って案外少ないのではないでしょうか?それもそのはず、オクサナはフランコと組む前はユース(16歳~18歳)のナショナルチャンピオンで世界ユースのファイナリストだったのです。ジュニアの時代には当時のリーダーのセルゲイ・オセイチュークと世界チャンピオンのタイトルも獲得しています。実は、私はオクサナがユースで活躍していたころから彼女の大ファンでした。お母様はもとバレリーナだそうで、子供のころからバレエ教育を受けていたそうです。しなやかで柔軟な動きは本当に素晴らしい!セルゲイ・オセイチュークと踊っていたころから、彼らが競技会のフロアに出てくると、他のカップルは完全な引き立て役でした。残念ながらブラックプールやロンドンインターのプロラテンでは準決勝止まりですが、これはオクサナの経験の浅さと若さを考慮してのことだと思います。フランコは、ブライアン・ワトソンが引退した今では世界最高の男性ラテンダンサーですし、あと数年もしたら二人は必ずプロで決勝入りすると思います。こちらはフランコとオクサナの情熱的なルンバのデモ映像です。美しい・・・そうそう、アマチュア時代のフランコの衝撃映像?です。ジャーマンオープンのルンバでの出来事です(パートナーはO.ニキフォロヴァ)。こんなすごいアドリブ、フランコだからできるんですよね~。フランコとオクサナのパソの写真です。
2007.10.13
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ご存知の方も多いと思われますが、イタリアを除き、ヨーロッパではダンス界の中心はアマチュアです。ヨーロッパのアマチュアは層が厚く、プロよりも高い実力を持つ選手がたくさんいます。実際、ブラックプールなどのプロの試合では本当に上手いのはTop48以上だと言われているそうです。(行ったことがないので良くわかりませんが、プロはレベルの差が激しいそうです)でも、アマチュアでは本当にレベルの高い選手が300組以上出てきます。特にイタリア、ドイツ、ロシアには高い実力を持った選手がひしめき合っています。日本でも有名なトッププロの選手を紹介しても余り興味深くないと思うので、ここでは日本ではあまり知られていない、私が個人的に注目しているダンサーたちを紹介したいと思います。スティパンとターシャは、ドイツのユース(16~18歳までの部)のトップ選手で、2007年の世界選手権代表に選ばれた素晴しいカップルです。二人の踊りはとにかく音楽的!こちらで二人の世界選手権のときの映像をご覧いただけます。実はこの映像のリンクは、アメリカでプロとして活躍するロシア人の友人に送ってもらいました。会社で仕事している最中にいきなりスカイプで送られてきたので、当然ながら音なしで映像だけを見る羽目に・・・ところが!曲がないのに、動きだけで音楽が見えるのです!!!!私たちのタンゴの映像なんて、音消したらスローフォックストロットにしか見えません。やはりトップ選手ってすごいです!!私たちも、いつの日にかは彼らのような素晴しい音楽性を表現できるようになりたいと思います。ちなみに、ターシャってとても美人です。実はたまたま一緒に練習したこともあるのですが、すっぴんも美人で、とても17歳には見えませんでした。↓は今年のジャーマンオープンのときの写真です。ドレスのセンスも素敵です~
2007.10.11
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