おとぼけ香港生活から脱皮

おとぼけ香港生活から脱皮

豊のアホ!!


かなりへべれけになるまで飲んだこともあった。

当時の豊は調子付いて酒癖が悪かった。←(今は悪くありません)

豊はやくざ映画が好きとあって、
大阪がお好きなようで酔っ払った勢いで、
きっと関西人には白い目で見られるであろう
関西弁をしゃべりまくっていた。

きっと、ドンにでもなったつもりなのだろうか・・

そして、その日も金曜日とあってミナミで
食べ飲み放題をしていた。

その帰り道、地下鉄で帰ろうとアーケードを
歩いていたら、流しがギター片手に歌を歌っていた。
豊は自分の知っている歌とあって足を止め、
流しの横に座り込み一緒になって歌い始めた。

そして、歌をリクエストしては流しよりも
大きな声で歌っていた。

そして
「歌、きいたってやー」と客引きを始める始末・・・

「ね、ちょっと、彼の歌きいたってや~」

そして、個人を指名しては誘うのである。

「ね、おねえちゃん!歌きいたって!」

「おい、そこのばばあ、俺の歌きいたって!」←(俺の歌?)

すると、その呼び止められたおばさんは
ギロッと振り返ると睨んできた。
酔っ払った豊を見て去って行く。


おい、いい加減にしてくれよ!(激怒)


それから、更に客引きを続ける豊。←(人の言うことは聞かない)

そして、アーケードの中を突進するジープに
豊は大声を出して言い放った。

「おい!デブ!!俺の歌きいたって!!!!」


スピードを上げて過ぎ去って行ったジープだが
ピタリと停まると勢いよくバックしてきた。

げげっ!!!!! 幌がない!!!!!!!

運転していた兄ちゃん、ジープから降りてきて

「なんだと!!!?(青筋)」

やっぱり聞こえてましたか!


そして、恐る恐る、怒りに満ちて仁王立ちする兄ちゃんを見ると
短パンの下から刺青が見えた。


ひぃぃぃぃ~~~~
ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい

   ↑
(心の中で叫んでいる)

私は一気に血の気が引き、豊がこのまま殴り殺される
のでははいかと恐怖を感じぜぬにはいられなかった。


なんてことしてくれるんだぁ~~~(涙)

今にも乱闘が起こるのではないかと不安でたまらなかったが
うれしいことに流しの兄ちゃんが豊に代わって
何度も何度も謝ってくれた。

流しの兄ちゃん、ありがとう(涙)

そして、何事もなくシープが去って行き、
豊の顔を見ると泥酔していた豊が
人ごとのようにぼ~~っとしている。


あほんだら!!!!!(怒)




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