地球人スピリット・ジャーナル1.0

地球人スピリット・ジャーナル1.0

2007.01.06
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カテゴリ: シンギュラリティ

「ロボットの文化誌」
馬場伸彦・編 2004/12 森話社


「ネ ット社会と未来」をテーマに108冊の本を読んでみたところ、その未来像として、二つのイメージが湧いてきた。一つは巨大な子宮や羊水を思わせるマトリックスの世界であり、もうひとつは、人工頭脳、人工知能という世界のイメージであった。ある意味「セックスから超意識へ」というOshoの本のタイトルを思い出したのだが、それはまぁ余談としても、そこから生まれてくるものとはなんだろうと思ったらロボットが思い出された。

 そこでロボットをテーマとして本をさがしてみると、あるある、あれ~なんでこんなに隣にある本を見逃していたの、というくらい沢山の本がある。なるほどロボットか、と思ってこの本をめくってみると、まさに私が読みたいと思っていた内容をほぼまとめてくれていたような本だった。

『マトリックス』 において印象的だったのは、仮想現実(マトリックス)と現実世界を接続させる配線や構造が剥き出しになった装置の類であった。あるいはまた重機械工業を思わせる地下都市のいかにも機械然とした古めかしい光景だった。それらは、複雑であるが、視覚的に理解しやすい「機械のある風景」であり、イメージに覆われた仮想のマトリックス世界をと比較して、優れて具体的で触覚的な世界であった。  P12

 私のイメージはここでいうところの「イメージに覆われた仮想のマトリックス世界」なのだが、ロボットは「地下都市のいかにも機械然とした古めかしい光景」の延長線上に存在するマスコットのようなイメージがあった。しかしこの本は、そのような私のいままでの偏ったうえに限定的な私のロボット像をいとも簡単に破ってくれた。

『マトリックス』 のなかで、仮想世界が機構を直接的に感覚することのできない現代都市に描かれ、現実世界が構造を剥き出しにした機械だらけだったことを思い出してほしい。基本的に仮想でしかない映画表現において、仮想世界と(映画内の)現実世界とを描き分けることは難しく、そのためリアリティと密接な関係にある「機械だらけの環境」を対置させることが、現実世界であることを観客に印象づけるために有効となる。機械とは実在であり、安定した物質世界を構成する一因子にほかならない。 p16

 『A.I』『未来との遭遇』『2001年宇宙の旅』などなどの映画作品がそのほか沢山登場する。

『ブ レード・ランナー』 を挙げるまでもなく、ロボットの<死>の問題は、人間の<死>の問題へと容易に転換される。つまり、ロボットの<死>の問題は人間の<死>への関心を招きよせる手がかり以上のものではない。どうやらキリスト教圏における、こうした問題に対する想像力は芽を出しこそすれ、成長する機会には恵まれていないようである。 p226

 漫画の鉄腕アトムが誕生したと言われる2003年までに、人類は、現実の「鉄腕アトム」を生み出すことはできなかったけど、ロボット研究は極めて速い速度で進行しているようだ。私が初めて本田技研の二足歩行のロボットを見たのは1998年だった。PTA役員をしていた中学校の生徒が本田のロボット研究所に手紙を書いたところ、そのロボットを4トントラックのコンテナにロボット一体を積んでやってきてくれたのだ。(生徒が手紙を書いたことになっているが、実は私達PTA役員の裏企画だったのだが)

 当時はまだアシモという名前もついておらず、また、本体はもってきてくれたが、歩行はしなかった。当時はまだ本田技研も大々的に発表もしなかったので、本来はマスコミも呼びたかったが、それは本田との約束で出来なかった。でも、その研究過程のビデオを生徒全体の前で上映してくれたのだった。あれから日本のロボット文化は、はるかに進んでいる。

 どこまで行っているのか、少し気になってきた。





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Last updated  2009.02.06 22:50:59
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