2003年01月25日
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【靴屋のマルティン】

トルストイのこの話はどういう内容か,紹介しましょう.
ある町にマルティン・アフデューイチという靴屋さんが
住んでいました.
彼は窓が一つしかない地下室に住み,いつもその窓から,
通り過ぎて行く人々の足だけを見ながら生活していました.
実直で人々から信用され,良い仕事をしながら生きて
いたのです.
ところが,息子を失い絶望の淵に落ちてしまいます.
その時に聖書を読むことを勧められ,やがて彼は聖書の
言葉に魅せられ,信仰を持つようになります.
ある夜,「明日わたしがお前の所に行くから」という
主イエスの言葉を聞きます.
靴屋のマルティンは,その翌日,朝から主の来られるのを
待ち望みました.
そして待っている間に,雪かきをしている友人にお茶を
出し,赤ちゃんを抱く女の人にシチューとパンを与え,
古い外套(がいとう)を与えます.
またリンゴを盗もうとした男の子を助け,リンゴ売りの
おばさんにはリンゴの代金を支払います.
そして一日が何事もなく過ぎてしまいました.
とうとう主はあらわれませんでした.
しかし彼はその夜,「これがわたしだよ」という主の
声を聞きます.
それと共に,今日マルティンが助けてあげた人たちの顔が
次々と目の前に浮かんできたのです.
そしてその時,彼が開いた聖書に,この聖書の言葉
(【羊と山羊のたとえ】)
「わたしの兄弟であるこの最も小さい者の一人にしたのは,
わたしにしてくれたことなのである.」が記されていました.
キリストの到来を待った一人の男が,その信仰のなかで
おこなった「愛の業」が主の喜びたもうところとなり,
彼はイエスに出会う者になったというのです.

[イエスの譬話 {船本弘毅 書}より]





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最終更新日  2003年01月26日 02時06分24秒
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